あらすじ
小さな山村・小森でのひとり暮らし。自分でつくって、自分で食べる。本当の“スローライフ”がここにある! 月刊アフタヌーンにて連載された“読んで美味しい”話題作! 充実の完結第2巻!! ●カラー原稿をすべてカラーで再現 ●30ページを超える書き下ろしイラストコラムつき。作者自身の撮影による写真も大量に掲載 ●現在入手困難な『茄子 アンダルシアの夏 アニメ&漫画コラボBOOK』に掲載された読み切り作品『茄子のはな』を特別収録
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Posted by ブクログ
スローライフ・スローフード漫画の皮かぶってますが、根っこは人間はどう生きるべきか?みたいな人生観を模索していく話だよな。
結構まじめに考えさせられました。
Posted by ブクログ
いち子ときっこの関係性が良い。終わり方もとても素敵だった。読んでいると何でも簡単そうに思えて、小豆を育ててみたりしたくなる。雨の多い年はあきらめる、というところなど潔いと思った。
Posted by ブクログ
おいしいごはんは生き物の血でできている。その血は自分の血となり肉となってまた生き始める。土着の小森の生活の中でみんなはちゃんと足をつけて生きている。いちこはようやく自分の道をみつけた。もっともっと読んでいたかったなあ...
Posted by ブクログ
東北地方のとある村の中の小さな集落 小森 が舞台。あぁ小森だからリトル・フォレストなのか~!と読後やっと気が付きました。(←遅い)
山野草や果実、畑の農作物でつくる食べ物がとても美味しそうで、どんな都会のオシャレなレストランでもこれにはかなうまいと思わされました。手軽には入らない極上の贅沢かも。すごく羨ましい。だけど農作業は私には無理!虫や熊と共存するのも無理!!なので漫画の中だけで雰囲気だけたっぷり味あわせていただきました。
インスタントでは味わえない本物の味わい。それは生き方そのもの。こんなふうに実際に生活している農村の方々は素晴らしい。とあらためて思わされました。
Posted by ブクログ
生きてく上で目を逸らしてしまいそうなることに向かう。
大人になるって、折り合いを付けるって難しい。
主人公の背景に少し触れている。
母が奔放過ぎて、なかなか壮絶。
ちゃんと自分で決めて着地できた。
良かった。
Posted by ブクログ
働くことは生活することだ。
都会で暮らしていると、外で働いて家に帰って休むという生活パターンがなりたち、生活するために働いている。
一方、田舎で暮らすと生活することは働くことだし、働くことはそのまま生活することにもつながる。
その生活の中心にあるのは、食べることだと感じた。めいいっぱい働いてお腹を空かせたところにおいしいごはん。これ以上の幸せはそうそうない。
食べること、食……田舎暮らしは農業だ。
Posted by ブクログ
これ読んで安易に田舎暮らしびばーという人もいそうだけどそういう話ではないことは読んでいればよくわかる。
色々な苦しさとか辛さもおいしい野菜やケーキが揉み解してくれる。
そういう生活はしかしあこがれてしまうなあ。
Posted by ブクログ
農業って大変なんだなぁ。
これは、私のことを言っているのか?と思うシーンが1つ。
都会(?)での生活がうまくいかなかったために故郷に帰ってきて一人で農業始めた主人公に対し、
「一人で一生懸命やっててすごいって思ってたけど、
実はいちばんカンジンな事から目をそらしてて、
そのことをごまかすために、自分をだますために
その場その場を”いっしょうけんめい”でとりつくろってる気がする。
ホントは 逃げてるんじゃないの?」
いやはや全くその通りでね。
だから辞めようとしてて、でも迷いが消えなくて。
でももう、弱い自分には負けたくないよ。
Posted by ブクログ
2007. 01. 24. 平坦で平凡な日々の描写。しかしその裏でちょっとずつ人生というのは回る、そんなニュアンスをほのかに香らせているのがとても良い。
Posted by ブクログ
単なる「田舎ぐらしっていいね」的な終わりではないのがリアル。
子ども、祭り、自治会。
お洒落っぽい暮らしで忌み嫌われる三点セットをあえてラストに持ってくるのがいい!
ロハスとか週末農業とか言ってるけど、
面倒くさい事をひっくるめて土地を守っている人々あっての農業だよ!
…って無農薬玄米食べて悦に入っている自分に突っ込みました。
Posted by ブクログ
ほんの少し出てくる主人公の「心の持ちよう」が邪魔。もうすでに語り口やエピソードに染み出ているので、不要。
ラストがいきなり地方再復興!になっていたのも、マイナス。
たぶん個人的に、そういう事は初めに無理矢理唱えるより、復興が地道に成っていくことで内から興ってゆくのが自然だと思っているからかも。