山田詠美のレビュー一覧

  • 三頭の蝶の道

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    モデルとなった3人、瀬戸内寂聴しか知らなかった。
    この人は誰?と検索しながら読み進める、今の時代だからのスタイルだな。

    あの人より先に死ねない、作家ならではの葛藤であり、愉悦でもある。寂聴さんが亡くなってようやく仕上がった作品とも言える。
    女流作家と揶揄される時代から、現代にいたるまで女性独特の戦いは続いているのである。

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    2025年12月02日
  • ベッドタイムアイズ・指の戯れ・ジェシーの背骨

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    本来このジャンルはすごく苦手まであるのだけど、、惹き込まれたしちゃんと最後まで読みたくなる短編集だった。

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    2025年11月30日
  • ぼくは勉強ができない

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    平易な文章でスラスラ読んだ。
    ん?ここで終わり?ってなった。

    番外編の方が、登場人物の心の動きや気持ちが表現されていて読んでいて面白かった。
    母と祖父がいいなと思った。

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    2025年11月29日
  • 賢者の愛

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    なんと言うエンディング。
    「痴人の愛」を下敷きにしている、との前知識で読み始めたが、正直、単なる男女逆転なのか?と思っていたし、世界観も好みの感じではなく、、ただエンディングに圧倒された、そんな感じだった。
    しかし、文庫版の柚木麻子さんの解説を読んで、なるほどなあと。そもそも私は痴人の愛を「対象末期の日本に迫りくる西洋化の波に対抗すべく、海外に通用する理想の女性を育てようとした男の戦いと敗北の物語だ」と捉えたことがなかった。なるほどなあ(笑)

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    2025年11月05日
  • いただきますは、ふたりで。―恋と食のある10の風景―(新潮文庫nex)

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    一穂ミチさんが好きで手に取りました。短編集は気になっていた作家さんをパッと読めたり、触れたことない作家さんに出会えるのでたまに読むようにしています。
    どの短編も読みやすかった。

    今回は前から気になっていた原田ひ香さんを次読みたいなと思いました。

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    2025年10月30日
  • もの想う時、ものを書く Amy’s essay collection since 2000

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    ネタバレ

    詠美さんといえば、私はいつも味や匂い、温度を感じるのだけど。
    今回は「時間」がキーワードだった。(と、「あとがきにかえて」でしっくりした。)
    フィクションではなく、あれやこれやの記録。

    あの日、私は、誰とどこに居ただろう?

    「ひとりの人間に惚れてしまうことは、弱味だ。それは、他者のために自分勝手に死ぬ権利を放棄することだからだ。」
    そうか。

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    2025年10月23日
  • 私のことだま漂流記

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    高校時代に胸を高鳴らせて読んだ
    たくさんの本。
    いろんなことに憧れて、
    好きなものを好き。と
    言えるようになったの。

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    2025年10月12日
  • いただきますは、ふたりで。―恋と食のある10の風景―(新潮文庫nex)

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    恋と食のある10の風景
    個性豊かな短編とエッセイがぎゅっと詰まった一冊

    収録作品は以下のとおり

    一穂ミチ 「わたしたちは平穏」

    古内一絵 「ワタシノミカタ 」

    君嶋彼方 「ヴァンパイアの朝食 」

    錦見映理子 「くちうつし 」

    奥田亜希子 「白と悪党」

    尾形真理子 「SUMMER STREAMER 」

    原田ひ香 「夏のカレー」

    《エッセイ・掌編》
    田辺智加 「初恋と食事」

    山本ゆり 「ゆかりとバターのパスタ」

    山田詠美 「恩響の彼方のトマトサラダ」


    私は特に、錦見映理子さん、尾形真理子さん、原田ひ香さんの作品が好みだった。
    ある作品では、涙がじんわり浮かんでくる。
    また

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    2025年10月09日
  • つみびと

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    読んでいて本当に辛かった、、、、
    読んだことを後悔したけど目を逸らしてもいけない内容だなと思って頑張って読んだ、、
    本の内容にあるほどの暴力的なことはされていないけど、今思うと(当時もだけど)そこまでする?というくらいの大人の本気の力での殴る蹴る等は子供の頃に自分自身が経験あったからそれを思い出して嫌な気分になった。怒られて躾の意味での暴力なのでそこは理解してるけど。
    多分ふつう、の家庭だったらここまで力づくでの殴打とか恐ろしい母の形相とか見ないんじゃないかなって思う、、今の友達の話とか聞く限りは、、
    当時からストレス発散も兼ねてるだろ、っておもってたからそれが思い出されるのが精神的にちょっと

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    2025年09月20日
  • 風味絶佳

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    山田詠美2冊目の出会い
    やはり手放しにはなれないのは自身の器量の問題か。
    少し上の世代にどハマりする要素はあるんだろうなと。

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    2025年09月15日
  • いただきますは、ふたりで。―恋と食のある10の風景―(新潮文庫nex)

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    食がテーマであること、と、
    こんなに豪華な作家さんが集まった文庫本、読むしかないでしょ?!
    と、手に取りました。
    期待通りです。
    食と恋がテーマの短編小説でしたが、それぞれのシチュエーションでこんなにもバリエーション豊かに物語が紡がれていけるんだ、と。

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    2025年08月31日
  • ぼくは勉強ができない

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    思春期に考える色々な気持ちが呼び起こされた
    若い時の気持ちを思い出してもっと尖ってもいい部分があるなと感じた

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    2025年08月28日
  • いただきますは、ふたりで。―恋と食のある10の風景―(新潮文庫nex)

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    食事が出てくるお話を読みたくて、借りた一冊。古内一絵さんとか一穂ミチさんの短編が入っていて、いろんな【ふたり】が食とからみながらお話が進む。
    尾形真理子さんの大谷翔平が出てくる話に、小説にまでご本人で出てくる大谷翔平のスゴさんを感じた。
    個人的には原田ひ香さんの『夏のカレー』が切なくて好きだった。

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    2025年08月25日
  • いただきますは、ふたりで。―恋と食のある10の風景―(新潮文庫nex)

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    誰かを好きになることと、食に対する気持ちは、深く関係すると思う。1日3食、喜びと美味しさを分かち合う食は思い出とセットだよね。

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    2025年08月17日
  • 明日死ぬかもしれない自分、そしてあなたたち

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    それぞれ屈折したところを持っている母と3人の子が、大事な人の喪失という一本の糸で通されている話。3人のきょうだいに地に足をつけさせているのが、みんな恋人なのがちょっとなあと思ったりして。ストーリーとは直接関係はないのだけれど、解説にあった震災についてのビートたけしさんの言葉「二万人が死んだ一つの事件と考えてはいけない。一人が死んだ事件が二万件あったと考えるべき」にハッとした。今、世界で起きている戦争もそう。一人が死ぬって大変なこと。

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    2025年08月16日
  • 血も涙もある(新潮文庫)

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    山田詠美らしい不倫の小説。
    そして、意外にも不倫が真実の愛に成就する小説。

    料理、同性愛者など描き方がとても現代的。
    ほどよく時代についていき、そのついていき方が上手いのがこの著者のよいところ。
    ただ、登場人物が多く、視点がいくつも出てくるのが読みにくいとも思わせる。
    結局、和泉桃子の何がそんなに魅力なのかは分からない。

    ☆3.5といったところだけれど、つけられないので☆3つ。
    解説は的外れ。

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    2025年08月08日
  • 100万分の1回のねこ

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    有名作家たちが絵本「100万回生きたねこ」をオマージュして紡ぐ短編集。

    我が子に読み聞かせようと久しぶりにこの絵本を開いてみると、生きること死ぬこと、愛…
    ずいぶん哲学的な絵本だった。

    名作絵本のエッセンスを受け取った作家たち独自の視点で描かれる短編集だなんて、パワーの総量がとんでもない。
    お気に入りは、江國香織さんかな。町田康の相変わらず意味不明な世界観も好きでした。

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    2025年08月08日
  • ファースト クラッシュ

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    初めての山田詠美作品。
    初恋のことを「ファーストクラッシュ」と呼ぶと初めて知った。たしかにこの作品においては「クラッシュ」という響きがしっくりくる。

    登場人物の誰にも共感できなかったけど、そういう感覚になる人もいるのか、と新鮮な気持ちで読み進められた。場面転換で空白行がないのは、語り手の思考の流れをそのまま読んでいるような感覚にするためなんだろうか。

    咲也が気持ちを吐露する場面や、島崎藤村の詩を聞いて昔のことを思い出すシーンが映画のようで美しかった。
    ラストは「けっきょくそうなるの!?」という終わり方だったけど、鬱蒼とした森を抜けた時のような解放感を覚えて何となく安心した。

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    2025年08月03日
  • いただきますは、ふたりで。―恋と食のある10の風景―(新潮文庫nex)

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    「わたしたちは平穏」が好きだった。似たような食生活だからかな。白いもの好き。

    1人と2人じゃ同じもの食べても味は違う気がするし、よりおいしく思える気がする。誰かとの食事は思い出も食べているような感じ。

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    2025年07月23日
  • 4 Unique Girls 特別なあなたへの招待状

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    飛び飛びで読んだ。共感して勇気をもらうエッセイもあれば、嫌悪感を抱くエッセイもあった。でも読書ってそういうものだとも思った。同じ作家さんでも合う合わないがあって、自分の読みたいところを読めばいいと思う。

    「挨拶はあなたに敵意を持っていません、と知らしめるためである。だからと言って決して必要以上に距離を縮めてはいけない」
    →勉強になる。たまに出くわす意地悪な人にもちゃんと挨拶だけして、近づきすぎないようにしよう。

    「私は、大人というのは、年齢に関係なく、自分の言葉を持つ人を言うのだと思っています。そして、成熟して行くというのは、その言葉を一番良い形で伝える技術を学ぶ過程であると。」
    →成熟し

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    2025年05月22日