山田詠美のレビュー一覧

  • トラッシュ

    Posted by ブクログ

    山田詠美にはまるきっかけになった1冊。
    これも100回以上は読んでいる。

    この本を読んで、人はこんなにも人を愛せるのかと思った。
    そして、その愛し方は人によってそんなに違うのかと。
    ココのように全身全霊で人を愛することは素敵だ。
    でも、人は大人になるにつれてそんな愛し方をしなくなる。
    その思いが断ち切られてしまったときに傷つかないように。
    でも、ココは全身全霊で人を愛す。
    いつまでもココのような愛し方が出来たら素敵だと思う。

    0
    2010年09月13日
  • 120%COOOL

    Posted by ブクログ

    「唇から蝶」が特に好きです。設定だけ聞くとグロいけど、とても官能的。詠美さんにしか書けない話がたくさん詰まってる短編集だと思います。

    0
    2010年08月28日
  • トラッシュ

    Posted by ブクログ

    助けてもらった本。答えがたくさんかいてある。ご本人にサインも頂いちゃいました。吉祥寺のkukuって高山みなみさんのいらっしゃったお店で。

    0
    2010年08月24日
  • ソウル・ミュージック・ラバーズ・オンリー

    Posted by ブクログ

    詠美さんの小説を読むきっかけとなった一冊です。
    今思えば詠美さんのすごさに気付かず読んでいたのですが、本当に面白かったです。

    0
    2010年08月15日
  • ソウル・ミュージック・ラバーズ・オンリー

    Posted by ブクログ

    セックスと恋心が直列に繋がった、ブラザー、シスターたち。日々が積み重なり、この遠い果てに人生が出来上がる。その彼らの頭の中にすべりこむ。ポルノじゃない、文学だ、これは。

    0
    2010年07月10日
  • 120%COOOL

    Posted by ブクログ

    小説にはアフォリズムがないと、という山田詠美のモットーがよく現れている短編集だと思う。秀逸です!

    ひと癖ふた癖もある魅力的な主人公が多い中、「ガリレオの餌」がとりわけ好き。
    私も、何でもばりばり食べて栄養にする、エネルギッシュな人間になりたいぞ、なんて思える。

    0
    2010年06月05日
  • フリーク・ショウ

    Posted by ブクログ

    パーティーフリークにしてラブフリークの男女の物語。
    日本人同士の恋の話もあるけれど殆どがジャパニーズとブラックの恋愛話。

    毎晩あの店ではパーティーみたいな夜が繰り広げられ、パーティーみたいに恋が始まる。
    パーティーは華やかで自分は酒と空気に酔って浮かれて地に足が着かない。
    パーティーはいつのまにか終わって酔いは醒め、重い足を引きずって日常に戻っていく。
    でも、週末になればまたパーティーに飛び込みたくなる。
    そんなどこか刹那的な状況を楽しめる男女のかっこいい粋な本。

    短編集なんだけれど、前の話の登場人物が次の話の主人公になってるようなちょっと小洒落た構成。
    かかる音楽や飲んでる酒も決して新し

    0
    2010年01月11日
  • ソウル・ミュージック・ラバーズ・オンリー

    Posted by ブクログ

    初めて読んだ山田詠美作品です。イケイケな感じの女性達が主人公ですが、内面はか弱くて傷つきやすかったり実は強がりだったり、みんなとても女のコで可愛い。そこそこ遊んできた方なら彼女達の気持ちに頷かずにはおれないでしょう。大好きな一冊です。

    0
    2009年10月04日
  • トラッシュ

    Posted by ブクログ

    すきですきでたまらない作品。
    ココとジェシーの関係がなんだかこそばゆくてもどかしくて、
    それからリックはとてもいたいけで、
    一章の終わりは何度読んでも涙が止まりません。

    0
    2009年10月04日
  • 姫君

    Posted by ブクログ

    支配する事で支配されるという真実。
    支配されていることで、実は相手を支配している。
    姫子は摩周を支配していたけど、そうすることで摩周に支配されてた。
    摩周は姫子に支配されてたけど、それは同時に姫子を支配することになってた。

    二人の関係はこのことに気づかない時はうまくいってた。
    だけど、ある日気づいてしまった。
    自分の立場がすこしずつ変わっていくことを。
    怖くなった姫子は摩周の元を去った。
    立場を変えるきっかけを作ってしまった摩周は後悔した。

    離れてみて、相手の存在の大きさに気づく。

    自分の立場や存在が変わってしまっても、姫子には摩周が必要だったし、摩周には姫子が必要だ

    0
    2011年02月11日
  • マグネット

    Posted by ブクログ

    9つのお話が入った短編集。

    「おれ、今日人を殺してきちゃった」
    もし、自分の愛する人にそう告げられたら。
    自分の愛する人は、ださくてもボロボロでも、どんな状態でも愛しくて、
    例え彼が人を殺したとしても、その事も女心をつかむのかもしれない。

    愛する人に愛を囁かれるように、そう告げられた黒木。
    彼は、自分の彼女を名字で呼ぶ。それが彼の(ちっぽけな)主義。

    「順子に悪かったな。」

    愛する人から出てきたこの言葉が全てを終わらせた。
    だって私の名前は、黒木みどり。

    人を殺したこと、ずっと外に出ずお風呂の無い部屋で二人で過ごすこと、愛する人をかくまうこと、全て許せたはずなのに。。。

    0
    2011年04月23日
  • マグネット

    Posted by ブクログ

    一時期彼女の書くものは全部一緒じゃないか、と思ってたが、『姫君』を読んで見る目変わった。
    日常を生きる人がいきなり犯罪と関わる・・・というのはよくあるし、私が好きな乃南アサも書きまくってるが、書く人によってこんなに違うんだ。
    話としては『アイロン』が好きだけど、最後の『最後の資料』には泣いてしまった。

    0
    2009年10月04日
  • 120%COOOL

    Posted by ブクログ

    すごーく好きだー!!詠美さんのお話は、最後にすとんと落ちがつくのがいい。この短編集はとくに秀逸で、全部のお話が好きでした。性の扱い方もかっこいい。嘘をついていない感じが好ましい。

    0
    2009年10月04日
  • 4U ヨンユー

    Posted by ブクログ

    名言が至る所にたくさん散りばめられた短編集。
    そのフレーズは反則やろ、っていうのがいっぱいあって、何回読んでも飽きない。
    特におすすめなのは、「4U」と「メサイアのレシピ」

    0
    2009年10月04日
  • 120%COOOL

    Posted by ブクログ

    100%では満足できないアナタに。
    +20%moreを掴めたら、それはそれは素敵。ひとつひとつのタイトルがステキすぎて、目次ですでににやけますw

    0
    2009年10月04日
  • マグネット

    Posted by ブクログ

    罪って何かって考えさせられる作品☆
    教師と生徒の恋愛ですが・・・
    教師はやがて罪を犯してしまいます。。。
    でもほんとに罪なのは?
    ミステリアスな生徒はやがて
    大人になっても男性の心を
    掴み続けるのです☆
    女の怖さもありますが
    魅力的です☆

    0
    2009年10月04日
  • 120%COOOL

    Posted by ブクログ

    比喩表現が凄く綺麗だし、この人の書く女の人は凄く魅力的!男の人も妙にカッコいいしねー「ガリレオの餌」は本気で笑います。授業中読んでて吹き出した。(こら)あと「R」が好きだったなー

    0
    2009年10月04日
  • マグネット

    Posted by ブクログ

    彼女の文章は何でこんなに艶と色気があるのか。
    まるで上等なカクテルを飲んでるみたい。
    久々に山田詠美さんの本を読んで、
    あぁ、この人はこんな文章を書くんだと
    改めて認識した。恋愛そして己の
    罪と罰をモチーフにした短編集。
    一つ一つ光るものがあって、
    私はとくに最後の資料が好き。
    さらりと読めるんだけど、それでも
    とても印象に残った。一つ一つの言葉、
    文章、行動がきらりと光り、心に残る。

    0
    2009年10月04日
  • 路傍の熱血ポンちゃん!

    Posted by ブクログ

    これはかなり癒し系だと思う。思わず笑いが漏れて、そしてなんだか元気が出ます。永久に続いて欲しいシリーズです。

    0
    2009年10月04日
  • 4U ヨンユー

    Posted by ブクログ

    小娘的恋愛教祖のたくさんの愛のカタチが詰まってる本。どれも逸品だけれど、特に「眠りの材料」が大好き。白紙の遺書を書きたくなったり、土に食べられたくなります。ロマンチックだけどドロドロな純粋愛。「ぽっ*」から「ぎゅー」まで恋愛を堪能したい方に読んで欲しい一冊。

    0
    2009年10月04日