湊かなえのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレあまり気持ちのいい感想が書けないのですが…。
どうしても重なってしまう。
あの元総理大臣の殺人事件に。
暁がY被告に思えて仕方ない。
ただ、なぜ暁と星賀があんな風に人を殺す道に走ったのかが分からない、という感想もちらほら見かけた。
でもこれは、宗教2世にしか分からない感情だと思う。
普通の家庭で普通に育った人には理解できないかもしれない。
痛いほど分かる。
本音を言えば嫌なのに、親の顔色を伺ってイベントに参加したりすること。
少しでも反抗しようものならさめざめと嫌な言葉を浴びせ続けられること。
情けなくなる。
こんな親なのに、親に好かれたいと思ってしまう。
こんな親なのに、親に愛されたいと -
Posted by ブクログ
好きじゃなかった。とにかく元総理大臣の暗殺事件を彷彿させるストーリーで、
「ノンフィクション」の部分はいや、かわいそうな背景を説明されてもな…という拒否感がぬぐえなく、
後半の「フィクション」の女の子の話が始まると割と引き込まれたんだけど、それにしてもなにゆえ、結局その結論に???という謎がね…
ただ、星を守りたかっただけ…という美しい一文に期待値高く読んだけど、独りよがりでコミュ障な二人の物語だった…
お互い正直に気持ちを伝えて、別の未来があったのでは?
細やかな描写ややり取りは切なく、細部は素敵であった。ただ、結論が気に食わないだけ… -
Posted by ブクログ
湊かなえ作品の中では初めての男性が主人公の物語だったが、性別云々ではなく人間としての心理描写が上手だなと感じた。
自分もどちらかと言うと深瀬や古川に似た学生時代を過ごしていたような気がするので2人に関しては特に感情移入がしやすかった。
序盤の段階で事故の原因は飲酒運転だとして物語が進んでいたので結末が事故の原因に収束するとは思ってもいなかった。
前評判が良かった為だけに飲酒運転か蕎麦アレルギーかという事故の原因に関するどんでん返しでは少し物足りなく感じてしまった。
卒業アルバムから木田瑞希を見つけるシーンや広沢の元カノが美穂子だったことの方が驚いた。
特に古川と会った後に卒業アルバムを見 -
Posted by ブクログ
世にいう家族についての再生産というのがあると思うけど、それは親の学歴とか子供の数とかそういうものだけではなくて、家族の形についても言えることなのかなと感じた。
不器用さというか、それぞれの登場人物の歪みが噛み合わなくて読んでいて辛い。
誰の目線の話が真実なのかはわからないけどそれぞれの記憶の改竄とそれに伴う解釈のもとこの大きな歪みが生じてしまったのだなと思う。
きっとこれからもこの本に出てくる再生産は続いていってしまうんだろうなという感じ。
そして『花の鎖』を読んだ時も思ったけど湊かなえさんは登場人物の繋げ方がうまくてえっという驚きはあるのにスッと入ってくる。 -
Posted by ブクログ
2026年13冊目
衝撃のどんでん返しという本屋のポップに惹かれて購入しました。
最初の100ページくらい、展開がなかなか変化せず、ストーリーが進むのが遅いと感じました。姉が誘拐された時の描写が延々と書かれており、これ伏線かな?これ何かのヒントかな?この登場人物怪しいか?等、
情報が多く、考えてる間もストーリー進まないし、疲れてきたなっていうのが最初の印象でした。
ただし、捜索パートに入って少し経ったくらいから段々と面白くなってきて、ラストは一気に読んでしまいました。ただ思っていたよりも衝撃さは感じなかったです。というのも、ラスト1行で一気に場面が急展開するという種類のものではなく、徐々