山田詠美のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「新装版 ハーレムワールド」
ふくざ〜つな感情。
気持ちいいセックスと美味しい食べ物どっちが好き?と聞かれたら後者を答えてはダメだ。これは前者です!女王様!サユリ様!と意気揚々と答える中坊の様な精力と性欲を備えている男達が、サユリの掌で気持ち良く転がされる話。
男の出来に、国や肌の色が関係してる訳ないだろーーーっ!!!
それを証明したくてこの小説が誕生したらしい。なるほどなるほど、di◯◯の大きさで優劣は決まらないのだ、、、きっと。そうだそうだ!と言わざるを得ない。だって、ジャパニーズだもの。
ざっくりなあらすじは前述通りである。ようはティレンやシンイチやスタンやクラウスやら国 -
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Posted by ブクログ
絵本「100万回生きたねこ」へのトリビュート短編集。作風も、絵本の活かし方もさまざまで、それぞれに味わい深かったです。
印象的だったのは川上弘美さんの「幕間」。RPGの主人公と、ねこを重ね合わせるとは……着想が面白く、また、皮肉に満ちて切なかった……。
小説の中に混ざる、くどうなおこさん「インタビューあんたねこ」の詩、好きだなぁ。リズムが良い。言葉選びのセンスが良い。普段なかなか詩に親しむ機会がないのですが、ことばのひとつひとつがキラキラしてる……。
短いながら優しい、谷川俊太郎さんの「虎白カップル譚」で締めくくられていて、後味が良くてほっとしました。 -
Posted by ブクログ
ネタバレひよこの眼が読みたくて読んだ。何度か読んだことがあったが、何度読んでも最後の一文の余韻がすごい。「私は、こう尋ねてみたい衝動に駆られてしまい、慌てる。もしや、あなたは、死というものを見詰めているのではありませんか、と。」確かに、「うれしい悲鳴をげてくれ」の「顔色」に似ている。死相というものは本当に出ているのか、だとすればとても恐ろしい。でも、死相の存在を恋と勘違いしてしまい、最後の最後に気づいてしまう切なさが、ひよこの眼にはあって、それがとてもよかった。正確な文章は思い出せないが、最後の一文の余韻が印象的な小説でよかったのは、これ以外だとサガンの「悲しみよ、こんにちは」と江國香織の「デューク」