山田詠美のレビュー一覧

  • 120%COOOL

    Posted by ブクログ

    小説にはアフォリズムがないと、という山田詠美のモットーがよく現れている短編集だと思う。秀逸です!

    ひと癖ふた癖もある魅力的な主人公が多い中、「ガリレオの餌」がとりわけ好き。
    私も、何でもばりばり食べて栄養にする、エネルギッシュな人間になりたいぞ、なんて思える。

    0
    2010年06月05日
  • フリーク・ショウ

    Posted by ブクログ

    パーティーフリークにしてラブフリークの男女の物語。
    日本人同士の恋の話もあるけれど殆どがジャパニーズとブラックの恋愛話。

    毎晩あの店ではパーティーみたいな夜が繰り広げられ、パーティーみたいに恋が始まる。
    パーティーは華やかで自分は酒と空気に酔って浮かれて地に足が着かない。
    パーティーはいつのまにか終わって酔いは醒め、重い足を引きずって日常に戻っていく。
    でも、週末になればまたパーティーに飛び込みたくなる。
    そんなどこか刹那的な状況を楽しめる男女のかっこいい粋な本。

    短編集なんだけれど、前の話の登場人物が次の話の主人公になってるようなちょっと小洒落た構成。
    かかる音楽や飲んでる酒も決して新し

    0
    2010年01月11日
  • ソウル・ミュージック・ラバーズ・オンリー

    Posted by ブクログ

    初めて読んだ山田詠美作品です。イケイケな感じの女性達が主人公ですが、内面はか弱くて傷つきやすかったり実は強がりだったり、みんなとても女のコで可愛い。そこそこ遊んできた方なら彼女達の気持ちに頷かずにはおれないでしょう。大好きな一冊です。

    0
    2009年10月04日
  • トラッシュ

    Posted by ブクログ

    すきですきでたまらない作品。
    ココとジェシーの関係がなんだかこそばゆくてもどかしくて、
    それからリックはとてもいたいけで、
    一章の終わりは何度読んでも涙が止まりません。

    0
    2009年10月04日
  • 姫君

    Posted by ブクログ

    支配する事で支配されるという真実。
    支配されていることで、実は相手を支配している。
    姫子は摩周を支配していたけど、そうすることで摩周に支配されてた。
    摩周は姫子に支配されてたけど、それは同時に姫子を支配することになってた。

    二人の関係はこのことに気づかない時はうまくいってた。
    だけど、ある日気づいてしまった。
    自分の立場がすこしずつ変わっていくことを。
    怖くなった姫子は摩周の元を去った。
    立場を変えるきっかけを作ってしまった摩周は後悔した。

    離れてみて、相手の存在の大きさに気づく。

    自分の立場や存在が変わってしまっても、姫子には摩周が必要だったし、摩周には姫子が必要だ

    0
    2011年02月11日
  • マグネット

    Posted by ブクログ

    9つのお話が入った短編集。

    「おれ、今日人を殺してきちゃった」
    もし、自分の愛する人にそう告げられたら。
    自分の愛する人は、ださくてもボロボロでも、どんな状態でも愛しくて、
    例え彼が人を殺したとしても、その事も女心をつかむのかもしれない。

    愛する人に愛を囁かれるように、そう告げられた黒木。
    彼は、自分の彼女を名字で呼ぶ。それが彼の(ちっぽけな)主義。

    「順子に悪かったな。」

    愛する人から出てきたこの言葉が全てを終わらせた。
    だって私の名前は、黒木みどり。

    人を殺したこと、ずっと外に出ずお風呂の無い部屋で二人で過ごすこと、愛する人をかくまうこと、全て許せたはずなのに。。。

    0
    2011年04月23日
  • マグネット

    Posted by ブクログ

    一時期彼女の書くものは全部一緒じゃないか、と思ってたが、『姫君』を読んで見る目変わった。
    日常を生きる人がいきなり犯罪と関わる・・・というのはよくあるし、私が好きな乃南アサも書きまくってるが、書く人によってこんなに違うんだ。
    話としては『アイロン』が好きだけど、最後の『最後の資料』には泣いてしまった。

    0
    2009年10月04日
  • トラッシュ

    Posted by ブクログ

    ソフィーの世界並みに分厚い長編。
    過去の恋愛を不意に思い出して、小説世界とリンクしてしまい、泣けてしまった。
    この人の書く小説の、感覚をリアルにイメージできる表現がたまらなく好きだ。

    0
    2009年10月04日
  • 120%COOOL

    Posted by ブクログ

    すごーく好きだー!!詠美さんのお話は、最後にすとんと落ちがつくのがいい。この短編集はとくに秀逸で、全部のお話が好きでした。性の扱い方もかっこいい。嘘をついていない感じが好ましい。

    0
    2009年10月04日
  • 4U ヨンユー

    Posted by ブクログ

    名言が至る所にたくさん散りばめられた短編集。
    そのフレーズは反則やろ、っていうのがいっぱいあって、何回読んでも飽きない。
    特におすすめなのは、「4U」と「メサイアのレシピ」

    0
    2009年10月04日
  • 120%COOOL

    Posted by ブクログ

    100%では満足できないアナタに。
    +20%moreを掴めたら、それはそれは素敵。ひとつひとつのタイトルがステキすぎて、目次ですでににやけますw

    0
    2009年10月04日
  • マグネット

    Posted by ブクログ

    罪って何かって考えさせられる作品☆
    教師と生徒の恋愛ですが・・・
    教師はやがて罪を犯してしまいます。。。
    でもほんとに罪なのは?
    ミステリアスな生徒はやがて
    大人になっても男性の心を
    掴み続けるのです☆
    女の怖さもありますが
    魅力的です☆

    0
    2009年10月04日
  • 120%COOOL

    Posted by ブクログ

    比喩表現が凄く綺麗だし、この人の書く女の人は凄く魅力的!男の人も妙にカッコいいしねー「ガリレオの餌」は本気で笑います。授業中読んでて吹き出した。(こら)あと「R」が好きだったなー

    0
    2009年10月04日
  • 路傍の熱血ポンちゃん!

    Posted by ブクログ

    これはかなり癒し系だと思う。思わず笑いが漏れて、そしてなんだか元気が出ます。永久に続いて欲しいシリーズです。

    0
    2009年10月04日
  • 4U ヨンユー

    Posted by ブクログ

    小娘的恋愛教祖のたくさんの愛のカタチが詰まってる本。どれも逸品だけれど、特に「眠りの材料」が大好き。白紙の遺書を書きたくなったり、土に食べられたくなります。ロマンチックだけどドロドロな純粋愛。「ぽっ*」から「ぎゅー」まで恋愛を堪能したい方に読んで欲しい一冊。

    0
    2009年10月04日
  • 三頭の蝶の道

    Posted by ブクログ

    詠美さん、また蝶が出てきた。

    モデルがはっきりし過ぎてて、実名の作家も登場するし、フィクションとノンフィクションの間で大混乱。してやられた感じ。

    文学によらず、あらゆる分野で女流とか女性初とか女だてらにと言われた先人がいたことで今の私たちの立ち位置があることを、もっと知るべきだし噛み締めるべきだなと。

    0
    2026年09月06日
  • 風味絶佳

    Posted by ブクログ

    またしても、たくさんのワタシがいた!「海の庭」が一番好きだった。「間食」はなぜか斜に構えて読んで、「夕餉」は辛かった。「風味絶佳」はフジちゃんがサイコー♪で、「アトリエ」は怖くて「春眠」はやるせなかった。
    でも中でも一番ココロ震えたのは、あとがきだった。全部メモしておきたいくらい、表現の仕方がステキだった。
    小説家っていいなー。文才欲しいなあ。

    0
    2026年08月27日
  • 100万分の1回のねこ

    Posted by ブクログ

    作品紹介・あらすじ

    谷川俊太郎、江國香織、川上弘美、角田光代らによる、佐野洋子『100万回生きたねこ』への、13人の作家によるトリビュート短篇集

    江國香織「生きる気まんまんだった女の子の話」
    岩瀬成子「竹」
    くどうなおこ「インタビューあんたねこ」
    井上荒野「ある古本屋の妻の話」
    角田光代「おかあさんのところにやってきた猫」
    町田康「百万円もらった男」
    今江祥智「三月十三日の夜」
    唯野未歩子「あにいもうと」
    山田詠美「100万回殺したいハニー、スウィート ダーリン」
    綿矢りさ「黒ねこ」
    川上弘美「幕間」
    広瀬弦「博士とねこ」
    谷川俊太郎「虎白カップル譚」

    *****

    佐野洋子「100万回

    0
    2026年08月20日
  • いただきますは、ふたりで。―恋と食のある10の風景―(新潮文庫nex)

    Posted by ブクログ

    「恋と食」を題材の、10名の方々の小説やエッセイ

    初めて文書に触れる方もいましたが、どのお話も面白く読めました
    特に後半の小説3作品が好きでした
    晩年に思い切って何かするの、憧れるなぁ

    あと、最後の山田詠美さんのこれはノンフィクションなのでしょうか?
    作品は昔読んだことあったのですが、作家さんご本人のことはほとんど知らずだったので、びっくりしたわ。

    0
    2026年08月12日
  • つみびと

    Posted by ブクログ

    「すがり付くという選択肢が何故自分になかったのか。後に、考えても考えても蓮音には解らない。プライド故なのか、と尋ねられればそんな気もする。でも、可愛い子供たちのために、ちゃちなプライドに似たものを捨てられなかったのか。ただ、なりふりかまわず叫べば良かったではないか。助けて!と。

    でも出来なかった。だって、幼ない頃から助けを求めたことがないのだもの。彼女のその声は、いつも封じられて来た。」

    初の山田詠美作品

    二人の幼児を真夏のクーラーの付けない部屋に放置した母とそのまた母の人生の出来事や心情を細かいところまで描写していた。

    読むこっちには二人の母や彼女たちを歪めた周囲の人物たちに怒りを覚

    0
    2026年07月28日