山田詠美のレビュー一覧
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「私はいく」=「私は恋人と寝床に入り幸福のきわみにまでのぼりつめ涙する」
「いく」という言葉が、快楽の絶頂を表す言葉なのは、この年になればわかるけど、これって不思議だよね。
同じように「死ぬ」という言葉も
ポルノ小説になんかよく使われたりするし、実際使う場合もあるんだろうけど。
日本語の絶頂感は、点であり、刹那的であり、快楽用語に死というイメージを使うのはいかにもであると山田さんは書いています。
日本語は、賢いぞ!
そのほかにも知性とセックスは両立するのか?
ブンタイって一体何なんだろう?
否定形の肯定?
作者独自のものの見方によって、日本語と日本ブンガクの現状につい -
Posted by ブクログ
愛の叫び。
ひしひしと叫びが伝わってくる作品です。
色々な種類の愛があり、
愛し合うのに、愛したはずなのに、
1つになれないもどかしさ、
諦めと、渇望の繰り返しのなかで、
傷付き傷付けられることを繰り返すなかで、
進み、変わり、学んでいく様子が描かれています。
身も心もくたくたのよれよれになって、
それでも死にきれない沸き上がる愛情は、
醜くもあり、浅ましくもあるけれど、
堪らなく愛しい想いを心の底から掬い上げてくれるはずです。
紛れもない現実が、この作品にはあります。
剥き出しの心が好きな方には特にオススメです。
ただし、
感傷的になりすぎないよう注意です。 -
Posted by ブクログ
・ヒンズーの黒砂糖(Brown Sugar of Hindu)
・ピンプオイル(Pimp-oil)
・HER
・前夜祭(Wedding Eve)
・個人の都合(His way things were going)
・甘い砂。(Sweetest Sands)
・24・7
・口と手(Between Lips and Hands)
・息を埋める(Hold his breath buried)
の9つから成る短編集。
最初の3つが特に好き☆
初めてソウルミュージックラバーズオンリーを読んだときは正直全然よさがわからずに「これは官能小説か!?」と思ったんですけど、これを読んで -
Posted by ブクログ
パーティーフリークにしてラブフリークの男女の物語。
日本人同士の恋の話もあるけれど殆どがジャパニーズとブラックの恋愛話。
毎晩あの店ではパーティーみたいな夜が繰り広げられ、パーティーみたいに恋が始まる。
パーティーは華やかで自分は酒と空気に酔って浮かれて地に足が着かない。
パーティーはいつのまにか終わって酔いは醒め、重い足を引きずって日常に戻っていく。
でも、週末になればまたパーティーに飛び込みたくなる。
そんなどこか刹那的な状況を楽しめる男女のかっこいい粋な本。
短編集なんだけれど、前の話の登場人物が次の話の主人公になってるようなちょっと小洒落た構成。
かかる音楽や飲んでる酒も決して新し