湊かなえのレビュー一覧

  • 落日

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    作中に出てくる、ついたて越しに、見えそうで見えない向こう側の気配を感じながら指先で少しずつ確めていくような本でした。

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    2026年04月28日
  • ポイズンドーター・ホーリーマザー

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    登場人物の視点ごとのストーリーが描かれており、立場や、言葉、行動の送り手、受け取り手によって、感じ方や想いが違う。その偏りを信じて疑わず、矯正できないと、悪う方向に関係が進んでしまう。

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    2026年04月25日
  • サファイア

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    湊かなえ作品で初めて読んだ短編集。なんとも言えない気持ちになる。面白い!おすすめしたい!とかにはならないけど読み始めたら止まらない不思議な魅力。

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    2026年04月22日
  • ユートピア

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    殺人事件が起きた田舎町のコミニティの話し。商店街の祭りや火事、子供を使ったブランドなど、数々の出来事によってコミニティが歪んでいく。各々の思惑や解釈によって、真実が遠のいていくのがわかる作品。

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    2026年04月20日
  • 時の罠

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    『まあ、いい先生だったんだろうけど。』比留間先生の真実。親父会のその後。
    タイムカプセルの八年 辻村深月

    『縁結び一本、ざっと千年のお勤めを果たしてきたところであります』
    トシ&シュン 万城目学

    『意識らしきものはあった。だがそれは知性ではなかった』
    下津山縁起  米澤穂信

    『研究室からパクってきた』『優介の好きなように使えばいい。』
    長井優介へ  湊かなえ

    最初の比留間先生の衝撃が凄くて(親父会にすくわれましたが、さすが辻村深月さん)、その後の万城目学さんの語り口の神様にほっとしました。
    山との通信の不思議(米澤穂信さんの)におっと思い、最後もタイムカプセルで、湊かなえさん独特の途中の不穏な経過にどきどきしましたが結末に安堵しました

    時をテーマに、四つの上質な短編に浸れました

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    2026年04月19日
  • ポイズンドーター・ホーリーマザー

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    短編集で、いずれも主観と客観のズレを表現したかったと推定される作品。もしかしたらこの感想も私(客観)と著者(主観)でズレているかもしれませんが笑

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    2026年04月19日
  • サファイア

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    港かなえの短編集は新鮮だったけど、やっぱり長編がいいかも。特にラスト2編は長編でもっと掘り下げてほしかった感ある。

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    2026年04月18日
  • ポイズンドーター・ホーリーマザー

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    通称「イヤミス」と呼ばれる短編集。どの作品においても、一つの出来事を2人以上の視点(証言?)から描かれるのが新鮮。怖い。じわぁっとくる怖さ。「自分が知っているその人の姿」が必ずしも「世の中の人が見ている姿」と一致しているとは限らない。自分じゃ「仲良い」とか「優しい人だ」とか思ってても本当は違うのかも、と人間不信にさせる。これ考える湊かなえのサイコパスみが一番怖い。良い意味で。

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    2026年04月18日
  • 残照の頂 続・山女日記

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    最初は調子良く読んでいたのだけど、後半は狙ってる感があるのか、なんとなく話に没頭できず〜。ところどころ、過去の話と現在進行していることの境目が分かりづらくもあった。でもこの本の前作『山女日記』同様、山に登りたくなる。

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    2026年04月18日
  • 絶唱(新潮文庫)

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    全身に鳥肌が立つくらい一文一文に強い想いが込もっていて、痛いくらい気持ちが伝わってきた。
    気持ちが伝わってきたというけど、私は同じ経験をしてないからきっと本人が感じた痛みや苦しみは到底計り知れないもので、伝わらないことの方が多いのだろう。
    みんな自分が1番辛くて苦しいと全員が思っている。でも、その心は間違っていないと私は思う。

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    2026年04月17日
  • 落日

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    所々にヒントが散りばめられてきたので、途中から何となく結末がどうなるか予想はつきましたが、なんということのない理由で起きた悲劇だったり、人の醜さが引き起こした凶行だったりと折り重なったミステリー。
    キーワードは「映画」。
    感情を抜きにした事実と感情が込められた真実はどちらが正しいのか。事実を追い求めるなかで真尋と香は自身の過去に向き合い、そして千穂と力輝斗の真実に辿り着く。
    イヤミスらしい作品でした。

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    2026年04月16日
  • 未来

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    映画『未来』、湊かなえ傑作ミステリーが豪華キャストで実写化!湊かなえ×瀬々敬久監督が念願の初タッグ、原作者も絶賛! 罪と希望のミステリー映画「未来」

    「こんにちは、章子。私は20年後のあなた、30歳の章子です。あなたはきっと、これはだれかのイタズラではないかと思っているはず。だけど、これは本物の未来からの手紙なのです」ある日突然、少女に届いた一通の手紙。送り主は未来の自分だという──。家にも学校にも居場所のない、追い詰められた子どもたちを待つ未来とは!? デビュー作『告白』から10年、新たなる代表作の誕生!

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    2026年10月21日
  • 山女日記

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    ネタバレ

    オーディブルにて。

    結婚に迷う女、自分のペースを乱されたくなくて1人で登る女、婚活で知り合った男性と来る女、結婚してない自分を見下してる嫌な姉と一緒に登る女、など山女の連作短編集。

    湊かなえさんらしい嫌な登場人物も多い中、王道のハッピーエンドでなくても、珍しく後味の良い作品。
    恋人との別れがあっても、仲良し姉妹になれなくても、それは幸せでないことにはならない。色々な人生の形を認識できた話。

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    2026年04月16日
  • 高校入試

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    ネタバレ

    やはり湊かなえさんの本は物語に引き込まれます。とても読みやすくてすぐ終わってしまいました。信じたくはないが、きっとこうなんだろうなと言うような日本の公立高校の実態が描かれていました。事件の後、何が高校から公に開示されたのかは直接的な表現がありませんが、きっと相田先生の女子高生との関係は隠蔽され高校入試を取り巻き起こった様々なアクシデントは、あの掲示板以外で口外されていないのだろうと思うとリアルだなと感じました。

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    2026年04月14日
  • ユートピア

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    読んだ本 ユートピア 湊かなえ 20251212

     湊かなえの本は、人のエゴイズムをさらけ出す残酷さが、時に読んでてつらくなるんだけど、今回の「ユートピア」は互いに友人(?)のそれを疎ましく思いながら、呑み込んで日々を送っている葛藤がなんともじれったい。
     溶け込もうとするコミュニティと大事にしたいものに手を突っ込まれる嫌悪感。
     自己顕示欲を持っているがために気づく他人の自己顕示欲。
     いつも通り気が滅入りましたがね。
     一方で、サスペンス色もあるにはあるけど、味付け程度で読み易かった。
     後味が悪いって感じでもありませんでした。
     

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    2026年04月13日
  • 山猫珈琲 下巻

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    前半は上巻の詳細版??

    後半はあれ?
    受賞した分の紹介??

    おもろかった。
    受賞したのに頷ける

    でもサイコパス無い(´;ω;`)

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    2026年04月11日
  • 山猫珈琲 上巻

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    湊かなえッて

    サイコパスじゃない



    とは
    思わず

    やはり昔からサイコパス要素かもしだしっ子だったのか。
    とところどころかんじた。。

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    2026年04月08日
  • 絶唱(新潮文庫)

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    イヤミス感が少ない、湊かなえさんの作品。

    それぞれの悩みを抱えた4人がトンガという国で自分自身と向き合う。4人に共通しているのは阪神・淡路大震災。

    イヤミスを期待してしてしまっていたので、なんとなく物足りなくなってしまった。。。
    連続短編ってのもあるのかもしれないけど、全体的に何を伝えたいのか、ぼやっとした感じ…

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    2026年03月31日
  • ユートピア

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    美しい海と山に囲まれた田舎町は時代と共に少しずつ寂れているが、都会に住む人達からは自然に恵まれた美しい町、こんな町で好きなことをしてのんびり暮らせたら素敵だろう、と憧れられたり、そんな彼らが移住してきたりするのは、最近耳にする話題。
    そんな町で、出会う3人の女性、各々の視点からの想いや考え方が緻密に描かれているなあと思いました。人にはホントにそれぞれの考えがあり、それは性格の違いだけでなく、それぞれの置かれた立場や経済的状況にも左右される。誰の主張も確かに間違っていないように思える。
    気が合いそうで、ある面では全く合わなかったり、それでも人は付き合いがある。時に全く合わないと思っていた人が時を経て理解しあえる存在になったりもする。
    人づきあいの苦手な自分にとって日頃から感じることがそのまんま小説になっているようで各人のパートに入るたびに、この人はこういう風に考えるのか、、と感心しながら読んで読み切ってしまいました。
    事件の真相とか、菜々子の義母かどうなったかとかそんなものの結末はなく、ただただ3人の女性の気持ちや主張、そこに至る心理、考え方を読んでいく。これはこれで面白い小説でした。
    そんな中で子供目線の気持ちも描写されていて2人の女の子達は真心の友情を育んでいるところか救いでした。でも大人になるとまた、それぞれの事情が生まれて素直に相手の主張を受け入れがたくなるのでしょうね。
    原田ひ香さんの解説がまさに私がこの小説から受け取った感想にぴったり来ました。

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    2026年03月31日
  • 高校入試

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    高校入試に向き合う先生と受験生の話し。入試の裏側や段取りがわかり、各先生の入試への考え方も微妙に異なるのがリアルっぽい。また入試によって狂わされた受験生の正義によって、トラブルが発生する。各々の考え方の違いやズレによって、ここまでの事態になる典型例かもしれない。

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    2026年03月28日