森博嗣のレビュー一覧

  • ペガサスの解は虚栄か? Did Pegasus Answer the Vanity?

    Posted by ブクログ

    人間、ウォーカロン、クローンの区別がいよいよ曖昧になっている前提で、遺伝子情報のパーセンテージをヒントに、誰が誰と誰の子だけど、一方は子供ができないという条件を提示し、その矛盾を読者に解かせる、いわいるミステリーの一分野なんだけど、ちょっともう登場人物が多くて理解が追いつきませんでした。

    あと、ペガサスという人工知能が出てきたけど、彼が打ち明けた話でうまくミスリードさせられました。

    しかし、最近の人工知能の機械学習の進歩を見てると、本書の中の、「AIは演算速度は速くて深いけど、ふとした盲点を人間が見つける」というパートナー関係も成立しなくなりそうで末恐ろしい。

    0
    2018年03月30日
  • つぶさにミルフィーユ The cream of the notes 6

    Posted by ブクログ

    覚えて忘れることは、なにも覚えないことよりもずっと価値がある。それは、生まれて死ぬという生命の価値と等価だろう。 揶揄されているのか賞賛されているのかはわからない データの有無だけを問題にするのは馬鹿げている。 魅力があるように装飾された都会の虚構 突然訪れる不幸もあるし、予想外の幸せもある。 マイナさを武器にして、作家になったけど、マイナさが際立つのは、それに見向きもしない大勢が存在するおかげである。 田舎ほど土着意識は高い 万物は流転するのだ 一言コミュニケーションを取ってくれたら防げたトラブルなのに そこまで、考えて、黙っているのであるから、知能犯といえる。 雀が号泣する程度には売れるようになった 諧謔を弄する=ウィットやユーモアに富んだ あなたにとってその道に価値があったと感じるのは、単なるノスタルジィであり、客観的なノウハウとはいえない。 自分と同じ捉え方をして欲しいというのはエゴであるばかりか、不利益を導く。違うものの見方をする人間の方が、お互いにとって有益なのである。 この「損をしたくない」精神が、大勢が群れを成す動機の一つとなる。つまり、みんなと一緒でいれば、「自分だけ」損することがないはず、という安心感を生むのである。 大きな得は、事前の小さな損から生まれるものだ。その場その場の損得ではなく、トータルの収支を見越して生きることが、人間だけにできる、人間らしい生き方だろう。 オリジナル栞を入れた理由は、古本売買への対策。 背に腹はかえられない 妥協の選択に過ぎない 歪曲して報道するよりはましだ 死んだ情報を間に受けていると、生きている人間を見誤ることになる。 血湧き肉躍る活劇 抱腹絶倒のドタバタでもない 暗中模索作家 ここへ来て良かった、という肯定こそ、幸せの手法である。 スポーツというのは、勝つこと、競争することが主たる動機となる。否、人間がやる気を出すのは、悉くこれではないだろうか。相手を打ち負かす、自分が上に立つ、そのために日常の生活ではほとんど必要のない力を発揮することができる。努力をし、忍耐し、挫折しない強さは、つまりは争いから生じるのか。負けることを、死ぬことに近い感覚として捉えれば、これこそ死に物狂いになれるシンプルな条件といえるだろう。 泡沫ほうまつ

    0
    2018年04月22日
  • 朽ちる散る落ちる Rot off and Drop away

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    なんだかスケールのデカい話だった。
    遠心力の話。
    宇宙での話がただの事実隠しだったのは残念だったなぁ。
    結局練無って何者なんだろ・・・?
    ラスト1冊なのに謎のままなことが多すぎる。。。
    回収するんだろうか・・・。
    し無さそう(苦笑)。
    引っかかった一文。
    『正しい、というのは、そちらの方が強い、という意味に、限りなく近い。』

    0
    2018年03月23日
  • 暗闇・キッス・それだけで Only the Darkness or Her Kiss

    Posted by ブクログ

    淡々と進んで、終わっていった。
    スッキリはしなかった。

    そういえば、森博嗣を読むのは20年ぶりぐらいだった。昔、読んで合わないなーと思ったのだった(京極にはまっていたこともり)。

    今回は借りた本だったのだけど、貸してくれた人がウィリアムはスティーブ・ジョブズのイメージと言っていたので、私もそれで脳内再生されてしまった!

    0
    2018年03月11日
  • MORI Magazine

    Posted by ブクログ

    森博嗣ファンのための雑誌。「森博嗣に少しでも不安がある方には絶対おすすめしません」と書いてある笑。読者のお悩み相談に対して「よろしいんじゃないでしょうか」とバッサリ答える森氏。身も蓋もない。なんでこの企画にしたんだー。こんなふざけた雑誌だけど、これは森氏にとっては遊びではなくお金稼ぎのための「仕事」なんだよな。ジャイロモノレールという、一本の線路を走る鉄道は、森氏が世界の第一人者らしい。趣味を極めているなぁ。

    0
    2018年02月24日
  • つぶさにミルフィーユ The cream of the notes 6

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    クリームシリーズ第6弾~・何を言っても相槌に「ウソ」を連発する人がいて、話している方もだんだん自分が嘘つきなのだと洗脳されそうだ・場所がずれて、欠課として予報が当たらなかったという言い訳をするため(ゲリラ豪雨)・「びっくり」には、善悪の意味がないので、使い勝手がよいのである・なにかというと「上が悪い」と愚痴る人がいるものだが、そういう人は上に立った経験がないし、又、上に立つには能力不足であることは確かである・こういうことが非常に多い。一言コミュニケーションを取ってくれたら防げたトラブルなのに、と思うのだ。彼女のパターンは、僕が言ったことに口答えせず、黙って引くこと。なにか確固たる理由があっても引く。それであとから問題になって、僕の私的が不適切だったことが明るみに出る・反対に反対しても、賛成ではない・人が集まっていることの脆弱性・カバーに登場人物の絵が描かれているものがラノベである(つまり登場人物をイメージする手助けをしているビジュアル情報が存在すること)・彼女の辞書に予定という言葉はない・セイロン,それは君が見たインド・好き嫌いによる行動よりも,損得による行動の方が一般的に本気度が高い・得したい,が駄目ならば,損をしたくない,となる・オリジナル栞を入れた理由は,古本売買への対策・我を忘れる、自分を見失う・一枚羽根のプロペラが存在する(反対側にカウンタウェイトを付ける)・累計発行部数が1500万部を超えた・活字には重みがあった。馬鹿な文章を活字にしている余裕などなかったからだ・ピクトグラムのゴミ箱は、電話やカメラよりも耐久性のある存在だったということだ・こういうことをわざわざ書いているのは…エッセィを書く仕事をしているので、言わなくても良いことでページを埋めている…自分の周辺を静観した状況説明である・「キリの悪いところで作業を切り上げる」(やる気の貯金…但しデフレでマイナス金利)・情報は死んでいる・いつまでも生きている思い出を持っていたかったら、記録しないことだ・奥様は、普段はけっしてバックをしない。ご自分でも、「バックしない女」と豪語されていたのだ~ タイトルが、だんだん何だかわからなくってくる。栞は古本対策だったのかぁ

    0
    2018年02月07日
  • つぶさにミルフィーユ The cream of the notes 6

    Posted by ブクログ

    201712/自分と違う視点があったり、自分で思ってても言語化できなかったことが簡潔に表現されてたり、で毎回楽しんでるシリーズ。

    0
    2018年01月28日
  • 作家の収支

    Posted by ブクログ

    小説家個人の経済状況を具体的な事例として知ることができ、視野が広がった気がする。小説家しかり、芸能人しかり、いわゆる著名人と言われる人がどのように資産を構築するのか、ということについて何となくイメージすることができた。
    私は小説家志望ではない。なれるとも思わないし、なりたいとも思わない。そういった形でお金を稼ぎたいとも思わない。でも、世の中のクリエイティブクラスの人たち、はどうやってお金を稼ぎ、どういう生活をし、どうやって働いているのか、ということが分かったし、これからの世の中、マックジョブでは生きていけないので、何らかクリエイティブな職業、活動が必要になるに違いない、と強く感じた。

    0
    2018年01月23日
  • 夢の叶え方を知っていますか?

    Posted by ブクログ

    人の夢はそれぞれであり、作者に否定されたくない。
    作者は、成功者であるから言える事であって、全ての人にあてはまらない。
    すべてがお金であるとは言わないが、お金がないと叶えられない夢がたくさんある。
    小説家として成功してお金持ちになった作者から言われても心が響かなかった。

    0
    2018年01月21日
  • MORI Magazine

    Posted by ブクログ

    森さんの小説も新書も面白かったので、購入。
    せっかくの「雑誌」なので、電子ではなく紙ベースで買おう!と本屋さんを探すと……まぁ見つからない(笑)
    結局ネットで紙ベースを買いました。
    電子でもよかったかな……でも、表紙がいいキレイなので満足。
    内容は、まぁいつもの森さん(笑)ブレないねー。
    バッサバッサ切っていく話を小気味好く読みながら、時々「うわぁ」となるのがよい。
    個人的には「スマホがペースメーカー」「人に甘えろという押し付け」あたりがうわぁ、と(笑)
    次回も楽しみ。

    0
    2018年01月20日
  • 小説家という職業

    Posted by ブクログ

    小説家とはどういうものなのか。なるためには書くことが大事であり。またなってからどのようにするのかなどが書かれている。また、出版界の締め切りを守らない悪習について言及している部分はなるほどと思わせるものだった。しかし、読書はするなという部分は納得いかなかった。

    0
    2018年01月06日
  • 目薬αで殺菌します DISINFECTANT α FOR THE EYES

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    3
    加部谷が3年になっている。劇物入りの目薬が出回る。四季の人体実験、四季は新しい生き物をつくろうとしていて、人類と四季の分類。加部谷が海月にアプローチ。少しずつシリーズ全体の真相に近づいていきそうな感じ。なかなか面白い。「牛を最初に食べた人は死んだと思うよ。昔だから。」

    0
    2018年01月06日
  • ηなのに夢のよう DREAMILY IN SPITE OF η

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    3
    連続自殺の話。地上12mの松の木の上など通常でないところで首吊りが。池の真ん中やラブちゃんのベランダ。萌絵の両親の飛行機事故の話と四季との関連、萌自身も両親の事故に向き合い始める。飼い犬トーマの死。
    無差別殺人は嫌なので納得できる動機、加害者のなんらかの正当性を期待する。防げるという幻想を持ちたい。愛のベランダでの自殺事件を機に、反町愛と金子が結婚。久慈博士と紅子、沓掛が妃真加島(ひまかじま)へいき調査。四季が隠れたいたよう。保呂草=椙田の事務所を赤柳が訪問。集団自殺は四季によるマウスの実験か。自殺は若者より老人が多いらしい。自分で今と決めて死にたいと考えるのはそんなに不思議ではないと紅子。
    謎の組織の活動やキャラの謎はまだ見えない。次が気になる感じ。なかなか面白い。

    0
    2018年01月06日
  • λに歯がない λ HAS NO TEETH

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    3
    国枝研究室が共同研究をするT建設技研内での殺人事件。4人ともポケットにλに歯がないというカード。また、4人とも強制的に歯が抜かれていた。四季の話も。死んだ人間ももう一度生かす的な。自殺することで社会に認めてもらおうという動機。両親の飛行機事故に対して萌絵が少しずつ考えるように。謎の男葛西と保呂草のやりとり。梶間所長の復讐を含む殺人だが、自殺の部分もあり謎は残る。なかなか面白い。

    0
    2018年01月06日
  • εに誓って SWEARING ON SOLEMN ε

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    3
    山吹と加部谷が東京→中部国際空港行の高速バスでバスジャックに遭う話。乗客名簿のεに誓ってという団体客名。各乗客の心理が描かれており、εをネット等で見て扇動されている感じ。集団自殺思想。バスは2台あったらしい。警察による囮作戦、携帯による起爆、トンネル。四季シリーズにある肉体と精神、精神はずっと残る的なことか。四季を追っている公安の沓掛が登場。好奇心は支配欲と似ている。知るという行為は情報を自分のものにする、ある種の支配。φ、θ、τ、εとつながりがあるのでは、同じ団体が発しているのでは、四季が関わっているのでは。色々と示唆がある。破壊感情が人間にはある、それがいけないという強固な社会観念がその証明ではないか。理由があるから殺すのはなく殺すための理由を探している。謎の組織の活動やキャラの謎はまだ見えない。次が気になる感じ。なかなか面白い。

    0
    2018年01月06日
  • τになるまで待って PLEASE STAY UNTIL τ

    Posted by ブクログ

    3
    Gシリーズ3作。MNIが関わる超能力者神居静哉が別荘の伽羅離館で殺される。死ぬ直前まで聞いていたラジオドラマτになるまで待って。ギリシア文字が絡んだ、自殺ないし自殺的殺人。MNI、佐織、四季もウラにみえ隠れ。神居は元MNI事務長の木俣に見出されたよう。伽羅離館には衛生通信基地らしき設備があったよう。赤柳は佐々木睦子に付け髭であることを見抜かれる。謎の組織の活動やキャラの謎はまだ見えない。次が気になる感じ。なかなか面白い。

    0
    2018年01月06日
  • サイタ×サイタ EXPLOSIVE

    Posted by ブクログ

    『演じていることと、演じていないことの区別が、あなたにはつくのですか』

    Xシリーズ第5弾。前作のムカシ×ムカシが良かっただけに、少々落胆を禁じ得ない。せめて、チューリップをもうちょっと横展開して欲しかった。しかしまあ、Xシリーズ特有の大衆テイストに戻ったと捉えるべきなのか。

    0
    2018年01月05日
  • 工学部・水柿助教授の日常 The Ordinary of Dr.Mizukaki

    Posted by ブクログ

    エッセイ風の小説。明らかに森博嗣っぽい水柿くんが主人公。
    森さんらしさ満開で、ものすごごく好きなフレーズたくさんなんだけど、合間合間にちょっとダレちゃう部分もあるかな。ゆったり隙間時間に読むのがオススメ。

    0
    2017年12月26日
  • 今夜はパラシュート博物館へ THE LAST DIVE TO PARACHUTE MUSEUM

    Posted by ブクログ

    ⌈ぶるぶる人形にうってつけの夜⌋練無のキャラクターはやっぱり物語によく映える。取り留めのないことばかり考えているようでいて、実は切れ者な一面を見せるのも格好いい。

    0
    2017年12月18日
  • つぶさにミルフィーユ The cream of the notes 6

    Posted by ブクログ

    "しかし、この場合「気づいたこと」つまり知識に価値があるのではない。「気づいた」というその体感だけが、各自の身に付く。"
    この6年間、師走に必ず続けていることは、クリスマスを祝うことではなく、呪うことでもなく、大掃除でも、年越しそばでも、紅白とかガキの使いとかでもなく、毎年年末に発売されるクリームシリーズを読むことだった。と、いうことに気づいて若干誇らしい6作目。

    0
    2017年12月17日