森博嗣のレビュー一覧
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ネタバレ3
WWシリーズ2弾。バーチャルと現実の違いがテーマ。人工知能が神であるバーチャル。アリスワールドという仮想空間がシステム障害。ログインできないことで自殺者が増加。ドイツと日本の情報局からの依頼でグアトとロジがアリスシステムへ。アリスとくまさん。アリスから政治スキャンダルの基板を土産に日本に亡命したいと。バーチャルと現実で情報局を欺く作戦。グアトも同時に騙され曖昧に。落合先のスイスではシステムの中にいた船長モリス。彼が開発者。シリーズとしての進展はあまりない印象。
オーロラは情報局員になった模様。
グアトが混乱したホテルのルームサービスでの真実。ロジからのナイフのプレゼントとトラブルが微笑ましい。
モリスとともにいたチェスが強い美女、グアトは彼と言った人物。ネットによるとアネバネか。確かに。 -
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ネタバレ3
WWシリーズ1弾。ドイツに来て1年7か月、楽器職人としてドイツで暮らすグアトことハギリと、ロジことウグイ。刀を持ったデミアンなる謎のウォーカロン、ロイディを探していると。グアトとロジが誰か分かるのに暫く時間がかかる。本文中では結局出てこない。グアトについていくためロジは情報局を研修という形で海外派遣の身分となった。サリノはセリン。ドイツの情報局員ヘルゲンとドイツの博物館館長ミュラ。ミュラはヘルゲンでありデミアン。引き続きで謎を追う長い物語。
デミアンはエジプトでロイディを輸送したことを知っていた。統合する前のウォーカロンメーカーHIXで実験的に製造された戦闘タイプ。戦闘及び諜報活動のために開発され同型が十数体作られた。
ヴォッシュはドイツにおりグアトとも連絡を取っている。クジ博士はヴォッシュよりも少し年上くらいらしい。ペイシェンス/パティは元々フランスにおりロイディについていき日本に行ったらしい。その後、エジプトにも共に渡り、パティはドイツで保護された。
Wシリーズの最期にあった生殖が可能になる治療の続報はないらしい。ゆっくりな感じ。
モレルはサリノを見てミチルと呼んだ。
日本に持ち込まれた冷凍保存の王子とデミアンは似ている。 -
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ネタバレ3
Wシリーズ10弾にして最終巻。キョートでの国際会議で、人口増加に資する研究成果を発表しようとするウォーカロンメーカー連合WHITE。発表を阻止しようとする情報局。逆に拉致されるハギリとウグイ。二人での逃避行。最初はロボットのようだったというハギリの印象とこれまでのウグイの変化が微笑ましい。タイトルはウグイにピッタリな感じ。最後の女医を通した2人の両思いの話も面白い。ヒトと技術の未来に課題を残しつつとりあえず終わり。
人口増加に資する技術。人工細胞を入れた人間の体に対して、少しずつ生殖可能な臓器や細胞に入れ替えていく技術。ウォーカロンメーカーは人間の臓器をつくるようになるだろうと。
自分の子孫がほしいか。究極的には人種差別。 -
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ネタバレ3
Wシリーズ第9弾。日本唯一のウォーカロンメーカーイシカワの社長や関係者を乗せた飛行機が行方不明に。一方で九州アソにあるイシカワの開発施設が武装集団に襲われ、派遣されたハギリ。そこはキガタの育った場所。中学時代の教師ロボットオーガスタ。もぬけの殻のメインコンピューターカンナ。スペースステーションに命懸けで向おうとするウグイをムキに止めるハギリ。反対するハギリに対して結局キガタが向う。カンナと交流するキガタ。身売り拒否とカンナも含めた集団自殺。行方不明も襲撃もカンナ絡みの結果。キョートの国立博物館のクジコレクション。シキが持ち去ったロボットロイディの写真。他人格な人工知能の統合システムによって切り捨てられる部分への哀愁、人工知能の自殺という展開、ウグイとハギリの関係も親密になり掛け合いも面白い。
トランスファの実体は分散型の機能実行プログラム。タナカ博士は元イシカワ。ウォーカロンは一般に集団行動の時にリーダーに従う習性があるが、好意は抱かない。ポストインストール時のモラルの尊重が影響。人間は支配されると好意が芽生えることがある。
オーガスタのロボット埋め込まれたチップ。合言葉のサリノの渾名サッチャン。
次巻でもう少しカンナの思惑への推測が示唆される。生殖に関する研究成果に成功したイシカワ。それが広がった社会を憂いカンナがWHITEにチップが渡らないように画策した結果という説も。 -
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ネタバレ3
Wシリーズ8弾。人間を殺した最初の人工知能と呼ばれる軍事用AIイマン。フランスの修道院のベルベットとの通信履歴。エジプトを訪問するハギリ。一方でナクチュのジュラの冷凍遺体が行方不明に。調査段階で過去に100年シリーズとのリンクが面白い。イマンの交信先の最終地である南極の民間施設へ。144基のイマンと同じコンピュータによる共通思考クリスティナと200歳以上のジャン・ルウ・ドリィ・モレル・マイカ・ジュク。再びエジプトでモレルとマガタシキ。ロイディの回収。100年シリーズとのリンクが激しくなかなか面白い。
マガタシキの共通思考。生命体を排除した人工知能による新秩序の可能性。エネルギーの最省力化。
100年シリーズとのリンク。メグツシュカ。デボラの母親。王子ジュラはデボラの長男。メグツシュカはナクチュからフランスに移った。メグツシュカとマガタシキのリンク。子音MGTSKが同じ。カンマパの先祖。
南極の施設内にある研究所の出資者は資産家のジャン・ルー・モレル。フランスの修道院のオーナーでもある。自殺したという話だが、生きており隠遁のため自殺にしたことにしていた。ベルベットの後ろ盾の大元のコンピュータが南極にある。当時の修道院のオーナーは貴族ドリィ。ナクチュからドリィ家にメグツシュカが嫁いだ。キガタサリノを見てミチルと呼ぶモレル。100年シリーズのミチルは、キガタサリノと同じ姿。モレルは、正式にはジャン・ルウ・ドリィ・モレル・マイカ・ジュク。南極の研究所にいたモレルは、クリスティナのオーナーであり、メグツシュカの夫だった王。200年以上生きている。
110年前のサエバミチルの写真を見ながらニュークリアの地下で話すハギリとウグイ。クジアキラはキガタサリノと同じ顔。フランスの修道院になったイルサンジャックを訪れていたサエバミチルとクジアキラをいきつく。サエバミチルと一緒にいたウォーカロンはエジプトに。
悪魔妃(あくまきさき)を逆再生すると、血か死か無かになるらしい。
シキから逃れるために隠れていたモレル。王子はモレルの息子。首を絞めたのもモレル(マイカ)。クジササヤマは、クジアキラのボディにサエバミチルの頭脳を移植し、ウォーカロンのボディにまたサエバミチルの頭脳を移植した。ロイディ。 -
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ネタバレ3
Wシリーズ6弾。北極にある日本とロシアの共同基地。海底五千mに忘れられたスパコンオーロラ。データ蓄積と思考を重ねた人工知能の話。シキが設置したオーロラは、孤独からジレンマに陥り偽りのレポートを送るように。暴走防止のためハギリに依頼。人が関与せず自立で自己修正の結果。潜水艦せいげつに乗っていた人間のフーリ。フーリとオーロラの交流、フーリ死後の孤独。身体をもった人工知能オーロラ。ハギリとの共著論文。前作と逆の発想で、種々の可能性が見え面白い。ウグイが昇格しキガタ・サリノがハギリ担当に。
アミラの本当の名前はスカーレット(シキ曰く)。
テルグの住人であるフーリは、北極海でオーロラと過ごしたフーリを失った両親が、娘の代わりに育てたウォーカロン。
青い月は、潜水艦のせいげつ、ブルームーン。 -
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ネタバレ3
Wシリーズ5弾。フランスの博覧会から脱走したウォーカロンが潜むというアフリカ南端へ。富の谷という地下都市でのバーチャル社会。そこでは人間は村長のシン一人と脳だけのウォーカロン。体を捨て頭脳だけでバーチャル社会テルグで生きる人々。チューブがつながった頭脳だけが集まった一室。キリナバをリーダーとしてソフトの仕事をして富の谷に金をもたらす。冷凍保存、ウォーカロンに続き、ボディを捨て頭脳だけでバーチャルで生きる社会の展開。技術が進歩した究極の未来の想像がなかなか面白い。
実際はシンは人間ではなく、給仕していた老母がシンであったと思われる。
テルグの住人である、数学と物理の教師フーリは後の巻でも登場。 -
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ネタバレ異常と正常、複雑と単純、創造と破壊、排泄物
犀川先生の口癖は、もしかするとの意味の「あるいは」
9作目!ラスト2!!
やっぱり事件よりも、周りの人たちの主張や思考が気になる。
そしてあまりにもくっつかないS&Mにもやもや。
大人になるにつれて単純化していくという国枝先生の話は最もだ。
理由を求めたがって、分類したがって、分かりやすくしたがる。
わたしもそう。
中学のときに、阿部先生(数学の先生)が、xやyが出てきた時、「この記号があることによって、小学校で習ったことがもっとわかりやすくなるんだ。□の部分がxやyになるんだよ」と説明してくれたときのことを思い出した。
大御坊さんの創作物は作られる過程を楽しむものという主張も大納得。
いままさに編み物してるけど、編み物してるときは楽しくて、出来上がったらまあ嬉しいんだけど、編んでいるとき以上の喜びはないんだよね。不思議だね。
出来上がった作品は排泄物です。