自分が死んだあと、他から見た自分はどのような人なのか?
ひとことで言えばこの著者の
「自分はどう憶えられるか?」
素晴らしく端的に捉えたいい言葉だと思う。
このような人だったから、このように送ってあげたい、そういう思い。
賑やかなことが好きな人だったから、カラオケで送る、そんな例があったとも。
...続きを読む死を受け入れられない遺族のグリーフケアを行いながら美しい所作で、綺麗にしてもらい納棺してもらう。
この本に書かれているような事をしてもらえたら、遺族はそれだけで、大切な人を大切におくってもらえた、と満足するだろう。
そして穏やかに、その時の気持ちを思い出してその後も生きていけるように思う。
最後の別れの時、私はどちらかと言えば無宗教なので、葬儀は要らないと思っていたし、身内の葬儀を行うまでは、そう思っていた。
でも葬儀は、亡くなった人のためではなく、残される人のための儀式であることを身をもって知り、今回この本を読んで、改めてこのような納棺をしてもらうことも、残された人のじゅうぶんなグリーフケアになると思った。
葬儀自体ではなく、納棺師にきちんと支払い、きれいになっておくってもらいたい、と思うようになった。子どもに葬儀もいらない直葬でいいと話していたが、きちんと納棺されたい。きれいな姿を、子どもに覚えていて欲しいと、強く思う。
この筆者は、プロフェッショナルとして仕事8割で感情を入れすぎないよう心がけていると書かれていた。だから大丈夫なのだと思うが、気持ち的にハードな仕事だと思うので、心を病んでしまって、とならないよう、次を育てていって欲しい。これからはきっとこのようなスタイルが主流になるのだろう。
コロナ禍でもあるし。
わたしも予約入れたいと思うので、後で調べてみようと思う。