山田詠美のレビュー一覧

  • つみびと

    Posted by ブクログ

    読んでいて本当に辛かった、、、、
    読んだことを後悔したけど目を逸らしてもいけない内容だなと思って頑張って読んだ、、
    本の内容にあるほどの暴力的なことはされていないけど、今思うと(当時もだけど)そこまでする?というくらいの大人の本気の力での殴る蹴る等は子供の頃に自分自身が経験あったからそれを思い出して嫌な気分になった。怒られて躾の意味での暴力なのでそこは理解してるけど。
    多分ふつう、の家庭だったらここまで力づくでの殴打とか恐ろしい母の形相とか見ないんじゃないかなって思う、、今の友達の話とか聞く限りは、、
    当時からストレス発散も兼ねてるだろ、っておもってたからそれが思い出されるのが精神的にちょっときた。
    そうされるほどの悪態をわたしもしでかしていたのは事実なので責められないけど。普段の生活で思い出すことなんて全くないのでこの本のせいで?と言ったら言葉が悪いけど気分は悪くなった。

    虐待は連鎖する、みたいなことを書かれていたし、私もそれはそうだと感じるけど
    まさにその負の連鎖が体現されていておぞましいと思った。

    ひどく暴力的な父から逃げられない母の様子とかがもう怖くてしょうがなかった。
    グロい本とかも結構読んできたけどちがう怖さとグロさで精神的に辛くなる。たぶんこういう家庭での暴力とかのほうがリアルに感じられるからなのかなと思う。

    実際に起きてしまった事件を元にしていたみたいで、なおのことフィクションとして読めなくてただただしんどいという感想しか出てこない、、

    蓮音も琴音もそれぞれ本当に辛い環境で幼少期からずっと過ごしてきたから可哀想だった、
    産まれてくる環境は選べないからどうしようもないけど残酷だなと思った、、
    琴音が自分の父が暴力的だったのに自分の夫も暴力的な人を選ぶなんてどうしてだろうと不思議だった。
    こう思ったっていう感想だけじゃなくてそれぞれの環境についても書きたいけどそれを文字にするのさえ辛くてむり。
    もう次はしばらくは穏やかな気持ちになれる本を読みたい。
    でもこの本でこうやって問題提起して考えさせる話を作った作者さんは本当にすごいと思った。

    0
    2025年09月20日
  • 風味絶佳

    Posted by ブクログ

    山田詠美2冊目の出会い
    やはり手放しにはなれないのは自身の器量の問題か。
    少し上の世代にどハマりする要素はあるんだろうなと。

    0
    2025年09月15日
  • いただきますは、ふたりで。―恋と食のある10の風景―(新潮文庫nex)

    Posted by ブクログ

    食がテーマであること、と、
    こんなに豪華な作家さんが集まった文庫本、読むしかないでしょ?!
    と、手に取りました。
    期待通りです。
    食と恋がテーマの短編小説でしたが、それぞれのシチュエーションでこんなにもバリエーション豊かに物語が紡がれていけるんだ、と。

    0
    2025年08月31日
  • ぼくは勉強ができない

    Posted by ブクログ

    思春期に考える色々な気持ちが呼び起こされた
    若い時の気持ちを思い出してもっと尖ってもいい部分があるなと感じた

    0
    2025年08月28日
  • いただきますは、ふたりで。―恋と食のある10の風景―(新潮文庫nex)

    Posted by ブクログ

    食事が出てくるお話を読みたくて、借りた一冊。古内一絵さんとか一穂ミチさんの短編が入っていて、いろんな【ふたり】が食とからみながらお話が進む。
    尾形真理子さんの大谷翔平が出てくる話に、小説にまでご本人で出てくる大谷翔平のスゴさんを感じた。
    個人的には原田ひ香さんの『夏のカレー』が切なくて好きだった。

    0
    2025年08月25日
  • いただきますは、ふたりで。―恋と食のある10の風景―(新潮文庫nex)

    Posted by ブクログ

    誰かを好きになることと、食に対する気持ちは、深く関係すると思う。1日3食、喜びと美味しさを分かち合う食は思い出とセットだよね。

    0
    2025年08月17日
  • 明日死ぬかもしれない自分、そしてあなたたち

    Posted by ブクログ

    それぞれ屈折したところを持っている母と3人の子が、大事な人の喪失という一本の糸で通されている話。3人のきょうだいに地に足をつけさせているのが、みんな恋人なのがちょっとなあと思ったりして。ストーリーとは直接関係はないのだけれど、解説にあった震災についてのビートたけしさんの言葉「二万人が死んだ一つの事件と考えてはいけない。一人が死んだ事件が二万件あったと考えるべき」にハッとした。今、世界で起きている戦争もそう。一人が死ぬって大変なこと。

    0
    2025年08月16日
  • 血も涙もある(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    山田詠美らしい不倫の小説。
    そして、意外にも不倫が真実の愛に成就する小説。

    料理、同性愛者など描き方がとても現代的。
    ほどよく時代についていき、そのついていき方が上手いのがこの著者のよいところ。
    ただ、登場人物が多く、視点がいくつも出てくるのが読みにくいとも思わせる。
    結局、和泉桃子の何がそんなに魅力なのかは分からない。

    ☆3.5といったところだけれど、つけられないので☆3つ。
    解説は的外れ。

    0
    2025年08月08日
  • 100万分の1回のねこ

    Posted by ブクログ

    有名作家たちが絵本「100万回生きたねこ」をオマージュして紡ぐ短編集。

    我が子に読み聞かせようと久しぶりにこの絵本を開いてみると、生きること死ぬこと、愛…
    ずいぶん哲学的な絵本だった。

    名作絵本のエッセンスを受け取った作家たち独自の視点で描かれる短編集だなんて、パワーの総量がとんでもない。
    お気に入りは、江國香織さんかな。町田康の相変わらず意味不明な世界観も好きでした。

    0
    2025年08月08日
  • ファースト クラッシュ

    Posted by ブクログ

    初めての山田詠美作品。
    初恋のことを「ファーストクラッシュ」と呼ぶと初めて知った。たしかにこの作品においては「クラッシュ」という響きがしっくりくる。

    登場人物の誰にも共感できなかったけど、そういう感覚になる人もいるのか、と新鮮な気持ちで読み進められた。場面転換で空白行がないのは、語り手の思考の流れをそのまま読んでいるような感覚にするためなんだろうか。

    咲也が気持ちを吐露する場面や、島崎藤村の詩を聞いて昔のことを思い出すシーンが映画のようで美しかった。
    ラストは「けっきょくそうなるの!?」という終わり方だったけど、鬱蒼とした森を抜けた時のような解放感を覚えて何となく安心した。

    0
    2025年08月03日
  • 4 Unique Girls 特別なあなたへの招待状

    Posted by ブクログ

    飛び飛びで読んだ。共感して勇気をもらうエッセイもあれば、嫌悪感を抱くエッセイもあった。でも読書ってそういうものだとも思った。同じ作家さんでも合う合わないがあって、自分の読みたいところを読めばいいと思う。

    「挨拶はあなたに敵意を持っていません、と知らしめるためである。だからと言って決して必要以上に距離を縮めてはいけない」
    →勉強になる。たまに出くわす意地悪な人にもちゃんと挨拶だけして、近づきすぎないようにしよう。

    「私は、大人というのは、年齢に関係なく、自分の言葉を持つ人を言うのだと思っています。そして、成熟して行くというのは、その言葉を一番良い形で伝える技術を学ぶ過程であると。」
    →成熟したい。そういうことができる大人になりたい。だから思ったことをどんな形でもメモするようにしたい。

    0
    2025年05月22日
  • もの想う時、ものを書く Amy’s essay collection since 2000

    Posted by ブクログ

    芥川賞選考の自分の評をぜんぶ晒すなんてまったくもって男前!敵も味方もこじゃんとおるろー
    真面目なふりして陰で不良、ならぬ
    裏アカがいちばん真っ当な不良ぶりっこの詠美姐さん
    色んな分野の大先輩の愛が、山田詠美の書くものに詰まっているのだねえ

    0
    2025年05月20日
  • 血も涙もある(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

     不倫に罪悪を感じない人の考えを理解するのは、やっぱり難しいなあと。
     見たいものしか見ず、自分の都合のいいように自前のフィルター越しに世界を見ているのはお互い様かもしれないけど。

    0
    2025年05月15日
  • いただきますは、ふたりで。―恋と食のある10の風景―(新潮文庫nex)

    Posted by ブクログ

    小説とエッセイで描く10の恋と食のアンソロジー。
    一穂ミチ「わたしたちは平穏」、原田ひ香「夏のカレー」、
    古内一絵「ワタシノミカタ」、山本ゆり「ゆかりと
    バターのパスタ」等を収録。

    0
    2025年08月24日
  • つみびと

    Posted by ブクログ

    考えさせられた本だった。もちろん1番の被害者は罪のない子供たちなんだけど、はすねも琴音もそれぞれ被害者で救いの手がうまく差し伸べられなかったんだと思うと苦しい。

    0
    2025年05月02日
  • 血も涙もある(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    読みながら、んーーーと思っていたけど、
    解説で「見るもの、見えるもの、見たいものにズレが生じる」とあって、この小説を言い得ている!と膝を打つ。
    みんな軽いなーずるいなーなんだかな〜とも思ったけど、滑稽さやずるさを表現している、と思えば表現としても適切な感じする。

    解説にかなり補完してもらった。
    とはいえ心に釘を打ってくる文言も散りばめられており、やはり大御所感は否めない。敬服。

    0
    2025年05月01日
  • 賢者の愛

    Posted by ブクログ

    山田詠美さんワールド。主人公の過去を思い出すと辛くなる、、友人との関係性、ちょっと受け付けなかった。

    0
    2025年04月30日
  • つみびと

    Posted by ブクログ

    2025.4.5
    大阪であった二児遺棄事件がモデル。
    真夏の暑い部屋に閉じ込めてドアもテープで塞ぎ、餓死させてしまった我が子を確認しても遊びに出かける精神…
    普通なら考えられないけど養育環境が悪いこと、周りに助けてくれる人がいなかったことで本人はどうすればいいか分からなかったんだろうな。
    困っている人をピックアップできる社会制度が整ってほしい。

    0
    2025年04月25日
  • 賢者の愛

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    痴人の愛を読んだことがなかったので、あわせて読んだ。すると、なるほど面白い。オマージュの仕方が上手すぎる。相性がいいのかな……
    「本物の純粋さなんて、馬鹿の持ち物よ」
    その通りだと膝を打った。
    時田秀美にまた会えたのも嬉しかった!

    光源氏みたいに幼子を自分好みに育てて妻にする~という願望ってキモイよなってずっと思ってたけど、男女逆転して女目線で育てる様を見ていたらちょっと興奮してしまった……ナオが可愛いんだもん……こういう感覚なのか……自分なしで生きられなくなればいいという願望も分かるんだよなぁ

    0
    2025年04月13日
  • 血も涙もある(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    久しぶりに読んだ山田詠美さんの小説でした。
    冒頭の私の趣味は人の夫を寝取ることにはびっくりして、読み終わることはできるかなと思いましたが、杞憂でした。
    倫理が何かは自分で決めるはすごく共感出来ました。不倫自体は私もしないし、されたくもないですが、第三者として苦言を呈するようなこともしたくないなと思いました。

    0
    2025年04月13日