山田詠美のレビュー一覧

  • 明日死ぬかもしれない自分、そしてあなたたち

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    ネタバレ

    家族の話。家族って、血がつながってることじゃないって思う。一緒に暮らしてると家族になるよ、きっと。でも努力は必要なんだろうな。

    久しぶりに山田詠美の最近の作品を読んで、こんなに文章の上手い人だったっけ?と驚く。説得力というか、心にすーっと言葉が入っていく。

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    2016年02月17日
  • タイニーストーリーズ

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    歯切れよく、話数が多いのに中弛みしない、読みやすい短編集です。
    テーマを絞らずあえて色んなテイストの話を詰め込んだと書かれていました。
    どの話もとても読ませるエネルギーがあり、「短編」のためのキリッと張り詰めた文体が矢のように刺さります。特に、各話ラスト一文は音楽のように鮮やかで、この一文のためにここまで読んだ、と思わされるくらいの力があります。
    読みやすく、一話一話も短いので、通勤通学や寝る前の読書におすすめです。

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    2015年12月15日
  • 色彩の息子

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    私は、あなたのものにされるの、大好きだったけれど、それは、私が、そんなことでは束縛されないという事実を知っていたからよ。解らない?
    (P.22)

    ぼくの好んだ人間関係は、本当は理不尽なものであることに気付いた時、ぼくは、綺麗な心を持った奴隷として、彼の前に、おのずと跪いたのです。
    (P.130)

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    2015年09月16日
  • 明日死ぬかもしれない自分、そしてあなたたち

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    久しぶりの山田詠美さんの本。
    最後の章の「皆」というタイトルが気になったが、最後の最後でそういうことか!!!とわかる。私は真澄が好きだな。

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    2015年08月11日
  • 晩年の子供

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    子供ながらに死期を悟り、晩年を迎えてしまった、と思い込む少女のお話が表題作の短編集。

    何よりもまず、晩年の子供という言葉のチョイスが素晴らしいと思う。まるでMr.Childrenのような、正反対の言葉同士を掛け合わせたことで生まれる不思議な魅力を持った言葉に感じられてならない。

    表題作は表題作で好きだけれども、『海の方の子』が1番好きだと思った。これは高校生の頃、授業でもやった記憶がある。その頃からこの主人公・久美子の気持ちがよくわかると思っていた。偽善というものは、自分に酔っている人間がする行いでしかない。見抜ける人には見抜かれているものなんだよ、と、突き付けられる感じが、痛くて、だけど

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    2015年08月07日
  • 姫君

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    表題作を含む短編集。この中では、『MENU』が1番山田詠美さんっぽくて好きです。

    『MENU』は親の自殺で人生を斜に構えた姿勢でしか捉えられなくなった青年と、彼の血の繋がらない妹を軸にした話なんだけど、この妹がとにかくエイミーワールドな女性!笑

    「地球を失くす方法知ってる?抱き合って目を閉じるの」

    という妹の言葉にグッときた。というのも、これはT.M.Revolutionの『AQUA LOVERS~DEEP into the night』という曲の世界観によく似ていると思ったから。私はいわゆる西オタ(西川貴教ファン)であり、かつ浅倉大介&井上秋緒という彼の楽曲の多くを作曲・作詞している2

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    2015年08月07日
  • ラビット病

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    ネタバレ

    初読。バカップルなんだけど、誰もがうらやましいなあと思う部分が核にあって、だからこそなんだかんだ言いながら周りが許して見守ってしまう、でもやっぱりバカップル。山田詠美さんの勇気あるバカップル描写がお見事です。

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    2015年06月09日
  • 姫君

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    MENUが凄く良かったなあ。最低なはずなんだけど、なんか引き込まれるような。聖子が切ない。
    山田詠美さんもなかなかいいなと思って来た今日この頃。

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    2015年05月04日
  • 女性作家が選ぶ太宰治

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    「男性作家が選ぶ太宰治」は、どの話も小説の王道のごとく、
    シンプルにストレートに面白かった。
    対してこちらは、エッセイ風だったり、入れ子構造になっていたりと、
    やたらと技巧に凝っているのが目立つ。
    他人と同じものを選びたくないという女性心理だろうか?
    私の頭が単純なのか男性寄りなのか、「男性作家」の方が断然良かった。

    本書でいちばん気に入ったのは、角田光代さん選の「恥」
    「自分を暴かれる傷みが、読む快楽になることを知った」というコメントに膝を打つ。

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    2015年06月05日
  • 色彩の息子

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    一時期、山田詠美ばかり読んでた。思えば早熟な子どもだったのかもしれない。子ども心に山田詠美の世界の登場人物はお兄さんお姉さんで。漠然とこんな大人になるのかと思ったが、思いの外子どもな事実に驚く。のさておき。「色」をテーマにした短編集。一癖も二癖もある登場人物たちは山田詠美にしか書けないトリッキーさとスノビッシュな匂いを漂わせている。今の、この現代の流行りじゃないかもしれないが、ただライトでエンターテナーで「面白い」読み物が溢れる中で、不可解な感情を消化しきれない重さと、スタイリッシュな世界観が心地よい。

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    2015年04月13日
  • 女性作家が選ぶ太宰治

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    改めて読み返し、未読なもの、既読なものまちまちだなと思った。
    わたしも江國さんと同じで太宰作品ですきだとはじめに感じたのは女生徒です。
    そして角田さんの言うように太宰作品は読み手が、私自身が書かれていると思い込むなにかがあること。
    もっと広い世代に読んでもらいたいですね。

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    2015年03月12日
  • セイフティボックス

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    20年ぶりに再読。
    山田詠美のエネルギーに圧倒されて、ドキドキしながら読んだ記憶がよみがえる。当時は、きわめて個人的な日々を綴る贅沢を思ったが、今や有名人となった編集者(見城徹・石原正康・小林加津子)との信頼関係を垣間見られて、読者の贅沢を改めて実感。

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    2015年03月08日
  • 色彩の息子

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    いつか、どこかで出合ったような感情。
    きっと、これからまたどこかで出合うであろう感情。

    でも例え、出合ったとしても、私はそっちにはいかない。
    感情は理解できるけど、彼らの行動は、今の私には理解できない。


    美しい文章に、美しい言葉たち。
    私は、もっとみずみずしい山田詠美が読みたい。

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    2015年02月15日
  • ラビット病

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    文章が腹立つ星1!
    …と思っていたのに、なんだか好きになってしまった。何故だろうと思ったら、ゆりちゃんがすごく好きだった。
    悔しい星5!
    間をとって、3で。

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    2015年01月30日
  • タイニーストーリーズ

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     山田詠美さんは『放課後の音符』のイメージが強くて、ちょうど『Booklive!』でクーポンセールをしていたので買ってみた。
     ん、ん~……。
     歪んでる、なあ。

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    2014年10月14日
  • ジェントルマン

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    過去に何冊かこの作家の作品を読んだ事がある。
    文章が何の違和感も無く気持ちに入ってくるという印象がある。この作品は従来の文章力に加えて、人の気持ちを何とも官能的に表現をしている。上手いな〜。
    もう少し書き込んでもらいたい所もあるが、多少ぼかした方が良いのか、、、、

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    2014年08月30日
  • ジェントルマン

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    最後駆け足過ぎて、ついていけまけんでした。。
    BARに警察が来たあたりから、もっとゆっくり読みたかったです。中盤まではユメと漱太郎が理解できていたが、どうしても最後の2人気持ちがわからなかった。そこが残念。。

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    2014年08月15日
  • 姫君

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    2014/7/27
    すごく女性的な話だと感じた。自分の力不足なのか男だからなのか気持ちがわからずむずむずした。どれも読みやすかったけど。
    もう少しこの人の他の本も読んでみよう。

    検温のおばあさんにはぞっとした。

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    2014年07月27日
  • 熱帯安楽椅子

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    評価は別れる小説家も、文章や内容といったものより書こうとしたデーマがセンセーショナルかも。恋愛小説の形はとって入るが、恋愛に相対する女性の素敵なあり方の提示なのかも知れない。小説にある言葉『始まりは肉体である。そしてなりゆきは心である。』という言葉のように彼女が書き下ろした言葉はどれも研ぎすまされたもので、短い小説ながら凄くインパクトがあるのはさすが山田詠美さんです。始まりは体、なりゆきはこころという事はなかなか言い切れません。切れのいい恋愛にはそういう部分は必ずあるだろうから。恋愛を再度面供したい方はどうぞ。

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    2014年07月08日
  • セイフティボックス

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    山田詠美が週刊現代に連載していたエッセイをまとめた一冊。

    まだ私は生まれていなかったし、バブルの匂いがする。でも山田詠美の作品から感じる思想はやはりこの本からも感じる。

    小説をほとんど書かずに、エッセイと旅行とで過ごした一年間であったらしい。各社の担当編集者との「エイミーズパーティー」や、恋の話、ニューヨークやバリやインドの話。佐世保の基地近くのバーでイージーな女と見くびられ、手厳しく反論して称賛されるエピソード。香水の話など。

    自分の中にある下品さ、イージーさをなるべく小さくするよう努めたい。

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    2013年11月06日