山田詠美のレビュー一覧

  • 吉祥寺デイズ うまうま食べもの うしうしゴシップ

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    職場への電車通勤中に気軽に読める本が欲しくて買ったんだけど、これが大当たり。
    詠美さんの小説はたぶん数冊しか読んでないんだけど、周りに囚われず自由に生きていくことを作品の中でとても意識的に表現されている方だと認識している。
    このエッセイ集でも、食べ物や料理の話を中心に、まるで自由気ままな彼女が本の中なら飛び出してきそうな小気味よい日常風景、世間を騒がせた出来事に対する切れ味鋭い意見表明など、厳選された100篇が収録されている。
    一篇一篇は短いんだけど、時折はっとさせられる一文もあって、それがまた印象に残るんだよな。例えば冷凍食品より手作りのお弁当でしょ、みたいな世間の風潮に対しては、
    「手をか

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    2022年12月14日
  • 吉祥寺ドリーミン ~てくてく散歩・おずおずコロナ~

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    熱血ポンちゃんのシリーズを含め、今までで一番政治に関する話題が多いエッセイの気がした。まぁ、今一番、日本語がめちゃめちゃな業界だからな。
    あと、栃木の山田家の近況を知れてよかった。

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    2022年10月05日
  • タイニーストーリーズ

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    短編だけど、ひとつひとつが湿度が高くて、
    さらりと軽く読めないものばかり。
    ゆっくり楽しめて、読後の余韻がいい感じです。

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    2022年09月17日
  • 晩年の子供

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    山田詠美の言葉選びは、やはり唯一無二だと感じる。難しい表現や言葉は使っていなくとも、ある「うまく言えない」感情や情景の描写に、惜しげもなく文才を発揮させていると思う。この名詞を、この形容詞とともに、こんなリズムで言い表すのか、と息をのむ瞬間が多かった。

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    2022年09月14日
  • ぼくは勉強ができない

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    10代の頃ひとに勧められて読んだ数少ない本の中の一冊。ゲームのセーブポイントみたいな存在で、時々読み返したくなる。先日、身の丈に合わない本を読んでオーバーヒートしてしまった頭をちょっとリセット。ページの向こうのリア充な世界が、残念な現実の自分と向き合う勇気をくれる。

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    2022年09月06日
  • A2Z

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    すっきりと完結、読後感がいい。
    その立場にならないと分からない心理描写なんだろうなと思う。

    以下、気に入ったフレーズ。

    •大人の女なんかじゃない。一浩が大人の男じゃないように。演技する必要のない密室の中で、大人たちは、いつだって子供に戻る。問題は、その密室を用意してくれる人間が側にいてくれるかどうかだ。一浩は、もう私にそれを与えてくれない。そして、私も彼に与えてあげることが出来ない。その方法が解らない。何故なら、お互いのみっともなさを、私たちは、もう、いとおしがれないからだ。その姿に出会うのが、特別の機会ではなくなった時、私たちは、共有していた密室を失ったのだ。

    •会いたい優先順位は彼女

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    2022年08月25日
  • 吉祥寺ドリーミン ~てくてく散歩・おずおずコロナ~

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    いつも、本や映画、漫画をたくさん取り上げて下さるので、それを知りたくて読んでいる感じです。
    今回も読みたくなるものが何冊もありました。

    エッセイの中では、芥川賞を逃した古市さんへのメッセージ、児童相談所建設に反対する地域住民への意見、オシャレになりすぎてラベルが読みにくい年寄り泣かせのドリンクへの苦言が特に良かったです。

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    2022年08月02日
  • 晩年の子供

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    私は、6ヶ月後に死ぬ。
    一人抱えた10歳の彼女の思い、取った行動は。
    人との違いは受け入れる。むしろ楽しんでいたりもする。
    大人びた視野の広さや考え方を見せる一方、自分の感覚、驚きや得体のしれなさも素直に、ありのまま表現する。
    その彼女と、思いを知らぬのほほんとした周囲とのやり取りが、微笑ましく面白い。

    少し違った趣の「花火」を含め全8作。
    自分の言葉をもっている、というのはこういうことをいうのだろうか。
    初の山田詠美作品。その感性ごとおおいに興味が湧いた。

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    2022年06月18日
  • A2Z

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    久々の女性作家の恋愛小説。
    やはり男性作家とは違う抽象的な表現のようなものが魅力的。
    主人公もなるおも一浩もなんか好きになれる。

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    2022年05月17日
  • 吉祥寺ドリーミン ~てくてく散歩・おずおずコロナ~

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    久しぶりの著者のエッセイ。
    コロナ禍下(正しくはね)旦那さんと吉祥寺界隈を仲良く散歩したり、ランチしてるそーな。
    でも、相変わらず間違った言葉使いにはひと言物申す姿勢は作家故かいや、著者の美意識の高さ故だろう。
    いい年した大人が”お父さん””お母さん”、自分の仕事をお仕事、おうち、お魚、”させて頂く”の違和感。まさに我が意を得たり。
    それにしても、著者も還暦を過ぎたとは…。
    でもかっこよさは健在。
    超似てると本人も書いてた”浅川マキ”ググってみたらそくっりで笑った。
    どんな辛い状況下でも、やはり人間は”言葉”に救われるのね。(自筆の可愛い字!のあとがきを読んでしみじみ思ったよ)

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    2022年03月22日
  • 吉祥寺ドリーミン ~てくてく散歩・おずおずコロナ~

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    p198手書きの文字は気恥ずかしいです。でも、その恥を知ることが出来るからこそ、抑制が効く。書きたいことより書きたくないことの方が多い私という小説家を理解してくれる若手編集者が、ひとりでもいてくれる内はこのまま書き続けたいです。

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    2022年03月24日
  • ベッドタイムアイズ・指の戯れ・ジェシーの背骨

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    BOOKOFFで購入。
    そういえば山田詠美って久しく読んでないなぁと思い手に取った。
    黒人の男性と日本人の女性の性愛の話書く人、というくらいの認識。実際、この本に関しては当たっているかも。
    書き出しから印象的でスッと入れる。文章がうまいなぁと思う。
    3編が収録されているが、1冊でお腹いっぱいという感じ。

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    2022年02月27日
  • 吉祥寺ドリーミン ~てくてく散歩・おずおずコロナ~

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    「吉祥寺デイズ」に続いて、週刊誌に連載した身辺雑記をまとめたもの。パートナーの「ヒロちゃん」(以前読んだ本でこう呼んでた。いろいろ衝撃的だったから覚えてるのだ)とは変わらず仲睦まじく、ほのぼのとした生活の様子が伝わってくる。うーん、「ほのぼの」…エイミーにこんな形容をする日が来るとは!「ベッドタイムアイズ」は遠くなりにけり。

    とは言え、エイミーの姐御ぶりは健在で、納得いかないことにむける舌鋒は鋭い。政治や世の中のあり方について、自分が経験したり目にしたりした具体的なことを取り上げて怒っている。繰り返し使われるのが「想像力がない」という言葉。自分とは違う境遇にいる人がどう感じるか、考えようとも

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    2022年02月14日
  • 風味絶佳

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    ネタバレ

    口に入れてる間はねっとり甘いんだけど
    後味はビターでずっと残り続ける
    キャラメルのような恋愛にまつわるお話

    肉体労働に携わる男性たちに
    すごく敬意を払って描写してあることが
    あとがきから分かって素敵

    食べ物の描写と人間の描写を
    比喩している部分はものすごく生々しくて
    鮮明にイメージさせられた

    それぞれの短編で感じたことたくさんあったけど
    読み直すとまたいろんな発見がありそう

    アトリエは最後何が起きたかわからないくらい
    衝撃的な展開ですぐに読み返してしまった

    どれも好きだった

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    2022年01月26日
  • 100万分の1回のねこ

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    その絵本の内容を忘れてしまったが、
    これだけの作家達に、これだけのお話を作らせるんだから、すごい絵本なんだな、と思う。

    大人になって楽しむ本があることに、幸せを感じる。

    挿絵を描いていたという方の話が、一番、絵本に近いんだろうな、という予感。

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    2021年12月26日
  • 100万分の1回のねこ

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    絵本「100万回生きたねこ」のアンソロジー本。途中、あれ?猫出てきたっけ?っていう作品もあったけど、基本、要所要所に猫が登場。でも、猫飼い的に胸が痛くなるような描かれ方もあって、さすが100万回生きたねこだな。
    そういえば、100万回生きたねこは幸せなのかどうかって論争もありましたね。きっと、そんな流れから出てきた本なんだろうけど。これ。

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    2021年12月10日
  • ぼくは勉強ができない

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    ネタバレ

    片親だから、可哀想とか、周りが決めつけてはいけないのだと学んだ。
    可哀想とか、もったいないとかもだけれど、他人が人に対して言っていいものじゃないのだと。
    主人公の先生に対する意見については、本当に本当のことを言っているのにそれに対して怒られてしまう。
    価値観とかは、やはり人それぞれだから、人の意見にもっと柔軟に聞き入れる態度が必要だと感じた。

    個性的なキャラクターや登場人物が出てきて、読んでいてとても面白かったです。

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    2021年11月28日
  • 4 Unique Girls 人生の主役になるための63のルール

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    全編エイミーって感じだった。
    山田詠美の世界から多大な影響を受けて育った思春期をなつかしく思い出した。いつまでも憧れのひと。

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    2021年11月26日
  • タイニーストーリーズ

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    最強タッグ笑。タイニーストーリーズ10年以上前に読んだから、覚えてなかったけど、あの毒々しいエロティックな世界を内田春菊の絵で描くとより、濃厚で甘美で。
    たまらん。。。私は好き

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    2021年10月28日
  • A2Z

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    26文字のアルファベットで表現するというから、細切れなコラム的なものが続くのかと思いきや、きちんと物語。
    夫婦としても、同業者としても、夏美と一浩が信頼し合っていることが節々から伝わってくる。
    お互い様だから丸く収まったのもあるのでは(^^)

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    2021年09月26日