山田詠美のレビュー一覧

  • マグネット
    殺人、売春、覗き、痴漢、放火などの罪とそれに対する罰をテーマにした短編集

    『解凍』と表題作の『マグネット』が面白かった
    言い回しが絶妙で何度も読み返したくなる
  • マグネット
    法で裁けない罪と、それに対する罰をテーマにした短編集。

    この作者は2冊目なんだけど、前に読んだのが「ぼくは勉強ができない」だったため、ちょっと雰囲気の違いに驚いたかな。
    それぞれの話が独立した文体や雰囲気を持つのに不思議と統一感があって読みやすい。多少、昭和の香りがしたのは私だけかなぁ?(それ...続きを読む
  • トラッシュ
    「ジェシーの背骨」のココとジェシーがとても気に入った組み合わせだったのでその続編と知って大変昂奮した記憶があります。結論として恋じゃない男女関係というのは、燃える。ロマンがある。彼女らはその境界線を愛していける素敵な二人です。「ぼくは勉強ができない」ほどトントントン、と纏められてある話ではないんです...続きを読む
  • 4U ヨンユー
    2007/8
    男が長いことつかっていたバスタブの残り湯は、はたしてスープか。
    まず、ライフを細切れにして、1日の大きさにするとこからはじまる。

    エイミーの作り出す言葉はホンマ素敵。
  • 4U ヨンユー
    「男が長いことつかっていたバスタブの湯は、はたして、スープか?」という冒頭の一文に惹かれて手にした作品。短編集だけど、どれも秀逸。
  • トラッシュ
    山田詠美で1番好きかも…長いけど、平気だし、恋愛小説が嫌いだけど、彼女の書く恋愛だけは大丈夫!好きなのです。
  • ファッション ファッショ
    題名とショッキングピンクと「ピーコと山田詠美さん」に惹かれて衝動買いした一冊。
    面白かったです。勉強にもなります。
  • 120%COOOL
    初めての山田 詠美作品。
    好き嫌いが別れる感じもするけど私は面白かった!
    13年前に出た作品とは思えない!!
    表現力豊かな作家さんだと思った。

  • 4U ヨンユー
    短編集。詠美さんはやっぱりかっこよかった…「眠りの材料」「男に向かない職業」「天国の右手」「高貴な腐食」がとても好きだった。
  • 4U ヨンユー
    恋愛短編集。「男が長いことつかっていたバスタブの湯は、はたして、スープか?」って、結構いっちゃってる文章だよね。うん、だけどLove is blind.って事で、笑えないんだこりゃ。いつか私もこんな風に恋愛を捉えるようになるのかなー。想像つかないけど、今はまだ共感はできない。
  • ソウル・ミュージック・ラバーズ・オンリー
    第97回直木賞受賞作品。7つの短編集からなる本でどの話もセックスがキーになっているのに嫌らしさを感じさせない洒落な短編映画のような物語。
    個人的には、最後の話に出てきたウイリーの「僕も、セックスは大好きなんですけど、セックスを我慢するのも大好きなんです」という台詞にびっくりしました(笑)。
  • 4U ヨンユー
    重松清の解説がいい!どうして自分が山田詠美の小説好きなのか分からなかったけれど、この解説を読んで納得。
    「わからなさに安易な答えを与えることなく、わからなさが生じる関係を誰かと持つこと、たとえば誰かを愛するということの素晴らしさをー恋愛論や人生論のように声高に語るのではなく、ほんの少しお行儀悪く、フ...続きを読む
  • 24・7(トウェンティフォー・セブン)
    紛れもなく恋愛の本なんだけど、人間が社会の中で生きていく本でもある。現実感がないのに妙にリアルな描写たちが、頭の中でぐるぐるまわる。ふと隣に居る人のことを見直してみたりする。
  • ファッション ファッショ
    辛口系の対談集。好きだなぁ。二人の服装がファッショナブルかどうかは関係ない。山田詠美の、とてつもなくひどい格好をしている人に向かって「あなたそれは犯罪よ、とやんわりといったのよ」という一言にしばらく笑い転げました。言ってみたい。。
  • 120%COOOL
    グロくてエロいのに、どこか温かい短編集。ガリレオの餌が一番好き。普段はハードボイルドを気取ってるおじさんが若い女の子に言いように振り回される、微笑ましいお話でした。
  • 4U ヨンユー
    山田詠美の4Uを読みました。ヨンユーとルビがふってありました。恋は化学変化のようなものだ、英語ではケミストリーという、とあとがきに書かれているように、突然やってくる恋を描いた短編集でした。ままにならない恋に戸惑う人たちが描かれていてつい引き込まれてしまいました。
  • マグネット
    「最後の資料」が実話かどうかなんて、そんなことはどうでもいいのです。
    あの短編ひとつのために買ってもいい、それぐらいあの話はいい。
    深い。
  • 120%COOOL
    短編集。どれも好きだけど「雨の化石」が一番ぐっときた。あんなにロマンチックに雨の日を
    楽しめる男の人ってそういないんじゃないかな。いたら、100%惚れる(笑)「別れることを考えると、涙が滲みそうになり、ぼくは目を伏せたくなる。けれど、いつも、静かなあきらめは、ぼくの心をよぎる。いとしい人。」というと...続きを読む
  • 120%COOOL
    男も女もないクールな世界。
    でも、とってもあったかい人間関係。
    都会のなかには、さらなる都会があったのか、というようなお話。
  • 日はまた熱血ポンちゃん
    歯切れのよさと彼女のものを見るときの基準が好きで、エッセイも小説も出たらかならず読む。読んで、気分が重くならない本も私には大切。