湊かなえのレビュー一覧

  • 山猫珈琲 下巻

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    湊かなえさんのエッセイ集、続編。
    広島県因島で生まれ育ちから、淡路島での結婚生活。
    そして、そんな田舎育ちの主婦がどのようにして脚本家、作家へとなっていったのか。
    とても興味深かったし、好感が持てました。
    脚本を描いたのが先だったのですね。
    そして、デビュー作「告白」は、身を粉にして、いや、身を削って描き上げたのだなと痛々しいほど伝わってきました。その後の怒涛の日々も。

    恋愛と携帯をテーマにして描かれた脚本、「エレベーターガール」は、湊かなえさんが恋愛作品?と新鮮でしたし、脚本「昼間の月」もぐっとくるものがありました。
    湊かなえさんも私と同じ不育症だったと知り、何事も順風満帆に物事が進むこと

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    2025年03月01日
  • 高校入試

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    自分が高校受験のときこのドラマが放送されたので、とても印象に残っている作品です。入試がテーマというのがおもしろく、とても新鮮に感じました。

    登場人物が多いので、まず読み初めに相関図を把握されることをおすすめします。私はドラマを見たあとに小説を読んだため、どの俳優さんが演じていたかを見返すとスッと物語に入れたのですが、小説から入った方にはちょっと読みづらいかもしれません。

    ストーリーを知っているにもかかわらず先が気になりスラスラ読むことができましたが、個人的には湊かなえっぽさをあまり感じられない展開だと思います。そこを期待しているとあまりおもしろくないのかなと。
    この作品はドラマで楽しむこと

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    2025年02月24日
  • ブロードキャスト【電子特典付き】

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    青春

    陸上部の話と放送部の話
    圭祐が良太と走り
    それを放送部として正也が報じるみたいな話がいいなと思ったけど
    次を読もうと思う

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    2025年02月23日
  • 往復書簡

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    手紙形式でちょっと読みづらかった。3つ目の短編は真実だと思っていたものが二転三転して、最後に畳み掛ける感じで湊かなえらしい話だった。
    一つの同じ事象を経験していても、その人の性格や前後の会話などで感じ方も変わるし、日にちが経つにつれて自分に都合の良いように記憶も変わっていて、そこから少しずつすれ違っていく様子が描かれていて、当たり前だけど面と向かって話し合うって大事だなあと。

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    2025年02月23日
  • 残照の頂 続・山女日記

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    山登りは自分と向き合う時間を作ってくれるような気がする。登りながら過去を吟味したりして、頂上に立つとここまで来れた爽快感けら今の自分を褒めてあげて、これからも頑張るぞと言う気持ちにさせてくれる。そんなお話がいっぱい詰まった小説だった。

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    2025年02月21日
  • 往復書簡

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    ネタバレ

    3編の短編集。
    ①友人関係のもつれ②教師が昔の教え子たちを気にかけると同時にミステリーが展開されていく話③幼なじみでもある恋人との秘密が明らかになる

    読者が手紙を除くという新しい視点で読むことができた。読みなれていないため、最初はとまどったが、独特の読後感があった。個人的には3つ目の作品が1番面白かった。

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    2025年02月18日
  • 残照の頂 続・山女日記

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    昔、
    女が山に登ると汚れる、月を見ると汚れる。
    そんなことを某占い師が言っていて、何の根拠ないのに女は山登りすべきではないと刷り込まれている自分がいる。
    靴擦れしそうだし疲れるだろうし天候も常に快適ではないだろうから、山登りしない理由はたくさんある。
    だけど、見たことない世界を見てみたい好奇心もある。
    山登りを男女でしてもそれは男女の仲ではない、山頂ではラーメンの箸をシェアできる、でも地上では違う。
    人間が追い込まれてる時の感覚に似てるのだろうか。
    山頂で食べる和菓子とコーヒー、おにぎり、たけのこの里は絶品だろう。滅多に見れない富士山が見れたらなんとも言えない幸福感に包まれれであろう。
    危険が

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    2025年02月08日
  • 境遇

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    今回はタイトル通り「境遇」がテーマです。湊かなえさんはまあまあ読む方なのですが、この本は有名なのに読んだことはなくて読んでみました。皆さんは同じ境遇の人と出会ったことがありますか?私はそもそも普通の境遇なのでよく分からないです。この本は自然と同じ境遇の人に執着してしまっている人の話でした。私も学校ではあの人がいないと楽しくないとかあの人と絶対いないとだめということはないですが、無意識に相手に執着してしまっていることがあったかもしれません。
    この本の結末には驚きました。

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    2025年02月04日
  • 高校入試

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    登場人物の相関図が最初にあるが、なんせ人数が多く、何度も相関図を見直しながら読んだ。途中もしかしたらという結末予想はできたが、犯人の告白含めて、それぞれの人相まで、想像できるような人物描写が作者の素晴らしいところ!採点作業なども興味深く(今はだいぶ変化してるでしょうが)受験シーズンに読めて良かった。

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    2025年02月01日
  • 残照の頂 続・山女日記

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    絆、繋がりはとっても大切なものだと気付かされる作品。苦楽を共に経験をして山に登った仲間は、特別なんだろうな。そんな特別な仲間も行き違いで疎遠になったり、気持ちが離れてしまっても、また
    "山"が繋げてくれる。山の力は絶大。
    私にはそんな強い絆がある仲間はいるのだろうか?
    そんなことを考えてしまう。

    どの話も良かったのだけど私は、『後立山連峰』の後半の話と『立山・剱岳』が好きです。『後立山連峰』は山岳ガイドさんがカッコ良すぎ。『立山・剱岳』は母と娘の駆け引きも良かったけど、やっぱり父と母の若かりし頃の話がジーンときてしまった。あとは絶対無理だと分かってるんだけど、行ってみたいなぁと思っている雄山

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    2025年01月28日
  • 境遇

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    ネタバレ

    自分と同じ境遇だと感じている相手に対する無意識の執着を感じました。私も、自分と同じ育ちや過去を経験している友人が自分よりも幸せに見えることがあれば、妬んでしまうかもしれない。「人間」の持つ性が詰まっている本だと思います。

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    2025年01月24日
  • 残照の頂 続・山女日記

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    前回の山女日記より、本格的な登山で短編集としては一話づつがボリュームのある話だった。前作の方がライトに読めた印象、各話ボリュームと共に重い人生を読み取る話で、また歳を重ねると違う印象になりそうだが、今の自分には重いなって思いながら読みました。

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    2025年01月19日
  • ドキュメント

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    私立高校の放送部。部員が、マラソン大会の景品でドローンを引き当て、ドローンを使った作品を考える。ドキュメントトとして運動部の様子をドローンで紹介しようとする中、陸上部の部室から火のついた煙草を持って出てくる部員をとらえてしまう。

    報道するとは、どういうことなのか。プロの放送関係者でも自問自答する日々なのだと思うが、高校生という純な気持ちが、それぞれの思いとぶつかり、重なり合う。ミステリーというよりも、青春ドラマだ。
    「ブロードキャスト」の続編ということだが、「ブロードキャスト」は、読んでいない。それでも、充分楽しめた。

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    2025年01月19日
  • 境遇

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    去年読んでた(T_T)似た者同士の親友と思っていた人からの裏切り!どんどん明かされいく謎、途中から犯人もなんとなくわかりながら最後の真実にΣ( ˙꒳​˙ )人の心はわからない!

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    2025年01月13日
  • ドキュメント

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    高校部活小説の続編。放送部で全国大会を目指す生徒たちの奮闘が描かれているが、ミステリー的な展開になるのもお決まりのパターンか。全国大会が思わぬ結末になるのには驚いた。

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    2025年01月12日
  • 残照の頂 続・山女日記

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    いろんな問題を抱えた人、抱えてた人が山登りを通して自身を振り返る…みたいな感じでしょうか。身近に山登りが好きな人がいて登る途中で写した花、山小屋の話、登りきった後の景色を聞くと楽しく感じるけれど自分が登れるかと言われるとうーん無理だ。

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    2025年01月04日
  • 往復書簡

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    湊かなえらしいな、という感想。
    登場人物の文通を通して過去の事件の真実に辿り着くスタイル。

    中高生の時に初めて湊かなえの作品に触れ、衝撃を覚えた記憶がある。本を整理しており、約10年ぶりに読み返してみた。物語の記憶は全くなかったが、大体どの章も結末が予想できてしまい、、、当時ほどの面白さを感じれなくなってしまったが、こういうジャンルは嫌いではない。

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    2024年12月30日
  • 時の罠

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    1作品目を読みはじめ、なんだか見覚えがあると思ったら「家族シアター」に収録されている作品の1つだった。久々に読み直すことができ、やはり面白いと感じた。
    特に不思議な世界観だったのは3作品目。米澤穂信さんの作品は初めて読んだが、切り口が独特で興味深かった。

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    2024年12月12日
  • 往復書簡

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    最後まで読むのにちょっと疲れてしまった。
    湊かなえさんの本は好きだけど、こちらはそこまで好きじゃないかも。

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    2024年12月07日
  • ドキュメント

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    3年前に読んだ「ブロードキャスト」の続編。3年生が引退して1,2年生だけになった放送部が舞台。
    今回もまたJコンを目指す中で、テレビドキュメント部門の作品では陸上部を取り上げることになり、事故によるケガで陸上を諦めざるを得なかった圭祐が中心となって進めていくことに。
    キャラや筋立てはしっかり作り込まれていて破綻はないが、もっさりした進行であまりワクワク感もない。その中で圭祐の陸上に対する屈託や久米さんに接する態度など煮え切らなさや幼さが何回も繰り返されるのがなんとも…。
    そうした圭祐の鬱屈が作品を作り込んでいく過程で晴らされていき、彼の成長を読めると良かったのだが、話の2/3を過ぎてから陸上部

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    2024年11月30日