湊かなえのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ人に勧められて読み始め、あまりの凄惨さと動機の曖昧さに失敗作かもと思い、一度は読むのをやめようと思いました。でも最後まで読んで良かったかも。
父親の書いた小説→snsのコメント→息子の自由研究→父親の独房での独白→面会室にて→解析結果
と続くのですが、最初の小説は一旦読み飛ばしてもOK。だんだんと真相が明らかになります。
解析結果を受けて警察や検察がどう動いたのかな?
結局握り潰すしかなかったかも?
ただやっぱりちょっとこの人にこれをさせるのは、心理的負担や動機から考えて結構無理があると思いました。やれやれ。人を殺したり死体を損壊したりするのは、よほど追い詰められないと難しいし胆力が必要と思 -
Posted by ブクログ
ネタバレ人は余裕がなくなると口調や態度を使い分けることができなくなる。だから、最悪でないことまで最悪なことになり、毎日が最悪な日々となる。
印象に残るフレーズだった。
ゴミ屋敷を前にして、
私の親不孝の期間という表現の仕方も凄いなと思った。
自分だったら守ってくれと言われた金庫を
移動や処分の必要に迫られてもいない段階で
開けようとは思わないし、
持ってきてくれと言われた日記帳を読もうとも思わないので
その辺りはちょっとどうかと思ったが
これがないと話が進まないので仕方ない。
下巻しか知らなかった弥生さんの人生の上巻
という表現力もはっとした。
全体的に男はなにをしているんだという気持ちになっ -
Posted by ブクログ
中学校教師の森口悠子は、終業式の日のホームルームで衝撃の事実を告白する。愛娘・愛美は学校のプールでの事故死とされていたが、実際にはクラスの生徒である少年Aと少年Bによって殺害されたと。
そんな告白から始まる本作。この告白パートににとにかく引き込まれる。
事件に関わる様々な人物の視点に移っていくが、そのどれもが超主観的な「告白」の連続であり、さすが本屋大賞、一気にぐいぐい読ませてくる。これがデビュー作とは湊かなえあまりにも天才すぎる。
この作品をはじめ、著者である湊かなえは「イヤミスの女王」と呼ばれているが、このキャッチフレーズの意味を理解できた気がした。読後にイヤな気持ちになるミステリーで -
Posted by ブクログ
読み終えたあと、しばらく窓の外を眺めていた。特別な景色があったわけではない。ただ、物語の中で何度も姿を変えた「真実」というものについて考えていたのだ。
この小説では、一人の女性の死を巡って多くの人が語る。けれど彼らが口にする言葉は、どこか少しずつ歪んでいる。悪意や嫉妬、思い込みや保身が混ざり合い、まるで曇った鏡を何枚も重ねたように、本当の姿が見えなくなっていく。
僕たちは普段、自分が見たものを真実だと思っている。でも実際には、自分の都合の良い物語を作り、その中で世界を理解しているのかもしれない。SNSが広がった現代では、その傾向はさらに強くなっているように思える。
湊かなえは、ミステリー -
Posted by ブクログ
ネタバレ犯人が誰なのか、という事はこの小説の本質では無い気がして、境遇について考えながら読み進めていったら。
陽子が1回目の悩み(結婚について)を晴美に相談した場面で『私達が親友になれたのは、同じ境遇だからなのかな』と尋ねた時点では、お互いにそれを否定できるほどの自信が無く、自分は誰の子なのかを知りたいという共通の目的があるから親友でいれてるのかもしれないという気持ちが汲み取れた。
しかし、晴美が犯人だと知っても通報しなかったことや、母親について真実を知った後も彼女達が親友であるということ自体が答えだと思った。
きっかけが境遇だろうと、彼女達が出会えた事は運命であり今も見えないリボンで繋がってる事だろ