鷲田清一のレビュー一覧

  • 「待つ」ということ

    Posted by ブクログ

    「待つ」ことを億劫に感じるのは寂しい気がしていたけど、その気持ちがくっきりした。
    待ったなしのこの時代に、待つことにとらわれず暮らすなんてなんだかかっこいいじゃないか。

    0
    2024年08月29日
  • 大人のいない国

    Posted by ブクログ

    ⚫︎対談形式が多いからサクッと読めるね
    ⚫︎内田さんは日本辺境論は面白かったし、わかりやすくて読みやすい。ゆっくり読めば咀嚼できる丁度いい内容。あ、これ以上いくと無理だなってとこで止まる絶妙な文体。
    ⚫︎成熟した大人がいないのは、まあしょうがないのかもなあとか、そもそも自分だってなあとか…政治家は国民のレベルを写す鏡だから、結局日本人が成熟していないってこと?でもそれもなんだか安易な自虐論理みたいで嫌だなあ。
    ⚫︎内田さん、ネットだとよく炎上しているイメージだけど、本はしっかりしているよね。大学の教授だったこともあり、話が分かりやすい。
    ⚫︎なんというか、ちょっと神霊的な話も出てくるけど、それ

    0
    2024年05月12日
  • 〈弱さ〉のちから ホスピタブルな光景

    Posted by ブクログ

    ディベートをさせると、震災の時に援助をすることを考える人は多くいるが、補助を受けさせるためにはどうすればいいのかを考える人がいないというのを読んでいて、確かにそうだなと思った。

    色々な制度があったとしても、本当に必要な人にはその情報がいかないこともある。

    そして、人は誰しも弱い部分がある。
    その弱さを認めるということはとても大切で、それを力に変えられることができれば、とても強いエネルギーが出るのではないかと思った。

    0
    2024年04月26日
  • だんまり、つぶやき、語らい じぶんをひらくことば

    Posted by ブクログ

    学長などを経験した哲学者による高校での講演会録

    コロナ禍で、言葉やコミュニケーションについて、高校生向けに優しく温かい語り口が印象的。
    質問時間や懇親会の様子も良い雰囲気そう。

    0
    2024年04月24日
  • 悲鳴をあげる身体

    Posted by ブクログ

    オキシトシンが分泌されるような深い共感体験もオキシトシンの体への影響という意味で、「体を通す」体験と言えるだろうか。
    体を通して何かを味わうことが、ヒトを人間たらしめると言えるのか。自己の隙間部分に他者を入れることによってしか安定した「私」は感じられないということだとすると、人間は他者に依存しないと生きられないというのも、さもありなんといったところだ。

    p132より
    黙過は身体に秘められている。それが他者との「出会い」を通して現れざるを得ない時(何かを破壊する文脈時)に、二人の共謀として現れる。その意味で黙過は常に共創造されたものと言えるのではないか。

    0
    2024年03月29日
  • 語りきれないこと 危機と傷みの哲学

    Posted by ブクログ

    震災経験を経た人たちの傷みを、聴くということで、癒していく

    いつか来る瞬間が来た時に、納得することができたらそれで良い

    0
    2023年10月16日
  • だれのための仕事 労働vs余暇を超えて

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    本作の内容は、さらっと言えば「自分らしいキャリアの築き方」、敢えてそれっぽい言い方をすれば「「労働」という概念における実存的間主観性の地平」、でしょうか笑

    ・・・
    四章+補章の計五章の小品ですが、一章から三章は労働と余暇という二つの概念の分析で、いかにもテツガクっぽい話で、残念ながら私のサメ脳にはあまり入って来ませんでした。

    おすすめは、四章と補章で、こちらはアツめで面白かったです。

    ・・・
    そこでは、家事という無給の仕事をとっかかりに、ボランティアという無給仕事を対比させ、さらに阪神淡路大震災以降のボランティア熱の高まりから、労働に必要とされる新たな要素を抽出します。

    これからの労働

    0
    2023年09月03日
  • ポストコロナ期を生きるきみたちへ

    Posted by ブクログ

    2020年、COVID-19が席巻した世界では次々と社会の歪みが露呈した。そのコロナ期とポストコロナ期に、次世代の若者たちがどう生きるべきかを内田樹をはじめとした様々な年代の言論人たちが語る。

    内田さんが声をかけて集まった様々な分野の今をときめく著名人たちがコロナとコロナ後の世界をテーマに執筆しました。内田さんのセレクトだけあってみんなけっこう尖っていて(偏っていて)どれも読み応えのある内容でした。中学生向きということで平易な文章で一編が短いのも読みやすくていいと思います。そしてみんな分野が違うので、コロナ期というものを違う角度から見ているのも面白い。また、分野が違っても結局、多くの著者が今

    0
    2023年08月11日
  • 「待つ」ということ

    Posted by ブクログ

    前書き、後書きあたりは端的でわかりやすく、共感できる。
    しかし、本文が難解、というか、伝えようというより、自分が納得いくように書こうとしすぎているように感じた。
    言葉を独自に定義していて、指示関係を丁寧に見ないと何を言っているか分からなくなる。
    現国の試験問題をやっている気分。
    ちょっと読み続けられなくて、途中まで読んで、断念。
    残念。

    0
    2023年08月01日
  • 「待つ」ということ

    Posted by ブクログ

    「待つ」ことについての考察。

    哲学的であり、認知症ケア現場の話であり、演劇ゴトーを待ちながらの解説であり…。
    角川書店広報誌で2年にわたっての連載

    0
    2023年07月25日
  • しんがりの思想 反リーダーシップ論

    Posted by ブクログ

    社会は変わり人も変わり生き方も時代も変わった。かつて戦後復興から奇跡的に世界のトップにまで上り詰めた高度成長。何をするにも働き手が不足し「24時間働けますか?」の掛け声の元、土日返上寝るのも惜しんで人は働き続けた。実際私の父も土曜日は当たり前の様に働き、日曜に仕事に行く事も何度もあった。今考えたら一体いつ休んでいたのだろう。家にはテレビ、冷蔵庫、エアコンは当たり前、何不自由なく生活できた上に、小学生の時には家も建て替えられ、自分の部屋を持って自分専用の本棚、一人で占有するベッド。何もかもがあった。パソコンだって今では考えられないハードディスク装置(今はFlash、SSDが当たり前だが)すら無い

    0
    2023年07月04日
  • だれのための仕事 労働vs余暇を超えて

    Posted by ブクログ

    古本屋で見かけてタイトルに惹かれ購入。答えが得られたわけではないが、まあまあ納得できた。著者の主張を自分なりにまとめると、

    仕事か遊びか、労働か余暇か、といった二分法ではなく、労働に「深い遊び」すなわち存在を賭ける真剣さを取り戻さなければならない。労働に目的があれば充実するわけでもない。労働自体がその目的の手段に過ぎなくなるから。労働の「目的」よりも労働の「限界」に向き合った方が良い。自分では自分の存在に意味を与えられない。将来の自分のためでなく今の他者のために、存在を賭ける真剣さで労働することで充実感がもたらされる。

    0
    2023年03月11日
  • ポストコロナ期を生きるきみたちへ

    Posted by ブクログ

    中高生を想定読者とした、現在30代〜70代の20名からのメッセージ。今回のパンデミックであらわになった日本社会の欠陥について、こんなに不出来な社会を後続世代に遺すことになってしまった責任を感じ、補正しきれなかった悔しさがにじむ。

    世代が変わると考え方や行動も変わる。是非、現状を反面教師として欲しいです。

    0
    2023年01月05日
  • だんまり、つぶやき、語らい じぶんをひらくことば

    Posted by ブクログ

    講演を活字化したものなので、ちょっと読みにくい。
    自分の発言や言葉に迷いがある中高生は、一読して損はないと思う。

    以下、心に残った箇所。

    どうして、そういう聴き流す、聴いたフリをする、聴いてないフリをする、聴かなかったことにする、あるいは芝居でもいいから「ほう、ほお、ほーう」などと、一見ふまじめそうに見える聴きかたをするのが重要なのか⋯⋯。それは、しゃべるほうが、かなり危うい状態にいるからなんです。
    じぶんを語りなおす、これまでとちがったふうに、ひとの前でじぶんを話せば、じぶんが壊れていくプロセスを見せることになる。うまく語りなおせたらいいけれど、語りなおしに失敗してしまうプロセスを相手に

    0
    2022年12月25日
  • ポストコロナ期を生きるきみたちへ

    Posted by ブクログ

    斎藤幸平さんの名前があったので読んでみた。
    一番心に残ったのは平川克美さんの文章だろうか。会社勤めするようになって当たり前のように見聞きしてきた経済合理性。原価を絞り、無駄を排除して、より低価格の製品を提供する。お客様の要望に応え、お客様が期待する以上の価値を生み出すこと。製造業をはじめ、経済はそのようにして成長するものだと思っていた。
    しかし、現在は総供給が総需要を上回っている状態。必要ないものを売るための広告やマーケティングなど、ブルシットジョブ(この本で言及してる人の多いこと!)が蔓延し、限られた利潤を確保するために「集中と選択」という言葉に現れるように、偏った資源配分をし、競争優位性の

    0
    2022年12月14日
  • 大事なものは見えにくい

    Posted by ブクログ

    すごく久しぶりに再読
    つらつらと書かれたエッセイ集
    一つ一つの文章は短いので、一つの主題をそこまで掘り下げない
    さらりと読めてしまう
    考えることの取っかかり集といったかんじ

    0
    2022年11月26日
  • じぶん・この不思議な存在

    Posted by ブクログ

    今の自分には難しかった。

    他者の他者として自分は存在する。自分で自分をみることは一生できない。他者の中に自分がいないことが、一番苦しい。

    0
    2022年11月23日
  • 京都の平熱 哲学者の都市案内

    Posted by ブクログ

    鈴木理策のモノクロ写真がよい。京都の人が大阪のことは良きライバルで時に理解者と思い、兵庫は友だちで東京は反面教師のように思っているのがわかるなか、奈良のことは根っから軽んじているのが文章の端々から窺えるので笑ってしまう。あと意図的に視点を限定しているのだろうけど、本書は「男の都市論」に留まっているとも思う。

    0
    2022年11月07日
  • てつがくを着て、まちを歩こう ――ファッション考現学

    Posted by ブクログ

    印象⇔表現

    いき=諦めと意気地と媚態が織りなす綾のこと

    はずし=かっこよさ

    104 身体の象徴的切断

    125 メルロポンティ「まなざしによる触診」

    196 椎名林檎

    装飾過剰・演出過剰→らしさ→らしさの台無し

    0
    2022年11月07日
  • ポストコロナ期を生きるきみたちへ

    Posted by ブクログ

    大半はゴミだか 中田さんのは素晴らしい 二つの真理と偽りの神に気をつけろ まさにそのあと起こったこと

    0
    2022年05月01日