山田詠美のレビュー一覧

  • 吉祥寺ドリーミン ~てくてく散歩・おずおずコロナ~

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    詠美さんのエッセイ読んでるとスカッとする。気楽に読めて、さらには吉祥寺が地元なわたしにはわかるわかるが多く楽しく読ませていただきました。荻窪のカレー屋逆に気になっちゃったよ‼︎笑

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    2022年02月04日
  • 吉祥寺デイズ うまうま食べもの うしうしゴシップ

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    イキイキとキレも良く。
    久しぶりに読んだエイミーさんのエッセイ。

    暮らしの中の小さなことも
    しっかりと掬い取って、
    ほら、ちゃんと見てる?
    思ったり、考えたりしてる?

    と、問いかけられるような
    楽しく会話しているような
    一つ一つを楽しんで読んだ。

    いいなぁ。
    幾つになっても、楽しいものを楽しい
    美味しいものを美味しい。
    人の価値観でなく、自分の感じたことを
    堂々とこんなふうに語れるエイミーさん
    やっぱり好きだな。

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    2022年01月30日
  • ラビット病

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    どうしようもない天涯孤独な女の子ゆりと、彼氏のアメリカ人ロバートの物語。テンポがよくてコメディ色つよめ。

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    2022年01月27日
  • 晩年の子供

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    ネタバレ

    最初の前半だけの感想。


    【晩年の子供】
    主人公の私が可愛すぎる。撫でてあげたくなるぐらい、純粋で可愛い。人って変われるって改めて思えた。生死観って、人それぞれあるよね〜。生きるより、死ぬことにフォーカスを当てて生きる。っていう考えは私にはなかった。それも大切なのかもしれない。

    【堤防】
    堤防好き〜!運命に則ってふわふわ生きる運命論者の主人公。友達の自殺未遂によって、人生観が変わる。友達の京子がいい奴なんだよ〜。家庭を持つ男との間に、子どもを身篭るんだけど、妊娠しちゃったのにタバコ吸っちゃってるところも好きだよ〜!産めない、悲壮感が滲み出てて、いい。
    主人公の運命と、人生に対しての考えが素

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    2022年01月10日
  • 明日死ぬかもしれない自分、そしてあなたたち

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    読みやすかったけど感想が難しい。
    長男の不慮の死によって理想の家族の姿が失われてしまう。

    『人を賢くするのって、(中略)他人ごとをいかに自分ごととして置き換えられるかどうかの能力に掛かっているのではないか』
    『自分が死んだら、この人はどうなるんだろう、と思いを馳せる側の人間になりたい』
    という末っ子の千絵の言葉が印象的だった。

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    2021年12月25日
  • ベッドタイムアイズ・指の戯れ・ジェシーの背骨

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    読んだのは河出のベッドタイムアイズ。
    この本の登録が見つからなかったので仮で。

    初期作品には山田詠美さんの日本人ぽくない感覚や表現が、色濃く表れている。これが日本が舞台の物語に落とし込まれると、新鮮さ、鋭さが際立ちさらにかっこいい。

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    2021年11月28日
  • 風味絶佳

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    学生時代に確か単行本で読んだはずなのだけど、覚えてない、、、
    でも、「読むのが怖い」で、大森さん・北上さん一致の高評価だったので、いつか再読したい。

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    2021年11月11日
  • タイニーストーリーズ

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    なんだかゾワっとする。
    内田春菊さんの細かい描写やないけど、伝わるあの感じが、あってるのかなとも思った。
    文字版も読んでみたいけど、怖さもある

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    2021年11月08日
  • 賢者の愛

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    マユちゃんもなかなかだけど、それ以上に百合という名のちょうだいお化けがとにかくヤバい。登場する男もみんな気持ち悪い。すごく面白かった。

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    2021年10月10日
  • A2Z

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    なんでしょう。要するに不倫するしされる夫婦関係なんだけど、とても魅力的に見えるし憧れてしまいます。
    普通だったらお互いに不倫している夫婦なんて酷く見えるはずなのに、この作品で描かれる二人はそんなことにはならないのが不思議です。
    この作品を読んで、他の作品も読んでみたいと思いました。言葉、表現が的確に的を射ていてすごい。

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    2021年09月16日
  • 風味絶佳

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    肉体労働の仕事をする男性との恋愛短編小説6編。

    グランマのようなぶれない自分の姿を持っている人って輝いていて素敵!

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    2021年08月22日
  • 100万分の1回のねこ

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    好きな作家さんのお話が収録されていたので購入。よく分からない話や詩、面白い話、苦手なタイプの話まで様々。全体としては、ストーリーより描写や言葉を楽しませて貰ったなという印象。川上さんの文章は初読みだったけど、かなり好き。あと山田さんの話のタイトルがオシャレでツボでした。


    生きる気まんまんだった女の子の話/江國香織
    100万回殺したいハニー、スウィートダーリン/山田詠美
    博士とねこ/広瀬弦
    虎白カップル譚/谷川俊太郎
    幕間/川上弘美

    ある古本屋の妻の話/井上荒野
    おかあさんのところにやってきた猫/角田光代
    百万円貰った男/町田康

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    2021年07月30日
  • 快楽の動詞

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    ネタバレ

    小説…、なのか?解説の「文章」であり、「小説」って感じがまあしっくり。
    どう楽しめばいいか最初は戸惑ったけど、まあまあおもしろく読めた。
    『ベッドの創作』が一番そうそう、って楽しく読んだ。

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    2021年07月05日
  • 晩年の子供

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    「ひよこの眼」が教科書に掲載される国語教育の豊かさ。誰もが子供の頃に経験する「私だけが分かっている、私には事の裏側が分かる」という優越の愚。夏のどうしようもなさ。

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    2021年05月30日
  • ぼくは勉強ができない

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    ずっと読みたかった本。
    30年も前に書かれていたとはビックリ。
    個人的には「賢者の皮剥き」が印象に残った。
    皮剥き器でいろんな雑念を削ぎ落として、本当の自分と向き合いたいと思った。

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    2021年05月20日
  • 風味絶佳

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    「不二ちゃんは、山下さんに、おつゆみたいに、じわっと染み込んでるよ。ほら、これみたいに」乃里子は、小鉢に入った高野豆腐の含め煮を箸で押した。ほとびた高野豆腐から、出汁が溢れてくる。(112ページ)

    男も女も、若者も老人も、
    人は誰しも誰かを想ってる。

    自分のまわりの人は、必ず誰かに好かれていて欲しい。

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    2021年05月03日
  • 明日死ぬかもしれない自分、そしてあなたたち

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    子連れ再婚、人生で最も愛する人(息子)を失い酒浸りになる母。そんな母を愛し、彼不在の家でも、何とか母を壊さないよう心を砕き家庭を前に進めていく家族の話。終始、そんな母なら見限れば?と思ってしまった…山田詠美さんの描く家族関係はノーマルから逸脱してる。今作も設定がまず突飛だし、父弟妹が不倫沼の娘を相手の元へ走らせたりも。早くに兄が急逝し、その影響が人生を占めていた子ども達が、皆ちゃんと恋したり愛せたりできるの凄いなと思った。家族には色んな形があっていい。本自体はそんなにだが、たまにグッとくるフレーズがあった。

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    2021年04月27日
  • ジェントルマン

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    ネタバレ

    息つく暇もなく一気に読んでしまった。途中でやめることがなぜか出来なかった。

    漱太郎は人の姿をした悪魔だ。究極のエゴイスト。無邪気に残酷なことをする。けれども普段は世間体を身につけて、眉目秀麗、文武両道、誰にでも優しく親切なのだ。
    そんなある時、彼の悪事を目の当たりにしたゲイの夢生は恋に落ちる。彼に惹かれ共犯者となり、圧倒的な支配下に身を置くことになる。

    何十年も恋心を残酷に扱われていた夢生も気の毒(でもそれは自らそうしているので)だけど、シゲのことがほんとうに可哀想でショックで。
    今は、すごい小説読んでしまったと改めて思っている。

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    2021年04月13日
  • 姫君

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    短編5編を収録しています。

    冒頭の「MENU」は、5歳で両親を亡くし、矢野家に引き取られた20歳の時紀(ときのり)の物語です。友人の麻子が、彼の義兄である聖一と交際を開始し、すこしずつ時紀の知っていた彼女から変わっていくのを見ることになります。その一方で、「自分が一番好き」という彼の考えに共感する義妹の聖子と濃密な関係がえがかれています。

    表題作の「姫君」は、山本摩周というアーティスト志望の青年のもとに身を寄せることになった、姫子という誇り高い女性の物語。コミカルなテイストではじまりますが、しだいに摩周がカッコよく感じるようになっていきます。

    テイストの異なる作品がたのしめる短編集ですが

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    2021年04月05日
  • タイニーストーリーズ

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    たくさん短編が入っていて、満足感がすごい。ジャンルは様々だけど、読み終わるとなんだか変な気持ちになった。ちょうどいい長さで面白かった。

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    2021年03月01日