山田詠美のレビュー一覧

  • ベッドタイムアイズ・指の戯れ・ジェシーの背骨
    相変わらず黒人大好きやな~この人w
    ジェシーの背骨が個人的にはなかなかの傑作、将来子どもを欲しがる気持ちは確実に削がれるけど・・・w
    時たま出てくる鋭い指摘・斬新な表現がクセになる。
  • ソウル・ミュージック・ラバーズ・オンリー
    ソウル・ミュージックが好き。
    でもこの本の登場人物のように全身全霊で誰かを愛したことはないなあ・・・。
    大人になったらもう一度読み返したい一冊です。
  • 姫君
    すごくエネルギッシュで、繊細な物語が詰まった作品。
    特に表題作の『姫君』はこんなにスパイシーで、こんなに苦くて、こんなに甘い恋があるのかと言うくらい、素晴らしい物語でした。
    読む、と言うより魅せられる、という感覚に酔いしれました。
  • 姫君
    久しぶりに大好きな山田詠美さんの本を手に取った。5編の短編集。
    ●MENU
    5歳で母が自殺した時紀
    伯母に伯父、その息子聖一、娘聖子。
    時紀の仲良しの女麻子
    山田詠美さんらしい毒々しい恋愛模様に鳥肌たつ。すごくすき。

    ●検温
    ――恋は何故自分を変音動物に変えるのか
    山田詠美さんらし...続きを読む
  • マグネット
    文章のセンスの良さににやっとしてしまった短編集。
    ノスタルジックでエロティックな、小さな「罪と罰」の集まりで、読んだからといって泣けるわけでも、そんなに深く考えさせられるわけでもないのだけれど、どことなくユーモラスで、大人の女性の読みモノだと思いました。
    この本を持ってなら、一人カフェ2時間はいけま...続きを読む
  • 姫君
    山田詠美の物語って
    すごく好きか
    ちょっと苦手な作品に
    分かれるイメージやけど
    この本は価値観
    押しつけられてる感じが
    全然しなくて
    読みやすかった(*^^*)

    どの主人公も
    自分とはあんまり似てなくて
    でも恋愛中の姿には
    わかる!って共感することが
    いっぱいでわくわくした★

    「シャンプー」が好...続きを読む
  • 4U ヨンユー
    苦手だったんだけど、山田詠美さん。
    本棚に眠っていたこの本をふっと読みたくなって。
    今まで、一度も読まなかったのに。

    30代になったからかな~。
    胸にしみた。なんだか、幸せそうでないのに幸せそうな登場人物が。
    しびれた。文章の節々ただよう痛烈な「毒」が。

    10代、20代では解らなかった作品がたく...続きを読む
  • ソウル・ミュージック・ラバーズ・オンリー
    20年以上前の作品だからか、何かこそばゆいわ…と思いながら読み進めたらビックリ、すごい面白いじゃないの…!

    こんなに読みやすい恋愛短編集は初めてです。随所に出てくるスラングや古めかしい言い回しがムズムズするのですが←、文章のリズムが良いので慣れてくると逆にクセになりそうでした^^

    大人の駆け引き...続きを読む
  • 4U ヨンユー
    堕落のにおいがする。
    だらしなくていやらしい。
    でも醜くはない。
    山田詠美さんの本はそんな感じ。
  • 120%COOOL
    いろんな小説はフィクションやとおもってたけど 一人の作家の本を何冊か読んでいると フィクションのなかに必ず作家自身の記憶がまぎれている
    小説って そうなんや

    とてもおもしろい短編集 興味深いという意味で
    いろんな愛の形 いろんなセックス いろんな物語
    体験してないことを描くと 少し滑稽で身に合って...続きを読む
  • 4U ヨンユー
    短編集
    このひとタイトルの付け方素敵
    いっこいっこよんだあとに タイトル見て ほお となった
    けだるい空気がすてき
  • 24・7(トウェンティフォー・セブン)
    この人のエッセイは生意気な感じがして好きではないが、恋愛小説は好きだ。セックスのシーンもいやらしくなく、恋愛らしい甘い雰囲気がとてもよく伝わってくる。特に、「甘い砂」はその感じがよくした作品であった。
  • トラッシュ
    94年2月。発売日に買った。
    私が読んだ山田詠美で、時々思い出すのはこの話かな。
    ダメDV男とそんなダメ男を愛する・・・ココ?
    NYの話だよ。
    ほんとに上手くいかなくって、なのになんで?別れられないの?なぜ愛してしまうの?という女性っぽい話、だったはず。
    そいいう人間の悲しさ?軽薄で軽く、...続きを読む
  • 120%COOOL
    「比喩表現が甘やかでロマンティック」――山田詠美さんの小説を読むといつも感じることです。この人はほんとの小説家なんだな、と、短編集を読むとますます思います。
    とりわけドラマチックでもない些細な日常のなかにあるドラマ。そういうことこそが、本当はいちばんドラマチックなのかもしれない。様々なシチュエーショ...続きを読む
  • トラッシュ
     ニューヨークに暮らす日本人ココの恋愛を描いた小説。ココは子どものいる黒人男性リックと同棲していたが、新しい恋人を作り、リックの元を去る。しかし、リックの思い出は消えない。トラッシュとして捨てることが出来ない。人間が弱くて、悲しくて、愛おしい存在だと思える一冊。
  • 120%COOOL
    短編集

    山田詠美さんの短篇集読むといつも思うけど
    かっこいい女性が多い
    女の人って本当にかっこよければ男なんて目じゃないぐらいかっこいい
    しかもとても女性的な意味で

    憧れるわ、年上の女
  • ベッドタイムアイズ・指の戯れ・ジェシーの背骨
    3つのうち、後半2作が好き。
    1つめは暴力的衝動と不器用な愛情表現。
    2つめは嫉妬と男性の変身について。ものすごく山田詠美らしい作品。
    3つめは子供と男と、人間が関係を築いていく過程のでこぼこ。読み心地がよくて、伝えたい中身さえわかってれば単純な文章でも十分なんだってわかった。中身が肝心ね。
    子供と...続きを読む
  • 姫君
    「MENU」はすごく難解な話だと思う。2回目にしてやっとアウトラインがつかめてきた感じはするんだけど、本質的な何かをつかみきれてない。時紀と聖子。それから麻子。時紀は麻子に対してどんな感情をもってたんだろう。

    いちばん印象に残るのは「姫君」。ハーモニカをこっそり練習する姫子を抱きしめたいと思う摩周...続きを読む
  • 24・7(トウェンティフォー・セブン)
    男と女の恋愛を描くストーリー
    ワイルドで、どれも恋愛恋愛してなくて、さっぱり。だけど、ドロッドロのトロトッロな感じでエロチックな感じがよんでて
    むらむらするんだけど、欲情しすぎない
  • 快楽の動詞
    技術がすんばらしい。
    山田詠美さんは本当に文学を書ける人なのだと思います。たまにしょうもないのもあるけど。