【感想・ネタバレ】給食アンサンブルのレビュー

あらすじ

転校先の学校に馴染むのを拒む美貴、子どもっぽいのがコンプレックスの桃、親友の姉に恋をする満、悩める人気者の雅人、孤独な優等生の清野、姉御肌で給食が大好きな梢。6人の中学生たちの揺れる心が、給食をきっかけに変わっていく。やさしく胸に響くアンサンブルストーリー。「七夕ゼリー」「マーボー豆腐」「黒糖パン」「ABCスープ」「ミルメーク」「卒業メニュー」の6品がつなぐ連作短編集です。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

とても読みやすくて、次も、次もと読んで、世界観を広げていきたくなる感じの内容で、短編だから、1つ1つ読み切れて、満足感もあり!中学生に紹介する本として、おすすめです。
人気者の葛藤や、友情、恋などを交えた中学生にありそうで、あったら素敵なおはなしばかり。最後のおはなしは、いいな〜。友達って作れても、なかなか長続きしない不安さがある中で、未来を約束してくれる友情って素敵だなぁとおもいました。

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2025年11月13日

Posted by ブクログ

お話が6つ入った本で、同じクラスの中学生が、それぞれの主人公になる。みんな、人間関係とか自分の性格とかに悩んでいるけど、給食がそれを解決するカギになっている。
ぼくは今は悩みはないけど、どの悩みもわかる気がした。だから、どのお話もおもしろかった。あー、よかったなと思って終われるのがいい。
特に、最初と最後の転校のお話は、両方ハラハラしたし、読み終えるとほっとした。
それから、お嬢様学校の給食は、ぜひ食べてみたいと思う。(中1)

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2025年04月13日

Posted by ブクログ

これはーーーーっっっひっじょーーーに私好みの本です。はい。まず給食を愛しているのでタイトルから大好きですまじ

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2025年03月19日

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ネタバレ

いろんな給食のメニューがあって、それが全部ハッピーに終わるキッカケになっていいなと思った!

登場人物のみんながちょっとずつどの話にも関連していて、ストーリー性があって面白かった!

最後、梢が転校してしまうと分かって、かるたで1位をとり、表彰とかの思い出を残せたり、卒業メニューのクレープを2年後に梢のところに持っていくという約束を果たせたらいいなと思った!

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2024年05月25日

Posted by ブクログ

思春期の子の心情がよく描かれている。中受用に6年生の息子に読ませたら面白かった、とのこと。私はミルメークが良かった。息子はゼリーが良かった、とのこと。卒業メニューも青春だった。読みやすく瑞々しい。

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2024年05月19日

Posted by ブクログ

私は給食のない学校なので小学校の頃の給食を思い出しながら読みました。最初は脇役だった人物も後から複雑な事情を抱えていたりしてとても面白かったです。給食、もう一度食べたいな。
最後は感動します!

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2024年04月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

すごく素敵な話だった。

ずっと美貴の話が続くのかと思っていたら違っていたけれど、一人一人の話にじーんとしてしまった。如月かずささんは心の中を描くのが上手だ。

ABCスープは初めて聞いたけれど、なんだかどの給食にも思い出がこもっているよう。私が食べている給食にも思い出があるのだろうか。深く考えさせられた。

給食アンサンブルは二巻もあるので、そちらも読んでみたい。

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2023年07月17日

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とっても面白かった。仕事柄、YA図書の勉強のために読んだけど、普通に楽しめた。どの章も同じくらい面白くて、思春期の苦しさもうまく包括して表現されていて、胸が苦しくなったりも。黒糖パンの回が1番きつかったかも。

章の構成もうまく計算されていて、さすがでした。

①七夕ゼリー:美貴
②マーボー豆腐:高梨桃
③黒糖パン:道橋満
④ABCスープ:足立雅人
⑤ミルメーク:清野
⑥卒業メニュー:飯島梢

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2022年11月03日

Posted by ブクログ

6人の中学生の揺れる心を
給食を通して描かれた一冊

人気者が一生懸命キャラ作って
頑張っている苦しさとか
一生懸命大人っぽくしようとして
上手くいかない感じとか
大人も共感できる
心の苦しさあるあるに
思わずホロリと来そうになりました。

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2022年10月08日

Posted by ブクログ

美貴と桃と満とまさととこずえ。
6年生たちが給食によって気持ちがみんなそれぞれ変化していく面白いお話。
僕は一番最後の卒業給食というお話が大好きで、離れ離れになってもちゃんと友達って言うことが心に残りました。

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2021年09月21日

Posted by ブクログ

中学生6人の、給食を軸にそれぞれの悩みを描く短編集。それぞれのキャラクターが魅力的でうまくつながってる。読み終わってとても満足感のある1冊でした。
そしてなにより表紙のイラストがステキ!大好きです。

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2019年07月03日

Posted by ブクログ

それぞれの悩みを持つクラスメイト6人の心の変化を給食メニューに絡ませながら描いたオムニバス。次第に6人の関係性が繋がって一気読み。登場人物のみんなが本当にいい子!読んだ中学生たちも素直に影響されてほしいな。

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2018年11月17日

Posted by ブクログ

出てくるメニューは、学校給食の定番ばかり。
ミルメークとかABCスープとか七夕ゼリーとか。
全国的に、同じようなメニューを作ってるってことですよね?
…日本の給食ってすごいな。
(と、別のところに感心してみた)

さて、お話は給食メニュータイトルに沿って7つぐらい入っていたかな。

ある中学のあるクラスの数名の生徒達が交代で主人公となって、タイトルに絡んだお話と共に現れます。

それぞれ、中学生らしい心配事を抱えて過ごしています。転校してきた子。子どもっぽいことを悩む子。友達のお姉さんが気になる男の子。今の自分の立ち位置が永遠ではないことを心配する子。そして、転校することになった子。

それぞれ、前向きになれるぐらいには解決をして次へと繋がっていきます。気負わずに、でも、中学生なら少し同じ気持ちを感じながら読める本。

長いのが苦手な子に、おすすめ。

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2020年07月05日

Posted by ブクログ

給食に関するオムニバス形式のおはなし。
交通機関に乗りながら読んでいたにも関わらずラストは涙が出た。
きっと、共感する子が多いんじゃないかな。

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2019年05月20日

Posted by ブクログ

中学生の心情を描いた作品。それぞれ違う性格の友だちとの交流をそれぞれの人物の視点で描かれている。ストーリーに必ず給食のメニューが出てくるのも面白い。食べたくなる。

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2025年07月25日

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悩める中学1年生達の連作短編集。
一人一人の物語に給食のメニューが何かしら絡んでいる。
親の都合でお嬢様学校の小学校から公立中学校に入学した美貴、ちょっと嫌味な奴だけと何とか仲間が出来て馴染んでいく。
校内百人一首大会の優勝に掛ける梢、それには理由があるのだが、それを知って優等生の清野は協力することに。
只今、中一の孫娘が百人一首に興味津々なので、その姿と重ねて面白かった。
ちょうど中一の孫娘、こと本薦めてみよう。

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2025年06月11日

Posted by ブクログ

前半、ほのぼのしていいと思いながら読んでいたら、後半、がぜん面白くなった。
ABCスープが1番好き。単純さに笑っちゃうけど、きっかけって、こんな風に意外に急にくるもんだ。チェィンジ。
ミルメークの3人の一体感も感動的。
卒業メニューも涙。
どこのクラスも素直にこんな風に過ごせたらいいね。小学生から大人まで楽しめる。

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2025年06月08日

Posted by ブクログ

「七夕ゼリー」「マーボー豆腐」「黒糖パン」「ABCスープ」「ミルメーク」「卒業メニュー」
6話収録の連作短編集。

東京から遠く離れた公立中学に転校し馴染めない美貴
自身の幼さに悩む桃、自分の立ち位置が気になる雅人など6人の中学生達の物語。

1話づつ給食に出て来るメニューと絡ませてあり、自分の小中学生時代の給食を懐かしく思い出したりしながら読みました。

牛乳に入れるとコーヒー味になる絵の具の容器の様な食材の名称がミルメークと言う事を本書で初めて知りました。

優しくて読みやすい短編集なので、小中学生の方にオススメです。

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2023年02月12日

Posted by ブクログ

心に刺さるような名言は少ないけど、心が温まる。

昔の自分(視野が狭く卑屈だった頃)に渡してあげたい一冊

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2021年02月10日

Posted by ブクログ

私がフォローしている方々が、よくこの作品を登録されているのを見まして、気になって読んでみたのですが、爽やかな良い作品でした。

中学1年生の同じクラスを舞台に、思春期ならではの悩みを抱えるクラスメイトが、給食を通して、前向きな気持ちになっていく連作集。

給食をメインにしているような感もあるが、それを抜きにしても、クラスメイト同士のやり取りや物語の内容に心動かされるものがあるのも確かで、文章が読みやすい上に笑える部分もあって面白い。

それでいて、人は見た目に反して苦しんでいることもあり、その心の内を思いやることの大切さを教えてくれて、特に同年代の方には共感出来る部分が多いと思うので、お薦めの作品です。私の場合は、青春の素晴らしさを思い出して切なくなったり、ミルメーク懐かしいなあ、なんて感じたり。

以下、ネタバレ含みますのでご注意を。














また、この物語の構成は、ちょうど1年間を通した内容になっており、章を追うごとに、個性的なクラスメイトの色々な一面を知ることが出来て、次第に愛着を持てるようになる作り方が上手いと思いました。

更に、悩みを持つ6人の登場人物たちについては、ちょうど二人ずつ、対になっているのが面白いなと思いました。美貴と梢は転校について、桃と満は大人への憧れで、足立と清野はそれぞれのようになりたいなという、これまた憧れになります。

こういう作り方は、おそらく意図的にされているとは思うのですが、そうすることで、世界って意外に狭くて、自分は一人ぼっちじゃないんだ、現実は自分が思っているよりも、もっと素晴らしいものかもしれないという、希望の物語のようにも感じられました。

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2021年01月14日

Posted by ブクログ

中学生のリアルを素直に描いてる。
大きな事件はないけれど、日々の揺れ動く心を丁寧に追っていて、自然と応援したくなる。

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2019年03月27日

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