鷲田清一のレビュー一覧

  • 大人のいない国

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    成熟した人間がいない日本の政界や私たち市民を描写した部分に誰もが当事者性を感じることができるだろう。古き良き教授人らにありがちな無自覚な女性蔑視はわろし。

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    2026年05月05日
  • だれのための仕事 労働vs余暇を超えて

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    文章を読み進めていて、分かったり分からなかったりが絶えず入れ替わっていたような感を得たが....
    結局はどんな仕事も遊びでもときめきを持ちながらやれると良いよね〜と受け取りました。
    どんな仕事のタスクもそれ自体を手段じゃなくて目的として捉えて進めていくべきだし、遊びも本気でやって、何かを極めてみるって言うのは大事なんだなーと感じ入った次第·····。

    結局どう仕事すればいいんでしょうね〜!!楽しさ、ワクワクを探し続けられたらいいな。

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    2026年05月02日
  • 「透明」になんかされるものか 鷲田清一 エッセイ集

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    まわりくどい文章なのに、何故かリズム感が有ってハマってしまう。考えて考えて色んな視点で物事を見ていきたい。

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    2026年04月02日
  • 超楽器

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    京都コンサートホール開館30周年を迎え、関係する様々な有名人の文章をまとめたもの。それなるに面白くはあって、気楽には読めるけれど、これを読んで深く考えさせられる、というほどの内容ではないかな。

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    2026年03月15日
  • 「透明」になんかされるものか 鷲田清一 エッセイ集

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    作者の事を初めて知りました。
    タイトルに惹かれて読んでみました。
    エッセイ集で、後半には書籍が紹介され読書リストがのせられています。
    作者は哲学者で、2019年以降の世の中の出来事について書かれています。
    紹介された書籍の中にはいくつか興味を惹かれたものがあるので読んでみようと思います。
    もう少し作者自身を知ってから読んだ方が良かったかも知れません。

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    2026年02月25日
  • じぶん・この不思議な存在

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    ヨガ的考えではなかったが非常に面白かったです。
    独特なひらがなには何か意味があるのかな。人によって解釈が異なりそうな本でした。
    気になるフレーズに指先が沢山走りました。結局、「私はだれ?」という問いに答えはないそう。

    自分という個性を探しがちだけど、他者があっての自分。アイデンティティを確立するというより、相手がいての自分だということ。
    ・他人の中に自分を確認するより、自分を捧げるその他人をイメージして自分を持つこと

    誰かの中に私がいることを常に感謝しないとね。

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    2026年02月07日
  • じぶん・この不思議な存在

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    ネタバレ

    内容は難しくないが独特な文体で頭に入ってきづらかった。
    じぶんが誰なのかはじぶんでは決められず他者との関わり合いを通じてそれを確認していくこと。本書ではそれを「他者の他者としてじぶんを確認していくこと」と言っている。そしてそれは受け身の姿勢では実現できない。
    ボランティアに身を置く人たちがその一例。

    また面白かった話としてオウムの例が挙げられていた。信者たちは常に受け身の存在としてしか語られてこなかった。信じたいというより信じさせてほしいという意識、じぶんのこれからを決めてほしい、なにをしたらいいか言いきってほしいという願望があり、それ故に抜け出せなくなっている。

    一方で事件を見る側にとっ

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    2026年01月24日
  • 所有論

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     長い、そして難しかった…。
     
     近代以降の国内外の膨大かつ複雑な「所有」をめぐる哲学・思想から、「所有」とは何かを精緻に定義しようとする試み。
     
     本書の内容を正確には理解できていないが、「所有」は「わたしのもの」ではなく、過去あるいは現代の人から適切に配置された「受託」にすぎない、これを「わたしのもの」って国、社会、個人が誤解しているところに収奪、搾取や戦争、紛争が起きるってことなのかなあと。端的に言えば、人は他の人と共生し世代的に連続してるんだよ、そのことを忘れて好き勝手しちゃだめだよってことだと思う。それはおそら著者の思想的・価値的な核だと考えられる。この点には共感できるところもあ

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    2026年01月16日
  • じぶん・この不思議な存在

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    お勧めの哲学書ということで手に取ってみました。ひらがなの多い優しい言葉遣いで掴みは良かったのですが、やっぱり眠くなってしまい、最初と最後だけ目を通しただけで積ん読書に認定。

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    2026年01月10日
  • ポストコロナ期を生きるきみたちへ

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    まだコロナ騒動が始まって6年弱しか経ってないけど、もう今AIの普及も含めて新たな日常があり、かなり昔のことのように感じられた。

    AIとか物価高とか終身雇用の終わりが進んでいることとかけっこう変化を感じることがある一方で、既得権とか同調圧力とかあんまり当時と変わってないなと思った。

    社会のことについてもそうだけど、自分の人生においてもあっという間に6年弱が過ぎている実感。一日一日を大事に生きないとな、と思った。

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    2026年01月09日
  • じぶん・この不思議な存在

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    三宅香帆さんがオススメされていたので読んでみました。

    哲学的な要素も含まれていてまあまあ難しかったが、知ることができて良かった一冊。

    この本の冒頭に書かれていた「〈大好きだ!〉攻撃」というタイトルの例が面白かった!
    (後半の答案含め)

    ボランティアの話はとても興味深い内容でした。

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    2025年12月07日
  • じぶん・この不思議な存在

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    ネタバレ

    読書メモ&感想


    わたしってだれ?
    顔・身体こそ自分が1番知らない
    性格や性の差異は社会の中で形成される
    「わたし」という言葉も社会に認められて適応する
    →個人の私的可能性を捨て社会秩序の中に入れ込んでいる
    成長で属性を身につけている訳ではなく、色々な可能性を失っているのでは。これが生きるということ

    私たちは物事を解釈し区別して生きている
    自分を他者ではないものと認識する
    「ふつう」とは世界の解釈を共有していることにすぎない
    自分は「非わたし」と差異化して分かることなのに、内部に問う

    「アイデンティティはn個の属性によるn次空間上の座標」って良いね
    他者にとって意味のある存在とし

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    2025年10月04日
  • じぶん・この不思議な存在

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    ネタバレ

    自分が存在するためには、他者に他者として認められなければならない。だから、親族のためにする家事、介護では、奉仕が当然と受け止められてしまい、自分の存在価値を認めることが出来ない。
    しかしながら、自分という存在がぼやけることにはある種の快感があり、他者への異常な献身が例にあたる。(近年の推し活ブームもこれかも)
    じぶんになるということは、ありえたかもしれない自分を棄てること。
    親に「子供とは気が合わない」と言われたら、親は子を他者として認めたということであり、こちらの勝ちである。
    〜ここまで本の内容〜
    人生というものを一貫したストーリーとして捉えるのは間違っているが(筆者の主張)、昨今自分の人生

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    2025年08月16日
  • じぶん・この不思議な存在

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    自分とは何か、大人になるとなかなか考える機会は無くなってくる中で、久しぶりに読んだ。
    自分とは今までの人生のいきさつによって自分が確立していくという見方もあるが、逆にそれによって自由を奪われ、何者でもあり得た存在を脱し(死んで)、「じぶん」になっているという観点は、改めて考えさせられる。
    難しく頭がこんがらがる部分もあったが、結論、卑しい考えなく、純粋に「他者」にとって意味のある存在になることが自分のアイデンティティの確立につながるのだと感じた。

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    2025年07月24日
  • 「透明」になんかされるものか 鷲田清一 エッセイ集

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    久々の鷲田清一。

    老いや身体の不自由さを身を以て体感しているからだろうか、上手くいかなさをはらんだ言葉の運び方になったような気がする。

    「やましさ」という言葉と、面と向き合う機会になった。

    災害や争いで苦しんでいる人を知りながら、自分だけがのうのうと生きていることへの罪悪感。

    どうして人は、人と比べてしまうのだろう。
    知らなければ、比べなければ、味わうことのない感情が沢山ある。

    コロナ禍におけるエッセイも沢山詰まっている。

    身体や場について論じてきた著者が目の当たりにしたソーシャルディスタンス。
    けれど、著者自身も、自身の生のために守らざるを得ない規範であったことだろう。

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    2025年06月08日
  • 大事なものは見えにくい

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    ・様々なテーマから、「表層」への享楽が浮かび上がる

    哲学教師の職を得た三十代には、ひとが科学の基礎づけなどという「重い」仕事をやっているときに、顔や皮膚というもっとも表層的な主題に没頭した。そのあと、二十世紀の思想史から消え、だれも見向きもしない二つのテーマ、所有と幸福の問題に取り組んだ。  こだわる対象は刻々と変わってきたけれど、こだわりそのものは全然変わっていない。が、そのかたちには心なしかうらぶれたところがないではない。そう、洗い場の使い古したスポンジのように。
    >>>本書、p214

    この部分で出てくる、「表層」が、ケアや政治の言説、デザインからファッション、ブラン

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    2025年04月22日
  • ポストコロナ期を生きるきみたちへ

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    コロナ下で思う事はそれぞれの人に沢山あったなと思い出させる本。
    エッセンシャルワーカーありがとうとメディアで流しつつ、近づくなと差別する。大事といいながら低収入を改善しようとしない。ありがとうと言っておけばこき使っていいと思ってるよね。これからは少子化でエッセンシャルワーカーがますます減ってくる。その際にどうするのかな。

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    2025年01月11日
  • 大人のいない国

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    ⚫︎対談形式が多いからサクッと読めるね
    ⚫︎内田さんは日本辺境論は面白かったし、わかりやすくて読みやすい。ゆっくり読めば咀嚼できる丁度いい内容。あ、これ以上いくと無理だなってとこで止まる絶妙な文体。
    ⚫︎成熟した大人がいないのは、まあしょうがないのかもなあとか、そもそも自分だってなあとか…政治家は国民のレベルを写す鏡だから、結局日本人が成熟していないってこと?でもそれもなんだか安易な自虐論理みたいで嫌だなあ。
    ⚫︎内田さん、ネットだとよく炎上しているイメージだけど、本はしっかりしているよね。大学の教授だったこともあり、話が分かりやすい。
    ⚫︎なんというか、ちょっと神霊的な話も出てくるけど、それ

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    2024年05月12日
  • 〈弱さ〉のちから ホスピタブルな光景

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    ディベートをさせると、震災の時に援助をすることを考える人は多くいるが、補助を受けさせるためにはどうすればいいのかを考える人がいないというのを読んでいて、確かにそうだなと思った。

    色々な制度があったとしても、本当に必要な人にはその情報がいかないこともある。

    そして、人は誰しも弱い部分がある。
    その弱さを認めるということはとても大切で、それを力に変えられることができれば、とても強いエネルギーが出るのではないかと思った。

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    2024年04月26日
  • だんまり、つぶやき、語らい じぶんをひらくことば

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    学長などを経験した哲学者による高校での講演会録

    コロナ禍で、言葉やコミュニケーションについて、高校生向けに優しく温かい語り口が印象的。
    質問時間や懇親会の様子も良い雰囲気そう。

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    2024年04月24日