湊かなえのレビュー一覧

  • ポイズンドーター・ホーリーマザー

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    この作家は人間の嫌な部分を浮き彫りにするるのが上手い。

    心配性の親と毒親は紙一重。特にシングルマザーは自分がちゃんとしないと!という思いからか娘を手元に縛りつけておこうとするんじゃないか?娘が成人になった後でも、他に拠り所がなくて娘に固執するんじゃないのか?

    私の母がそうだったみたいに、自分で自分の人生を楽しめるようにならないと、娘だけに頼る母親が出来てしまう。

    そんな事を考えながら読んだわ。

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    2026年01月04日
  • 告白

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    タイトルの通り「告白」が長く続く
    段落の少ない文章なのに引き込まれていく展開だった
    それぞれの登場人物が本心を語ったり、そうでなかったりと個性強く描き分けられ、魅力的でした
    登場人物にあたたかい感情をもった人が少なく、後半は疲れました
    あとがきに「映画化によせて」が文庫版の特典として掲載されていましたが、映画を観ていないので、最初だけ読んで閉じました

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    2026年01月03日
  • 暁星

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    ネタバレ

    ずっと重くて苦しかったです!
    フィクションなのにまるで本当にあったことのような…手記のようだなと思いました。

    でも苦しいだけじゃない、物語のなかにある温かくて優しいエピソードは、本当にかけがえのないものだなと感じました。
    帯の「星を守りたかっただけ」…すごく泣きました!!
    忘れられない物語です。

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    2026年01月03日
  • 暁星

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     物語には引き込まれ、読み終わると思わず冒頭部分をもう一度読み返しました。切ない物語。

     この物語は安倍元首相のあの事件を題材にしています。ですので、カルト宗教と政治の癒着、二世問題をもう少し深く切り込んでくれるのかなと思っていました。でも、その部分はかなりあっさりしていて、それよりも結果的には恋愛小説に終わってしまっていたように思います。

     前半の主人公Aと後半の主人公Bの母親は共にカルトにはまり毒親となる。その母親には翻弄されるけれど、あの事件を起こさざるをえないほどのものがあったとは感じ取れませんでした。

     結局著者は何を訴えたかったのか、分かりませんでした。
     太田愛さんの『天上

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    2026年01月03日
  • 母性(新潮文庫)

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    ネタバレ

    愛能う限りというほとんど使わない言い回しにより、マンションから落ちた女子高生を「母の手記」「娘の回想」に紐付けるような叙述トリックは流石だなと思いました。
    ただそこを除いては、あまり大きな展開などもなく、母と娘の確執についても、あそこまで深く語られていたのに、最後は自殺未遂を経て解放されたとだけ簡潔に表現されていました。
    もちろんトリックに対しての潔さはあるのですが、それにしてはトリックへの驚きも薄く、母娘の物語としても中途半端になってしまったので、少し残念に感じました。

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    2026年01月03日
  • 暁星

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    実は初の湊かなえ。イヤミスへの忌避感から女王の作品を今まで読まずにきたけれど、何となくこれは大丈夫な気がして、ついに手に取った。
    「あの事件」を彷彿とさせる政治家襲撃事件と、被害者の背後にある巨大宗教団体。宗教二世の苦しみ。容疑者の手記と、目撃者である作家の小説という二部構成になっているが、両方を読み終えた時に現れた『暁星』という物語は、亡くなる直前の長瀬暁良に金星から降り注いだという、とてもピュアなラブストーリーだった。
    初めての湊かなえがこの作品で良かったと思う。

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    2026年01月03日
  • 暁星

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    ただ 星を守りたかっただけ

    最後まで読んで、このフレーズが腑に落ちる。

    ただ、
    あの事件を連想していたせいか、
    勝手に“そうじゃない“方向を想像していたので、
    ちょっとスッキリせず。
    なぜ事件を起こしたのか、よく分からなくなってしまった自分は、読解力が足りない読者でした。

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    2026年01月03日
  • 人間標本

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    もともと映像化を意識して書かれた作品なのかな?と思いながら読みました。
    手順書のような部分が多かったので、個人的にはあまりストーリー入り込むことができなかったですが、先に映像で見るとまた違うのかもしれないです。

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    2026年01月02日
  • C線上のアリア

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    主人公の美佐、叔母の弥生さん、その夫の公雄さん、弥生さんの姑、学生時代の恋人邦彦、邦彦の妻の奈穂さん、邦彦の母菊栄さん、菊栄さんの姑邦子さんが主要な登場人物。
    美佐に役所から叔母の家がゴミ屋敷状態だと連絡が入り、一時過ごした叔母の家に戻って、弥生さんの日記をこっそりと読むことから弥生さんの過去の生活を知り、弥生さんと菊栄さんの家事交換の中で起こる公雄さんの母親の死、美佐が奈穂さんの家事代行を買って出ることから徐々に美佐と邦彦の別れや公雄さんの自殺の真相が明かされて行く。
    姑の嫁いびりが何代にもそれぞれの家族に起こり、物語りの低層に重苦しいトーンで流れていて、結末に美佐と邦彦それぞれの夫婦が再ス

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    2026年01月04日
  • 暁星

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    あの事件を彷彿とさせる。
    決して許されることではないけど
    帯の「ただ、星を守りたかっただけ」
    この一言に色々詰まってて辛いし余韻がすごい。
    宗教二世の生きづらさや苦労、何のために宗教というものがあるのか、と凄く考えさせられる。

    作中何度も出てくる「夜明け前が一番暗い。だが、必ず日は昇る。」が後半にかけて感じ方が重くなって涙出るし読み終わった後の帯とタイトルを見てまた泣ける。

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    2026年01月03日
  • Nのために

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    ネタバレ

    あとがきに立体パズルのような作品をイメージしたと書いてあったが、まさにイメージ通りでページを捲る手が止まらない。
    ただなんとも言えないのだが、個人的には結末に対しうーんという印象。それはおそらく登場人物が特殊すぎて私には共感できないからだろう。全員の愛の形が歪過ぎて、なぜそうなる?という感じ。
    それも含めて湊かなえさんの作品だとは思うのだけど、相性という面で星3です。

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    2026年01月01日
  • C線上のアリア

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    義理母の介護に疲弊する美佐は育ての親である叔母の弥生が認知症で家がゴミ屋敷と化したことで故郷へ久しぶりに帰り、ささいなきっかけから学生時代に恋仲だった邦彦の家も訪れる。
    美佐は弥生さんの日記を見つけ、弥生さんと邦彦の母である菊枝が知り合いだったこと、2人もまた義理母との関係に悩んでいたことなどを知る。
    そして弥生さんの義理母が亡くなった衝撃の経緯を知ることになる。
    タイトルは、介護careと絆という束縛chainは同一線にあれど、同一の体系codeではない、から来ているもよう。

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    2026年01月01日
  • ユートピア

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    田舎特有のあるあるがすごいリアルに描かれていて、親が苦労してたのを思い出して、すごいげんなりした。
    登場人物が多くて、最初は何度も振り返りながら読んでいたが、途中からは一気に読んだ。
    なんだか読んだあとどっと疲れた。

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    2026年01月01日
  • Nのために

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    イヤミス期待で読み始めたけど、この作品はイヤミスではなかった。
    ただ、複雑に計算された構成で書かれたストーリーで、たぶんもう一回読み返してやっと分かる気がする。

    人って、みんなそれぞれ生い立ちも、生い立ちによって培われた性格もバラバラでそんな人々が集団となって社会は動いていく。
    当たり前のことなんだけど、この本を読んで実は「その集まった人々」は同じ方向を向いているようで実はみんな自分のことを考えてそして行動して。
    それが傍から見ると綺麗に整頓していて一つにまとまって集団が動いているように見える。
    それがリアルの生活の実態なのかなあと思った。
    何か一つ、ボタンのかけ違いがあれば大きく崩れてしま

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    2025年12月31日
  • 人間標本

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    人間の標本なんてリアリティないのにすごくリアル。最初から標本の話が続くので展開が読めなかったけど、最後まで読んで複雑な気持ちになる。さすがイヤミスの女王。

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    2025年12月31日
  • 告白

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    ネタバレ

    湊かなえデビュー作。安定の複数の人物視点で話が進み、それぞれの話を補完しあう構成。
    いくつか腑に落ちない所があるが、ひとつ納得できない所をあげるとしたら紙パックに血液を混入させた所を確認しすり替える所、部外者が発見し行動に起こせる点。ご都合主義すぎました

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    2025年12月31日
  • 夜行観覧車

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    面白かったけど、ミステリーとして読んでたから終わり方がちょっと物足りなく感じてしまった…
    ビラ剥がしのシーンの比奈子と歩美の友情がよかった。
    高橋家の子供3人の関係もいいなと思った。
    高橋母の妹と長男の彼女がその後どうなったかまで書いて欲しかったなあ…
    ドラマは脚本家有名な人みたいだしその辺り補完されてるのかな

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    2025年12月31日
  • 人間標本

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    人間も一番美しい時に標本にできればいいのにな。

    6人の少年が殺され、人間標本にされる異様な事件が起こります。大学で蝶の研究をする榊史朗は、息子を含む6人を殺したと自首します。芸術だからでは片付けられない理解し難い考えが語られます。
    起こってしまった事実は1つでも、後からわかるいくつもの真実に苦しくなります。「信じられなかったこと」がわかったときの絶望感がものすごく、後味が悪いです。

    蝶の名前がいくつも出てくるので、その羽の紋様がどんなものかが気になり、スマホで調べながら読みました。実写化はどうかと思いましたが、作品を見てみたいので怖いもの見たさで見ます。

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    2025年12月30日
  • 少女

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    由紀と敦子、2人の女子高校生のそれぞれの視点から交互に物語が描かれていく。
    登場人物たちの関係性が終盤にかけて繋がっていくのが面白かった。
    終章と最後の遺書でなるほどってなった( ˃ ˂ )

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    2025年12月30日
  • 未来

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    ネタバレ

    あまりにも重すぎた。。篠宮先生だけは少し最後報われたのかな、、?全ての元凶は議員のお父さんやん。どうしたら実の娘を犯せるの??登場人物全員が不幸すぎる。読み進めるほど話が暗く重くなっていく、だけど止まらなくなる。果たして最後はどうなったのかな、

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    2025年12月30日