山田詠美のレビュー一覧

  • 賢者の愛

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    愛や幸せは与えられるもの?
    奪うもの?作り上げるもの?
    .
    生まれた時から
    その人の本質というものは
    基本的に変わらない。
    きっとそう。
    育ちや環境や人間関係など
    いろんな事がその人生に影響を与えたとしても。
    .
    「ちょうだいお化け」いるよね。
    あと「マネっこお化け」も。
    こーゆーのって
    女の子特有のものなのかな?
    .
    怖いよね、強いよね、女の子って。
    でも、
    関わらなければ、
    そっちに引っ張られなければ、
    見てる分には面白い生き物だよね。
    って思うのも、女だからかな。笑
    .
    帯に書かれていた
    “もう減点方式で 冷めてしまう恋など したくない”
    …ちょっとわからない。
    私の感性と合わなかったみ

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    2019年08月27日
  • 風味絶佳

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     「4U」に比べて、暗いアンハッピーエンドな小説が多いようだ。
     「アトリエ」では、ゆんちゃん(裕二)あーちゃん(麻子)と睦み合う夫婦が、妊娠と共に妻の神経症に夫も巻き込まれてゆく。
     「風味絶佳」では、アメリカかぶれの祖母に見守られながら、青年が見事に恋人に振られる。
     「間食」では、年上の加代に世話される雄太が、恋人の花の妊娠を知った途端、花との連絡を切る、後味の悪さが残る。
     「春眠」では、想いを寄せた女性を実父に奪われる。
     男性主人公は、肉体労働者からみばかりだ。現場出身の僕として、本質を衝いていると言えない。

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    2019年08月16日
  • 賢者の愛

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    大好きな部類。
    気の毒なマユちゃんの復讐は成功したとも言える。
    ドラマverで百合を高岡早紀が演じていて凄いはまり役だったのを覚えている。
    強烈で印象的なお話し。凄い。
    たまにまた読みたくなると思うからまだ捨てれそうにない一冊。
    ハマりすぎて谷崎さんの‹痴人の愛›も購入しました(´∀`)

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    2019年06月26日
  • 風味絶佳

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    山田詠美さんの作品はこれが初めてです。テーマは職人。はじめはハネもハライもトメもなくスッとした終わり方がなんだか心細くしっくりしませんでしたが、中ごろには読み入ってしまっていました。
    ほんとうに素直な心の素直な気持ちをまっすぐに表現していると思います。特にここが良いというところはありません。でも、読み入らせる力を持っている作品でした。

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    2019年05月09日
  • 4U ヨンユー

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    熟れた果実のような恋愛短編小説集。人物や場所の描写が不明瞭なときがある。ただそれが気にならないくらい、筆者独自の考えのインパクトがすごい。ねっとりした描写と反転して考える独特の思想。人生や恋愛や幸福やセックスについて酒を片手に語りたい、人生が熟れはじめてきた40代女子におすすめ。

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    2019年03月21日
  • 24・7(トウェンティフォー・セブン)

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    ・太陽があり、星があり、花が咲き、風はいつでも思いやり深い。そのこと以外に、いったい何が必要なんです。その中で、好きな女を見詰めている。昔からある絶対的な価値とは、そのことですよ。
    ・年齢や経歴など、人間にとって付加価値に過ぎないではないか。

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    2018年10月27日
  • 明日死ぬかもしれない自分、そしてあなたたち

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    家族は血が繋がった他人だということ。
    血が繋がっているから感じる温かさと
    血が繋がっているから感じる残酷さ。

    血が繋がっていないから努力する儚さ。

    夫婦は他人が家族になること。
    他人というは、変わらない事実。

    同居する2つの家族。
    壊れたものを直そうとする様、温かく苦しい。

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    2018年09月30日
  • 4 Unique Girls 人生の主役になるための63のルール

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    しばらく前に読んだやつなんだけど…

    あ、これ私と同じ、と思って記憶に残ってるのが、
    たまに出てくる滝波さんが、

    「美しい暮らしを紹介している本をカンフル剤として読む」 
    とおっしゃっていた内容の件。


    なんか、気分落ち込んでたり、気分転換したかったりって気持ちが自分の中にあると思うんだけど、本屋で思わず手に取って買ってしまい、読んでしまう「美しい暮らし推奨本」。
    決してそれメインで本を買いに行くということはないんだけど、「その他の一冊」の中に含まれている本。

    無性に読みたくなる時があるのよ。読むと「うっしゃー!今の生活リセットー!やるぜい!」って気持ちになるのよ。



    なるほど「カン

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    2018年08月26日
  • 明日死ぬかもしれない自分、そしてあなたたち

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    面白かった。長男が亡くなって、その喪失を埋めることが出来ない母や、それをフォローする家族たち。
    面白くて最後は一気読みをしてしまった。1人の死を他人事とみるか他人事と見るかで、受け取り方が違うんだけれど、絶妙に文章が書かれていて、引き込まれた。

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    2018年07月28日
  • 姫君

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    昼間に読んでよかったかもしれない。
    ずっしり重かった。

    麻子のトキを大切に想う故に聖一と結婚を選ぶのか。。
    トキは麻子を憎いって気持ちは愛情の裏返し。

    トキの心情を変化に苦しくなる作品。

    聖子との異様な関係がトキの拠り所なのかな。

    麻子を一番傷つける存在になれない事を知った

    こういう感情よく文書にして表現できるよね、すごい。。

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    2018年04月29日
  • 女性作家が選ぶ太宰治

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    未読既読入り交じっていたけれど、男性作家が選ぶ作品とはやはり色が違って面白い。くすっと笑ってしまえるあたり、やはり太宰の魅力。

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    2018年02月11日
  • セイフティボックス

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    1988年に『週刊現代』で連載されたエッセイをまとめた本です。

    じつは長い間、著者の作品がちょっと苦手だったのですが、最近になって林真理子や田中康夫、森瑤子といった1980年代という時代を映した小説をまとめて読むことになり、著者が彼らと同じ時代に対してどのように切り結んでいたのかということがよく見えるようになったような気持ちになることができました。

    確かに本書で語られているような著者の生き方には、「消費による革命」が実現した80年代という時代の感性と響き合うところがあったのも事実だろうと思います。しかし今から振り返ってみると、著者がそうした時代に適応するような生き方をしているのではなかった

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    2017年04月26日
  • 新装版 ハーレムワールド

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    2年前のわたしなら、女王として生きているサユリをカッコいいと思ったかもしれないけど、いまはそうとは思えなかった。だからこそ、終盤の彼女には共感しっぱなしだったのだと思う。読むタイミングで感想が変わりそうな作品。

    わたしの腹心、いったい誰かなぁ。

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    2017年04月21日
  • ラビット病

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    とあるコミュニティサイトの「小説に出てくる好きなカップル」というトピックで紹介されていた作品。
    エキセントリックな女の子・ゆりと、彼女に振り回されるアメリカ軍人・ロバートが織り成す日々を綴った物語♪

    とにかく行動が読めないゆりちゃんと、それに反応する純情なロバちゃん~という二人の掛け合いが面白かった!
    正直ゆりちゃんの奇行は私の理解の範疇を越えることが多々あったけれども、それに付き合えるロバちゃんは度量が大きくて凄いなと思った。(゚∀゚;)ゞ
    普段は我儘でタフなゆりちゃんだけど、実は天涯孤独な身の上ゆえに、どこか赤ちゃんみたいな無垢さもあって…自分の感情をうまく処理できなかったり、ロバちゃん

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    2016年09月29日
  • セイフティボックス

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    セイフティボックスのなかで
    「今は、色々物事が解って来て、でも、それと同時に、ずいぶん感動する要因が少なくなってきたみたいだ(中略)昔は、そういう感受性をちゃんと引き出してくれるような人々と住んでいたのだ。」
    というところがある。
    自分に重ねて考えてみてそうだよなと思い当たる。
    空を見上げたり、足元の草花を見ることもほとんどない。
    月食とか彗星とか、すでにイベントだものね。
    動物や自然と戯れるのではなく、動物や自然に癒されるようになってしまっているよね。
    ちょっとさみしい。

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    2016年09月19日
  • 明日死ぬかもしれない自分、そしてあなたたち

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    ポートランド旅行中に読んでいた。旅先という非日常で読んでいたせいもあるかもしれないけど、わりと現実にありそうな小説を書く(と思っている)山田詠美のなかでは珍しく、現実っぽいんだけどどこか別世界の物語のようでもあり。

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    2016年07月09日
  • タイニーストーリーズ

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    山田詠美は長編ばかり読んできたような気がする。でも、短編もよかった。著者の筆の巧みさがわかるさまざまな趣向の作品たち。

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    2016年07月09日
  • ぼくは勉強ができない

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    ストーリーの最初の方の秀美の考え方や環境は、何か羨ましくなる。 もし、今同じ世代に彼がいたらどうしたら彼のようになれるのだろうかと考えてしまうだろう。 話を読み進めていくなかで、発覚していく周りと違う家庭環境や苦悩。それを乗り越えてきたからこその考え方なのだと思う。 自分と比較して考えてみてもとてもリアルで、勉強になる一冊だった。

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    2016年05月16日
  • 明日死ぬかもしれない自分、そしてあなたたち

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    久々のエイミー作品。
    いつものエロティックさやカッコよさとは
    違う類の内容だったが、相変わらずの筆力。
    素敵なセンテンスがあちこちに散りばめられていて、
    共感したり反発したりしながらも引き込まれた。
    長男の死をきっかけに、家族それぞれの立ち位置が崩れかかったり保っていたり。
    物語は、兄を失った3人の兄弟たちのそれぞれ1人称で
    進む連作。
    家族と一緒に居るとき以外の個人的サイドストーリーもあって、
    なかなか興味深かった。
    壊れゆく母親への3人3様の気の遣い方は、
    愛故なのかな?それとも・・・?

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    2016年04月26日
  • ジェントルマン

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    美しく妖しかった。
    最初の写真の話がもうインパクトあるので、山田さん自らが挿絵をつけたような感じがした。
    倫理観も良心もないのに、表面上完璧に見えるなんて怖すぎる。怪物。
    殺したことは誤算だったのか、もしくは殺した結果殺されることまで含めて希望通りだったのか、どうだろう。
    いつかもう一度読もう。

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    2016年02月19日