あらすじ
映像・音楽・モード・身体・顔・テクスチュアなど、身近なさまざまな事象を現象学的アプローチからやさしく解き明かす哲学エッセイ。のちの臨床哲学につながる感覚論をベースとした、アフォリズムにあふれる1冊。
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Posted by ブクログ
わたしが〈わたし〉でありうるためには、わたしは他者の世界のなかに一つのたしかな場所を占めているのでなければならない。(略)……《他者の他者》としての自分の存在の欠落なのである。p27
(自己主張なしでいると相手に飲み込まれる)
電車内……みんなが同じ意識の拘束を受けている。p30
世界に自分を充満させるか、世界から自分を消し去るか。
ぼくたちの日常生活はまさにこの種の強迫観念によって仕立てられているからだ。p47
(ルールという強迫観念)
ディーププレイ 鶏との同一化p59
マイクロフロー活動 マルチチュード
「お前はこの世界へ生まれてくるかどうか、よく考えた上で返事をしろ」『河童』
godをひっくり返したdog 逆さ言葉
成熟というものは、同一であることを願うひとにしか訪れない。p95
忌み名 接触タブーの延長
エスプリ ムッシュー 糜爛
演奏者と音楽 彼らはどこにいるのか?p204