内田樹のレビュー一覧

  • 下流志向 学ばない子どもたち 働かない若者たち

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    めちゃめちゃ面白かった。

    幼年期から経済主体として成長している。

    この視点から現代の問題、例えばクレームする親や教育に反抗する子供などを説明していた。

    これがすごく新鮮で、25の自分にも当てはまるところが多分にあった。

    懐古的に昭和時代の大きな家族ぐるみの付き合いを失ってしまったことを嘆いている。
    一家の大黒柱が働けない家族を含めて支えていた時代を。

    こんな友人や家族を築けたらいいなと思う。

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    2022年11月14日
  • そのうちなんとかなるだろう

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    私が尊敬する内田樹さんの自伝。
    いろんなところで書いている通りの「嫌なことを我慢することができない」半生を語る。

    「このまま行くと大変なことになりそうだ」というところで手を打たないといけないこと。
    決断しないといけない場面は、もうすでに間違った選択肢を通過してしまっていること。
    自分の体が出すサインに敏感になる必要。無理をするということは体が出すサインに自分から鈍感になるということ。そんなことをすれば、他のサインも見落として、結局ひどい目に遭うこと。

    内田さんの含蓄ある言葉は、当然学問の知識にも根ざしていますが、武道の言葉、生身の身体から発せられた言葉、育児のために、大学での役割のためにと

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    2022年11月10日
  • 下流志向 学ばない子どもたち 働かない若者たち

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    当時勧めてくれた友達に、「読んだよ!なんか、哲学者なのに読みやすい語り口だね、堅くないし」と言ったら「わたしは内田樹の本のことはあるある本だと思ってるから」と返ってきたのを覚えてる

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    2022年08月31日
  • コロナ後の世界

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    内田さんの文章はいつもメッセージの宛先に自分が含まれていると思えるので、たとえ悲観的な話題だとしても読んでいて気分が落ち着いてくる。

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    2022年07月16日
  • 日本辺境論

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    辺境の認識がガラリとかわった。
    日本独特の、曖昧な感じ、ふわふわして実体ない感じ、戦争責任とか歴史認識とか、モリカケサクラでもなんもアクションも責任追求もない、このおかしさの根源なよくわかりました。

    真名と、仮名。

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    2022年06月26日
  • 下流志向 学ばない子どもたち 働かない若者たち

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    本書では、子どもが授業を真面目に聞かないこと、勉強をしないこと、すぐに転職する若者が増えていること、ニート問題など、人によっては近頃の若者はけしからんと根性論で片付けてしまいそうなテーマが扱われている。
    しかし、実はこれらの背景には共通しているものがあり、それが消費者マインドだということがわかりやすく説明されていて、なるほどと大変感心した。
    現代社会において、消費者マインドは、重要かつ不可欠な思考であるというイメージがあったので、教育などの場に持ち込まれることで弊害にもなり得るというのは新たな学びだった。

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    2022年06月25日
  • 先生はえらい

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    ★恋愛というのは、「はたは色々言うけれど、私にはこの人がとても素敵に見える」という客観的判断の断固たる無視の上にしか成立しない。いい先生に出会うことと同じです。★

    本の題名に対する先入観は捨てた方がいいと思います。
    「先生は偉いんだから、なんでも言うことを聞こう」ではなく、
    「一人一人の先生から何か一つでも学び取ろうという姿勢」が大事という話です。

    この本を買う人は尊敬する先生に出会った人たちだと思いますが、著者が読んで欲しいのは、先生は偉くないと思っている人達だと思います。帯にそのような内容があればいいなと感じました

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    2022年06月12日
  • 撤退論

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    「まえがき」の内田樹の文章の衝撃たるや。
    21世紀末には、総務省の中位推定で、日本の人口は4700万人に。7000万人も減るという。
    そして、この事実を国は知ってはいるが、「このシナリオを国民に対して開示する気がない」にっちもさっちもいかなくなってから、我々に、さて、「日本は沈みつつありますが、生き延びる手立てはもうこれしかありませんと手の内を明かす」だろうと。
    その時には「強者にすべての資源を集中し、弱者は見捨てる」というシナリオは出来上がっている…。

    そうだろうと思う。そうなのだ。たぶんもう出来上がっているのだ。我々庶民はうかうかしてこれからだまされるのだ。

    この「まえがき」と白井聡と

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    2022年06月01日
  • 撤退論

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    涙あり、衝撃あり。15通りのメガネをかけさせてくれる、とても有意義な一冊。
    一人ひとりの論考をじっくり味わいたい、でも面白すぎるし文章の量も程良いのでもう1人読みたい、もしくはこの人の別の著書を早く読みたい、そんな気持ちになった。
    新しい時代がそこまで来ている、そんな予感がしてくる。

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    2022年05月30日
  • 街場のメディア論

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    医療と教育は市場原理にのせてはいけないものなのに、その路線でメディアが論じてきてしまったこと、学生や患者が、最上の努力で最大の効果を得ようとしていること、批判をすることが権利であり貢献していると錯覚していること、そしてそれを善意に基づいて行っているという刷り込まれた無自覚な意識と行為が、医療と教育を崩壊させている…。
    もやっとすることを、内田先生は論理的にわかりやすく整理してくれています。
    12年経ってますが、全く色褪せてないです。

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    2022年05月05日
  • 属国民主主義論―この支配からいつ卒業できるのか

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    対談というのは面白いもんだね。普通に著書を読むよりもどんな人間たちなのかがよく分かる。二人の考えることほとんど納得だ。

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    2022年04月10日
  • リスクを生きる

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    お二人の対談、やっぱり良いですね~。スリリングな内容もかなり含まれるんだけど、基本的には終始穏やかな雰囲気が感じられて、っていうギャップみたいなものがまた魅力。これからも、継続的に刊行されて行ってほしいです。

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    2022年03月28日
  • 戦後民主主義に僕から一票

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    内田樹さんの著者は初めて読みました。
    あまり読まないカテゴリーであり、民主主義についての本なので、固い内容かと思いきや、過去に書かれたものをテーマ別に掲載されており、読みやすかったです。
    また、過去に書かれた内容が中心ですが、今も変わらない問題を提起しており、古さを感じない内容でした。(むしろ変わらない日本にガッカリするという…。)

    印象に残ったのは下記の通り。
    ・過去の失敗に学べ。歴史から学ばないものに未来話はない(半藤一利)
    ・権力者を批判する権利は権力者にしかないという思考停止
    ・多様性を担保された集団は、そうでない集団よりも危機耐性が高い
    ・公人とは、反対者を含めて集団全体を代表する

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    2022年03月08日
  • 先生はえらい

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    内田樹を読むことの1番の魅力は、本気か冗談か分からない主張を、屁理屈まがいにロジカルに成立させた文章を、面白おかしく読んでいるうちに、読者自身が、なんかすごい大事なことに気づいてしまう、という図式です。敷居が低く、出口が高くなっている。

    第二次安倍内閣あたりから、政治への怒りが閾値を超えてしまい、最近は面白おかしく読ませてくれる文章が減っていて残念なのですが、この頃の内田先生は最高です。特にこの本は、(ちくまプリマー新書シリーズ全般そうですが)言葉が平易で、長すぎず、非常に読みやすいです。ヤングにもアダルトにもオススメ。

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    2023年06月27日
  • そのうちなんとかなるだろう

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    内田先生の自叙伝とは知らずに読み出す。
     
    あぁ、わたしがこの先生を好きな理由がはっきりわかった。
    子どもの頃の記憶で覚えている、いくつかの理不尽な仕打ちに、きちんとらNOを言ってくれるからだ。

    わたしの父親は、甘やかすと人間はつけあがるからと言い、優しくしてくれなかい人だった。

    その結果出来上がったのは、他人に優しくできない大人(私)だった。

    幸いにもわたしは友達や恋人の人間関係に恵まれ、大人になってから甘やかしてもらえた。

    だから人に優しくできる人間になったと思う。

    内田先生は、絶対にそんな教えは間違ってると言い切ってくれる。
    わたしにとって、それは救いだ。

    自信をもって優しく

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    2022年01月21日
  • 街場のアメリカ論

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    内田樹による、アメリカ論。ただし、誰一人アメリカ問題の専門家がいない講義の中で生まれた本。
    それでアメリカ論が成り立つのか、と言えば、実に様々な角度からアメリカの持つ病巣を暴き出してくれる。

    アメリカ特有のジンクスである、戦争をやって負かした国がその後同盟国になるという成功例。
    その文脈でベトナム戦争やイラク戦争を見れば、私たち日本人の目線から見た「戦争」とは、全く違うものに見えてくる。

    あるいは、ヨーロッパから引き継いだ子ども嫌いの文化。
    マルクスが産業革命後のロンドンで見たように、子どもは搾取の対象だった。
    アメリカには、自己実現を妨げる者は排除べし、という共通理解がある。
    子どもが親

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    2022年01月15日
  • ポストコロナ期を生きるきみたちへ

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     内田樹さんんが呼びかけて「中高生向き」に書いてもらった,オムニバス本。わたしが知っていた人は6~7人だが,それぞれの呼びかけが面白かった。
     本書のメッセージは,30代~70代の年代別に分かれていて,70代なんて,中高生が大人になった頃はほとんど現役ではないわけで,だからこそ,なにを呼びかけているのかが,気になる。
     新型コロナによって暴き出された現代社会の矛盾は,コロナ禍が過ぎ去ったとしても,なんらかの修正を迫られるはずだ。会社に行かなくても仕事ができる…と分かったからには,満員電車に乗って会社へ行くこと自体が,すでに「必要なこと」ではなくなってしまった。密を避けることは,過疎地域では当た

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    2022年01月10日
  • 戦後民主主義に僕から一票

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    大学設置基準の大綱化が、この国の高等教育や研究を劣化させる分岐点であったという著者の考え方に全面的に同意。

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    2021年12月31日
  • コロナ後の世界

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    まえがきを読むだけで、なぜかとても救われたような気持ちになる。これから何度も何度も読み返していくことになるかもしれない。

    世の中、本当に尖った言葉があふれているような気がして、しんどいなぁと思うことが増えた。

    移動の隙間時間で読んだので、もう一度じっくり読み返そうと思う。

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    2021年12月14日
  • 転換期を生きるきみたちへ

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    数年前に1度読んだが、内容を忘れてしまったので再読。
    様々な立場の方々が、先の見えない転換期にあたり、中高生に向けて「根元的に物事を考える」ために書かれた本。

    刺さるメッセージはたくさんあったが、特に刺さったのは「13歳のハードワーク」だった。
    たしかに「夢=職業」にしてる人が圧倒的だなー、と思った。

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    2021年12月11日