鷲田清一のレビュー一覧

  • じぶん・この不思議な存在

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    自分というのは他者との関係の中で見出すものだ、という考えは非常に明確。だって誰一人として、自分一人で生きている人なんていないのだから。

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    2018年05月05日
  • 都市と野生の思考(インターナショナル新書)

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    二人ともめちゃくちゃすごい人なのに、
    仲良しのおっちゃん二人が話しているような温かさ。
    内容もバラエティに富んで、
    考えさせられる場面がたくさんあるのに、
    居酒屋で先輩の話を隣で聞いてるような気楽さ。

    面白かったー。

    特に、最後のほうで、
    学生は大学を離れて社会人になった時、
    自分が学生時代にどういう期待を受けて育ったのかを
    自覚してほしいと書かれていたのが心に残った。
    いい言葉だな。
    まさに教育者のお言葉だわ。

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    2018年03月30日
  • てつがくを着て、まちを歩こう ――ファッション考現学

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    2000年前半に書かれている本なので
    今現在と比較するとあーそうそうあったわ、そうゆうことも。とか
    懐かしいような
    それでいて、ごもっともと思うこともしばしば。
    自分に一番遠い自分とか。
    鏡越しで見ないと自分を見れない自分がいて
    でも自分以外の人からは自分がよく見えるって。
    当り前なんだけどごもっとも。
    化粧もファッションもなんだかんだでそうゆうことよね、って。
    誰かに承認されたいし自分はこうです!っていう理想とか。

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    2018年08月30日
  • 死なないでいる理由

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    タイトルがすごいし、結構好きな哲学者なので買ってみた。
    どうして、生きている理由ではなく、死なないでいる理由なんだろう?

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    2017年08月11日
  • だれのための仕事 労働vs余暇を超えて

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    本書では、自らが行う「仕事」について、労働と余暇といった二項対立の議論では収まらず、双方が相互に「入りくんでいる」様相であり、現実的に対処できないことを示している。この説明にあたっては、例えば、「目的の有無、価値の生産と消費、効率と非効率、規律と自由、まじめとあそび、つらさとたのしさ」(p.11)や自由と自律というように対比させ、これらを軸としている言説は、巷のエッセイやSNS上でもよく目にする。著者はそうした背景には、多くの人々が《労働社会》に生きていることが生活の基盤となっているためと指摘する。その背景には仕事を含めた日常生活における様々な過程で求められる「前のめり」の意識と姿勢があるとい

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    2017年05月29日
  • 転換期を生きるきみたちへ

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    2016年夏は執筆活動に大忙しだったらしいウチダ先生が解き放つ憂国のオムニバス。『街場の憂国会議』『日本の反知性主義』に続く第三弾。中でも、岡田憲治の「空気」に関する一筆は必読。あるのにない、とはこういうことか。

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    2017年03月21日
  • 転換期を生きるきみたちへ

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    中高生ではないが読んだ。
    白井聡さんが書かれていたが、もう今の私たち大人はダメなので、若い人たちに頑張って欲しい。
    この本をどれだけの中高生が読んでくれるのか、自分の中高時代を考えると疑問だが、私たちが読んで、若い人にできるだけ伝えるということはできるかも。

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    2017年02月28日
  • しんがりの思想 反リーダーシップ論

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    昭和から平成へと時代が移り変わり、様々な生活スタイルが変わって行く。将来子供達の時代はどうなって行くのか?

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    2017年02月12日
  • 転換期を生きるきみたちへ

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    今後の参考に。

    「職に就くことは自己実現のためでも夢をかなえるためのものでもない。」

    という一言には、なるほど。とちょっとカタルシスでした。

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    2017年01月14日
  • 転換期を生きるきみたちへ

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    副題「中高生に伝えておきたいたいせつなこと」とあるように、中高生へのメッセージとして書かれた本。
    難しい内容でも平易な文章で書かれていて、著者が読者に伝えようという真摯な姿勢を感じた。
    高校生ごろに出会うととてもいい本のように思う。
    未来の日本を憂いて、どうにかしたいと真面目に思っている大人もいるんだよ。

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    2016年12月28日
  • 転換期を生きるきみたちへ

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    高校生が文章を読むに当たり、基本的な考え方をあたえてくれる、良本。
    平川克美「人口減少社会について根源的に考えてみる」ではグラフの見方とともに、当たり前のようにように言われている言説について批判的な見方を示唆する。
    仲野徹「科学者の考え方-生命科学からの私見」ではパラダイムシフト、疑う、シンプルに考えるなど科学を発展させている考えが書かれている。
    白井聡「消費社会とは何か-『お買い物』の論理を超えて」ではボードリヤールの考えを援用し、いわゆる「消費」的な感覚が政治や教育にも適用させようとする現在の社会のゆがみと弊害を述べる。
    山崎雅弘「『国を愛する』ってなんだろう」では、政治的無関心が生む危険

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    2016年12月15日
  • 転換期を生きるきみたちへ

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    【読書メモ】

    p185
    ・何のために勉強するのですか?
    自分の頭で考え、自分の言葉で自分の意見を言う。ただそのためだけに勉強するのです。山本義隆

    p190
    ・同じことを、違った側面から考える視点を与えてもらうためにディスカッションをするのです。当たり前のことですが、自分は自分の考えに染まりきっています。そこへ、違う刺激を与えてもらって、自分の考えを方向転換させたり、バージョンアップさせたりすることが重要なのです。

    p103
    ・科学がグローバルである最大の理由は、真実をあつかうからということです。

    …科学的な視点は予測できない社会を生きるうえでの全員にとってマストなものの見方なのかもしれ

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    2016年11月23日
  • 哲学の使い方

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    著者が「臨床哲学」を提唱していることは以前から聞き及んでいたのですが、本書を読んで、ようやくその概要を知ることができたような気がします。

    著者が主催する「哲学カフェ」の具体的なエピソードも紹介されており、〈現場〉から紡ぎ出される知恵に耳を傾けようとする繊細な知性の息吹を、ほんの少しですが、垣間見たように思いました。

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    2017年11月29日
  • 転換期を生きるきみたちへ

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    年代はあるにせよ転換期ということは認識しなければいけない。
    何でも吸収できる学生時代の脳は、なくした今になってほしくなるもの。無い物ねだりです。

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    2016年08月15日
  • 大人のいない国

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    最近本当に「大人」が減ってしまったように思う。
    そんなことを考えていたら、本書に出会った。
    大人について考えるところから始まって、どんどん派生していく。
    本当に大人のいない国になってしまっては、困る。
    今の日本は、システムが優れているため大人でなくても上手く回ってしまうというような記述があったが、確かにハードがしっかりしている分、ソフトはいまいちでもやっていけるところがあるのかもしれない。
    社会環境に左右されないように、家庭や地域など小さなコミュニティで大人を育む必要があるのだろう。
    成熟するためには、どうしたらいいのだろうか。
    まず、自分が未成熟であることに気付くこと、そして成熟を目指して努

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    2016年06月30日
  • 京都の平熱 哲学者の都市案内

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    京都の魅力とは。学生時代にひしひしと感じていたもの、なんとなくは理解できていたと思うが、ある程度鮮明となった。

    よくいう京都が歴史都市であるというのはちょっと違う。歴史の深さなど時間軸で表現されること、つまりは《垂直的》なことっていうのは案外表面的な魅力なんだと。

    それよりも、自分自身がひしひしと感じていたことは、本書に多数書いてあることもそうだが、古本屋が多かったり、喫茶店がいい感じだったり、JAZZに陶酔できたり、伝統的価値とか言いながらアバンギャルドであったり、どこかノスタルジックであったり、なんというか「幅」というか、「拡がり」というか、「つながり」というか、どこか《水平的》な価値

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    2016年06月08日
  • わかりやすいはわかりにくい? ――臨床哲学講座

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    苦手な鷲田さんに少しでも慣れるため、
    意識して彼の著書を読むことにする。

    でも、わかったような、わからないような。

    まったくわからないのなら、
    こんなに苦しまなくてすむのに・・・
    自分の読解力不足に打ちのめされるわ。

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    2016年06月04日
  • しんがりの思想 反リーダーシップ論

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    縮小社会・日本に必要なのは強いリーダーではない。求められているのは、つねに人びとを後ろから支えていける人であり、いつでもその役割を担えるよう誰もが準備しておくことである。新しい市民のかたちを考える。
    「BOOKデータベース」より

    リーダーになりたいなんて思ってないし、リーダーになれ、と言われても断るような自分には半分不要な本.働くときに傍(はた)を楽(らく)にしながら仕事をしようと思っている人にも半分不要な本.リーダーになれと無責任に言う側の人間が読むべき本.
    自分に必要と思う半分は、頭ではわかってるんだけどね.という感じ.これほどまでに冠婚葬祭のみならず生きるに必要なことの大半がお任せにな

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    2016年06月04日
  • しんがりの思想 反リーダーシップ論

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    フォロワーシップという言葉がある。
    良いリーダーとは、
    リーダーシップとフォロワーシップを兼ね備えていること。
    いざという時には人々を力強く導くこともできるが、
    普段はじっと見守り、
    行動しようとしている人をサポートし、
    集団を背中からぐぐっと押し上げてくれる。
    そんな人になりたいし、
    何よりも目の前の生徒たちにはそういう力を身につけてほしい。

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    2016年06月02日
  • 悲鳴をあげる身体

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    著者は、人間においての「自然」である身体が、過剰に観念化され硬直してしまっている現代の危機を「パニック・ボディ」と名づけています。

    「幸福とはなにか」という問いに対し、著者は「幸福について考えずにすんでいること」と答えます。同様に、身体もそれが機能しなくなってはじめて、その存在が意識されるようになります。ところが現代人は、健康や美容の観念にとりつかれ、身体をみずからの意識の支配のもとに置こうと努めています。これは、「身体」が自然にもっていたはずの適度な「ゆるみ」が失われてしまっていることを意味していると著者は考えます。

    さらに、身体はその振る舞いを通じて、われわれが世界とつながることのでき

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    2017年11月30日