森博嗣のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ
p98 39 「心に響く」という言い回しが、
最近増えているように観察されるけれど。
森博嗣のような天邪鬼は使わないし、「響くってことは、心の中が空洞なんですね」と犀川先生なら言うかもしれないので注意が必要だ。
2020年12月刊行。
珍しく時事問題が多かったです。コロナ禍やそれに翻弄される人々から観察できることなど。他はいつもの感じだと思います。
「ヴォイド・シェイパ」10巻(前後)の構想は初耳でした。実写化がボツになった話も。今だから言える話なのでしょう。小説はある意味では物語を切り取っているのにすぎないので、登場人物が今後どうなるか、くらいの想像は当然されていることかと思います。
Twitterに解説文がついているような感じで読んでいます。少なくとも年間で、意味のある、あるいは抽象性を伴った気づきを100ツイートできる人がどれだけいるだろうかとも思ったりします。 -
Posted by ブクログ
著者のエッセイをよく読んでいるが、これもそのひとつ。 小説家は元手がかからない職業で、彼もアルバイトとして小説を書き始める。
ミリオンセラーを出すとか、有名になるなど余計なことを考えずに書くことが大事。長く小さいヒットを狙って書くのが彼のスタイル。小説は、それほど人気のジャンルではないので、地道にコツコツと出して少ないファンを守ること。それが小説を職業とするための秘訣。 売るためには、マーケティングの考え方も必要だし出版社とうまく付き合うことも必要。 読者との関係も大事にすること。 でも出版社には言いたい事がある。 出版社は古い体質で昔ながらの営業であり、不手際があっても頭を下げるだけで、改善していくという考え方がないのが不満。
著者は理系なので全てロジカルに物事を進める。 人間関係はドライで、ビジネスと割り切っている。色々な小説家の裏話があって、大変面白かった。 これも小説家として成功してるから言えるのだろう。 -
Posted by ブクログ
人気作家によるエッセイ。 悲観することは決して悪いことではない。 先々のことを考え悲観的に見ておく方が、将来起こる様々な出来事に対処しやすくなる。 日本では楽観的に考える風潮が蔓延し、楽観視する人が増えていることを危惧している。
この本はコロナ以前に出版されたものなので、悲観論が蔓延する現在の状況は想定していない。当時、この状況を想像した人はいなかったと思うし、著者も現在の状況まで考えていたかどうかわからない。因みに自分も著者と同じようにやや悲観的に考える方だ。 将来の最悪の状況を想定しながら生きているが、でも心配性ではない。 そこが著者との違いかも。悲観することと心配性は似て非なるものだと思う。