鷲田清一のレビュー一覧

  • 哲学の使い方

    Posted by ブクログ

    ネタバレ


    後半はよくわからなかった為、第一章のみまとめ

    哲学とは「〇〇である。」ではなく、「哲学とは何か。」という問いから始まる。例えるならばスタートラインに立った時、ここは本当にスタートラインだろうかと問うことこそ哲学なのだろう。カントの「哲学を学ぶことはできない、人はただ哲学することを学びうるのみだ。」という言葉はまさに的を得ている。
    人が哲学に焦がれるのは直面している困難をうまく解決できないときだ。そしてそういった困難は正解でないことがある。それに対し我々が紡ぐべき思考というのは、わからないけど大事だということをわからないまま正確に対処することだ。ここで重要なのはわからない問題に対して安直な理

    0
    2022年04月18日
  • じぶん・この不思議な存在

    Posted by ブクログ

    前半では、「自分」は他人と関わって何らかの役割を持ち、「他社にとっての他者/誰か」でいる、ということを区分けなどを使って説明し、後半では、他者と自分の関わりについて深堀されていた。

    作者いわく、「ふつう」とは、同じ区分けを共有している時に感じるものである。その例として作中では男女の区分けなどをあげているが、今はジェンダーというボーダーを超えた概念が生まれていて、それがきっと新しい「ふつう」にあたるのかなと思った。
    「ふつう」という言い方はあまり個人的には好きではないが、それはきっと「ふつうじゃない」=「おかしい」と感じてしまうような感覚を自分が持っているからだと思う。「じぶん」を認識するため

    0
    2022年03月05日
  • ポストコロナ期を生きるきみたちへ

    Posted by ブクログ

    VUCA感がめちゃ高まっている現在
    今、そしてこれからの世界をどのように生きていけばよいのか。
    それを自分のために、そして若い人達のために知りたい。
    そのような気持ちで本書を読みました。

    執筆者は、内田樹先生セレクトというバイアスはあるので、ものすごい多種多様な意見という感じではないですが、それでも幅広い年代と専門分野にわたっています。
    そしてみなさん暗くなりがちな話題にも関わらず、暖かで柔らかい前向きな文章を書かれており、こちらも穏やかな気持ちでページをめくり続けることが出来ました。

    全体を通してある程度共通だと感じたメッセージは
    •現在や過去(大人、制度、システム)を信じすぎないでね

    0
    2022年02月07日
  • ポストコロナ期を生きるきみたちへ

    Posted by ブクログ

    玉石混交の内容だが、面白い議論もある。人の行動は変わらないが、コロナの記憶は当面続く。国境の意識、遠隔技術の成果は明らか。企業や国家の行動に影響はあるだろう。イノセンスな効率至上主義は若干減少すると期待したい。

    0
    2021年11月03日
  • じぶん・この不思議な存在

    Posted by ブクログ

    高校2年生の時に一度読み、
    自分の価値観に影響を与えた本。

    当時は不明確な箇所が多かったのを覚えている。
    今回、久々に自分の成長を感じる期待も込めて再読。そして2周した。

    内容としては『じぶん』とは何?という問いに対しての著者の思考の流れが描かれた本。

    (以下、あらすじ)
    まず、自分の身体は自分ではよく分からない。医者や機械に診てもらわないと何が起きてるのか不明確。また、身体は他人や別のもの(義足など)と取り替え可能であるし事故などで喪失しうる、しかしその場合でも『わたし』は変わらない。では『わたし』とは物理的・身体的な特徴ではないのだろう。

    (紆余曲折と少しの飛躍を行い)『わたし』と

    0
    2021年07月28日
  • 二枚腰のすすめ――鷲田清一の人生案内

    Posted by ブクログ

    二枚腰というのは面白い考え方だし、如何にも鷲田さんらしい。一つのものの見方があれば、当然反対のものの見方がある。人生の「はずれ」といわれていることも、一つの見方でしかなく、「はずして」見てみるというほかの視点が大事になるということだな。

    0
    2021年07月25日
  • 「待つ」ということ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「待つ」ということを、哲学的に深く掘り下げてゆく本。
    臨床での考え方も出てきます。
    待つからにはまず時間軸が出てくるが、最終的にはその時間軸さえも超越してゆく。
    ここまでくると、禅問答的で難解です。

    0
    2021年07月19日
  • 大人のいない国

    Posted by ブクログ

    ゲームマスターが居るような気になってしまう
    つまり責任者出てこい!の思考
    そうなったら全てが他人任せになっちゃうね

    0
    2021年06月23日
  • 二枚腰のすすめ――鷲田清一の人生案内

    Posted by ブクログ

    新聞へ投書する悩み相談とその回答が本になったもの。いろんな人生のひとがいろいろな悩みを抱えて生きてるんだなと思えるし、全然立場が違うひとの悩みでも、なんか全部じぶんに通ずるところがあるようにも思える。
    悩んでる状態って、とても視野が狭くなって自分のことしか見えなくなってる状態でもあるんだなと思った。いちど深呼吸して、自分から意識を離したり、自分を取り巻く周囲のひとたちの立場で考えてみたり、問題の切口を変えることで見えてくるものがあるのかな。

    0
    2021年03月30日
  • 岐路の前にいる君たちに ~鷲田清一 式辞集~

    Posted by ブクログ

    日々の仕事やプライベートで忙しくなって、学びにゆとりを持てなくなった時は鷲田さんの本に立ち返る。やっぱりハッとした。教養の大切さ。分かりにくいものから逃げない、分かりにくいものは分かりにくいまま理解する姿勢、また複眼の姿勢を大事にして、答えを急がないこと。

    0
    2021年03月21日
  • ポストコロナ期を生きるきみたちへ

    Posted by ブクログ

    若い人からベテラン著者まで、さまざまな視点で、ポストコロナについて書かれていました。

    蔓延するウィルスがどのようなものか、また、そこから受ける我々の生活への影響とこれからの展望。

    いずれにせよ、近代的思想に基づいた人間の行動から生み出された歪みだということは一致しているように思える。

    0
    2021年03月18日
  • 「待つ」ということ

    Posted by ブクログ

    すぐ行動することが尊ばれる時代に待つというテーマで気になった。哲学の話など、少し読むのに力がいるかもしれない。

    0
    2021年03月05日
  • 「待つ」ということ

    Posted by ブクログ

    私がしていることは「待つ」ということなのではないか、そんな気がして読んでみた本。
    待つという行為が丁寧に紐解かれて、自分の心の中と長電話できたような時間だった。
    目が洗われるような気持ちで読んだのは、ゴドーを待ちながらのくだりのところ。
    暇つぶしのために待っている、というところ。
    わたし、これだ、と思った。
    毎日を潰していくように生きているから、待つものが必要なのだ。
    それは、待つことで人生の気が紛れるから(私の場合)。
    でも、そんな待ち方なんかいやだ。
    だいたいそれは、待ってるのとは違うじゃないかとも思う。
    そして最後の章にうっすらと、答えが書いてあったように思う。
    開く、自分を。
    それが本

    0
    2021年02月12日
  • ポストコロナ期を生きるきみたちへ

    Posted by ブクログ

    大学は勉強するところではない。大学とは、知識を商品のように学生に売るところではありません。知とはデジタルデータではなく、身体と感情を持った人間一人一人が身につけ、実践し、対話し、試行錯誤する中でしか役立たない。

    あらかじめ用意された正解をたくさん覚えることが優秀だというのは、いわば知識ベースの勉強です。しかし、非常事態に対処するには、そんな勉強だけでは限界があります。そこで力を発揮するのが、物事をいろいろな角度から観察し、今までに知った事実と組み合わせて、全体の構造を考えるという知性ベースの学びです。

    まだ答えがない問題への対処については、先生と生徒の立場は対等です。

    0
    2021年02月04日
  • 「待つ」ということ

    Posted by ブクログ

    読み始めは、なるほどと思いながら読み進められたが、後半から難しくなってきて、?な感じでした。
    待つことを多角的に詳細に分析しているようです。

    0
    2020年12月12日
  • 臨床とことば

    Posted by ブクログ

    気にかけてくれる、見守ってくれているという受け身の状態も、生きてる力にはなるけど、他者への関心を持つ、ということが大きな生きる力になるという鷲田先生の言葉を大事にしたい。

    0
    2020年11月29日
  • 大人のいない国

    Posted by ブクログ

    対談をまとめたものだから
    話は色々と飛ぶが
    言論の自由とSNSで好き勝手言うことを混同するなという話には深く頷きました...

    0
    2020年10月01日
  • 大人のいない国

    Posted by ブクログ

    違和感を感じる箇所もあったが、それぞれの切り口が興味深い。ほぼ対談の形なのでお気楽に読めるのも○。言葉遊びに興じる子どものような場面もあり、人の多様性を感じられる作品。単純に面白かった。

    0
    2020年09月06日
  • 二枚腰のすすめ――鷲田清一の人生案内

    Posted by ブクログ

    新聞のコーナーに寄せられた相談に「乗って」返した言葉と書き下ろしエッセーを載せた一冊。今悩んでいる人が読んでもすぐには役には立たなそうな回答が続くが、それを辛抱して読み進めてからの巻末のエッセーは深い内省を呼び起こす。読み通して再度頭から読み直すとまた違った風に読める。そういう意味でもまさしく二枚腰構成になってると思う。

    0
    2020年07月07日
  • 「待つ」ということ

    Posted by ブクログ

    著者は哲学者みたいですから…少々難しかったけれどもまあ、分からんでもないところはありましたよ!

    ヽ(・ω・)/ズコー

    この本が出版されたのは2006年らしいのですけれども、当時よりも今の方がより、人々は「待てなく」なっているんじゃなかろうかと思います…誰もがスマホを手にする時代……買い物などもネット上で容易にできるのであって、わざわざ実店舗まで行ってレジに並んで買う必要などない…

    便利ですけれども、その便利さに慣れすぎて待てなくなっている人が多くなっている…と著者は嘆いていましたね。待てない人というのは往々にしてイライラしているものですから、そんな人が多々増えたらどうなるか……きっと殺

    0
    2020年06月15日