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短篇の名手・山田詠美による宝石箱のような小説集。アメリカ人兵士との恋愛を描く「GIと遊んだ話」から、街に立つ電信柱がその心情を語る「電信柱さん」まで21種のまったく異なる感情の揺らめきが、それぞれにまばゆい光を放つ。恋愛小説、性愛小説、家族小説、戦争小説、喜劇、悲劇とあらゆる小説のエッセンスがぎっしり詰まった、小さくて最高にリッチな1冊。ささやかなのに心をとらえて離さない、極上の物語たち。
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Posted by ブクログ
はー、言葉だけで匂いや味や風景を思い起こせるって凄い…。エイミーと村上龍は、何読んでも五感を刺激してくれる作家さんだわ。 あしたは、浅利の酒蒸しカルピスバター添え作ろう!!
山田さんの作品を初めて読んだ時の作品。 それがタイニーストーリーズでした。 今では山田さんの作品を読み漁っています(笑)
何の縛りもない本当に色々な21編だが、どの話も印象深く、じんわりと余韻が残る。 哀しさ、ニヤリとしてしまう可笑しさ。 そして痛烈な皮肉が心地良い。 また、さらりと描かれる心のドロドロした部分や黒い部分には、興奮でゾクゾクしてしまう。 「宿り木」「モンブラン、ブルーブラック」「ガラスはわれるものです」...続きを読むが特に好き。
微分積分 深い孤独を覗き込んでいたら短刀で抉られるような。昼休み、生暖かい休憩室でしばし凍りついた。 若い頃から詠美さんの短編、かっこよくて軽妙で大好きだった。これは鳩尾をサバイバルナイフでサクッとやられる痛さ。
短編だけど、ひとつひとつが湿度が高くて、 さらりと軽く読めないものばかり。 ゆっくり楽しめて、読後の余韻がいい感じです。
山田詠美は長編ばかり読んできたような気がする。でも、短編もよかった。著者の筆の巧みさがわかるさまざまな趣向の作品たち。
表紙の絵さながらに色とりどりの飴玉のような21話からなる短編集。安定の「GIと遊んだ話」は(一)が印象的。羅紗緬、勉強になりました。あとは「百年生になったら」が面白かった。私もあれくらいエネルギッシュに生きていきたい。「モンブラン、ブルーブラック」は先が読めてしまうけど万年筆好きにはたまらない作品。...続きを読む「クリトリスにバターを」は村上龍の「限りなく透明に近いブルー」の第一稿タイトルを許可を得て使用したとのこと。そちらも再読したくなる。何にせよ、相変わらず山田詠美の小説は読んだ後に米語を勉強したくなってしまうよ。 p198 だいたい自覚した知性なんて、知性ではない。そして、他者にそれとすぐ解るようなものも知性ではない。きみの欲しがっているものは、凡庸から身を守るための鎧なのだと思います。
お守りみたいなものだと思う。 Amy saysな小説は。 ことばのお守り。 『彼の体のどこかしらに触れていれば、私は、この世でたったひとりにとっての大事なひとになれる』 ということを、ガンガン代弁してくれるから。 タイニーなストーリーだと、恋愛もさらりと読めて、心地良いですね。
【経緯】 山田詠美のが読みたい気分で 【感想】 ●電信柱さん 山田詠美が擬人化小説書いた…! 何されても耐えるしか無い電信柱さん。ファックとも言いたくなるよねー 女の子用のガンダムブリーフ、そんなとこで男受け狙うなていうの笑った。 ●百年生になったら 本気だしたオカン、恐るべし。 「あんたいると...続きを読む便利だもん」 ま だ 言 う か ! ●宿り木 これ、好き。 わたしの大好きな山田詠美の「蝶々の纏足」の強かな怖さがあった。 タブーを逆手にとって攻撃に使うという痛快さよ。 ●モンブラン、ブルーブラック 人生の卑屈な部分を華麗な文体で愛すべき甘美な哀愁に置き換えれたら。 夢想するのは楽しいけど、それが他人の手が介入して改竄されるのは気持ち悪いことです。 ●積分微分 勉強が出来ることと、社会でうまくやれることはイコールではない。 兄にホームレスを重ねて奮い立つ弟の歪み。 ●ガラスは割れるものです ガラスのハートとはよく言うものだけど、「わたしってガラスのハートの持ち主だから…」と酔いしれて哀愁とろりと垂らされたらぶん殴りたくなるわけで。 ふたりの世界でよろしく浸るのは好きにしたらいいけど、第三者が見たら滑稽で腹がたつものですね。 彼の両親が息子の自立心(?!)を褒めるところがユーモラス。 ●紙魚的一生 紙魚(しみ)って何?と画像検索して後悔した。 本食い虫ってあんな愛せない格好の虫なのか…! 知的な生活=読書量では無い。 得た知識をじぶんの生活に落とし込むところまで出来る人がカッコイイ。 ●にゃんにゃじじい 猫のふりした女はダメだとにゃんにゃじじいは言うけれど、好きな男の前で猫になれない、ましてや猫被りを歪んだ顔で否定する女のほうが可愛くないじゃない?と。 ●涙腺転換 泣きたくないから涙腺が尿意に代わったらというくだらなくてかわいい話。笑 彼女との初夜、感極まると本来の役目が果たせないのではというIfが面白い。た、確かに。 ●予習復讐 復讐に勤勉になるって難しい。 エネルギーを大量に消耗するのは勿論、とことんじぶんの立場を正当化して、相手を可哀想だなんて思う隙をじぶんに与えてはならない。 【共感】 •下着なんて言わば自己満足だし好きにしたらいいけど、女の子のブリーフはやっぱり好きになれない。 •女のこが好きなひとの前で可愛くあろうとするのは避難されるようなことではない。少なくともそれを指摘して醜く笑っているひとよりは、幸せになれると思う。 【発見】 外人を恋人にもつ女の子。 白人が好きなコと黒人が好きなコで性質も異なるということ。 恋の色味を帯びた音楽とそのものの音楽を好むことの違い。
たくさん短編が入っていて、満足感がすごい。ジャンルは様々だけど、読み終わるとなんだか変な気持ちになった。ちょうどいい長さで面白かった。
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