鷲田清一のレビュー一覧

  • 大人のいない国

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    終章『身体感覚と言葉』臨床哲学ってはじめてきいた〜。面白かった!

    鷲田さんはせんだいメディアテークの館長なのね。読み終わってプロフィールを見て知った!

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    2016年01月18日
  • しんがりの思想 反リーダーシップ論

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    自身の実生活に重ねて強く感じたのは、地域コミュニティーの崩壊が進む深刻さ。
    SNSは人を緩く繋ぎ続けることはできても、実体のある活動としての地域社会を維持できるかという面ではマイナスにすらなりうるのではないかと考えた。
    外に出て、言葉を交わし、お互い対等な立場で何かを作り上げるイベントが地域に必要であると思う。

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    2015年08月29日
  • しんがりの思想 反リーダーシップ論

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    しんがりの思想 鷲田清一

    1章 成長とは別の途

    成長の予感が安心をもたらす社会、縮小へとなかなか反転できないしゃかいというのは、実は未来をあなどる社会ではないだろうか。

    柳田邦男 80年前、貧困と病による自殺の急増を見て思ったのは「説くにも忍びざる孤立感」というもの

    顔にも貧窮が苛烈であったとき、それでも人々は協力して救済に当たった。つまり共同防貧の仕組みがあった。ところが

    「われわれの生活が思い思いになって、衣でもも焼苦渋でもまたその生産でも、個人の考えが次第にククに分かれるようになった時代が来ると、災害には共通のものがおいおいと少なく、貧は孤立であり、したがってその防御も独力でな

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    2015年08月25日
  • てつがくを着て、まちを歩こう ――ファッション考現学

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    「ファッション考現学」というサブ・タイトルがつけられているように、さまざまな雑誌に掲載されたファッション論を集めた本です。

    著者は本書の冒頭で、次のように述べています。「ファッションにぜんぜん気がいかないひとはかっこよくないが、ファッション、ファッション……とそれしか頭にないひとはもっとかっこわるい。このふたつ、一見反対のことのようで、じつは同じ態度を意味している。他人がそこにいないのだ」。他者の視線を浴びる衣服は、われわれが世界と出会い、両者が互いにせめぎあう最前線にほかなりません。人びとは着飾ることで、他者の注目を集めたり、他者のまなざしを拒絶したりしながら、自己の輪郭をかたちづくってい

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    2017年11月30日
  • しんがりの思想 反リーダーシップ論

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    繰り返しが多いと思ったが、まっとうなことをおっしゃっています。なんでも外注に出して誰もがお客さんになっている、と、本当にそれは感じる。

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    2015年06月16日
  • しんがりの思想 反リーダーシップ論

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    鷲田さんの本。バリバリの哲学関連の内容では
    ないものは読みやすい。
    強いリーダーではなく、しんがりを務め、フォロワーシップ精神にあふれた人が大切であるということ。
    我々は、顧客・消費者ではなく市民であるべきということ。
    右肩下がりで成長神話のみを追いかける時代ではないこと。
    それぞれ非常に大事なことだと思います。
    企業に働いていても、資本主義・成長至上主義ってもう無理ではないのかという思いを抱えながらという状態であり、これらの考え方がイノベーションを起こすのではと思います。
    最後の一言『請われれば一差し舞える人物になれ』
    これが一番大事なことだと思いました。

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    2015年04月27日
  • 哲学の使い方

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    哲学界のたこ八郎、鷲田先生による言葉の拾遺集が朝日新聞の連載で始まったのは、この春の喜びである。まだ一週間ほどだけど、八面六臂の参照先は、先生らしくもあり、意外にも感じられたり、とにかく行く末が楽しみです。

    確か東北震災後のことだったと思うが、あるシンポジウムで科学者が集まるなか、鷲田先生ひとり人文系として出席されていて、議論が科学者の専門家としてのありかたというようなあたりに及んださい、先生が発言されたことがいまでも強く印象にのこる。
    「何でも答えてくれる人というのはあまり信用がおけないわけです。自分の持ってる知識の範囲内で言ってるだけだろうと思うから。思考の限界まで考えに考えてる人は、あ

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    2015年04月07日
  • 哲学の使い方

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      「ほしいものが、ほしいわ」。糸井重里が西武百貨店のために制作した広告コピー、哲学者の鷲田清一さんによると、時代の根源語と云う点で哲学と相通じるものがあるのだと云う。時代の大きな変容、しかし感触としてはあっても何なのか判らない、そのもやもやを一瞬にして結晶させるもの、それが哲学の言葉であり、広告のコピーと云えるのだ、と。
      確かに、この「ほしいものが、ほしいわ」のコピー、これは単純に「欲しいものが欲しい」というただの反復語ではない。今、この刹那に欲しいと思うものが欲しいのであって、翌日にはもう欲しいと思っているとは限らない。例えば、女子学生がルイヴィトンのバッグを欲しいと思うその瞬間が欲し

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    2015年02月12日
  • 京都の平熱 哲学者の都市案内

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    京都市バス206番に沿って、京都の都市案内。とはいえ、京都の案内にとどまらず現代社会にアラートを示しているようでもあり、そんな小難しいこと考えてないようでもあり。ちょっとひねくれた京都好き、京都で学生時代を過ごしたひとにおすすめ。

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    2015年01月24日
  • わかりやすいはわかりにくい? ――臨床哲学講座

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    大学受験を控えた者が必ず通る道にいる鷲田さん。
    現代文の問題で苦労した記憶があります。
    心に余裕をもって読んでみると感じられるところが多くあります。

    高校時代の自信のなさからくる焦り。言いようのない不安。自分の存在意義のゆらぎなど…。
    私は落ち着かないまま高校時代を過ごしました。どうすれば、焦りから解放されるのか、何をすれば自信がつくのか…。
    こんなことを感じる人がいたら読んでみてほしいと思います。
    考え方の根本から見直すことができます。

    きっと心の処方箋になります。

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    2014年12月31日
  • 哲学の使い方

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    非常に難解。特に中盤あたりはとりわけ難解で
    理解するのが一苦労でした。まだ全部がわかったわけ
    ではないと思いますが。また哲学の本質的な書物を
    読みたいと思います。
    ”答えがすぐにでない、あるいは答えが複数ありうる、
    いや答えがあるかどうかもよくわからない、
    そんな問題群が私たちの人生や社会生活を
    取り巻いている。そんなとき大切なのことは、答えが
    まだ出ていないという無呼吸の状態にできるだけ
    長く持ち耐えられるような知的耐久性を身につけること”
    このことは非常にいい文章だと思います。が。。
    本の中で哲学的殺し文句として紹介されている文書
    『自己とは何であるか?自己とは自己自身に関係する
    ところの

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    2014年12月21日
  • 大人のいない国

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     内田氏との対談本。内田氏の著書を数冊読み、哲学、身体論、武道との関連が次第にイメージできてきていた。そして本書での国家論?(違うか)全てがつながる、という視点はまだ持てていないが、本書はかなりすんなりと入ってきた。少しは氏の主張が理解できつつあるのか、と思いながら読む。
     

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    2014年12月12日
  • 〈弱さ〉のちから ホスピタブルな光景

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    著者に敬意をもって、「わけわからん」といいたい。
    単行本も読んだことがあるのだけど、鷲田さんがさきさき自分の世界を行っているその背中を、ただただ見ているだけ、そんなかんじ。
    ケアの反転、ということの意味はわかるしそういうこともあると思うけど、これに書かれているひとや場面がそれにあたるかどうかは、わたしの感性では、まったくわからない。鷲田さん、まったくすごいひとだ。

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    2014年12月11日
  • 「聴く」ことの力

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    哲学という学問を、「上空飛翔的な非関与的な思考としてではなく、じぶんが変えられるという出来事として」、「臨床哲学」というものを、「他者」をキーワードにして試みようとする。
    哲学という学問分野における「エッセイ」が果たす枠割というものも、たいへんに興味深いものがあった。

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    2014年11月29日
  • 哲学の使い方

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    鷲田さん、書下ろしなんて久しぶりじゃないのか。
    大好きな著者なので、読んでみた。でも、ちょっと読んでみてこれはむずかしそうだと思ったので、それから少し間を空けての再チャレンジ。
    結果、わかったりわからなかったりの部分があって、理解できたのはたぶん全体の二割くらい。
    でも、それでも、このひとにくらいついていけば何かが見えてくるんじゃないか、と、そんなふうに思える数少ないひとです。
    いつかまた読みます。すばらしい文章を、ありがとうございます。

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    2014年11月20日
  • 大事なものは見えにくい

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    まだ、読みかけだけど…
    私が存在している理由って何?
    という長年悶々と考えているテーマが語られていて
    面白い。

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    2014年11月11日
  • 大事なものは見えにくい

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    哲学書。自分とは何か、死とは何か、今の教育とは、言葉とは、など、じっくり物事を考え直す機会を与えてくれる本。水筒の話が好きだった。

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    2014年10月14日
  • 哲学の使い方

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    受験生にはぴったりの本です。タームが少し高校生には難しいですが。鷲田エッセイの組み立て方などを書いてあるので、哲学的思考のエッセイを読む上では、役に立ちます。
    特に実社会と孤立しがちな哲学について、社会との対話を重視するスタンスはおもしろいです。一枚剥ぐと、通俗になりそうなところが、うまく締めていると思い、すごいです。
    西洋哲学の人にこういうことを言っても、無駄とは思うのですが、現代哲学をやると二項対立はだいたいメルロ・ポンティか、その辺り。これにはいつも東洋人の私には違和感を覚えます。おまえだって使っているではないかと言われそうですが、漢文の「対」の概念の方がしっくりきます。「対」については

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    2014年10月02日
  • 「自由」のすきま

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    『おとなの背中』に続いて、タイトルがこれまたいい。
    ただ、今回の内容については、むずかしいところが多くて、ちょっと読みづらかった。
    でも、鷲田さんのものごとを視る視線、なんともいえないくらいに好きです。こんな文章が書けたらなぁ、と思う。

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    2014年09月09日
  • 大人のいない国

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    内田樹さんと鷲田清一さんの対談が最初と最後にあり、そのあいだに、両者それぞれ2,3編の短い文章が収められている。
    正直に言うと鷲田さんの論説はさほど面白くなかった。やはり内田さんの方が冴えているように見える。
    同胞愛と同義であるような愛国心は不可能である、という前提をまず受け入れなければならないとする「愛国心論」ともいうべき『大人の「愛国論」』、ネットに飛び交う他者攻撃の言葉の鋒を「呪い」と定義する『呪いと幻論』が非常に良かった。かなり共感できた。特に後者は、ネットを覆う憎しみの嵐を適切に分析して、『呪いの時代』なんかよりも短い文章できっちりと論じている。すべてのネット民にこの文章を読んでもら

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    2014年08月01日