哲学の使い方

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「答えがすぐには出ない、答えが複数ありうる、いや答えがあるかどうかもよくわからない」──そんな息苦しさを抱えた時代に、社会生活において、人生において、私たちは哲学をどう「使う」ことができるのか? 《初期設定》からの問いかえしを試み、新たな見晴らしよい世界のありかたを求め描く、著者渾身の書き下ろし。

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哲学の使い方 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    哲学とはなんだろうか。
    哲学を使うということはどういうことだろうか。
    この本を買ったときに思いました。
    読み終えた後もこの疑問に対する答えが得られたとは言えません。
    けれども、なんとなく、哲学というのは考えに考えて考え抜くことなんじゃないかと思えました。
    当たり前のことを当たり前で済まさないで、もう

    0
    2023年12月31日

    Posted by ブクログ

    哲学に対して抱かれている世間の認識が、哲学かを敬遠するものになってしまっていて、しかし人が活動するうえで哲学は欠かすことが出来ないものでもあります。その哲学というものに対してどのように接していけばよいのか。そもそも哲学とは何なのか。そういう疑問に対して、哲学の正体、使い方、付き合い方、という語り口で

    0
    2015年03月09日

    Posted by ブクログ

    とてもおもしろい。
    哲学に興味があり、本を読む中でもともとおもしろい哲学者だと思っていた。一つ一つの話は短いが、説明がわかりやすく、それでいておもしろいと思う。

    当たり前だと思っていた常識、生活などについて鋭く切り込んでおり、疑問を投げかけたり、矛盾点を洗い出したりしていた。そのため、ハッとされら

    0
    2021年09月24日

    Posted by ブクログ

    著者が「臨床哲学」を提唱していることは以前から聞き及んでいたのですが、本書を読んで、ようやくその概要を知ることができたような気がします。

    著者が主催する「哲学カフェ」の具体的なエピソードも紹介されており、〈現場〉から紡ぎ出される知恵に耳を傾けようとする繊細な知性の息吹を、ほんの少しですが、垣間見た

    0
    2017年11月29日

    Posted by ブクログ

      「ほしいものが、ほしいわ」。糸井重里が西武百貨店のために制作した広告コピー、哲学者の鷲田清一さんによると、時代の根源語と云う点で哲学と相通じるものがあるのだと云う。時代の大きな変容、しかし感触としてはあっても何なのか判らない、そのもやもやを一瞬にして結晶させるもの、それが哲学の言葉であり、広告の

    0
    2015年02月12日

    Posted by ブクログ

    非常に難解。特に中盤あたりはとりわけ難解で
    理解するのが一苦労でした。まだ全部がわかったわけ
    ではないと思いますが。また哲学の本質的な書物を
    読みたいと思います。
    ”答えがすぐにでない、あるいは答えが複数ありうる、
    いや答えがあるかどうかもよくわからない、
    そんな問題群が私たちの人生や社会生活を

    0
    2014年12月21日

    Posted by ブクログ

    鷲田さん、書下ろしなんて久しぶりじゃないのか。
    大好きな著者なので、読んでみた。でも、ちょっと読んでみてこれはむずかしそうだと思ったので、それから少し間を空けての再チャレンジ。
    結果、わかったりわからなかったりの部分があって、理解できたのはたぶん全体の二割くらい。
    でも、それでも、このひとにくらいつ

    0
    2014年11月20日

    Posted by ブクログ

    受験生にはぴったりの本です。タームが少し高校生には難しいですが。鷲田エッセイの組み立て方などを書いてあるので、哲学的思考のエッセイを読む上では、役に立ちます。
    特に実社会と孤立しがちな哲学について、社会との対話を重視するスタンスはおもしろいです。一枚剥ぐと、通俗になりそうなところが、うまく締めている

    0
    2014年10月02日

    Posted by ブクログ

    うーん、まあ、「エンゲージド・ブッディズム」みたいなもんかなあと思いながら読んだ。
    世代を超えた人たちが、ある問題について真剣に話し合うことは素晴らしいことだと思うけれど、一方で、過去の議論の積み重ねを知らずに、単に自分(たち)の中だけでの思いつきを思考することと勘違いする危険性も感じる。
    いや基本

    0
    2017年08月15日

    Posted by ブクログ

    この本さえ読めば素人でも哲学の使い方、仕方がわかると
    いうようなハウツー本、マニュアル本ではないので要注意。

    この現代という時において哲学とはどのような役割を果たす
    べきか、どのようにあるべきか、そもそも哲学は意味ある
    ものとして存在しうるのかどうか。哲学者が哲学者として
    哲学と向き合う上で発せざ

    0
    2016年06月08日

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