【感想・ネタバレ】海獣の子供 4のレビュー

あらすじ

▼第26話/海獣▼第27話/穿(うが)つ体▼第28話/濁浪▼第29話/宇宙の海▼第30話/身籠る▼第31話/坩堝(るつぼ)▼第32話/傍受▼第33話/準備▼第34話/Venus▼第35話/水魔

●主な登場人物/安海琉花(上手く気持ちを言葉に出来ない。両親は別居中で、母と暮らす)、海(ジュゴンに育てられた少年。水族館に預けられる。乾燥に弱い)、空(海とともに発見され、兄として育つ。入退院を繰り返している)
●あらすじ/行方不明となった琉花・海・アングラードを捜索する船が、3人の乗っていたヨットを発見するも、そこにはアングラードの書いたジム宛ての手紙が一通置いてあるだけだった。琉花の行方を探るためにも、事情を知るアングラードを追い始めるデデ。一方、水族館を含め世界各地の海洋では、さまざまな異変が生じ始めて…?(第26話)
●本巻の特徴/さし迫る“本番”、導かれるように大移動を始めた海洋生物、そして、姿を消した琉花と海…。“本番”の謎と、大いなる宇宙とのつながりが徐々に明かされはじめる、急展開の第4集!!
●その他の登場人物/ジム(海と空の保護者的存在)、アングラード(かつてジムの研究仲間だった。現在は異なる立場にいるらしい)、正明(琉花の父。水族館職員)、加奈子(琉花の母。海女の家系に育つが、現在は親類と絶縁している)、デデ(ジムの伝統航海術の師。“海のなんでも屋”)

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

この壮大な物語の前には言葉を失う。
アングラードは言う。
「僕はごらんの通りおしゃべりだけど、言葉のない世界を持っている。(略)」
「言語は性能の悪い受像機みたいなもので、世界の姿を粗すぎたりゆがめたりボヤかして見えにくくしてしまう。」
「‟言語で考える”って事は決められた型に無理に押し込めて、はみ出した部分は捨ててしまうという事なんだ。」
「鯨のうたや鳥の囀りアザラシの泳ぐ姿の方が、ずっと豊かに世界を表現している。」
「きっと昔は人類も同じだったはずだよ。」
「鯨たち…海の生き物たちと同じ……」
「そのとき我々も…海そのものであり宇宙そのものだった…」
「かつて人間も…気高いケダモノであったのだ。」

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2019年03月13日

Posted by ブクログ

この人こんなに描いてしまって大丈夫かなって心配になる表現者の方というか作品に出会う事がありますが、この巻を読んでいてそんな気持ちになりました。この本はリアルタイムで読んでいるわけでもないので、作者の方は今でも何かを作っているのだと思うのですが、これを描いても尚表現したいものが残っているというのがすごいです。
おそろしさを感じる作品です。

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2015年04月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

世界のあっち側とこっち側。

海と空。

誕生。

[2月25日発売の月刊IKKI4月号より、『海獣の子供』連載再開]

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2011年02月02日

Posted by ブクログ

五十嵐大介の底なしのセンスと世界観!

この人にしか生み出せない作品なんだろうなーって心から思わされる

驚くべきは全編に渡ってボールペンで書かれていることでしょうか

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2010年02月01日

Posted by ブクログ

生について、
この世界について、
宇宙について、
人間について

 言葉でなく感覚で教えてくれる漫画です

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

買っちゃった!新刊待たなきゃいけないのに買っちゃった!
面白かった。

次巻で完結するそうだけど、想像するだけで楽しみで死にそう。

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2009年10月07日

Posted by ブクログ

海も、宇宙も、大きな命の機構(システム)があって、その姿は大きな1人の人間のようで、かつて人間もその中の一員であったけど、いつしか人間は死によって閉ざされた存在になってしまったのか…。
言語によって考えるということは決められた型に無理に押し込めて、はみ出した部分は捨ててしまう事。
同じ言葉でも詩の言葉は音楽に近い。音楽や詩はこの宇宙のいたるところに満ちている。

この凄く言葉では表しきれない世界観を、この漫画では果敢に表現しようとしている。そんな意気込みを感じました。今までがリハーサル。これからが本番。

考えるより、感じることで、真実に巡り会えることがあるのかも。

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2019年06月23日

Posted by ブクログ

一巻を読んでからだいぶ時間が経ってしまったので、改めて最初から読み直し。しかしあと一冊あるんですね(苦笑)。今度はあまり時間を空けずにクライマックスが読めるようにしよう。内容は、”たかが人間、大自然を前にナンボのもんじゃい!”って感じ。深読みすると小難しく見えてくるけど、単純にいっぱい魚が出てくるワクワク漫画として楽しみたい。海の生物好きの自分としては。

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2017年09月11日

Posted by ブクログ

再読。
物語は、過去の南極での出来事に遡る。全体の時系列もよくわからなくなってきて…いつの話しなのか、本当にあったことなのか、夢?それとも別の世界のことなのか…
哲学的でロマンチック…

読み解くというか、理解していくのがだんだん難しくなっていく四巻。
この、理解しきれない感がいい。

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2013年12月29日

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