あらすじ
部活での居場所をなくしてしまった少女・琉花が、夜の海で出会った不思議な少年・海――。港町と水族館を舞台に繰り広げられる、五感をふるわす少年少女海洋冒険譚!!
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匿名
漫画でありアート!
窮屈な毎日に押しつぶされそうな女の子ルカ。
活発だけど口下手なところがあって、何かと衝突が絶えない様子。そんなルカにひと夏の大冒険??
と、そんな期待を抱かせる序盤ですが、それよりももはやアートと言って過言でない絵の迫力に度肝を抜かれます!
どうしてこんな表現、構図が思いつくんだろう!とページをめくるたびにため息が出そうになります。
海や巨大生物の迫力にゾクゾクしたい方にはおすすめですよ!
どんどん現れる謎。
不思議な光は、海へ帰る印?
どうして生き物は、不思議な光へ集まるの?
疑問が増えていく中、今度は、いつも一緒だった兄弟の海と空が、離れ離れになっちゃうの?
広い海の秘密を、見ているような気持ちになる。
Posted by ブクログ
ここ近年で、類をみない感嘆と感動を覚えた作品。原作の扉絵だけで「う…あ〜⁉️」と声を上げてしまうほど。何もいない水平線から、海の生き物たちがどわーっと蠢いて出てくる描写は、漫画(静止画)なのに「動」を伴う。五十嵐大介氏は、動画に近い漫画を描く作家だ。デジタルを用いての漫画がぎょうさん増えたけど、この作品の線は、作者の手で紡ぎ出される「生」の線だからから生まれたこの作品だ。ペン軸は何か?あるいはボールペンじゃないのか? ってゆー推測や憶測すら、見てると楽しい。ペンの癖さえ想像する余地が十二分にあるのはもちろん、作品そのもののスケールが半端なく絶大で、一読で理解するには足らない威力を持っている。日本に生まれてよかった!だってこの漫画を最大限の語学力(日本語)をもって、読めたんだもの。「良かった」とか「面白い」って言葉は、平均化されすぎてて、表現に用いることは好きではないんだが。この作品においては敢えて言うと、未だ、理解不能なものも含めて面白い。
現象の奥行きが、果てしなく深い作品だ。
劇場化されて観にも行った。原作の全てには及ばないものの(劇場の尺に収めざるを得ないから仕方ない)、あれはあれで良かった。良くあの線と世界観を「動」に表現し、奮闘したと思う。スタジオ4℃ 、私は評価しているよ。
Posted by ブクログ
映画の予告が良かったので原作を読んでみることにしました。本来は交わるはずのない海と地上と、この世とあの世との境界が綻びて繋がっているかのような不思議な世界感に魅力されました。ミステリアスかつ世界の海をまたぐ壮大なストーリーで、続きをどんどん読みたくなりますね。
Posted by ブクログ
人に生まれ、生物としては人の形態を取っているが、別の生き物の様に見える特別な存在を描く作品は色々あると思うが、萩尾望都先生の数々のSF作品を読んだ時の様な感触を抱くのは何故だろう…
Posted by ブクログ
臨場感溢れる作品で読んでいて独特な世界観に引き込まれました 女の子の地に足の着いた現実的な存在が空と海の不確かさ、幻想的運命的な宙に浮いた存在を引き立てているように思いました また、フィクションとノンフィクションの境目をあやふやにしていて現実世界でも起こりうることなのではないかとリアルに感じました 全てが繋がっている「海の幽霊」とは何か気になります
Posted by ブクログ
ひたすらに美しい場面が続く。
イラストの美麗さもさながら主人公の女の子がかわいい。
孤高の存在って萌える。
最終巻の5巻の内容は語ることはできないが、その圧巻の描写にアプローズ(拍手)せずにはいられない。
しかし、この絵の線が100円のボールペンで書かれているとは信じられない。
線も色も美しすぎる。
Posted by ブクログ
海って? 生命て? 神話や世界て?
御伽話にある人魚の元となったジュゴンに育てられた子供を軸に拡がる壮大な物語。
セカイ系はちょっと… なんて言わないで。
是非一読を!
Posted by ブクログ
壮大な画力に圧倒される。
話はまだ序盤だけどどんどん引き込まれる。
絵に色が見えるような、ライブ映像を見てるような不思議な感覚になる漫画。
海の描写が素晴らしい。
Posted by ブクログ
どのページも額に入れて部屋に飾りたくなるくらい綺麗。
コミックサイズでモノクロなのが非常に残念!
前に行ったマンガ展で見たカラー原画、
本当に緻密で、
マンガってすげー!と底力に感動したのだ。
Posted by ブクログ
五十嵐大介さんの、ちょっとくせのある緻密な線画にうっとりする。そのうえストーリーがいい。キャラクターも魅力がある。
海に対しての憧れや親しみ、それから恐怖。混沌とした感情が丁寧に描かれた登場人物たちの表情や、背景や、コマの1つ1つから読み取れるような気がする。
そして唐突にやってきたラストシーンに震える。
全5巻
Posted by ブクログ
やたらといろんな本屋に陳列されているので興味本位に購入したらめっちゃアタリ。
ジュゴンに育てられた二人の少年と、学校では人となじめない問題女子との3人を軸に物語りは進みます。
美しい海中の風景をうまくマンガで、しかもモノクロで描けているのがすごい。
しかも、深海魚とか珍しい海の生き物が出てくるので、深海魚マニアとしてはニヤリとしてしまう。
今後の展開が楽しみ。
Posted by ブクログ
すごい!
スケールでかいです。
海と陸、隣あっていて、すごい近い存在だけど、
海に住んでいるものは、陸では呼吸することさえできない。
陸の生き物は海に入ると、
呼吸することさえできない。
こんなに近いのにお互いの世界で生きることができない
海と陸。
こんな近いところにあるのに、
海のことぜんぜん知りません。
海の存在感、恐怖など、素晴らしい描写力で描かれてます。
読んだ後は、しばらく
「会社」とか「ガッコウ」とか「トモダチ」とかそういうことが
頭からポーンって抜け落ちるくらい
力のあるマンガだとおもいます。
Posted by ブクログ
前作『魔女』同様、圧倒的な描写力に構成力!
ジンベエザメの群れに遭遇する見開きのページには、鳥肌が立ちました。
とにかく自然の描写がすごく上手くて、引き込まれます。
また、今作はしっかり漫画としてのエンターテイメントというか、ミステリーな要素もあってとにかく続きが気になるっ。
大好きと感動が止まらない作品です。
Posted by ブクログ
「魔女」の五十嵐大介さんの新作!ちょっと不思議系の海洋冒険譚!
水の中や、海、空、光などの描写がとてもキレイ。存在感のある絵というか、風景が雑然としててリアルなんです。
独特の世界観
五十嵐さんの作品は、以前にも読んだことがありますが、連載ものは初めて読みました。独特の世界観がとても面白く、絵の細かさも味わい深いです。アニメも観てみたくなりました。
Posted by ブクログ
絵はそんなに好きじゃないけど、でも引き込まれるのは画力のせいでしょうか。物語自体も、魚とか海好きの自分としては惹かれるところが多く、ここからの展開も楽しみです。
Posted by ブクログ
人はどこから生まれてどこにいくのか。
壮大な物語です。四巻まで一気に読みました。続きは!??スゴイ気になる。。一体どうなっちゃうんだろう。。。
そして、海中の描写が素晴らしい!飛ぶような魚たち。圧巻です。
Posted by ブクログ
不思議漫画。
社交性の無い中二女子(!!!)琉花が出逢った二人の男子「海」と「空」はジュゴンに育てられた子供。
もしかして人外の者?と思いつつ琉花ちゃんとふたりは惹かれあって行く、的な。
海嫌い杉並代表の俺が、この漫画との出会いにより海にちょいと興味を持った。
話は適度に壮大で素晴らしい。「魔女」も良かったしな。
何よりイイのは海に代表される自然描写。ロウに引かれたたくさんの線が描く景色が凄くイイイイイイ。
「蟲師」の森だー草だーが大好きな俺だがこのひとの水とか魚もすげぇ好きだ。不意なタイミングで入ってくる「証言」(海で変な体験をしたひとの話)がドラマティックでグッとくる。
Posted by ブクログ
琉花と海と空の永遠の夏休み。
(と勝手に解釈)
自分がなんで無意識の内に海を畏れて海に癒されるのかよく分かる。
琉花・海くん空くんは我が子のように見てしまっております。
舞台が江の島(+水族館)で更に好み。
キスシーンはドキドキしました…!
揺れやすく微妙で難しい琉花がかわいい。
こんな思春期過ごしたかった(マジか)
Posted by ブクログ
映画を見てどんな話なのかザックリしか分からなかったから読みたいってずっと思ってた。1巻を読んでまだ全然わからない。海の描き方は好き。早く全部読みたいな。全部読んだらわかるのかな?
Posted by ブクログ
絵と物語の雰囲気、設定好き。海洋生物の情報が詰まってるのも好き。コマ割りとか表現は思ってたより普通だったけど、読みやすい。少しテンポゆっくりだなあと思ったけど、その分人物の性格とか心情描写がしっかりしてる気がするのでアリなのかも
Posted by ブクログ
徐々に盛り上がってきた!かな。
絵は正直そんなに好みのタイプではないが、空や海の自然描写けっこういいかも。
冒頭に出てくるのはルカ?だとすると「おばあちゃん」と呼ばれてるのは二世代下がった時制。男の子は海にそっくりだが、ふたりの孫になるのか?
「海の話をしよう」という始まり、海原の見開き、ページめくると魚たちが飛び跳ね
タイトルが出る見せ方がかっこいい。ワクワクさせるね。
Posted by ブクログ
再読。
初めて読んだ時には、話の筋が全然見えなくて、なんだかよくわからなかったもの。再読で、あぁ、これは…とようやくなった。
五十嵐大介さんの絵が好きで、作品はよく買ったけど、やっぱり魔女が一番かな…