湊かなえのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
読み終わって「少女」のタイトルをみると、純粋故の恐ろしさを感じる。関係なさそうに思えた人物たちが実はつながっていて、おじさん達を追い込んでいく。。。
少女が主だと、どうしても「性」の話に行きがちだけど、今回はそこまでではなく、より少女らしい動きだった。それがより一層、純粋さを強調しているように感じた。
子どもは想像力が豊かなようで乏しいんだなと感じた。乏しいからこそ、やりたいと思ったらすぐに行動に移せるし、様々な事件を起こしてしまう。「死」に好奇心をもち、それが他人に振りかかるのを求めてしまうのも、想像力の乏しさ故なのかも。
純粋さは想像力の豊かさとも、乏しさとも共存できるみたい。子どもみ -
Posted by ブクログ
ネタバレ面白かったです。
物語は、「珊瑚の女王を殺したのは誰なのか」という謎から始まります。
そこから登場する9人を一人ずつ追い、それぞれの視点から同じ出来事や人間関係を見ていく。
この構成がとても良かったです。
単純に犯人を探して終わるミステリーではありません。
一人の人生から別の誰かの人生へ。
そこからさらに別の人物へ。
物語が枝葉のように広がっていき、少しずつ全体像が見えてくる。
その作りがかなり面白かったです。
9人全員に物語がある
特に良かったのが、9人それぞれのキャラクターです。
誰か一人だけが物語を動かすのではなく、それぞれに考えていることがあり、それぞれに隠してい -
Posted by ブクログ
言わずと知れた湊かなえさんの傑作ミステリー。有名すぎて逆に距離を置いていたけれど、どうしても気になり読んでみた。
社会人3年目の主人公は、趣味のコーヒーをきっかけに恋人と出会い、平凡ながらも幸せな日常を手に入れていた。ところがある日、「お前は人殺しだ」という告発文が届く。思い当たるのは、数年前にゼミ仲間5人で訪れた旅行先で、親友を交通事故で亡くした出来事。後ろめたい過去ではあるものの、自分は「人殺し」と呼ばれるような人間ではない。そう思っていた主人公だが……最後の1ページで物語は鮮やかに反転する。「リバース」とはそういう意味だったのかと思わず絶句した。
また、表紙に描かれている「コーヒー -
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ネタバレ読む前にネタバレを避けながらも感想を見ていた。
「最後の3行で感動する」との感想。
ありきたりだなーと思っていたが、
実際に読むとそれしか言いようがないくらい素晴らしい終わり方だった。
これが、湊かなえか!!
殺人犯が自ら書いた手記、たまたま現場に居合わせた小説家が妄想を膨らませて書いたフィクション作品。
この異なる二つの話からなる、「暁星」。
あらすじを聞いた時は、白ゆき姫殺人事件を読んだこともあり、話はいかに盛られ、面白おかしく加工されるかを表現する作品だと思っていた。
全然違った。
驚き過ぎて言葉が出ない。
この感情を表現できる力が欲しい -
Posted by ブクログ
同じ出来事を別々の視点から描いているという小説ならではの楽しみ方ができる作品でした。
他人の心の中はわからないから人は勝手に色々想像するけど、実は全然違っていて、でも本人たちの中では辻褄が合っている。そんな人間の面白さがすごく伝わってきました。
イヤミス(不快感や後味の悪さが残るミステリー)と紹介されているので、なんでわざわざそんな本を読まなきゃならないのかと思っていたのですが、復讐劇が好きな自分としてはむしろ痛快ですっきりするくらいでした。
そんな心の歪んだ読者でなくても、一読の価値ありのこの切れ味の鋭い文章はきっとどんな人の心にも大きな爪痕を残すはず。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ誰も救われない物語だった。今回も最後はとてもえげつない終わり方で、湊かなえさんの作品らしい読後感だった。
事件関係者それぞれの視点が順番に描かれていく構成が面白かった。一方で、読んでいて強く感じたのは「知識がないこと」と「先入観で判断すること」の怖さ。HIVをはじめ、シングルマザー、ニートや引きこもりなど、世間から正しく理解されていないものが物語の中で描かれていた。知らないからこそ恐れ、決めつけてしまう。そんな人間の怖さを感じた。
直樹と母親の関係も歪んでいて、母は息子を大切に思っているようで、自分の理想を押し付けているようにも見えた。「育て方が悪かった、失敗した」と子供に言えてしまうとこ