山田詠美のレビュー一覧

  • ジェントルマン

    匿名

    購入済み

    悪人、人でなし、最悪の男を愛してしまった。こんな男が周りにいたらと思うとゾッとする。
    ユメオは可哀想な男だ、でも人でなしの男しか愛せないんだとしたら共犯であるユメオを悪人だと思う。

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    2024年09月23日
  • 吉祥寺ドリーミン てくてく散歩・おずおずコロナ

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    いつもみんなに元気を分け与えてくれる詠美さんのエッセイ。
    前作に引き続きたいへん楽しく読めたんだけど、ボリューム的にちょっとToo muchだったかな。別々の雑誌に連載されたものを一冊に詰め込んでいるけど、語り口も違うし、ここは素直に二冊に分けたほうが良かったんじゃなかろうか。
    コスパ的には確かにお得ではあるんだけど、一気に読んだらもうお腹いっぱい。ゆっくり少しずつ読んでいくのがいいと思う。

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    2024年08月20日
  • トラッシュ

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    愛の話。
    アイノカタチ、愛の味、愛の種類はひとつではない。それこそが人類を人類をたらしめ、動物と一線を画す要因であるといっても過言ではない。「あのね、大好きだよ」と伝えるのもひとつの愛、君だけを傷つけないのも愛、見つめあうと素直におしゃべりできないのも愛かもしれない。

    愛し方や愛され方が定まったものでなかったり、人によって違うから苦しみが生まれる。自分と違うから惹きつけられたのに、自分と違うことで遠ざけるようになる。

    古今東西遍く愛の衝突や諍いは絶えない。絶えることはないし、耐えられない。しかし、この営みが消えたら人類史はおしまいなのかもしれない。

    この本は、二人の男と女のおしまいがはな

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    2024年07月14日
  • つみびと

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    実在の事件を基にした作品。幼子2人を放置して死に至らしめた主人公の生い立ち。母のネグレクト。悲惨だけど、恋の描写は甘くて山田詠美の作品だということを思い出す。

    母子手帳をもらった帰り一気読みした。

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    2024年07月03日
  • 晩年の子供

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    ネタバレ

    短編集

    時間の都合で最後の『ひよこの眼』しか読めなかったけど、
    めちゃくちゃ面白かった。
    あのゾワっとした感じをひよこの眼で喩えたのか…

    今度は全部読みたい。

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    2024年06月13日
  • つみびと

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    極上の読書体験。

    自分が経験できない体験を、なんの代償も無しに味わえるのが読書の醍醐味なのだとしたら、最上級。

    しかし、面白かったといえば、否。
    内容にあまりにも救いが無い。どう足掻いても。

    〈小さきものたち〉の段が丁寧語で表現されているのは、子供が自分の感情を言語化出来ない様子を第三者視点で語らせてるようでもあり、あどけなさやいたいけなさを表しているようであり、健気。

    田舎の嫌な部分を濾し出したような、『少年のアビス』にも通ずる絶望感。閉鎖環境での救いの無さ。情報の秘匿など不可能。外に出たがる者と内に留まる者。

    境遇・環境・教養・教育。学歴の違いが生み出した悲劇と、そう簡単に片付け

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    2024年05月31日
  • 血も涙もある(新潮文庫)

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    不倫を扱った小説なので、人間関係における泥臭い部分が見えると期待していましたが、予想以上のものを見れたと思います。三角関係にあるそれぞれの主観が各章で見れるため、面白いですし、何よりユーモアが溢れていると思いました。
    桃子の考え方や会話の返しなどが非常に面白く、解像度の高い描写が多く、予想外の所で楽しませて頂きました。

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    2024年03月26日
  • 4 Unique Girls 人生の主役になるための63のルール

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    山田詠美さんの彼女なりの筋が大好き。彼女のように、自分のカラーをはっきり持っている女性は本当に素敵で憧れます。

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    2024年03月26日
  • A2Z

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    ネタバレ

    最後はどうなるかと思ったがハッピーエンドで良かった!山田詠美の恋愛だけど、胸きゅんだけじゃない、コミカルかつ色気のある文章、オシャレな小説だったなという印象。

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    2024年03月18日
  • ぼくは勉強ができない

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    ぼくは勉強ができない…、暗いお話?って思ったんだけど、端的に言うと自分の偏見を他人に押し付けるな!みたいなね、お話だった。
    ズキューンってきたよ、こういうの好き…(*☻-☻*)
    確かに、そういう傾向が度々あると思うんだよね。例えばさ…、思いつきませんでした。

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    2024年03月13日
  • ファースト クラッシュ

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    初恋という熱病におかされるのは一度しかないのは幸福であるのと同時に女であることからは逃れられないことだと

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    2024年02月11日
  • ベッドタイムアイズ・指の戯れ・ジェシーの背骨

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    買っておいて良かった。

    特に『ジェシーの背骨』素晴らしい
    男と女。
    恋と愛。
    親と子。
    全てが詰まっている。

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    2024年02月07日
  • ぼくは勉強ができない

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    学生時代に読まなくてよかったと思った。
    学生がテーマの話があまり好きじゃないからさらさら読んじゃったけど、さすが山田詠美さんだ〜という陳腐ですがストレートな感想を持ちました。
    賢者の愛より先にこちらを読みたかった…

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    2024年01月31日
  • タイニーストーリーズ

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    微分積分
    深い孤独を覗き込んでいたら短刀で抉られるような。昼休み、生暖かい休憩室でしばし凍りついた。
    若い頃から詠美さんの短編、かっこよくて軽妙で大好きだった。これは鳩尾をサバイバルナイフでサクッとやられる痛さ。

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    2024年01月27日
  • ベッドタイムアイズ・指の戯れ・ジェシーの背骨

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    言葉が流暢で小気味よい美しい文章。そこに描かれる世界は屈折した純度の高いプリミティブな女の愛の形。破壊され支配されることに一種の陶酔を覚えた自己犠牲の愛。堕落の美学といえばよいだろうか。山田詠美氏ならではの感性で描かれる惹き込まれる世界。

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    2024年01月23日
  • 血も涙もある(新潮文庫)

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    不倫の三角形を形作る、愛人・妻・夫それぞれの視点からの日記風な文章で構成される小説。不倫もののドロドロや、どうなるんだろう?というハラハラ感で引っ張るお話ではなく、なんだか哲学的でエッセイっぽい淡々とした雰囲気の物語。

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    2024年01月07日
  • 風味絶佳

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    読後の後味は甘すぎるチョコレートやキャラメルを嚥下した後、喉に絡みついたり、ひりひりする感覚に似ている。
    どれだけ甘くて楽しい生活や恋をしていてもどろりとしたそういう感覚にふと陥ることは小説の中だけではなく、現実世界で恋愛に囚われずともあると思った。

    肉体労働に日々勤しむ男性に愛されるため、隠しごとをしたり独自の考えを持つ女性たちが強かでありながらも、相手がいなかったら崩れてしまうのではないかと疑う程の脆さも兼ね備えてるように感じた。

    一日に一度は寂しいって思うことって人を愛するこつ。
    表題にもなってる風味絶佳が一番好き。
    グランマ(不二子さん)チャーミングでとっても素敵。

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    2023年12月12日
  • 吉祥寺ドリーミン ~てくてく散歩・おずおずコロナ~

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    詠美節も丸くなった 熱血ポンちゃんシリーズが鼻につくようになり離れてン10年。
    最近の詠美さんの文体はどうなのだろうと再び彼女のエッセイを手に取りました。
    感想は「丸くなったなぁ」です。
    変わらず辛辣なのだけど以前のような尖り、自意識が見当たらない。
    そうだよね!と思いながら読み進められる。
    また、紹介される本の数々も興味深く、読んでみようと思っています。

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    2025年12月18日
  • 血も涙もある(新潮文庫)

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    「私の趣味は人の夫を寝とることです。」の一言から始まる本作。
    少し皮肉めいて、でも、仕方ないと言わんばかりの開き直り方でそう語る主人公の一人がとても魅力的に思えた。

    私は器用ではないので浮気はしたことがないが、自分の気持ちに素直に行動できるのが羨ましいと思った。

    同時に、「寝取られる側」にもプライドや意志があることも印象的だった。
    浮気されても最後に帰ってくれればいいという覚悟。
    そうやって我慢するのは癪だなと思うから、私の恋愛は長続きしないんだなと悟った。けど癪には変わりなくてもやもやした。

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    2023年09月26日
  • つみびと

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    珍しく文庫を待たずにハードカバーで購入したもの。山田詠美のファンだけど、これは良い意味で山田詠美らしくない作品。でも、山田詠美にしか書けなかったとも思う。

    それだけ大切に、出来るだけ事実に基づいて書かれたのかと推測した。女性として、母として生きることの難しさ、子育てが容易に女性を孤立させてしまう怖さ、母親を愛を求める子どもの純朴さ。

    彼女は十字架を背負って生きていく。少しでもその重荷を一緒に背負ってくれる人たちに出会えるよう祈るばかり。

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    2023年09月25日