山田詠美のレビュー一覧

  • ぼくは勉強ができない

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    100冊の推薦本の中に入っていた。高校生が主人公の小説であるが、最後の番外編は小学生が主人公なので、教育小説として推薦してもいいと思う。雑誌新潮に連載していた小説を集めたものである。

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    2026年01月11日
  • マグネット

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    趣味の良い、身の丈に合った欲望に忠実な登場人物たち。

    精神のつながりよりも肉体同士のつながりを真実として、血のつながりよりも共に過ごした時間の密度を重要視する山田詠美が描く9編。
    どれも味わいが異なったけど、どれも好きだった。

    特に好きなのは匂いや生活感が浮かび上がる「熱いジャズの焼き菓子」、ほとんどが主人公の脳内で繰り広げられる「アイロン」、実話に基づいた「最後の資料」
    恋愛関係では無く友人でもない義弟との名前の無い関係性が描かれる「最後の資料」は特に印象的。

    山田詠美的な流麗な文章を素人が真似すると、どうも自分語り臭い、読んでいて恥ずかしいものが仕上がるけど山田詠美の文章はミニマムで

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    2025年12月31日
  • つみびと

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    三世代の女性がそれぞれ同程度の熱量で描かれているので彼女たちを比較しやすく、虐待や離婚など一言で説明される出来事にも種類があることが分かりやすい。
    この作品に登場する男性の多くは妻が問題を抱え始めると逃げる傾向にある。

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    2025年12月18日
  • 三頭の蝶の道

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    若い頃は古典や純文学に苦手意識があって、芥川賞よりは直木賞、それよりもミステリや小説家の書くエッセイが好みだったけれど‥近頃は好みも様変わり‥。これも年齢的なものなんだろうか。
    今は“三頭の蝶”を覚えている世代としては、その存在を伝え、“女流作家達”の遺した作品を読まずに死ねるか!な気持ち。楽しみが増えた。

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    2025年12月16日
  • 風味絶佳

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    いろんな調味料を
    いっぺんに口の中に入れられて、
    それが絶妙なバランスで
    きちんと調和していることに驚く

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    2025年11月01日
  • ぼくは勉強ができない

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    初めて読んだのは、中学校の時に教科書に時差ぼけ回復が載っていた時期ですかね。
    学校と言うと協調性であったりが強調されて、自分の意見考えを持って喋ることが何か良くないような気がして、主人公時田秀美のようにはっきり言える人は少ないはず。
    大人になってから読むと、こんな学生は嫌だなと思う反面、こういう風に伝えられる(言える)環境だったらと思う

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    2025年10月28日
  • つみびと

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    映画「子宮に沈める」を観て、さらに事件のことが気になり、調べてみると若い頃に夢中で読んでいた山田詠美さんがまさかの執筆!
    一気に読み上げました。さすが詠美さんでした。

    抜け出せない不幸不運のループ。主人公とその母をかわいそうと思うなら、きっと危害を与えた人たちもまたかわいそうな人たちということになるだろうか。

    そして、今まで考えてもいなかった「小さきものたち」目線でのこの事件のこと。確かに、子どもたちはママを大好きなまま逝ってしまったのだろう。さらに辛い切ない気持ちになりました。

    不自由なく子育てのできている自分の環境に感謝。子どもには、たくさん愛情を注ごうと思いました。ありがたいことに

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    2025年09月15日
  • つみびと

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    読み終わってしばらく経っても、ざわざわした気持ちが残り続ける。
    山田詠美さんの人間の心の機微を描く文章力がすごい。

    親や、周囲の人から子供時代に受けるもの。
    それは人格形成に大きな影響を及ぼすはずだけれど自分では決して選べない。
    蓮音が1人でも信頼できる人と出会えていれば、ここまで最悪な事態にはなっていなかっただろう・・と思うと悲しくてたまらない。

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    2025年09月07日
  • もの想う時、ものを書く Amy’s essay collection since 2000

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    正直に言います。
    飛ばしたところも結構あります。
    直木賞・芥川賞が苦手で、好きなのは本屋大賞なので(笑)

    でも、森瑤子さん・山田詠美さんを読みながら大人になった私には、ほんっとに懐かしいワードがたくさん出てきて、しみじみしました。

    でも‼️‼️‼️

    新人賞落選した人からの恨み言の手紙に対しての、気持ちが良いほどのきっぱりした反論(反論っていう言葉はあってないかもしれないけど)。

    そして、かつて頭に来る電話をしてきたスポーツ記者に対して、

    どうだ、しつこく覚えているだろう

    という文章が好きすぎる‼️‼️

    私も、自称(本当は自他共に認めるって言いたいけど、他が、私にはっきりいうことは

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    2025年09月04日
  • いただきますは、ふたりで。―恋と食のある10の風景―(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    アウトドアに長ける、歳下のアシスタントを好きになる子持ちの漫画家のシングルマザーの話が素敵だった。年齢を気にしないで恋できるっていいな

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    2025年09月04日
  • いただきますは、ふたりで。―恋と食のある10の風景―(新潮文庫nex)

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    もぅ〜!!
    最高の1冊!!
    文庫本で読ませていただいていいのか!?って心のなかで叫びました
    お買い得だと思います、この1冊

    恋と食のある10の景色のサブタイトルもすてきですが、わたしとしては恋よりもひととひととのつながりを強く感じました

    誰かと出会うこと
    誰かと寄り添うこと
    誰かと愛し合うこと

    それはとても簡単なようで、簡単ではない

    いっしょに食事することも相手が違えば、高級であっても味気なく、カップ麺でもおいしく感じるように

    最後の山田詠美さんの『恩讐の彼方のトマトサラダ』まで、どの作品も好きですが
    しいて!!
    強いて、好きな作品は
    君嶋彼方『ヴァンパイアの朝食』
    奥田亜希子『白と

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    2025年08月24日
  • もの想う時、ものを書く Amy’s essay collection since 2000

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    帯どおり、なんて贅沢!!
    エイミーの小説に出会ってから数十年、つかず離れず気になる作家のおひとりなので、どこかで目にしたエッセイもたくさんあって、いろんな記憶のフタがあいたり、読まねば!と思う本があったり、読み返さねば!と思う本が大量にでてきたり、濃密すぎて何日かに分けて読んだ。
    山田詠美さんと同じ世代とは言えないけど、同じ時代に生きることができたことに感謝。

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    2025年08月05日
  • 明日死ぬかもしれない自分、そしてあなたたち

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    連れ子をつれて再婚し新しい兄弟も生まれ、絵に描いたような幸せな家族になった。しかし、兄の死をきっかけに母がアルコール依存症になり、一家の姿は激変する。
    絶望から再生していく話で一見地味だけど、家族の幸せとは何かを見つけていく様子が時間をかけて丁寧に描かれている。
    死は一種類の悲しみしか生み出さないのではなく、
    千人いれば千通りの死の受け止め方がある。
    家族の中心的存在であり、優等生だった長男が亡くなり、父、母、3人の兄弟にとってそれぞれ全く異なる種類の哀しみを生むことなる。
    だけど、それぞれの種類の哀しみを時間をかけて気持ちに折り合いをつけていくことで血のつながりも関係なく家族のつながりってど

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    2025年05月23日
  • A2Z

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    数年前に『僕は勉強ができない』を読んで以来の山田詠美の小説

    いくつになっても恋は素晴らしい
    何十年と生きていると色んな制約がついて回り、自由に恋するなど叶わないが大人らしく自分の行動に責任が取れるならいいのではないか

    物語の恋心は家庭を壊したり、一方的に誰かを傷つけるものではない
    誰もが相手を想う気持ちに向き合い、愛し愛されている

    せっかく生まれて来たのだから今ここを正直に生きていくのがいいわと夏美が教えてくれた

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    2025年05月07日
  • 100万分の1回のねこ

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    有名作家による絵本「100万回いきた猫」のトリビュート作品集。
    人それぞれの作品が詰まっていて面白い。
    一冊の絵本からこんなに物語が生まれるんだなぁと感心。

    この本から一人の気になる作家さんとの出会いがありました。
    井上荒野さん。
    他の作品も読んでみたくなりました。
    トリビュート作品って、こういう出会いがあるのも魅力ですね。

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    2025年05月05日
  • 晩年の子供

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    毎年読んでみようと思う。人生観、死生観という現時点では不変だとかんじているものが変わる瞬間に気付けるかもしれない。

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    2025年05月02日
  • いただきますは、ふたりで。―恋と食のある10の風景―(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    「ヴァンパイアの朝食」が良かった。
    祥太を否定されたように感じて元カノさんに怒る文也も、ダメダメ酔っ払いムーブで雰囲気直してくれる祥太も、すごくやさしい。あたたかいもので満たされました。

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    2025年04月06日
  • いただきますは、ふたりで。―恋と食のある10の風景―(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    「ワタシノミカタ」古内一絵さん

    女性がバリバリ好きなことで働いている、というところに惹かれた。
    恋人?相手が年下っていうのもなんだか新鮮な感じ。

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    2025年04月05日
  • つみびと

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    ネタバレ

    実話かなと思って読んでいたら、フィクションだった。
    なぜ、餓死させてしまう程放っておけたのかと思っていたが、育つ環境が悪かったり、物を知らなかったりすると、そういう状況に追い込まれる事もあるのかもしれない。せっかく幸せになれそうでも、自分から意地を張って遠ざけてしまうのはどうしてなんだろう。

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    2025年03月26日
  • つみびと

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    なかなか読むことができずにいた小説。
    読み始めたら、思っていたよりそれぞれの視点から描写されていて…
    それがどれもとても辛く、でも何とか希望が見えないかずっと探りながら読み終えた気がします。
    今でも続く事故や事件…
    ニュースなどで結果しか知ることがないけれど、その背景をたどるときっと語り尽くせない苦しみや物語があるのだろうな。
    けれど、やはり何があってもこどもが犠牲になってはいけないと強く想う…

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    2025年03月23日