五十嵐大介のレビュー一覧
-
無料版購入済み
カリスマ
心の底にある靄を具現化したような漫画でした。人を虜にするカリスマを持ってると思います。表紙の次に出てくるものすっごい細かい文様がぎっしりの絵はどんな気持ちで描いたのだろう。
-
-
Posted by ブクログ
「死」を学際的に検討する過程で、よりよい「生」とは何かについて考えされさせられた。死とは生物学的な個体の絶命という意味を超えた観念であると感じた。死者を弔うのは他者であるが、その死者の存命中はもちろん、死後に至っても相互作用の中で誰かの自己と社会が形成されていく。そのような「分人」的観点で捉えると、「死」は自己完結するものではない。また、「弔う」ことの本質は儀式という表層的なものではなく、生成変化を伴う生者と死者の社会的な共生だと思った。
一方で、テクノロジーによって新たに生じる死者の権利、死後労働の観点は非常に悩ましい。生命はその有限性によってこそ輝くが、死後も残り続ける SNS 上の情報や -
-
購入済み
圧倒される画
五十嵐大介という漫画家の作品は、コマというコマの画からものすごいエネルギーを感じる。
生命の息吹が、静かに大きな波となって読者を包み込む。
人間・動物・神・自然、それらが互いの世界に重なり合い、別視点の感覚を呼び起こす。普通の感覚とはまったく違う、普段は眠っている原始的な・本能的な感覚を揺さぶられるようで、だからこの作品を読むと、怖いのかもしれない。
この「そらトびタマシイ」は短編集となっている(ほかに短編集といえば「はなしっぱなし」がある。こちらも名作)。
「海獣の子供」のような長編もいいが、短編こそ、五十嵐大介の本領発揮だと私は感じる。 -
Posted by ブクログ
古典芸能である講談の普及を目的として、幼いころから親しんでもらうべく絵本にした「講談えほん」シリーズの1冊。
監修を人気講談師の神田伯山が手掛けている。
彼は神田松之丞時代から、本シリーズの慣習を行っていて、以前自身のラジオ番組では、講談の面白さを損なわず、でも子供にもわかりやすいようにするためものすごく苦労した旨を言っていた。
もちろん、もともとの文章が良かったという大前提はあるだろうが、講談では定番とされる有名な一席を講談調を損ねずに、でもコンパクトにまとめてあるのは流石と思った。
加えて、本書では絵を手掛けているのが漫画家の五十嵐大介で、「海獣の子供」や「ディザインズ」とは異なるが -
Posted by ブクログ
幸太郎氏の『SOSの猿』とリンク!
活字で物語の世界観というか、イメージ膨ませたうえで、コミックを読んだから、
小説→コミックの順に読む方が、より美味しいと思われ。
ページをめくり、
「君は誰だ?」から始まる物語にゾクゾクした―
善悪が対立し、安定と不安定が混在してこそ、世界平和が成り立つってか。
…分かるよ―な 分からんよ―な。
物語の中に『布置』を思わせる表現が使われてて、そういう細かいコンセプトもちゃんとsosの猿で重要とされてる部分と疎通できていて、ブレてないなぁ素晴らしいなぁと思った。
もちろん、登場人物の名前や役割も類似してるし、双方の作者の名前が付けられてるキ -
購入済み
世界観
圧倒的な画力と、圧倒的な世界観に終始時間を忘れて読みふけってしまいました。それぞれ魔女にまつわる短編集で、内容が似たり寄ったりするのではないかと心配してましだが、全くの別の内容で安心したと同時にそれぞれが破格の面白さで驚きました。
-
Posted by ブクログ
人が乗って飛べる飛行機を発明したライト兄弟の伝記
『おや、どうしたの三人ともしょげた顔をして。友だちとけんかでもしたのかい。』
『けんかなんかしないよ。つまらないから帰ってきちゃったんだ。』
『つまらないってなにが…..。』
『そりだよ。エドだって、ジョニーだって、アルだって、自分のそりを持ってるのに.....。』
『どう。いっそのこと、おまえたちが自分でつくってみたら。』
これがライト兄弟を工作に夢中にさせた理由だった...
面白かったです。ぼくはライト兄弟が作った2人だけで、ほかに兄弟がいると思っていなかったので、7人いて、したから2と3番目だと聞いてすっごくびっくりしました。
あとラ