あらすじ
NHK「プロフェッショナル仕事の流儀」出演で大反響! 業界に変革を起こす、若き納棺師初の著書。納棺師の家に生まれ、数千人の納棺と葬儀に接して気づいた死生観。「あの人といえば」──関わった人にどう覚えられるか意識すれば生き方は変わる!
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Posted by ブクログ
ルールやマニュアルがある中で、どうしてもその通りではいけない気がする瞬間。考えて寄り添うからこその行動だなぁと感じました。必ず誰にでも訪れる「死」、こわがらずに何をやり遂げたいかを考え続けたいと思います。p66 きっとその経験は生きる力になっていると信じたい。
Posted by ブクログ
20年前の祖母の昏睡状態や死に際して自分が感じたこと考えたことがタイトルに言語化されているように思われ読んでみた。
生き方を考えるのは大きなテーマで難しいが、自分がどう憶えられていたいかを考えるとすれば具体的なイメージが湧きやすくより前向きに行動しやすくなりそうだ。余命半年だとしたら?で判断の軸ができるような気がする。
何気ない日常の写真をほぼ撮っていないことを反省。少し撮って保存しておくようにしよう。
Posted by ブクログ
自分が死んだあと、他から見た自分はどのような人なのか?
ひとことで言えばこの著者の
「自分はどう憶えられるか?」
素晴らしく端的に捉えたいい言葉だと思う。
このような人だったから、このように送ってあげたい、そういう思い。
賑やかなことが好きな人だったから、カラオケで送る、そんな例があったとも。
死を受け入れられない遺族のグリーフケアを行いながら美しい所作で、綺麗にしてもらい納棺してもらう。
この本に書かれているような事をしてもらえたら、遺族はそれだけで、大切な人を大切におくってもらえた、と満足するだろう。
そして穏やかに、その時の気持ちを思い出してその後も生きていけるように思う。
最後の別れの時、私はどちらかと言えば無宗教なので、葬儀は要らないと思っていたし、身内の葬儀を行うまでは、そう思っていた。
でも葬儀は、亡くなった人のためではなく、残される人のための儀式であることを身をもって知り、今回この本を読んで、改めてこのような納棺をしてもらうことも、残された人のじゅうぶんなグリーフケアになると思った。
葬儀自体ではなく、納棺師にきちんと支払い、きれいになっておくってもらいたい、と思うようになった。子どもに葬儀もいらない直葬でいいと話していたが、きちんと納棺されたい。きれいな姿を、子どもに覚えていて欲しいと、強く思う。
この筆者は、プロフェッショナルとして仕事8割で感情を入れすぎないよう心がけていると書かれていた。だから大丈夫なのだと思うが、気持ち的にハードな仕事だと思うので、心を病んでしまって、とならないよう、次を育てていって欲しい。これからはきっとこのようなスタイルが主流になるのだろう。
コロナ禍でもあるし。
わたしも予約入れたいと思うので、後で調べてみようと思う。
Posted by ブクログ
死によりそうことで、今の生を振りかえり、輝かしいものにする。納棺師だからこそ知り得たいくつかの経験から、揺るぎない木村さんの信念が形作られていることがわかりました。
身近な方の死を経験したことがない人こそ、おすすめです。
Posted by ブクログ
とても丁寧に人の死、しかも仕事だから他人の死に向き合われているのだなあ。
祖父母や友人の葬儀の際も納棺師さんはいたのかな、記憶にない。
この方に送られる方や遺族の方は慰められるだろうな。
ただ、葬儀は残された者のためにあると言うけれど、私はやはり直葬からの流れ星供養がいいなと思った。