鷲田清一のレビュー一覧

  • 賢人の問題解決術

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    図が多く、読みやすい。
    五人の賢人達の知恵を垣間見る事ができる。
    個人的には哲学者である鷲田 清一さんのパートが一番響いた。

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    2013年09月10日
  • 語りきれないこと 危機と傷みの哲学

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    「時間をあげる」という箇所が一番印象に残った。時間をあげるのが苦痛な時、面倒なとき、日常の中で思い出したい。

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    2013年06月22日
  • 「聴く」ことの力

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    卒論参考資料。「話す」だけになっていはいないか。受け取られなかった言葉は虚空に谺する。「聴く」ことの視線。

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    2013年02月05日
  • 「待つ」ということ

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    技術進歩により、簡単に人と繋がることができ、情報をとることができる現代社会において、待つことに対する耐性が著しく低下している。待つことより待たなくても良いものを選択しがちであり、想定外の出来事により待つことを余儀なくされたときの精神的動揺は殊更大きなものとなる。こうした現代社会における待つことのストレスを再認識するきっかけとなった良書だと思う。「聴くこというのは待つということである」という言葉を日常生活の中でも意識していれば、コミュニケーション能力が向上するかもしれない。後半からは自分の中で消化不良であり、いずれ再読したいと思う。

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    2012年09月09日
  • だれのための仕事 労働vs余暇を超えて

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     なんとなく、厳しい市場原理からするとあまったれた感じもするが、それなりに説得力もある。

    (1)「勤め」と「務め」をばらす感覚。長寿化とともに、会社で一生勤めあげるというよりも、勤め人としての生活は人生の半分と考え、それよりはるかに長い人生を俯瞰してものごとをなす、つまり個としてのじぶんの「務め」をさぐるという感覚である。(p186)

     悪くないけど、金を稼ぐ現役時代から連続して、自分の使命を果たす務めに少しずつ転換していくことも可能ではないか。

    (2)「ヴォランティアという活動が浮き彫りにしたのは、他者のまえで、そのだれかとしての他者にかかわるという、ひさしく労働というものが失っている

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    2012年08月12日
  • 語りきれないこと 危機と傷みの哲学

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    震災後のケアについて多くが書かれているが、
    その言葉一つ一つが私の個人的な痛みに重なって、
    自分を見つめる上でも役にたった。

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    2012年06月02日
  • 「聴く」ことの力

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    「聴く」という行為に積極的に意味づけを与えようと試みた本書。鷲田さんはやはり良質な文章を紡ぐ。ただ、章が進むにつれて「
    右肩下がり」感が否めなかった。「方法がない」「確かな答えがない」「いつまでもおしゃべりしているばかりだ」という不満を抱いてしまった。ビジネスコミュニケーションに応用できるような内容ではない。

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    2012年05月28日
  • 語りきれないこと 危機と傷みの哲学

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    ネタバレ

    臨床哲学。
    それは机上の論理でも理論でもなくて、現場の知恵の哲学的な総体のことだ。
    そう私は理解した。

    研究・理論と現場との懸け橋。
    そういった頭と体の使い方ができる人間になりたいと思った。

    私にも語り直しが必要だ。

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    2012年04月22日
  • 死なないでいる理由

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    先日、鷲田さんの講演を聞いた。臨床哲学などを交えながら、看護職の専門性について語ったもので、かなり面白く、うなずけることも多かった。話したようなことが書かれている本はないかと探して見つけたうちの一冊がこの本。
    ……実は、鷲田さんの講演を聞いて本を読んでみたのって初めてじゃないような気がする。そして、いまいち読みきれた感がない読後感っていうのも同じ。浅薄な自分はなかなか哲学の本が読めるようにならない。
    書中にこんなことが書いてあった。
    ――働くこと、調理をすること、修繕をすること、そのための道具を磨いておくこと、育てること、教えること、話しあい、取り決めること、看病すること、介護すること、看取る

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    2012年04月22日
  • 語りきれないこと 危機と傷みの哲学

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     鷲田さんは、哲学者。

     東日本大震災後の1年を振り返って、臨床的な立場で、被災者への思いを語っている。

     とても繊細な言葉がつづられていて、一部を切り出して、コメントするのが適切ではないが、全体を通して、被災地、被災民によりそって丁寧に対話を続ける姿勢がはっきりしていて好感が持てるし、自分が無意識に不作法な発言をしていないか、反省させられる。

     著者の文章を読みながら考えたこと。

    (1)鷲田さんはトランスサイエンスということばを使っているが、全体の科学の進歩の状況、社会経済情勢などをきちんと目配りする能力が、鷲田さんは科学者に求められていると書いている。

     むしろ、そういう能力が国

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    2012年03月10日
  • 「待つ」ということ

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    鷲田さんのなかではそこまで好きではないかも。答えの見つからない、同じところをぐるぐると循環し続けるかんじ。

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    2012年05月01日
  • 「聴く」ことの力

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    聴くこと、触れることについて。表面上の接触で満足するのではより深みのあるコミュニケーションひいては生き方ができない。そう思った。

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    2012年02月26日
  • 「聴く」ことの力

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    ネタバレ

    臨床哲学の第一人者鷲田清一氏による臨床哲学の入門書にふさわしい一冊。
    他人の話を「聴く」行為はまさに「他人を受け入れる」ことだと冒頭では述べられている。
    当然の行為である「聴く」ことを哲学的行為と定義し
    聴く側の自己を創成する上で大きな意味を持っていると本書では指摘する。


    ことばを受け止めることこそが、他者の理解に繋がっていく。
    「聴く」行為の主体者になるよう語りかけてくる。
    鷲田の論考を読み解く際に、掲載されている植田正治のモノクロ写真は本文の雰囲気を一層醸し出す。  

    哲学的視点から「聴く」ことの意味を明瞭にし、
    一人一人の読者が他者とのより関係を構築する際のヒントを提示する。
    哲学

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    2011年07月27日
  • 「聴く」ことの力

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    「臨床哲学」ということば自体つい最近知ったが、そういえば中村雄二郎も「臨床」を使っていた。能動知に対する受動知という意味あいであった。
    哲学とはとにかく個人的な思惟を語ることであった。もちろん時代との交渉はあったにせよ、その語りのほとんどは古代ギリシャ以来の伝統の文脈に沿ったものであった。それがどんどん世間とかけ離れたものになっていった。
    「臨床」とは社会というベッドサイドのことを指す。それはある特定の当事者に寄り添うことであり、当事者の声を聴くことによって物事の本質を見出す作業とされる。自分というものを中心におかない。
    カール・ロジャーズの心理カウンセリング理論がすぐに思い浮かぶが、著者はメ

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    2011年06月11日
  • 死なないでいる理由

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    あえて言おうと思う。鷲田さんのここでの議論はすでに古い。
    というか、この問いが湧きあがってきた時への応答としては
    端的に間に合っていない。

    死なないできた理由を挙げておられるが、
    それらが自明でなくなったからこそ、ではないか。

    変わらず、生命は人のあいだにあるとしても、
    自明でなくなった感覚は取り返しようがないように思う。
    そして、それにもかかわらずいまだに我々は生きながらえるだろう。

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    2011年05月05日
  • 悲鳴をあげる身体

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    この本を読んでいると、身体が悲鳴をあげているかも、と思わずにはいられない。
    もう一度、繰り返し何度も読むべきだ。
    日本中の人達にこの本を読んでほしいと思った。

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    2010年04月24日
  • 「聴く」ことの力

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    いいこと書いてありそうな雰囲気だけは伝わってくるんだけどね・・・。何書いてあるのかよく分からない。哲学を勉強したことがなければ分からないタームが次々と出てきて辛い。

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    2010年04月01日
  • まなざしの記憶――だれかの傍らで

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    もともと植田正次の写真が好きで友達から貸してもらった1冊。
    深かった印象だし、つかめないものも多かったが、物事の神髄からでることを教えてくれるものだったと思う。

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    2010年03月18日
  • 「聴く」ことの力

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    一杯のお茶を出す それに意味はない

    脆弱性 は ルサンチマン 超克とか乗り越えとかいう発想ではルサンチマンからは抜け出せない。

    忘却の力 ニーチェ 記憶の力 キルケゴール 

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    2009年12月28日
  • てつがくを着て、まちを歩こう ――ファッション考現学

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    久々に読み返してみた。

    ファッションにとらわれなくなった一冊。少なくとも私は。


    粋っていいよなー、と思ったり。化ける化粧だけでよかったのになと思ったり。
    なんか懐古趣味に走る私。少なくとも私は。

    雑誌に寄せた文書を編集したものなので、同じ話が何回も出てきたりすることはありますが全体的に読みやすいです。


    これもてつがくなんだなー。

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    2009年10月04日