森博嗣のレビュー一覧

  • 読書の価値

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    本は自分で選べーー。

    人気作家、森博嗣さんが説く「読書の価値」。

    一冊から得られる体験を最大限に生かして自分の成長につなげること。
    たとえ読んだ本がつまらなくても「つまらない理由」を探す。
    頭に入らない時でさえその理由を考える。

    本は人とほぼ同じ。
    第一に出会いに感謝すること。

    人生で出会える本はごくわずかだが、一回一回の出会いを大切にしたいと思えた。

    ちなみに森さんは、一度読んだ本の内容は忘れないそう。
    両利きのエピソードなどからも非常に頭が柔軟でスマートな方なんだなと感じた。

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    2020年12月14日
  • 道なき未知 Uncharted Unknown

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    小説家である森博嗣さんのエッセイ集。未知を知ろうとするプロセス自体に価値がある、などなど森さんの人生や生き方に関する様々な価値観を知ることができる。その中には「たしかに!」というものもあれば「そうか?」というものもあるが、自分の価値観を本に落としてくれているものは自分の価値観を知るための参照軸になるので、賛否両論感じることができて良かった。特に森さんはかなり尖っていて確信が強いので、参照軸としては凄く良いが、疲れている時には読みづらいかもしれない。

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    2020年12月08日
  • θは遊んでくれたよ ANOTHER PLAYMATE θ

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    相変わらずの加部谷ちゃん。現実にいたら仲良くはなれなそうだけど、彼女がたくさん動くことで話が進んでいく。勘違いが言葉遊びのようだったり、萌絵のことが大好きだったり、誰に対してもどこでも変わらない振る舞いだったり。そういうところが憎めない要因なのかな。

    海月くんが魅力的。クールそうに見えて秘めた熱を持っているって素敵だなぁ。

    Gシリーズのあっさり感に、早くも慣れてしまった気がする。

    最後の会話がわからなすぎて、疑問を残したまま読み終えた。この先の物語で何か明かされるのかな。

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    2020年12月08日
  • 風は青海を渡るのか? The Wind Across Qinghai Lake?

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    ネタバレ


    Wシリーズ3弾。チベットナクチュ地区の神殿は冷凍人体があり発電・保存され聖地とされた。150年前からの話。子供の識別測定について、ウォーカロンメーカーの連合組織ホワイトから見学の要請。メーカーの研究者ヴァウェンサ。仕事場や家への訪問。曼荼羅があり100年シリーズとのつながりも。何者かによる攻撃。カンマパはカンマパ・デボラ・スホらしい。メーカー近くのフフシル村への訪問。メーカー研究所から逃げ出したタナカとの出会いと潜水艦。天文台と頭像、スパコン。最後のタナカの娘の名がシキであることも謎が深まる。

    マガタシキについて、彼女の頭脳が何らかの方法で生きている、彼女が作った頭脳がウォーカロンを操っ

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    2020年12月06日
  • 魔法の色を知っているか? What Color is the Magic?

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    ネタバレ


    Wシリーズ第2弾。人工細胞を受け入れず子供がまだ生まれる地域ナクチュがあり調査とシンポジウムのためチベットへ。アネバネが初登場。物理学と生物学の大科学者ヴォッシュとの出会い。ウォーカロンのテロリストによるクーデター。ウグイの偽名シキブムラサキが最後のウォーカロンを止める魔法の色の伏線で面白い。シンポジウム終了後にナクチュに呼ばれたハギリ。ナクチュの奥の神殿でシキと再会。子供のサンプルで識別法の精度向上研究に着手する。テンジン知事、カンマパ、ツェリンはシキが意図を引いていたよう。300体の冷凍人体。謎が深まる展開で次が気になる。

    Wシリーズ第2弾。人工細胞を受け入れず子供がまだ生まれる地域

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    2020年12月06日
  • χの悲劇 The Tragedy of χ

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    Gシリーズだけど主役は島田文子。若い社員に対して随分意地悪な見方をするなと思いつつ読み進め、バーチャル追跡格好良いなと安直な感想を持ち、どこへ辿り着くのかと思ったら、ええ⁉︎⁉︎
    もう今すぐ他のシリーズを併せて再読したい。

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    2020年12月03日
  • 常識にとらわれない100の講義

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    非常識な100の講義とも思えなくもない内容。
    その中で印象に残った文章
    ⒈ 新しいものを作りたかったら、付け加えるものではなく、削るものを考える。
    ⒉ 芸術とは、考えるものではなく、感じるものだ。
    ⒊ メールを使わない、という商売が今でもあるが、いかがか。

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    2020年11月29日
  • 魔法の色を知っているか? What Color is the Magic?

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    シリーズ第2作目、まだまだ序盤という感じで面白さを焦らされてる感じがたまらない。この先どうなるか楽しみだし、まだまだ先に作品が続くと思うと幸せー!!

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    2020年11月27日
  • φは壊れたね PATH CONNECTED φ BROKE

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    S&Mシリーズの途中で少し疲れて、でもこの人の作品を読みたいと思って手に取った。
    思っていたより、悪くいえば普通。良く言えば読みやすい。読みやすいというのは、内容もそうだけれど、文章そのものが軽くていい。
    終盤に近づくにつれて、え?もう終わるよ?大丈夫?っていう不安に襲われる。
    入りやすいけど、「らしさ」は薄い気がして悲しい。

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    2020年11月26日
  • 四季 冬 Black Winter

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    文学的で抽象的で幻想的なお話でした。わたしの理解力では時代がどこなのか終えませんでしたが、四季の細胞が、、、という今後に繋がりそうな重大なエピソードがあり、楽しみです。

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    2020年11月23日
  • ペガサスの解は虚栄か? Did Pegasus Answer the Vanity?

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    死ぬということはどういうことだろうか。
    その人の未来が失われるということ。
    その人と係わることが出来る自分の未来を失うということ。
    腑に落ちる答え

    ウグイが出てきてくれて嬉しかった。

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    2020年11月22日
  • 月は幽咽のデバイス The sound Walks When the Moon Talks

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    ネタバレ

    なるほどそうきましたか〜
    猛獣と仕掛けのある部屋。
    事故なのか未必の故意なのか…
    ストローで飲める限界は10mだということに驚きました!笑
    あとでちょっと調べてみよう。

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    2020年11月03日
  • 道なき未知 Uncharted Unknown

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    ネタバレ

    ⚫︎成功すると、そこに道ができるけど、それはほかの者が通っても同じような成功は辿り着けない。

    ⚫︎どこに問題があるのかといえば、それは「道を探そうという姿勢」にある。積極性は立派だが、自分の道というのは、探すのではなく、自分で築くものだからだ。

    ⚫︎空間ではなく時間に対する道を考えてみよう。時間を超えてつなげられるものがあるはずだからだ。自分の過去や未来に対しては、自分自身でつなげる必要がある。昨日のそれが明日のあれになる、というように、できるだけつなげたい。そうでないと、毎日が無駄になっていく気がする。なんとか自分の人生を意味のあるものにしたい、という欲求とは、つまりは、自分の時間的な道

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    2020年10月31日
  • 自分探しと楽しさについて

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    ネタバレ

    個人的な悩みのキィになるのは、一般論、客観論、そして抽象論である。何故なら、具体的なことは、本人がもう充分に考え尽くしているからだ。具体的に解決が難しいからこそ問題になるのである。他者からどんなに言葉を飾って励まされても、得られるものは事実上ない。

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    2020年10月31日
  • 幽霊を創出したのは誰か? Who Created the Ghost?

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    WWシリーズ4作目!
    帯に書かれた「思考のその先へ。」というのがシリーズを表しすぎている

    もう、グアドとロジがたまにイチャつくのを微笑ましく見ているだけで十分さ

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    2020年10月31日
  • それでもデミアンは一人なのか? Still Does Demian Have Only One Brain?

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    WWシリーズ、第一弾。
    登場人物の二人は前シリーズの二人なんだろうと想像できる。
    人間とウォーカロン、人工知能、脳。前シリーズとまた同じ様な雰囲気で話が進むのだろうか。

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    2020年10月29日
  • 集中力はいらない

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    多くの人は反応しているだけ。考えてない。
    集中は機械的行動。
    分散、発散大事。分散が客観視・抽象視を得る。
    思考こそが人格。

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    2020年10月26日
  • 虚空の逆マトリクス INVERSE OF VOID MATRIX

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    ネタバレ


    短編集4弾。最後の「いつ入れ替わった?」では身代金の受け渡しの謎について萌絵達が議論。犀川のプロポーズ的な場面も。S&M、Vシリーズの番外としては面白い。トロイの木馬は、PCウイルスの話だが、観念的な要素もあり難しい。赤いドレスのメアリィでは、横浜のメリーさんを思い出すエピソード。ゲームの国2弾では、回文のオンパレード。長文の回文がすごい。

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    2020年10月26日
  • まどろみ消去 MISSING UNDER THE MISTLETOE

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    「虚空の黙禱者」と「彼女の迷宮」が個人的に好きです。
    今読んでるS&Mシリーズの登場人物も出てくるしサクサクっと読める!

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    2020年10月14日
  • 森メトリィの日々

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    怒りっぽい人というのは、とにかく自分に対する他者の行為を悪くとろうとする。皆が自分を陥れよう、蔑もうとしている、という錯覚に陥っていることが多い。だからすぐにカッとなってしまう。また、いつもピリピリしているから、周囲もなんとなく敬遠するし、困ったものだ、という態度で接するから、ますますバカにされたと憤る。本人としては、自分のアイデンティティーに関わる「正義」あるいは「防衛」であり、そもそも基本的に自分というものに自信がないから、こうなってしまう。だから、悲劇を避けるには、周囲がもっと温かく接することが肝要。実際そのような人の優しさに触れ、踏みとどまった人はたくさんいる。こういった問題は、教育で

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    2020年10月03日