森博嗣のレビュー一覧
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先日読んだ、「「やりがいのある仕事」という幻想」という本が面白かったため、こちらの本も、タイトルにひかれ、手に取りました。
森さんは、かつて国立大学の教授でした。
趣味の鉄道模型の費用を稼ぐため、小説を書き始め、
小説がヒットして大もうけし、大学を退職し、趣味に生きている人です。夢のような人生です。
この本には、現在、叶えたい夢がある人には、夢の叶え方が、夢がない人には、その見つけ方が書かれています。私が印象に残ったのは、下記のとおり。
職業的な夢は、他者との競争になるので、趣味的な夢がよい。夢を実現するために、大事なこと…
・自分の夢を知っている
・自分が何をしたいのか、明確なビジョンを持っている
夢を実現すめための方法
・夢のため、1歩でもいいから前進する
・考えたことを順番に実行する
どのようなものを夢として選んだらよいか…
手が届きそうなもの
人の評価を待たない
自分の価値を高めることを目的とする
仕事でなければ、自分の価値は、自分で見定めればよい
人からなんと言われようと知ったことではない -
Posted by ブクログ
ネタバレ読みやすいけれど、理解しているかというとそうでもないのだろうな。。。
ウォーカロンがより人間らしく、というのがテーマの一つだが
人間だって改造していくとより機械に近づいている、と言えるかもしれない。
あまり人間らしいと感じなかった主人公を警護する女性が
だんだん可愛らしくなっている。。
というのが一番の感想なので。
博士の、こういう行動は人間だからこそだ、と思ったり、「機会だからそんな事はしませんと」なるシーンで なるほど。。 とも思う。
映像化してくれないだろうか。。。
でもイノセントほど殺伐とした世界ではなく、どことなくほんわかしてしまうので森氏のなせる業だのだろうか。。 -
Posted by ブクログ
ネタバレタイトルが秀逸。
子供を産む人間がまだ残っているナクチュで起きる色々。
「人類のインテリジェンスの時間的限界とはどの程度か、精神はどれくらいまで崩壊せずに耐えられるのか、という問題だ。」
作者に対してすごいなぁと思うのは、人が長寿を得、代わりに子が成せなくなった社会。
人に近しい機械ウォーカロンとの識別。
こういった大きなテーマの中で見えなくなりがちな本質?のようなものを、しっかりつらまえている所だ。
この一文は、ポンと置かれた一文だったけれど、ものすごくゾッとする深みを持っている。
最後に、マガタ博士との再会?を果たすのだが、そこでも、人間が「間違えた」道を戻るにはどうすれば良いか、という台詞を呟く。
私たちは一時の過ちは犯すけれども、取り返しのつかない失敗などしないように思っている。
失敗は、時間さえかければチャラになる、と。
果たしてそうなのか?という疑問の石が置かれたように思った。 -
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ネタバレWシリーズの第4巻~ハギリ博士がニュークリア正面玄関に差し掛かると聞こえた声は「デボラ、眠っているの?」だった。少女が警備を解除し,ウグイを無力にして,内部へ潜入したが,地下深くまで進んで,電池切れのように倒れた。イシカワの元研究員でチベット奥地で暮らしていたタナカは,その正体がデボラというトランスファーだという。兵器として開発されたもので,ネットワークを介してウォーカロンを支配し,人にも埋め込まれているメモリで交信が可能だ。ヴォッシュに相談すると,フランス西海岸でスーパコンピュータが見つかり,神殿のスーパコンピュータ・アミラとも盛んに交信しているという。そのコンピュータを見に行くと,ベルベットと名付けられたスーパ・コンピュータがウォーカロンの修道僧と操って攻撃を仕掛けてきた。デボラはサリノを呼び出し,ベルベットのシェルの破壊に乗り出す。酸欠でサリノの肉体は死に,ヴォッシュに従うウォーカロン・ペィシェスを使って反撃にでるが,持ち込まれたルータを放り出して事なきを得,サリノが蘇生して,デボラも復活した~出向いた先はモン・サン・ミッシェルだね。前回の表紙はヨットだったので,今回は読む前に気がついた。人口増加はエントロピーの増大。電子戦…人間が私腹を肥やしたい・権力を欲するが故に創り出したものだ。P146「彼らは、そろそろ人間社会のスイッチをオフにしても良いと考え始めています」「どうして、そんなふうに考えるの?」「エネルギィの無駄だからです」「それは、なるほど、そのとおりだね」
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ノンシリーズの森博嗣とは知らずに読んでいたので、いつ誰が誰って繋がるのかとdkdkwkwk!!1
ノンシリーズだったのですけどね。はい。
子供の視点からのミステリで、何だか複雑な気持ちになったのです。
実際に子供がそう思っていたならば「なるほd。コドモの心理ってそう言うものなのかあ……」って感心しそうなものなのですが
何せ中の人は森博嗣。
乙一のデビュー作みたいな気持ちで読んだらいいのかな?とも思ったのですが、あれは本当に乙一は子供だったし……
じゃあ、道尾の向日葵っぽい感じかな?とも思ったのですが、どうも何か違うのですよ。
子供がとってもコドモなのですよね。
子供の心理が本当に野生のコドモなのですよね。
結論としては、「きっと森博嗣が子供だったらこんな風??」……と言う分けの分からない気持ちで読んだのでした。
そう前提してみると、
子供ながらの気持ちの流れとか、揺れとか、心配することや突っ込みの内容がなかなかシニカルだったり幼かったりで、結構ニヤニヤだったのですよ。
ちゃんと大人の世界を雰囲気だけでも汲み取っているところとか
大人の関係を想像したりするところとか
大人主人公だったらこう言う瑞々しい?感じにならないのですよね
ミステリとしては、余り印象深くはないのですが、少年と伯爵の繋がりがとても「いいなぁ」とほんわかしてしまうお話だったのです -
Posted by ブクログ
恥ずかしながら、この本を読むまで作者のことは、知りませんでした。タイトルから少し離れるのかもしれませんが、小説の正体は、何かを文章として簡潔に表現されていると思います。
第2章の中で、「小説は、家庭用品などの実用品ではない。人間の感性を売りものにした芸術的な商品」とあり「新しさ」と述べられています。その点から、「さらに生産する理由」を考える必要があると著者は、言ってますが、素晴らしい古典が多々あるなか、重要な点だと思います。
第4章の中で、世界の中で小説がない国があるが、「どの文化にも、物語の伝承はある。」とし、人間は、「物語に耳を傾ける好奇心と、そこに美しさ、勇気、優しさ、醜さを見出だす感性は、人間という種の優れた機能の一つである。」と述べているのですが、簡潔にして明瞭な一文だと思います。
「なにも混ざっていない小説の美しさは、読んでいるときに素晴らしく酔えて、本を閉じたときにすべてたちまち消えるものである。」にハッとしました。谷崎潤一郎『細雪』がこれだと感じたからです。『細雪』をどう表現したらよいのか、考えていたのでスッキリしました。テーマがどうこうではないですよね。
第1章の中で、「多くの人は、ただ本をひたすら読むだけで満足しているようだ。中略 僕の場合、一冊読めば、一週間はそれについてあれこれ考えたくなる。」とありますが、とても反省させらました。