山田詠美のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
もぅ〜!!
最高の1冊!!
文庫本で読ませていただいていいのか!?って心のなかで叫びました
お買い得だと思います、この1冊
恋と食のある10の景色のサブタイトルもすてきですが、わたしとしては恋よりもひととひととのつながりを強く感じました
誰かと出会うこと
誰かと寄り添うこと
誰かと愛し合うこと
それはとても簡単なようで、簡単ではない
いっしょに食事することも相手が違えば、高級であっても味気なく、カップ麺でもおいしく感じるように
最後の山田詠美さんの『恩讐の彼方のトマトサラダ』まで、どの作品も好きですが
しいて!!
強いて、好きな作品は
君嶋彼方『ヴァンパイアの朝食』
奥田亜希子『白と -
Posted by ブクログ
連れ子をつれて再婚し新しい兄弟も生まれ、絵に描いたような幸せな家族になった。しかし、兄の死をきっかけに母がアルコール依存症になり、一家の姿は激変する。
絶望から再生していく話で一見地味だけど、家族の幸せとは何かを見つけていく様子が時間をかけて丁寧に描かれている。
死は一種類の悲しみしか生み出さないのではなく、
千人いれば千通りの死の受け止め方がある。
家族の中心的存在であり、優等生だった長男が亡くなり、父、母、3人の兄弟にとってそれぞれ全く異なる種類の哀しみを生むことなる。
だけど、それぞれの種類の哀しみを時間をかけて気持ちに折り合いをつけていくことで血のつながりも関係なく家族のつながりってど -
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Posted by ブクログ
ネタバレ面白かった…。切なかった。
好きだったのは「堤防」「花火」「桔梗」「ひよこの眼」など。何人もの私がいて、何人ものあの人がいて。
「堤防」
「じゃ、おまえは、欲望のエネルギーが、運命の方向を変えるという事実をどう考える?」(p.44)
どう考えればいいのだろう、ある種類の瞬発力がこの世の中にはあるということを。そして何故か発揮できる時と、発揮できない時があるということを。
「私、ある男に夢中なのよ」
「へえ、いいじゃん。なんで、それで、投げやりになるわけ?」
「だって、奥さんも、子供もいる人なんだもの」
「まずいよ、それは」
「そんなの解ってるよ。解ってるから、腹立つんじゃない。どうして、あ -