山田詠美のレビュー一覧
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いつものことながら、男の人と女の人のいろんな関係を書くのが上手だなあと思います。詠美さんの本を読むと、もっともっといろんな人に出会いたいと思います。この本もそう思わせてくれる本のひとつ。Posted by ブクログ
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山田詠美の24・7(twenty-four seven)を読みました。山田詠美らしい男と女の恋物語の短編集でした。いろいろな恋物語のオムニバスでしたが、ひとつひとつの物語についていくのが精一杯でした。Posted by ブクログ
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山田詠美さんが同じ時代を生きている…!
と感慨深く。
言葉もありのまま。実名批判もありなのね、と。
思ったよりも歳上なのだな、というのは気付き。Posted by ブクログ -
大人の関係がクールに描かれた恋愛短編集。
ここのあるのは恋のリアル。
読んでいるうちに本の中に吸い込まれるような感覚
山田詠美さんが描く本は何か惹かれる。
ぜひ皆さん読んでみてください。
Posted by ブクログ -
山田詠美さんの作品はたしかもう10年以上前に読んだことがあるような気がする。
内容もほとんど覚えていないけれどこの独特な文章はぼんやりと記憶にある。新しいのにちょっと古い小説を読んでいるようだった。
不倫関係の2人とそれを眺める妻、3者の視点からユーモアを交えつつも淡々と語られる。話は展開して行く...続きを読むPosted by ブクログ -
第97回直木賞受賞作品。アメリカの黒人らの恋愛模様をR&Bのように甘美なグルーヴィーな文章に乗せて描く。あとがきを読むと自分自身を「日本語が一番うまいSister」と称する山田詠美氏の私小説に近いのかもしれない。全体に流れる何処か投げやりで何処か哲学的な雰囲気は山田詠美氏ならでは。ただ、終始男女関係...続きを読むPosted by ブクログ
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料理研究家の妻とイラストレーターの夫、夫の不倫相手は妻の有能な助手。設定だけ見るとドロドロの三角関係を想像してしまうが、1人の男を取り合う妻と愛人の話では決してない。
桃子は、不倫相手の妻である喜久江を敬愛してやまないし、喜久江も桃子の有能さを認めている。夫とのことを知って心は揺れるが信頼関係は揺...続きを読むPosted by ブクログ -
久しぶりに山田詠美を読んだ。
この、3人とも憎めない不倫を描けるのは彼女だけかもしれない。
男と女は鍵と鍵穴の関係と言ってたけど、
その表現が好きだなと思った。Posted by ブクログ