鷲田清一のレビュー一覧

  • 京都の平熱 哲学者の都市案内

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    京都案内
    京都人論
    都市論
    そんなふうに僕はこの本を読んだ

    まず京都案内
    京都人が慣れ親しんだ店を案内するだけあって
    とても気になる
    店の来歴や著者とのかかわりから記述されるせいか
    食べログのレビューの表面的な店の批評とは異なり
    もう気になって仕方が無くなるのだ

    それから都市論
    どこに書いてあったかわからなくなったけど
    都市には住む人と訪れる人
    それぞれのための顔というか面が必要とか
    新しい町には
    宗教施設と大木とあとなんか・・・がない
    とか
    都市の本としてものすごく面白かった

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    2013年12月24日
  • 京都の平熱 哲学者の都市案内

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    ネタバレ

    古い都市であることの条件として、異界への口があいていること。
    京都で生まれ育ち、学び今だにそこに住む著者による観光ガイドではない「平熱」の京都は市バス206番に乗って、という設定だが、そこここで寄り道もあり、またガイドではない、と断りながらもお勧めの店なども紹介してくれる。しかして本書は京都人へ向けて書かれているのではないか?最後の方、京都人がついに自信を失いかけている、とある。何をどうしろ、ということはない。少し元気を出して、嫌味なくらいの自信をとりもどしましょう、ということか。鈴木理策の写真が利いている。

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    2013年12月22日
  • 大人のいない国

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    大人のいない国。日本にたいしての警鐘
    大人になるということはどういうことか
    大人がいなくても社会的に成り立つように成熟した社会
    哲学者としての2人の造詣の深さ
    難解さを感じながら、少々読むのに苦労しましたが
    面白かった。

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    2013年11月15日
  • 「聴く」ことの力

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     著者は元大阪大学学長の哲学者で、専攻はたしか現象学。
     本中に「臨床哲学」という言葉がでてきますが、これは何かというと、哲学を使う感じ、よくわからないけれど。机上の空論としての哲学じゃなくて、哲学をフィールドワークするってことで、とてもアクティブな人。
     哲学者としての専門は確か現象学なんですが、「モードな身体」なんかではファッションについて考えてみたりと、いろんなことに口をだしている。
     で、地上に降りて哲学を実践する場面において、「聞く」という態度のアクチュアルな側面を考察した本書。彼の文章はどこかの試験の問題文にもなっているらしく。とても豊かな日本語で書かれています。読みやすくはあって

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    2013年11月04日
  • 大人のいない国

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    内田樹さんの〝追っかけ〟になってから5年くらいは経つでしょうか。書棚にずらりと並んだ内田作品の背表紙を眺めて、「はて、初めて読んだのはどれだっけ?」と考え込みました。でも、他の書き手が書かないようなことを選択的に書きながら、読み手を説得してしまう手腕に舌を巻いたのを今でも覚えています。恐らく、これが内田さんの魅力でしょう。
    でも、それだけではありません。作品全体に流れる自由さというか、風通しの良さも内田さんならでは。読み手との距離が近いと言ってもいいかもしれません。
    学者さんの書いたものって、偉そうなのが多いじゃないですか。特に文系の学者さん。甚だしいのに至っては、読み手に学術的成果を伝えると

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    2013年10月29日
  • 死なないでいる理由

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    鷲田さんの、ずっと前から読みたかった本。
    むずかしい。追いつきたい。
    やはり鷲田さんの臨床哲学は、ひととひととの関係があるからこそ存在する学問で、鷲田さんの文章のやさしさはそこから来るんやろうなあと思う。
    ひととひととが支え合う、ケアについての部分が印象的でした。

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    2013年10月06日
  • 京都の平熱 哲学者の都市案内

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    市バス循環206番の沿線の景観・風俗を題材にした京都論、都市論、コミュニティ論、哲学、そして一風変わった京都案内の本であり学者さんの本。本書自体が万華鏡のような切り口によって様々な表情を見せ、至る所にあやかしの異界が顔をのぞかせる京都を体現しているように思える。

    などと難しいことを考えなくても、素直に206番に乗って京都をぐるりと回る前に予習しておく本として読めば良いのではなかろうか。ただし実際に206番に乗るときには本書を持っていくような無粋なことをせずに、読後の記憶をたどりながら回るのが京都や本書の楽しみ方だと思う。

    「おもろい」本としてオススメです。

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    2013年07月17日
  • 京都の平熱 哲学者の都市案内

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    鷲田清一の本を読み通すのは初めて。206沿線の普通な京都を案内するという。生まれ育ち京都でその後もずっと関西圏なうえに、エッセイの書き手としても腕が確かという最強な組合せで非常に良いし、知ってるところが次々出てくるし素晴らしい。この手の本にありがちな粗も、5年程度住んでた人間に見つけられるものは数点しかなかった。

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    2013年07月17日
  • 悲鳴をあげる身体

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    身体は誰のものか?
    わたしのもので、わたしが自由にしていいのか?

    答えはノーである。

    いのちが宿る身体。
    いのちはいのち相互のやり取りによって生きられている。
    そのことからいのちが私個人のものなどではあり得ないことが導かれる。

    わたしの身体がガチガチで悲鳴をあげているのは、わたしがあまりに観念的であるからのようだ。わたしの未熟な観念で私の身体を縛り付けているということのようである。

    そうであれば無私を目指すべきなのだろう。いやまったくの無私というのではなく程々の欲望ということだろうか?

    Mahalo

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    2014年05月03日
  • だれのための仕事 労働vs余暇を超えて

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    働くことへ違和感を感じている人におすすめ。
    システム化された今の社会で、個々が何をどう感じているかが見えてくる。

    その違和感が不快だった場合は、どうすりゃ自分はその考え方から抜けられるのかのヒントも書いてある。
    途中、ちょっと読みづらかったけどね。

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    2013年06月26日
  • 臨床とことば

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    対話の部分がとても読みやすい。
    偶然で解決したことを言語化しないで居ることは、臨床をやってる人だからこそじゃないだろうか。専門的に学んでて時間があって余裕のない学生なら、下手に言語化してしまう気がする。

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    2013年05月11日
  • 「待つ」ということ

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    待つ。待ちこがれ、待ちかまえ、待ち遠しくて、待ち伏せ、待ちかね、待ちあぐね、待ちくたびれて、…。
    もう常に人は何かは待ってるんじゃないかと思うくらい、いろんな待つが出てくる。期待と待機ってすごくわかりやすい。いろんな例が出てきておもしろいけど、気を抜くと迷子になりそう。

    あと表紙の写真の待ってる感がたまらない。

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    2013年01月14日
  • 死なないでいる理由

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    ひさしぶりのわっしぃ本。

    ふつうおもわれているのとは反対の地点からものごとを考えてみること。
    このことが本書では貫かれている。

    タイトルからして、「生きている理由」ではない。
    プライドについて語る件でも、「自助努力とそこから帰結する立派な達成によって自分に自信を持て」という陳腐な啓発本のような語り方はもちろんしない。

    実は知らず知らずのうちに盲目になってしまっているわたしたちの、目隠しを外す手助けをそっとしてくれる。
    いつもそんな語り口のわっしぃがわたしはとても好きなのだ。

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    2012年12月12日
  • 大事なものは見えにくい

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    ネタバレ

    「実績をあげてから、モノを言え」
    職場の上司に、こう言われたことがあります。

    それ以上、何かを話したい気持ちになれず。
    上司の話を、適度に聞いて流してしまいました。

    実績って、何だろう?
    売り上げ?
    企画立案の数?
    たしかに、数字で示せる実績は、大事。

    でも、
    正直なところ、私は、「実績をあげる」という目標に、あまり気持ちが燃えない。
    どこか、冷めて見ています。
    そういう姿勢を見透かされているから、「実績あげてから、モノを言え」と、言われてしまうのかなぁ…。

    私の話は、愚痴や文句のように受け取られたのかな? と思い、
    少し、凹みました。

    最近、読んでいる鷲田清一さんの著書「大事なもの

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    2013年08月08日
  • 死なないでいる理由

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    単行本で同じ本を読みましたが、文庫版は内容がさらに練られ、テーマへの絞り込みも効いています。他者との関係で自分の存在を知るアプローチは受け入れやすく、広く薦められる内容です。ただ、猛毒を以て救済するようなものでもなく、そのような語り口でもないですから、人により多少、物足りないかもしれません。

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    2012年07月29日
  • 「待つ」ということ

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    ネタバレ

    鷲田清一さんの待つという定義が大変興味深い。

    P16 待つということには期待、希い、祈りが内包されているというのはまさにその通りで、期待をするがゆえに苦しみが伴うと深く理解することができた。

    期待等の自己を中心とした概念がなくなって初めて、待機という状態で待てるのかと思いました。

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    2012年06月27日
  • 「聴く」ことの力

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    難解なところもあり、ゆっくり時間をかけて読んだ。
    興味深かったし、自分の体験と重ね合わせながら読む上で、たくさんのものを得られたように感じる。
    いろいろと深く考えさせられる1冊だったし、読んでよかった。

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    2012年04月12日
  • まなざしの記憶――だれかの傍らで

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    寺山修司の言葉の引用が印象的。
     幸福について語るとき位、ことばは鳥のように自分の小宇宙をもって、羽ばたいてほしかった。せめて、汽車の汽笛ぐらいのはげましとなつかしさをこめて。

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    2012年03月11日
  • 語りきれないこと 危機と傷みの哲学

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    東日本大震災から1年。映像的な振り返りはまだ見ることができない自分ですが、書物は少し読めるようになりました。この本は、震災後の1年をフェアにまとめ、何が足りないのか、何ができるのかを語りかけてくれました。自分のことをよく知っていくこと、いろいろとあらわになった問題を考え続けていくこと、新しい社会のカタチについて考えていくこと、これらをメッセージとして受け取りました。それは奇しくも、僕がこの2年間考えていたことで、勇気づけられました。

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    2012年03月10日
  • わかりやすいはわかりにくい? ――臨床哲学講座

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    【目的】
    学生時代の知識欲を取り戻す

    【引用】
    ・幼子から青いひとまで、共通しているのは、ことがらには1つしか真理がないこと、そしてその真理はいまあきらかに「われ」の側にあるという確信だろう。
    ・人間の弱さはそれを知っている人たちよりは、それを知らない人たちにおいてずっとよく現れている。
    ・…いま起こっている理解困難な問題、その本質が誰にもまだ見えていない問題を、自分がこれまでに手に入れた理解の方式で無理やり解釈し、歪めてしまうというのは最悪の対処の仕方であろう。

    【感じたこと】
    鷲田清一を追いかけて10年以上経つ。どこかで読んだことのある文章だと思いながらもどこで読んだか思い出せない。

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    2011年05月10日