山田詠美のレビュー一覧

  • もの想う時、ものを書く Amy’s essay collection since 2000

    Posted by ブクログ

    Ⅱ章の追悼文が頗るよい。こんなふうに追悼されると知っていたら、生きている間にたくさんの愛を与えてしまいそう。
    そんなことしなくても、山田詠美は、やさしく愛おしく追悼してくれるのだろうけど。

    ハイヒールを履き続けるというエッセイ、え?今時?さすが山田詠美、と思ったら1987年の未収録エッセイだった。
    山田さん、今でもハイヒール信奉者かな。どうなんだろう。

    0
    2025年04月07日
  • 血も涙もある(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    久々の山田詠美!
    あれっ、小説を買ったつもりがポンちゃんのエッセイだったかしらん……と思わざるを得ない描写がしょっぱなから。往年の山田詠美ラバーズのみなさまもそう感じたことでしょう。
    フィクションにも道徳心を求めるような方には中々素直に文章が入ってこないかもしれませんが、
    個人的には世間一般的な目線による善悪の話は出てこないところに、変わらぬ山田詠美をひしひしと感じることが出来て嬉しかったです。

    0
    2025年03月04日
  • つみびと

    Posted by ブクログ

    ずっと心に引っかかっていた事件だったので。
    フィクションなので実際のところは分からないけど、社会って残酷だなぁと思う。
    子供が被害者にならないように、誰しもが助け合える社会になることを祈って。

    0
    2025年03月01日
  • つみびと

    Posted by ブクログ

    読み切れた…
    誰かに傷つけられた時その悲しみや苛立ちは、自分が気付かない内に違う他者を傷つけている時がある。
    負の感情は嫌な連鎖をしてしまうからまずは自分が関わる人に優しく(難しい場合は最低限大人の対応)していきたい。
    自分が誰かに傷つけられても他者に連鎖させない。

    0
    2025年02月26日
  • 4 Unique Girls 特別なあなたへの招待状

    Posted by ブクログ

    出版区のYouTubeでポインティがゲスト出演してた時に取り上げられて知った作品。
    67編の短編エピソード集。山田詠美さんの事が好きな人でも、本を読む習慣がない人でも読みやすい。4unique Girlsという興味を引くタイトル、この本を通じて山田詠美さんはどういう考えを持っているかが分かる作品。作者自体も2025年現在で66歳とのことで、人生の大先輩が昔感じてた事やマインドを知れるのが良い。ただ、内容が面白いかというと、それはまた別のお話。。色んな小説を書いてるから書き方が上手い為、自分の想いを文字にするのが苦手な人や自由に想いを語るにはどうすればよいのか?分からない人は読んでみるのも良いかも。この様に書けば良いんだなと勉強になった本。


    0
    2025年02月24日
  • もの想う時、ものを書く Amy’s essay collection since 2000

    Posted by ブクログ

    懐かしい人たちやパパリンの話。
    気付かないうちに随分と時間が経ってるんだな。
    エイミーの言葉はいつも最高。

    0
    2025年02月22日
  • 賢者の愛

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    小説における『執着なのか愛なのかよくわからない関係性』が大好物。
    この本はまさにそんな関係性が盛りだくさんで、登場人物達のヒエラルキーのピラミッドが徐々に入れ替わっていくような感覚がハラハラして楽しめた。
    やっぱりピラミッドの頂点は百合なんだろうなぁ。
    その次は真由子や直巳で、底辺には諒一や真由子の父がくるんだろうか...。

    直巳を調教していく真由子は官能的で魅力が溢れている。
    (ふとHUNTER×HUNTERのヒソカの「果実が美味しく実るまで...」が頭をよぎった笑)

    そして「ぼくは勉強ができない」の主人公、時田秀美が会社の後輩として登場したのが嬉しかった。
    秀美ほんまにイイ男に育ったね...。

    実は痴人の愛を読んだことがないのでこれから読みます。

    0
    2025年02月20日
  • ファースト クラッシュ

    Posted by ブクログ

    姉妹三人
    それぞれが語り手
    憐れみ方、優しさ、恋の落ち方、
    物事の捉え方、残酷さ
    三者三様
    面白かった。
    リキの視点のストーリーも見てみたい
    とも一瞬思ったけれど、とても辛いなとも思い。。。
    最後は
    想像し難いが
    悲しみ苦しみ絶望、そしておそらくの喜びを
    自分なりの解釈で、涙がでました。

    山田詠美さん、初めて読みました。
    恋愛における、喜び、もやもや、悲しみ
    とてもよく言葉に乗せられていて
    するする読み進められました。
    他にも山田詠美作品、読んでみたいと思います。

    0
    2025年02月09日
  • いただきますは、ふたりで。―恋と食のある10の風景―(新潮文庫nex)

    Posted by ブクログ

    新刊情報で見掛けて気になり、手に取った作品。
    装画とテーマがとても好みだった。

    「恋と食」をテーマに描かれた小説、掌編、エッセイのアンソロジー。
    作家さん以外にお笑い芸人さん、料理コラムニストさん、コピーライターさんが参加されていて豪華メンバー。
    山本ゆりさんのレシピには大変お世話になっている。

    本書のタイトルを見て、「心温まる話が多いのかな」と思っていたら、いろんな意味で衝撃的な話が多く、それも含めて楽しめた。

    どの作品も出てくる料理がとてもおいしそうー!
    パエリア、ロールキャベツ、カニクリームコロッケ…食べたい…!
    食欲を刺激されまくりの一冊だった。

    ︎✿「わたしたちは平穏」一穂ミチさん
    性格や食の好みが合い、同棲している2人。一見平穏に見える2人の間に潜んでいる不穏さが怖い。ラストは若月さん、まさか…?この2人、この先どうなっちゃうんだろう…。

    ︎✿「ワタシノミカタ」古内一絵さん
    家庭内には味方が必要だよね。この3人には世間の目に負けず幸せに暮らしていってほしい。昴の例え方が秀逸!昴が作ったキャンプ飯、私も食べたい♡

    ︎✿「初恋と食事」田辺智加さん
    「ぼる塾」の田辺さん。描かれていること全てに共感しかない。私もしんどい時はとりあえずおいしい物を食べて、乗り切っている。

    ︎✿「ヴァンパイアの朝食」君嶋彼方さん
    目次を見て一番気になっていた作品。タイトルだけ見てファンタジーなのかと思いきや、ヴァンパイアって、そういうこと…!恋愛の甘さと苦さが詰まった作品。

    ︎✿「くちうつし」錦見映理子さん
    人生にどれだけ絶望しても、食べることをやめなければ、いつかはきっと立ち上がって生きていける。食べることは生きることに直結するんだなぁと改めて感じた。

    ︎✿「ゆかりとバターのパスタ」山本ゆりさん
    母が作ってくれたお弁当にはいつもゆかりご飯が入っていたことを思い出した。ゆかり買ってきてパスタ作ってみよう。

    ︎✿「白と悪党」奥田亜希子さん
    土鍋にまつわる初恋のお話。美弓の関谷への執着がなんだか怖く感じた。私は何故か小さい頃からお粥の描写にとても惹かれてしまう。土鍋でかしぐお粥、いいなぁ。

    ♥「SUMMER STREAMER」尾形真理子さん
    野球観戦を通じて知り合う2人が絆を深めていく様が微笑ましい。自分が好きなものを一緒に楽しめる相手がいるって素敵。そして試合のシーンがとても胸熱。

    ︎✿「夏のカレー」原田ひ香さん
    男女が知り合ってから40年間のお話。結婚はやっぱりタイミングだなぁ。人生で全てを捨ててでも一緒にいたい相手に出会えることは幸せなことだと思う。

    ︎✿「恩讐の彼方のトマトサラダ」山田詠美さん
    序盤から衝撃すぎる…!だって、真実なんだもん。(p.348)って…!失恋のお話なのに湿っぽくないのは山田さんのお人柄なんだろうな。

    0
    2026年04月25日
  • 血も涙もある(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    不倫の話なのに軽快で淡々としている。
    lover、wife、husband 三者の視点で語られ、不愉快になったり共感したり様々な感情が入り乱れた。

    0
    2025年02月02日
  • 珠玉の短編

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「サヴァラン夫人」の「馬鹿な松茸」がツボにはいってしばらく思い出し笑いしてた。好きなのは「箱入り娘」、「生鮮てるてる坊主」は意味を理解したとき背筋が凍った。ユーモアのつもりなんだろうけど、夏耳漱子とかの名前の付け方はどうなの?って思う。

    0
    2025年01月27日
  • ソウル・ミュージック・ラバーズ・オンリー

    Posted by ブクログ

    1987年第97回直木賞

    三島由紀夫の「美徳のよろめき」の新解説の山田詠美さんをリスペクトで直木賞受賞の作品を

    当時読んだはずですが、ほぼ覚えていない
    というより、小説として興味が持てなかった
    ような気がする
    詠美さんが 自らを日本語が綺麗に扱える世の中で一人だけのシスターとして書き上げた恋愛小説
    当時は世界が違いすぎて受け入れ難さがあったけれど 一種の恋愛小説として納得できるとこまで年齢を重ねた模様

    この作品の後も途切れることなく活躍されていて
    山田さんの使う言葉や文章が 惹きつけるパワーがあるんだろうなあと思う
    ご本人さんもなかなかパワーある女性だったような記憶あり

    0
    2025年01月02日
  • つみびと

    Posted by ブクログ

    二人の幼い子どもを放置して死なせてしまった母は鬼畜と呼ばれた、でも・・・その母は不幸な生い立ちであった。ネグレクト・虐待は連鎖する。だからといって仕方ないとはならない。やっぱり今回の小説(事件)に出てくる母蓮音には同情できない。琴音から蓮音へと続く不幸の連鎖は確かに気の毒だし、その影響は計り知れないとは思うけど、蓮音の身勝手さに読んでてイライラした。子どもたちがただただ可哀想。やるせないです。

    0
    2024年12月16日
  • 100万分の1回のねこ

    Posted by ブクログ

     ご存知の通り、『100万回生きたねこ』(1977)は、佐野洋子さんの絵本です。最後に主人公の猫が死ぬのに、心からよかったーと思える、不思議でとっても深いお話でした。少し哲学的で、大人の方が響くかもしれませんね。本書は、この名著に捧げる13名の錚々たる作家諸氏のアンソロジーです。

     最近読んだ町田康さん、谷川俊太郎さんも書かれていて…、あ、谷川さんは佐野洋子さんと(短期間)ご結婚されていたんですね。また書き下ろしの広瀬弦さんは佐野洋子さんの息子さん!
     なんと不思議な巡り合わせです。当然ながら、全編とも名作絵本への愛と敬意が根底にあり、様々な視点で読ませてくれました。

     各話の冒頭には、作家さんがそれぞれ原典の絵本への想いを綴ることから始まっています。
     オマージュ作品とは言うものの、短編小説だけでなく詩もあり、また原典のとの絡め方も、かなり直接的だったり着想のみでまるで別作品だったり、多種多様でした。
     でも、猫、愛、生と死、側にいる人との心の揺れ動きと変化、時間の経過等々、滋味あふれ深く考えさせられる一冊でした。

     初出は、「小説現代」2014年10月〜12月の12篇に書き下ろし1篇



    ※自分のための『100万回生きたねこ』のあらすじ
     (ネタバレ、になるのかな?)

     主人公の猫は、100万回生まれかわり様々な飼い主のもとで死に泣き悲しまれますが、猫が好きなのは自分だけで、何度も生き返るので死ぬ事も恐れていません。
     ある時、猫は誰の猫でもない野良猫になり、100万回生きた事を自慢します。すり寄ってくる猫の中で、唯一関心を示さないメスの白猫がいて、気になり始め、ただ白猫のそばにいたいと思うのでした。
     猫は白猫と一緒になり沢山子猫に恵まれ、猫も自分より白猫や子猫達の方が好きになります。やがて子猫達も育ち猫の元を去り、白猫も年老いて、ある日猫の傍で静かに動かなくなります。
     猫は生まれて初めて泣き、動かなくなった白猫を抱えて100万回も泣き続け、ある日のお昼に猫は泣き止みました。そして猫も白猫の隣で静かに動かなくなり、もう決して生き返りませんでした。

    0
    2024年12月02日
  • 熱血ポンちゃんが行く!

    匿名

    購入済み

    楽しかった♪

    作家としての山田詠美ではなく、ポンちゃんとして最初の結婚当時の私生活面を仔細に伺え楽しむことができた。

    #カッコいい #笑える #ほのぼの

    0
    2024年11月11日
  • 4 Unique Girls 人生の主役になるための63のルール

    Posted by ブクログ

    山田詠美の小説は言葉の選び方・使い方が素晴らしいと読むたびに思うんだけど、エッセイは「熱血ポンちゃんシリーズ」といいこの本といい、いまいちノリきれない。
    雑誌の連載が収められたこの本も1編ごとにオチのようなものがあるんだけど、それがオチてないというか、独特なのよね。書いていることは山田詠美らしいカッコよさがあるんだけど、自分に言わせると野暮な閉め方だなと思いながら読んだ。

    0
    2024年10月25日
  • 風味絶佳

    Posted by ブクログ

    他作品が初Amyでハマって読んだけどこちらにはさほどハマらず。ただ山田詠美さんの文章力はすごい。表向きには見せることのない人間の恋愛模様を覗き見しているような気分になる………。愛とは盲目で脆くて乱暴で、時に狂気であるのだと教えられているかのような…。物静かなエロさ…。

    0
    2024年10月09日
  • つみびと

    Posted by ブクログ

    「子宮に沈める」を見る勇気がなかったので、こちらを手に取った。つらいことしか書かれていないのだが、スルスル読めてしまうので、さすが山田詠美と思う。登場人物たちのバックボーンを物凄く丁寧に掘り下げている。
    モモとモネっちは100%被害者だ。何せ、たった4歳と3歳の子供で、無条件に愛されて護られるべき存在なのだから。でもそれは、琴音と蓮音が子供だった時もそうだったはずなのだ。
    彼女たちは生き延びて大人になったけど、体は大人でも抱えているものは子供の頃から変わっていなくて、傷は癒えず、癒し方も分からず、癒す場所もない。
    蓮音がしたことは絶対に許されないけれど、そこに至る全てが理不尽だとも思った。

    なんかこう、大なり小なり、嫌な現実から目を背けてみたものの、もう一度直視するには背ける前にみつめた何倍もの勇気と気力が必要になる、あの感覚。蓮音の焦りみたいなものが、なんとなく想像できてしまうのが、また辛かった。

    0
    2024年10月05日
  • ライ麦畑で熱血ポンちゃん

    Posted by ブクログ

    詠美節
    ずいぶん長いこと彼女のエッセイから離れていたが、今年に入り最近のものから再び読み始め、かつて食傷したポンちゃんシリーズに帰ってきた。

    良くも悪くも詠美節炸裂でそれがこの方の個性であり面白さだと思う。

    最初は「う」と思ったが年の功か、もう大丈夫。
    これを書かれた時の著者は今の私よりも年下なのだ。
    つまり私も、経験を積んだということだ。

    0
    2025年12月18日
  • ぼくは勉強ができない

    Posted by ブクログ

    秀美くん、勉強はできないと自負しているが決して馬鹿ではない、頭の回転がいい人。そして高校生みんなが羨むような年上女性と付き合っている人。性格も飄々としていて年上にも物怖じせず質問できる人。やっぱりこういう人ってピカイチにもてちゃうよな〜。性格モテのすべて。推しキャラは仁子。

    0
    2024年09月28日