山田詠美のレビュー一覧

  • トラッシュ

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    『私は彼が死んだことは、どうも思わないの。だって会ったこともない他人だもの。私が泣いているのは、貴方が彼が死んで、傷ついて悲しんでいるからよ。あなたが大事だから泣いてるの』がすごく印象に残ってる。

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    2011年01月08日
  • 4U ヨンユー

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    人を好きなるには理由なんていらなくて、その瞬間を大好きな人と二人で感じたいし生きたい、それだけ。なのかなーと思った。マルの「4U]は可愛かった。

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    2011年01月04日
  • ソウル・ミュージック・ラバーズ・オンリー

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    ひとりの男を愛すると三十枚の短編小説が書ける。この法則を私を最近知った。小説が書きたいから恋をするのか、恋をするから小説が書けるのか、いずれにせよ、色恋沙汰は人間が人間である為に不可欠の要素である。かなしくてたのしくて、そしてあまい。
    ‐‐‐あとがきより


    山田詠美の直木賞受賞作。
    ソウルミュージックみたいに渋い小説。

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    2010年10月30日
  • マグネット

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    例えば、小説の書き方教本とかに載っているルールのどれにも則っていないのに、こんなにもカッコよくて面白い。山田詠美さんの文章はやっぱりすごい。イカしたラブアフェアのお話から、殺人、罪、死をテーマにしたお話が9つ。

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    2010年10月13日
  • 24・7(トウェンティフォー・セブン)

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    9つの小説からなる短編集。読後感がさわやかなのはきっと登場人物の生き方がきわめて肯定的であるからだろう。山田詠美の描く人生観とは、そのときどきの気持ちに常に前向きであることが、その人にとって良い生き方となるといったものである。それゆえ、不倫さえも山田詠美にあっては倫理的な生き方とみなされるのである。

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    2010年09月06日
  • 4U ヨンユー

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    短篇9話。それほど面白くないし心に残らないが、流し読みして不快感はない。感覚と理屈がうまくミックスされてるからだろうなぁ、どうでもいいやで納得してしまう。ストーリー性はあまりなく、居直り断片を決着しないままに切り取る。気分転換にしても、元気にはならないなぁ(笑)

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    2010年06月24日
  • ソウル・ミュージック・ラバーズ・オンリー

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    切なかったり、幸せな話だったり、いろいろな短編集。
    山田詠美さんの恋愛物は初めて読んだけど、意外。
    こんな風に大人の恋愛模様を描くんだな

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    2010年06月01日
  • トラッシュ

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    ネタバレ

    読んだのはずいぶん前・・・うーん独身のときだったような。
    さんざんイライラしながら読み進めて、最後めっちゃ泣いたような記憶がありますが・・・もう内容ほとんど覚えていない・・・

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    2014年02月17日
  • 快楽の動詞

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    カテゴリ的には随筆なのでしょうか。言葉についての考察を小説風に仕立てた小話という印象。そういう細工をするよりは、素直に読みたかったなあ。この方の言葉づかい大好きだもの。

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    2010年03月29日
  • トラッシュ

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    久し振りに恋愛小説を読んだ。
    世界に入り込める様になるまで大分時間が掛かり、
    読み始めから読み終わりまでかなり経ってしまった…。

    山田詠美の小説の中にはときどき、
    自分の語彙力では言い表すことのできない感情を、
    ずばり言い当てられているような文章がある。
    この本にも、そんな箇所がいくつかあったなあ。
    全体としては、まぁまぁでも、
    その部分だけで、惹き付けられてしまう。
    その部分のために、読む、といっても間違いではないと思う。

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    2010年03月07日
  • ファッション ファッショ

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    自分のスタイルを確立できている人の対談は自分の意識を変えたいとき迷ったときにいい本や言葉を教えてくれる。それがファッションの話題だとしても、ファッション以外のことを学ぶことは多い。

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    2010年02月22日
  • ファッション ファッショ マインド編

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    いいものをたくさん見てきた方だからこそ引き出せる話。オシャレの真髄は人それぞれだけど、引き出しはたくさん持ってたほうがいいと思う。辛口だし高圧的に感じたけど色んな人に読んでもらいたい一冊。

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    2010年02月15日
  • ソウル・ミュージック・ラバーズ・オンリー

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    なんと直木賞。直木賞も粋なことしてたんだねって驚きました。相変わらず、あとがきもステキ。あとがきも9つ目の短編として数えたいくらいに。「ひとりの男を愛すると三十枚の短編小説が書ける」のならば、この短編集は8人の男への愛が詰まっているということか。この短編集には愛すべき女たちと男たちが出てくるけれど、本当にみんな恋愛に身も心を濃密に捧げていて、その濃度にクラクラきてしまう。山田詠美の肉体に対する価値観とか、恋愛に対する姿勢とかの基本が全て詰まっている。正直、黒人だからどうだ、黒人の魂がどうだっていうのは私には全くわからないけれど。黒人にこだわる必要はないとも思う。山田詠美も黒人を描くのは、あくま

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    2009年12月13日
  • ファッション ファッショ マインド編

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    山田詠美とピーコですから!毒舌×毒舌で、読んでる方は抱腹絶倒。だけどね、山田詠美も、ピーコも、崇高なまでの美意識を持ってますから、言っていることはごくごく真っ当なんです。だから毒舌でもさわやか。ただ、単行本を読んだので、写真がなーい!「あら、今日の服は○○ね」なんて会話も、写真がないと楽しさ半減。文庫本で読みなおそうかな、ってくらい。

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    2009年10月04日
  • 4U ヨンユー

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    9作全てに共通する読後感。
    4U/眠りの材料/ファミリー・アフェア/血止め草式/男に向かない職業/天国の右の手/高貴な腐蝕/紅差し指/メサイアのレシピ

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    2009年10月08日
  • ソウル・ミュージック・ラバーズ・オンリー

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    2009.6
    1987年の直木賞受賞作。これは時代だね。村上龍もきっとそう。Amy Yamada、嫌いじゃないなー!

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    2009年10月04日
  • 4U ヨンユー

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    今まで読んだためしのない恋愛小説。
    ちょっと毒が強くって、
    苦いしわけわからなくなるときも

    書き出しが上手いんだよなあ、
    どうしてこういう文句が思いつくんだろう。

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    2009年10月07日
  • 24・7(トウェンティフォー・セブン)

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    「ヒンズーの黒砂糖」「ピンプオイル」「HER」「前夜祭」「個人の都合」「甘い砂。」「24・7」「口と手」「息を埋める」が収録。作者曰く、大人の不慮の事故を集めてみた短編集。そのなかで、私は「口と手」で起きた不慮の事故がとてつもなく好き。山田詠美の作品はどれも自分の日常とは縁がないようで、もちろん読んでいて悲しくなったり切なくなったりするわけだけど、映画を観ているような、憧れだったりする感情を抱くことが多々だった。でも、「口と手」は共感というか、自分の過去を思い返して痛くなるような気持ちを抱いた。そう、「裸で寝ることを始めたら、どのような経過を辿ろうとも、終わりに一歩近づく」のも、手と口の戯れが

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    2011年11月15日
  • 4U ヨンユー

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    2009.5
    ハワイ帰りのNW便にて。初の山田詠美。あ、こんな人だったんだ、と。意外にも爽やかに読めた、恋の短編集。

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    2009年10月04日
  • 120%COOOL

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    9編からなる短編集。タイトル、「o」が1つ多いんですけれど、1つ多くなると「クール」じゃなくて「クゥゥール」と読みたくなってしまううちは、20%モアどころか、とてつもなくクールからかけ離れた人間なんでしょう。最初に収録されている「唇から蝶」のエログロにはゾクゾクしました。もう、最初の一行から感動しました。比喩ではなく、本当に青虫っていうのがたまんない。それだけじゃなくって、青虫が蝶になる過程もたまんない。この話は数多くある山田さんの短編の中でもずっと忘れられない話になるでしょう。あと、カミカゼっていうアイテムを使ってくるところがまた「クール」というか・・。うちは居酒屋で飲むビールが一番好きダー

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    2009年10月07日