山田詠美のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
出版区のYouTubeでポインティがゲスト出演してた時に取り上げられて知った作品。
67編の短編エピソード集。山田詠美さんの事が好きな人でも、本を読む習慣がない人でも読みやすい。4unique Girlsという興味を引くタイトル、この本を通じて山田詠美さんはどういう考えを持っているかが分かる作品。作者自体も2025年現在で66歳とのことで、人生の大先輩が昔感じてた事やマインドを知れるのが良い。ただ、内容が面白いかというと、それはまた別のお話。。色んな小説を書いてるから書き方が上手い為、自分の想いを文字にするのが苦手な人や自由に想いを語るにはどうすればよいのか?分からない人は読んでみるのも良いか -
Posted by ブクログ
ネタバレ小説における『執着なのか愛なのかよくわからない関係性』が大好物。
この本はまさにそんな関係性が盛りだくさんで、登場人物達のヒエラルキーのピラミッドが徐々に入れ替わっていくような感覚がハラハラして楽しめた。
やっぱりピラミッドの頂点は百合なんだろうなぁ。
その次は真由子や直巳で、底辺には諒一や真由子の父がくるんだろうか...。
直巳を調教していく真由子は官能的で魅力が溢れている。
(ふとHUNTER×HUNTERのヒソカの「果実が美味しく実るまで...」が頭をよぎった笑)
そして「ぼくは勉強ができない」の主人公、時田秀美が会社の後輩として登場したのが嬉しかった。
秀美ほんまにイイ男に育ったね -
Posted by ブクログ
1987年第97回直木賞
三島由紀夫の「美徳のよろめき」の新解説の山田詠美さんをリスペクトで直木賞受賞の作品を
当時読んだはずですが、ほぼ覚えていない
というより、小説として興味が持てなかった
ような気がする
詠美さんが 自らを日本語が綺麗に扱える世の中で一人だけのシスターとして書き上げた恋愛小説
当時は世界が違いすぎて受け入れ難さがあったけれど 一種の恋愛小説として納得できるとこまで年齢を重ねた模様
この作品の後も途切れることなく活躍されていて
山田さんの使う言葉や文章が 惹きつけるパワーがあるんだろうなあと思う
ご本人さんもなかなかパワーある女性だったような記憶あり -
Posted by ブクログ
ご存知の通り、『100万回生きたねこ』(1977)は、佐野洋子さんの絵本です。最後に主人公の猫が死ぬのに、心からよかったーと思える、不思議でとっても深いお話でした。少し哲学的で、大人の方が響くかもしれませんね。本書は、この名著に捧げる13名の錚々たる作家諸氏のアンソロジーです。
最近読んだ町田康さん、谷川俊太郎さんも書かれていて…、あ、谷川さんは佐野洋子さんと(短期間)ご結婚されていたんですね。また書き下ろしの広瀬弦さんは佐野洋子さんの息子さん!
なんと不思議な巡り合わせです。当然ながら、全編とも名作絵本への愛と敬意が根底にあり、様々な視点で読ませてくれました。
各話の冒頭には、作 -
Posted by ブクログ
「子宮に沈める」を見る勇気がなかったので、こちらを手に取った。つらいことしか書かれていないのだが、スルスル読めてしまうので、さすが山田詠美と思う。登場人物たちのバックボーンを物凄く丁寧に掘り下げている。
モモとモネっちは100%被害者だ。何せ、たった4歳と3歳の子供で、無条件に愛されて護られるべき存在なのだから。でもそれは、琴音と蓮音が子供だった時もそうだったはずなのだ。
彼女たちは生き延びて大人になったけど、体は大人でも抱えているものは子供の頃から変わっていなくて、傷は癒えず、癒し方も分からず、癒す場所もない。
蓮音がしたことは絶対に許されないけれど、そこに至る全てが理不尽だとも思った。