「待つ」ということ

「待つ」ということ

1,672円 (税込)

8pt

現代は待たなくてよい社会、待つことができない社会になった。現代社会に欠落しはじめた「待つ」という行為や感覚の現象学的な考察から、生きること、生きていることの意味に分け入る。臨床哲学の視点からの認識論。

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「待つ」ということ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    待つということに関して様々な視点から鷲田清一の考えがまとめられている。

    最初の導入から社会的な待つということに関することかと思ったが日常や私たちの生活、ケアに関する所まで述べられている。

    私も仕事柄待つということが多くある。人が急に変わることはないし、変えることはできない。ただひたすらに自分がで

    0
    2024年03月26日

    Posted by ブクログ

    自分はまさに「待つ」をしているな、という自覚をしているところだった。そんなとき、この本を読んだ。
    この本は決して、"つまり「待つ」とはこれこれこういうことである"のような解説でも、"「待つ」ことがつらかったらこういうふうに考えよう"のようなハウツーでもない。「

    0
    2023年12月08日

    Posted by ブクログ

    あとがきとまえがきは読めるけど、本文はかなり重い内容です。でも歳をとれば感覚で読めるようなところはあるし、若い時は分からないと思う。

    0
    2016年07月31日

    Posted by ブクログ

    自身が「待つ」事が必要になった時に手に取りました。私は哲学等には明るくないが、著書はそんな人間にもわかりやすく書かれており、むしろ哲学というより人間本来の「機能」に回帰する事が正に待つという行動なのかと感じた。本当に聡明な方の言葉は、誰にでもわかりやすく小難しくないものだと感銘をうけた一冊。

    0
    2012年12月13日

    Posted by ブクログ

    「待つ、ひたすら待つ。その姿は痛々しいものである。」

     僕は今、明確な期限を持たない”待つ”という状況に置かれています。そんな中でこの本と出会い、学ぶことが多く有りました。この本を読み待つことの意味、そして待つことが人に何を及ぼすのか、待つことそれ自体のあり方を様々な側面から思考してみることで、今

    0
    2012年11月05日

    Posted by ブクログ

    あとがきより。

    『待つということにはどこか、年輪をかさねてようやく、といったところがありそうだ。痛い思いをいっぱいして、どうすることもできなくて、時間が経つのをじっと息を殺して待って、じぶんを空白にしてただ待って、そしてようやくそれをときには忘れることもできるようになってはじめて、時が解決してくれ

    0
    2012年10月23日

    Posted by ブクログ

    くりかえすが、未来があるというのは、だから、希望をもてるということである。何かを待つことができるということである。V・E・フランクルによれば、強制収容所ではクリスマスから新年にかけて、いつも大量の死亡者が出たという。これは、過酷な労働条件によるものでも、悪天候や伝染症疾患によるものでもない。「クリス

    0
    2017年08月30日

    Posted by ブクログ

    待たなくても良くなった時代に敢えて「待つ」について哲学をする。「待」が含まれているのは「待機」だけだけど、他にもいろいろな状態がある。自分が「待っている」ときにそのときの「待つ」どんな意味でどれに分類されるのかが興味が湧いてくる。

    0
    2024年12月08日

    Posted by ブクログ

    「待つ」ことの失敗は、本当にたくさんある気がする。その人の中の何かを結局信頼できないし、待っているその時間が煩わしいと感じるからだろう。
    閉じ続けないと不安だ。その場にも空間にも溶け込み、相互に流れるものを自由に享受できるようになるためには何が必要なのだろうか。
    何かを「待つ」ことの放棄が、真の「待

    0
    2024年02月15日

    Posted by ブクログ

    私は迎えにいくのでなくただ待つという行為に意義を見出したいらしい。哲学者であるからロジックの正偽説明もあるが興味ないのでそこは読み飛ばした。以降は本からの引用です。//待つというより迎えにゆくのだが、迎えようとしているのは未来ではない。ちょっと前に決めたことの結末である。偶然を待つ、じぶんを超えたも

    0
    2021年10月17日

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