山田詠美のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
読み終わって一言………すげぇ……山田詠美ってこういう人だったのか。この人が昔随分話題になったのは知っていたけどそれでもまだ僕がまだ小さかった頃の話なので実際どんな人かというのはこの本を読んで初めて知った。なんというか、生活や人間関係も含めて全然日本人らしくない人なんだな。文書読んでても考え方だとか物事の捉え方、恋愛観、好み、どれも日本人の典型とは全くかけ離れてる。
あともう一つ驚いたのは前に読んだ山田詠美の小説の一部分とこのエッセイにのっていた作者の幼少期の話が丸々同じ部分があったこと。なんとなくそんな感じはしてたけどやっぱりこの人の小説はこの人がそれまで生きてきた経験、特に幼少期から学生に -
Posted by ブクログ
久しぶりに大好きな山田詠美さんの本を手に取った。5編の短編集。
●MENU
5歳で母が自殺した時紀
伯母に伯父、その息子聖一、娘聖子。
時紀の仲良しの女麻子
山田詠美さんらしい毒々しい恋愛模様に鳥肌たつ。すごくすき。
●検温
――恋は何故自分を変音動物に変えるのか
山田詠美さんらしい表現。
愛を語らせるのは山田詠美さんがいちばん美しくそして恐ろしいと想わせる短編
●フィエスタ
――キスが濡れたものであることを。ロマンスの頂点ではなく、セックスの準備体操であることを。
●姫君
表題作であるこの作品は素晴らしい。姫子という原始名。ホステスも風俗もやっていない、世界の -
Posted by ブクログ
20年以上前の作品だからか、何かこそばゆいわ…と思いながら読み進めたらビックリ、すごい面白いじゃないの…!
こんなに読みやすい恋愛短編集は初めてです。随所に出てくるスラングや古めかしい言い回しがムズムズするのですが←、文章のリズムが良いので慣れてくると逆にクセになりそうでした^^
大人の駆け引きを描いた話が多めですが、私は十代の男の子達がキレイなお姉さんに翻弄される話のが好きでした^^
まったく違うタイプの人間を、似たようなテーマでここまで表現できるってすごいな…
ある時、街ですれ違った男の上着の中の匂いを嗅いで、私は昔の男を思い出して道の真ん中で泣きたくなる。
ある時、バーで流れる -
Posted by ブクログ
94年2月。発売日に買った。
私が読んだ山田詠美で、時々思い出すのはこの話かな。
ダメDV男とそんなダメ男を愛する・・・ココ?
NYの話だよ。
ほんとに上手くいかなくって、なのになんで?別れられないの?なぜ愛してしまうの?という女性っぽい話、だったはず。
そいいう人間の悲しさ?軽薄で軽く、衝動的なことを裏返してクールに悲しんでるけど、そんなダメな遺伝子や本能を愛してるって話だっけ?
なんか恥ずかしいね。恋愛小説なんだよ。
当時は、村上龍や山田詠美、刺激の多いセックスがいっぱい出てくる小説がほんと流行ってた。
今もかな。
この話、虫みたいな人間とそのいとなみがいとおしいって、そ -
Posted by ブクログ
「比喩表現が甘やかでロマンティック」――山田詠美さんの小説を読むといつも感じることです。この人はほんとの小説家なんだな、と、短編集を読むとますます思います。
とりわけドラマチックでもない些細な日常のなかにあるドラマ。そういうことこそが、本当はいちばんドラマチックなのかもしれない。様々なシチュエーションのなかで、人を愛したり別れたり…。
短編がたくさん収められている小説ですが、私のなかでいちばん印象に残ったのは、一番目の『唇から蝶』。非現実的でファンタジーな世界なのに、まったく違和感がなかった。こういうお話、大好き。
こういう小説集を読むと、自分もいろいろ経験すべきなんだな、と思わされます。とり