湊かなえのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
かなり難しいな〜というのが最初の感想。母親に鬼依存している女性(「私」)とその娘(「わたし」)が語り手となって描かれている。依存というのは怖いなと思った。誰かと全く同じ思考回路になんてなれるわけないし、同じような性格であったとしても考えることは異なるのが当たり前なのに。自分がどうしたいか?どうなりたいか?どう生きたいか?というのを自分で考えることができない、というか全ての言動を「母親が喜んでくれるか」という基準で考え、行っていたとしたら自分がどうなりたいか〜という自我を持つことは不可能なのかなと思った。自分で考え、生きていくためにはある程度母親とは距離がある方が良いのか?距離というのは違うか?
-
Posted by ブクログ
湊かなえということで期待していた大どんでん返しはなく、小さなどんでん返しに小さく衝撃を受けた。
でもこの物語はそういうミステリ要素以上に、人が老いること、女性として生きること、介護とは?そして血のつながりとは?ということを考えさせてくれた。鬱々とするような美佐の日常の描写の連続になんでこんな生活に耐えて婚姻生活を続けているのかしらと思ってしまった。でも、人間は今いる環境に適応してしまうというか、受け入れながら生きてしまうものだし、それが家族になるということなかもしれない。
私にとってこの物語は女として生きるcurse(呪い)の物語という印象で、この言葉がCの中に入ってなかったのがちょっと意外だ -
Posted by ブクログ
私だったら確実に、自分の愛を伝えてしまうだろうな。相手に私はこんなにあなたを愛しています、あなたのことをここまで想っています、と伝えない愛は、本当に愛なのか、とも思う。愛されているという実感は必要じゃない??
でもまあ、その隠された愛に自分で気がついた時に感じるあの暖かさが愛だな〜とも思うから難しい。
相手が気づかなければ意味のないことももちろんあると思うし、、意味はなくないのか…?わからなくなってきた。
この物語では全員が気が付いているか、感じ取っているからこそこれが愛だと思えるんだろ!とひねくれた感想も出てきた。
あと何度読んでも思うけど湊かなえさんのかく嫌な人が嫌すぎる。言葉ってここま