山田詠美のレビュー一覧

  • 新装版 ハーレムワールド

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    山田詠美さんの作品は、何冊も読んでいますが、最後が意外な印象を受けました。

    彼女の世界は、私の日常からは、かけ離れていますが、だからこそ一冊読むと、いくつかハッとするような言葉があり、そういう部分が好きで時々読みますが、今回はそのハッがなかったかな〜。

    雰囲気で、伝わってくるものが、無いわけではないけど。

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    2012年10月12日
  • 姫君

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    あのオシャレ文体!
    好きな人にはたまらないだろう。

    私はどちらかと言えば苦手で、暫く読んでなかったけど最近また手に取る山田作品。

    MENUはこんなメンツに関わりたくない!と心から思わされた作品。

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    2012年10月11日
  • 新装版 ハーレムワールド

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    ネタバレ

    半分黒人のヤリマンビッチ・サユリ。
    アジア人の留学生でインドネシア料理店で働くティエンは、サユリを俯瞰して観ながら恋もしている。
    日本人男性シンイチに、黒人男性スタンを一緒に住ませる。
    サユリを見下す醜悪なコバヤシをステたら勝手に幽霊になってサユリに付きまとうようになる。
    外交官クラウスはサユリにぞっこんだが、ティエンとの関係を知って心が崩壊し、火を通された料理になってサユリに別れを告げる。
    スタンは捕まって去り、残されたシンイチはスタンの存在がないサユリをもう愛せないと突き放す。
    女王様でいたかった、自分が捨てられるなんて許せない。
    醜悪なコバヤシの幽霊に付きまとわれながら、今やサユリの唯一

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    2012年09月02日
  • ファッション ファッショ

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    日本のファッションにおいて頻繁に言われてる欠点をつっついていて面白い。
    それは私も思うー!っていう感じ。

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    2012年08月11日
  • ぼくはビート

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    ネタバレ

    心の平衡を保てなくなるような、うっとりしてしまうような、そんな感情に身を委ねられたら、それはそれで素敵なことなのだと思う。
    情熱的、結構なことじゃない!

    日本人が書いたのに、日本人ぽくない短編集。

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    2012年08月11日
  • ソウル・ミュージック・ラバーズ・オンリー

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    【フレーズメモ帳】
    「色恋沙汰は人間が人間であるために不可欠の要素である。悲しくて、楽しくて、そして、甘い。これらの感情は具体的に生活を送るのにはほとんど役に立たない。役に立たないからこそ贅沢である。私は心の贅沢を知っている男や女が大好きだ」

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    2012年07月22日
  • ベッドタイムアイズ・指の戯れ・ジェシーの背骨

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    山田詠美の書く、だらしなくていやらしくていたずらで時に醜いけれどセクシーで上品なビッチの「ファックしちゃった!」という言葉の軽やかさは切なくて笑いたくなる

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    2012年07月20日
  • セイフティボックス

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    「私のセイフティボックスの中味はパスポートでも、お財布でも、クレジットカードでもなく、私を取り巻く人間たちのような気がする」

    そんな言葉に惹かれて購入。
    山田詠美が奏でる文章は、基本的に好きみたい。

    「お洒落や男の子のことばかり考えていて、そのこと以外に何のポリシーも持たない私である。」

    なんてサラッと書いちゃうあたりも好きだ。
    最近、本を全部読む事がなかった私が、気付けば1日で読み終わり、また本と向き合おうなんて気持ちにさせてもらった本。感謝。

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    2012年05月09日
  • 姫君

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    聖一は身近にいたら好きになりそうだけど、聖子と時紀には関わりたくない…。
    表題作の姫子が可愛い。
    終わり方もどことなく可憐だった。

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    2012年04月30日
  • 新装版 ハーレムワールド

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    山田詠美さんが、わたしが生まれた年に書いたものでデビュー二年目のものだとか。
    なるほど。文章が、若い!笑

    黒人と日本人のハーフ
    美貌の女、サユリ。
    彼女の寵愛をうけようと躍起になる四人の男たちの、涙ぐましい切磋琢磨の末に辿り着いた真実とは‥

    恋する目をした男は、黒人もおじさんも田舎出身の青年もみんなどうしようもなくいじらしくて可愛い!

    黒人のスタンとシンイチの関係がすき。
    意図があるとはいえ、じぶんを好きな男ふたりを同じところに住まわせるのはほんとうに悪趣味だとおもうけど‥笑

    黒人と結婚経験のある山田詠美本人があとがきで、
    「男の出来に、国や肌が関係者してる訳ないだろーっ!!!」て怒っ

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    2012年04月20日
  • 4U ヨンユー

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    数年ぶりに読んだ山田作品。
    エイミー、大人になっちゃったの?が第一印象。
    ぼくは勉強ができない、放課後の音符とか傲慢なくらい魅力的で、自立した格好いい少年少女の作品しか読んだことなかったから。
    この本も面白くないわけじゃないけど、寂しいという点で星3つ。

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    2012年03月20日
  • ベッドタイムアイズ・指の戯れ・ジェシーの背骨

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    スラングが多用されていて、卑猥なのに何だか格好いいと感じてしまった。
    三編の中ではジェシーの背骨が一番読後感が良くて好き。
    「家族」って必ずしも父、母、子供ってカテゴライズされなくてもいいよなって改めて思った。

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    2012年03月13日
  • ソウル・ミュージック・ラバーズ・オンリー

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    理解できそうで
    理解しきれない彼女の言葉。

    あぁぁぁ、もやもや!
    うぅうぅぅ、もどかしぃ!

    そんな感じ。

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    2012年02月12日
  • 120%COOOL

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    ネタバレ

    9つの恋愛を喪失、不倫、官能、純粋など色んな側面を持って描いた小説。
    良くも悪くも山田詠美節な短編小説なので好き嫌いは別れるかな、と思います。
    個人的には「唇から蝶」「ガリレオの餌」「R 」「120%Coool 」が良いなっと思いました。

    *「唇から蝶」は青虫が唇になってしまった美女と醜男の奇妙な関係が気持ち悪いのに官能的に切ないなぁと感じました。
    *「ガリレオの餌」はハードボイルド作家で恋に浮かれる木島と山川クンが可愛い!ビッチな女の子も良い性格だなぁと
    *「R 」主人公に対して彼氏が言う「寝言で言ってた。眠りながら絶望するのって、すげぇと思った」(p.211)というセリフが胸にストンと落

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    2012年02月10日
  • 24・7(トウェンティフォー・セブン)

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    ネタバレ

    ・ヒンズーの黒砂糖(Brown Sugar of Hindu)
    ・ピンプオイル(Pimp-oil)
    ・HER
    ・前夜祭(Wedding Eve)
    ・個人の都合(His way things were going)
    ・甘い砂。(Sweetest Sands)
    ・24・7
    ・口と手(Between Lips and Hands)
    ・息を埋める(Hold his breath buried)

    最初から最後まで山田詠美

    息苦しいほどの濃密な恋

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    2012年01月16日
  • 熱血ポンちゃんは二度ベルを鳴らす

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    ご存じ、熱ポン シリーズ第6弾!
    やはりこの手のエッセイは、リアルタイムに読まないと辛いよね・・・。エイミーもきっと2012年に読んで欲しくはないと思う。

    が、しかし!それを差し引いても随所にみられる素敵な文章にやられてしまう一冊。

    ファンなら。

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    2012年01月12日
  • ファッション ファッショ マインド編

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    こちらはマインド編。
    読み物としては、こちらのほうがおもしろい。
    プレゼントの選び方とかは
    とても参考になった。

    今年の読書は、ペースを落として週1に1冊ペースで。
    そして、できれば軽いものと良質なものを
    交互に読んでいければいいなと。
    それから、惚れ込む作家を見つけたい。
    デビュー作から、現在まで全てを読みたくなる作家を。。。

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    2012年01月07日
  • ファッション ファッショ

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    山田詠美とピーコのファッション談義。
    詠美の私服ってあんまりイメージないんだけど
    選考委員の時とかはバシッとスーツ着てる気が。。。
    その他はけっこうだらーんとした脱力系のお洋服だったような。
    ま、独自のスタイルは持っているよね。
    この本を読んで、ファッションとかも
    暇があったら雑誌見たり、人の真似したり、
    努力によって磨かれていくってことかなあ。。。
    全身鏡の前でチェックね。。。
    やってないな。。。
    読み終わったら、おしゃれがしたくなる本。

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    2012年01月05日
  • ベッドタイムアイズ・指の戯れ・ジェシーの背骨

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    内容としては、親の愛情を受けない子供の葛藤が印象的だった。こうした山田詠美の本は、今後も読んでいきたいところ。

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    2012年01月02日
  • ソウル・ミュージック・ラバーズ・オンリー

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    思春期の時分に読んで、あらぬ妄想を駆り立てられた覚えのある小説。ソウルミュージックの歌をタイトルに添えた短編の数々。楽譜は読み取るものでは無く、感じ取るもの。猥雑ながらもどこか優美さを心に留めてしまうのが魅力な小説。

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    2011年11月21日