山田詠美のレビュー一覧

  • 姫君

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    ■愛すること(愛することを受け入れること)で永遠に戻れないところに行ったり、何かを永久に喪ったりすることは、確かにある。それが怖くて仕方がなかったり、やみつきになってしまったり、受け入れたいのに受け入れがたかったりする。かように人間のこころは矛盾に満ちているが、しかしそれでももがいたり目をそむけたりする不器用な登場人物たちが妙にかわいく、いとおしく思えてきてしまう。

    ■「姫君」はすごい作品だと思った。映画にしたらすごくまとまりがよく、映える作品になると思ったけれども、なってなかった…。
    摩周が、わたしの知っているひとによく似ていて、読み進めていて集中できない箇所が多々あった。涙も出たりした。

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    2012年12月16日
  • セイフティボックス

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    ネタバレ

    読み出し早々、私の言いたいことが書いてあって
    まさに同意見で読んでてスカッとさせてくれる~。
    考え方が同じなんだよね~。

    昔、OLしてた頃、読んだけど結構忘れてるもんね~。
    でも今読み返すと、昔よりも彼女の言ってることがわかる。
    私も年なのかしら~(苦笑)

    彼女のエッセイはパワーを貰いたいとき
    そして彼女の小説はなんだかしっとりしたいときにGOOD.

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    2015年02月06日
  • ソウル・ミュージック・ラバーズ・オンリー

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    ネタバレ

    山田詠美が直木賞。
    いったいどんな作品なんだろう。
    と思って読んだのよ。
    読むのは二回目なんだけどね、私も大人になったのか
    すっごくしみじみと読むことが出来たわ。

    この人の本で必ず出てくるのがメイクラブ。
    同じ作家でも渡辺淳一なんかはすっごく官能的で厭らしい感じがするのに
    この人の作品ってすっごくキレイなことだ。
    って思わせてくれるのよ。
    まるで映画のワンシーンのような感じ。
    だから読んでても飽きないのよね。

    8つの短編小説集。
    どれもこれも素敵なストーリーばかりだったわ。
    最初から引き込まれていくから1日で読んじゃった。

    ★WHAT'S GOING ON
     結婚した主人公ア

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    2015年02月06日
  • 24・7(トウェンティフォー・セブン)

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    歳をとったんだと思う。
    学生時代に読んだときは、大人っぽくって憧れを覚えた。
    今は、もっと近い感覚で読める。
    ピンプオイルは、題材的にか、サガンを思い出した。
    前夜祭は、ちょっと異色だと感じてしまった。
    粗い感じがした。
    24・7は、ホラーだ。
    どの話も、すごく楽しく読めた。
    やっぱ、大人って、楽しいね。

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    2013年11月19日
  • 姫君

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    5つの作品のうち、いまいちばんぐわんとつかまれたのは、『検温』。
    どの作品をとっても、生温かい息づかいで周りがくぐもり、真綿で首を絞められるような、やるせない気分になったのだけど(絞められる、はさすがに言い過ぎか…)、中でもこの主人公(そういえば名前がない)のなんともいやらしい感覚に近いものを感じてしまうのだ…
    ああ、いやだなあと思いつつ、地味に私の中での詠美ベスト5に入りそうな作品。春にもう一度読もう。

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    2012年11月18日
  • ファッション ファッショ

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    面白かったー!!もう一気読み。
    対談自体は今から10年前ぐらいに行われたものだけど、今読んでも頷ける部分が多く、古臭さがない。

    流行は移り変わっても、黄金律というか、「コレにコレ合わせるのは絶対アカン」「こういうラインが美しい」といった不変の原則みたいなものは確かにあるよなあと。お二人はそれをきちんとわきまえている感じ。ウイットに富んだ会話が素敵です。

    ただ、ファッションと山田詠美両方に興味ある人でないと、そこまで楽しくないかも、とは思います。

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    2012年09月05日
  • ベッドタイムアイズ・指の戯れ・ジェシーの背骨

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    濃厚で本能的な恋愛小説が読みたいならこれ!

    最初の文から2人の濃密な大人の雰囲気の漂う世界観に引き込まれます。
    黒人の男との恋なんてあんまり現実味のない設定なのに,物語の途中途中に自分が恋愛しているときに思ったような事が書かれていて共感できます。
    ラストもせつない!

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    2012年08月27日
  • 快楽の動詞

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    性と文学が知りたければこの本を読むしかない

    特に快楽の動詞,ベッドの創作は考え深い。
    そっち知識がついてくると普段使っている会話や言葉の中にもなんとまあ卑猥な別の意味があるのだろうと思うがそれをエッセイとして考察した本なんて他にあるだろうか。

    私は前から官能小説と官能的なシーンが多く書かれている純文学の具体的な違いは何なのだろうと思っていたけれどこの本を読んですこし謎が解けたような気がする

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    2012年08月27日
  • ソウル・ミュージック・ラバーズ・オンリー

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    たしかこれで直木賞受賞しはったんだったなと。

    粋でせつない短編集。たぶん自分は一生こんな恋愛は出来ない気がするくらい、大人の匂い。。。

    下手に書くと下品になっちゃいそうな設定も多いのに、この人が書くと神聖なことのように思えるのも不思議なところ。

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    2012年06月25日
  • 4U ヨンユー

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    山田詠美の作品を読み始めた最初の一冊。終わり方がとてもうまい。
    解らない切なさを抱えた登場人物たち。
    4U(ヨンユー)の意味がわかったときは少し愛しい気持ちになりました。

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    2012年04月15日
  • 姫君

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    『そうか。不幸とは、他の人が決めることなのか。それじゃあ、幸福とは、まるで別物だ。それは、いつだって、自分の言葉でしか姿を表わさない。』

    『女のオーガズムの表情は、まるで天国で罰を受けているみたいだ。』

    『人に必要とされてしまったら、死ぬ自由する手に入れることが出来ないのを教えてくれた。そして、ある人間を必要としてしまったら、その人の自由を奪ってしまうことも。』

    『自分を差し置いてひとりの人間を愛せるのは、そのために、他のすべての人々を破棄出来る奴だけだ。』

    『解ってた。解ってたけど抵抗出来なかった』
    『なんで? 気持良かった?』
    『良かった』
    『じゃ、仕方ねえな。気持良いこと止めるの

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    2012年02月05日
  • ソウル・ミュージック・ラバーズ・オンリー

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    誰だこれをポルノと言ったヤツは。
    エロい、は芸術です。
    20代で読んだのと、30過ぎてから読むのでは、やっぱり全く違うなー。

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    2012年01月14日
  • 120%COOOL

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    80年代のロマンス映画を古びた映画館で見ているかのような複数の短編集物語。

    恋に恋い焦がれているような甘酸っぱさなんて微塵もない。
    あるのは、相手が好きだという感情だけ。
    sexはただの手段であり、僕みたいなまだまだガキんちょの愛やら恋やらそんなものがどんなに型通りで退屈なものかを教えてくれた。

    なろうとは思わない、そんなことより自分の道を歩くだけ。

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    2012年01月09日
  • 私は変温動物

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    読み終わって一言………すげぇ……山田詠美ってこういう人だったのか。この人が昔随分話題になったのは知っていたけどそれでもまだ僕がまだ小さかった頃の話なので実際どんな人かというのはこの本を読んで初めて知った。なんというか、生活や人間関係も含めて全然日本人らしくない人なんだな。文書読んでても考え方だとか物事の捉え方、恋愛観、好み、どれも日本人の典型とは全くかけ離れてる。

    あともう一つ驚いたのは前に読んだ山田詠美の小説の一部分とこのエッセイにのっていた作者の幼少期の話が丸々同じ部分があったこと。なんとなくそんな感じはしてたけどやっぱりこの人の小説はこの人がそれまで生きてきた経験、特に幼少期から学生に

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    2011年12月30日
  • 姫君

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    恋愛もの短編5編。高貴という言葉が似合う。
    「フィエスタ」が一番好き 。視点がおもしろく、変わり種。

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    2011年12月17日
  • ベッドタイムアイズ・指の戯れ・ジェシーの背骨

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    相変わらず黒人大好きやな~この人w
    ジェシーの背骨が個人的にはなかなかの傑作、将来子どもを欲しがる気持ちは確実に削がれるけど・・・w
    時たま出てくる鋭い指摘・斬新な表現がクセになる。

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    2011年12月10日
  • ソウル・ミュージック・ラバーズ・オンリー

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    ネタバレ

    ソウル・ミュージックが好き。
    でもこの本の登場人物のように全身全霊で誰かを愛したことはないなあ・・・。
    大人になったらもう一度読み返したい一冊です。

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    2011年11月28日
  • 姫君

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    すごくエネルギッシュで、繊細な物語が詰まった作品。
    特に表題作の『姫君』はこんなにスパイシーで、こんなに苦くて、こんなに甘い恋があるのかと言うくらい、素晴らしい物語でした。
    読む、と言うより魅せられる、という感覚に酔いしれました。

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    2012年01月21日
  • 姫君

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    久しぶりに大好きな山田詠美さんの本を手に取った。5編の短編集。
    ●MENU
    5歳で母が自殺した時紀
    伯母に伯父、その息子聖一、娘聖子。
    時紀の仲良しの女麻子
    山田詠美さんらしい毒々しい恋愛模様に鳥肌たつ。すごくすき。

    ●検温
    ――恋は何故自分を変音動物に変えるのか
    山田詠美さんらしい表現。
    愛を語らせるのは山田詠美さんがいちばん美しくそして恐ろしいと想わせる短編

    ●フィエスタ
    ――キスが濡れたものであることを。ロマンスの頂点ではなく、セックスの準備体操であることを。

    ●姫君
    表題作であるこの作品は素晴らしい。姫子という原始名。ホステスも風俗もやっていない、世界の

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    2011年11月03日
  • マグネット

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    文章のセンスの良さににやっとしてしまった短編集。
    ノスタルジックでエロティックな、小さな「罪と罰」の集まりで、読んだからといって泣けるわけでも、そんなに深く考えさせられるわけでもないのだけれど、どことなくユーモラスで、大人の女性の読みモノだと思いました。
    この本を持ってなら、一人カフェ2時間はいけますね (笑)

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    2011年10月24日