湊かなえのレビュー一覧

  • 豆の上で眠る(新潮文庫)

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    湊かなえさんの文庫本をはじめて読みました。
    本作品だけなのか、他の作品にも共通しているのかわかりませんが、難読漢字とか、普段使わないような言葉が多くない作品だと感じたので、語彙力の乏しい私でもスラスラと読み進めることができました。
    詰まることが少なくて楽しく読めました。

    ただ、本作品の過去の回想シーンと現在の話に戻る時の境目の解読がむずかしいなと、感じました。
    読解力がないだけなのか、「あれ?これ今の話?」「あ、小学生に戻ってる」と何回か思うことがありました。

    本作品の、湊かなえさんの問いかけ、すごくむずかしいです。一生かけても答えられないのではないのでしょうか。
    信じていたもの、あたりま

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    2026年04月12日
  • 告白

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    名作!
    一気に読める上に登場人物の取り巻く描写など、無駄なところは一つもなく、個人的に完璧だと思いました。

    湊かなえ おそるべし。5.0

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    2026年04月12日
  • 暁星

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    今、読み終え、本をゆっくり閉じた。
    手元の本には、作品には、本とは思えない重みを感じる。この作品の重みだと思う。
    宗教のいう大きな闇に翻弄され続けた登場人物たち。フィクションなのかノンフィクションなのかわからなくなる程の紙一重の世界観と、実行犯の手記とフィクションと銘打たれた作品とを交錯させた展開は読み手を一気に引き込ませるだけではなく、もう一度読み返さねばと心から思わせる、見事なものだった。
    大変心に残る作品でした。
    書店でお見かけした際には是非手に取っていただきたいと思います。

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    2026年04月11日
  • 暁星

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    安倍晋三元首相の事件を思い浮かべながら読み進めた。
    自分の意思とは関係なく、新興宗教に時間もお金も可能性もからめとられていき、逃げられない宗教2世の人生を知った。
    暁生の就職について「自分がゾンビになる前に逃げてきた」というセリフに、星賀は「教会というゾンビ集団の中に自分の意思とは無関係に放り込まれたが、命がけで逃げようとせず、仲間になってしまったほうが楽だ」
    とあるが、家にも学校にも職場にも自分の居場所が無いと感じるのは当然の状況だと思う。
    2人は数回しか会っていないが、深く理解しあえる相手に出会えたことは、本当に救いだと感じた。
    作家や編集者、作文、批評・・・と言葉を大切にしている人たちが

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    2026年04月11日
  • 暁星

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    おもしろかった。
    初めて湊かなえさんの本を読んだけど、すごく厚みのある物語だった。
    こんな文章に私の陳腐な言葉を並べて感想を述べる気にはなれないから、このくらいにしておく。
    「愛」でも、私の知っているじゃなく、もっと深くて…
    ダメだね。笑

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    2026年04月11日
  • 未来

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    疲れてたのかまず冒頭の章子の父が死んで、母が少しずつ元気になっていくところで涙
    その後ずーっと重かった
    お母さんはただ病んでるんじゃなくて、辛い過去を抱えながらその時に身につけたすべで自分を守りながら、そして彼女なりに大切な存在を守っていたのが分かって、印象が変わった強いひと。

    辛い過去や状況を抱えて、そういう人たちで集まるけど踏み込むことは出来なくて、でももし少しでもテリトリーに侵入していたら何か変わったのかなと互いが思っているところが印象的でした

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    2026年04月11日
  • 暁星

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    フィクションなのかノンフィクションなのか。分からなくなるほどにリアルに迫ってくる息の詰まるような恐怖。ありそう。あまりにもありそうと思わずにはいられない。近隣にも気が付けば新たな宗教施設がたっている。そこへ足繁く通う信者の姿を見かけることも親に伴われ施設に入って行く子供の姿を見かけることも。誰もが抱える不安や悲しみ。弱みにつけ込む悪意ある親切。現実の事件で犯人となった彼が長い間抱えていた苦しみの一旦を垣間見たような気持ちにさせられました。

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    2026年04月11日
  • 告白

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    厨二病、中学生という若者ならではの短絡的思考、行動力があるなと思った。浅い理由で行動に移してしまう、愚かだった。

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    2026年04月10日
  • 暁星

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    ネタバレ

    感動。とても読みごたえがありながら、心情の描かれ方がきれいだった。

    暁と金星の恋愛パートから面白さが加速していった。
    暁と金星、それぞれが愛光教会に対して違う背景による恨みをもっていて復讐を決行したが、結局は恨みや社会の救済というわけではなく、金星への愛、"ただ守りたかっただけ"ってことに帰着するのが感涙だった。結局金星の計画通りにならず、暁の"半分こ"、不幸は自分が全て請け負うという結果になり、それぞれが手記・小説という形で互いを守ろうとする構造に涙が止まらない。

    言葉が持つ力の偉大さ。

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    2026年04月10日
  • 暁星

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    ネタバレ

    今でもその動向が衆目を集めている、数年前に日本で起きた大きな事件を題材とした作品。
    この事件はなぜ起こったのか。実行犯はどういった背景でこの犯行に及んだのか。フィクションとノンフィクションが交錯し、はじき出されるその真実とは?!

    読もうと思ってタイトルのページをめくった私は、いきなり混乱し、同じページを何度も何度も繰り返しめくった。
    私は買う本を間違えたのだろうか?それともどこかのタイミングでカバーを掛け間違ったのか?この時点で私は著者の術中にハマっていたのかもしれない……。

    犯人の綴る手記とそれを題材としたフィクション小説それぞれが劇中で展開され、異なる視点で物語は進んでいく。
    真実と虚

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    2026年04月09日
  • 暁星

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    Audibleで聴いた。小説を読む機会が減っていた中で、思いを馳せながら聴いて楽しむことができた。

    明るみに出てこない闇は自分が知らないだけで世の中にたくさんある。苦しみ声を上げられない人がいる。世の中の影の部分を想像した。

    親や身近な人が宗教に没入していて周りが見えなくなる可能性はどこにでも転がっている。自分も知らないうちにそうなる可能性もある。単なる小説として聴けないリアルさが、本作にはあった。ありがとうございました。

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    2026年04月09日
  • リバース

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    ネタバレ

    ある日送られた『深瀬和久は人殺しだ』という手紙

    大学のゼミ5人組で別荘へ
    その1人、広沢が自動車事故で死亡

    主人公の深瀬は親友だった広沢の生涯を知るために、関係者と接触

    一見事故に思えた広沢の死
    しかしそれは無知ゆえの“殺人”だった

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    2026年04月09日
  • C線上のアリア

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    ネタバレ

    大好きな湊先生なので絶対の自信を持って前情報もなく着手。やはり面白い。特に今作は「ノルウェイの森」が物語の大きな鍵になっていて、村上春樹も好きな私には二度美味しい作品。また、緑と赤の対比が随所で大きな役割を果たしていて脳内でのカラー再生が鮮やか。さらに装丁が憎い!「ノルウェイの森(下)」と並べて想いに耽りたくなります。全体的にノルウェイオマージュが強くて、霧掛かった森に誘われるようで…終始悶絶でした。
    邦彦のことは好きになれないけど上下巻論は興味深かったな。そして温かいオムちらしをいつか食べてみたい。
    追伸:読み終わって初めて今ふとあらすじを見たら、これ「介護ミステリ」なんですね!?そうは思わ

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    2026年04月08日
  • 暁星

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    前半と後半で同じ内容を扱い、前半で得た理解が後半で完全にひっくり返される、というのは小説でよくある手法(例えば、「ゴーンガール」は被害者だと思った人が犯罪者だったり)。

    しかし、前半がノンフィクションで後半がフィクション。さらに、後半の途中からどこまでフィクションかわからなくなり、最後の一文で納得させられる、というすごい作品。湊かなえは数冊しか読んでないけど、一番よかったことは間違いなし。

    前半は、宗教法人に恨みを持った男が、その法人を支援する政治家を暗殺するまでの手記。後半は、男の恋人(単純に恋人というと語弊があるかも)である女性小説家がその事件を題材に書いた小説。事件の裏側にこんな物語

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    2026年04月08日
  • 暁星

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    こんな形のラブストーリーがあるのか…
    正に終始圧倒され続けた作品。
    全てを読んだ後でまた読み返してみると深みがグッと増して、そういうことだったのかと腑に落ちる感覚がとても気持ちよかった。
    2等分と半分こ。暖かすぎる表現。
    この上なく好きです。
    ストーリーの締めくくり方のセンスにも鳥肌がたったな。どうやったらあんな風に書けるようになるんだろうか。

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    2026年04月08日
  • 贖罪

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    イヤミスの女王と呼ばれる理由がわかった気がする。
    過去から現在までくまなく組み立てられているような、因果関係がはっきりしている物語。スっと入ってくる内容だった、読みやすい。
    自分としては初めてのミステリー作品だったが満足度が高い、面白い!

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    2026年04月07日
  • サファイア

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    短編集。
    過去にオーディブルで聞いたけどやはり紙の本で読みたいと思い再読。
    どのお話も良さが凝縮されていて読みやすく、楽しめた。

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    2026年04月06日
  • 告白

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    ネタバレ

    異なる登場人物の視点(独白)で描いた作品
    愛娘を教え子に殺された女性教師による、狂気と執念の復讐劇

    命の重さ
    真の復讐

    現実の在り方を叩き込まれる
    現代問題に深く切り込む作品

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    2026年04月06日
  • 暁星

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    とてつもない愛の話だった。
    生きろということばが意味のあるものになった。

    太陽と金星。
    暁と星子。

    湊かなえは本当に母娘の確執を描くのが上手いね。
    夜行観覧車のときからだけど解像度が高すぎて、金星は途中胸が苦しくなった。

    味方のいない、真っ暗闇の絶望の世界にたった一筋の光が射して、自分の生きる希望となる。
    こういう話が本当に大好き。

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    2026年04月06日
  • 贖罪

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    読みやすかった。
    これがイヤミスってやつかー!
    お母さん、そこはきちんと考えてメッセージ送るなり、誤解のないように伝えたりするなりしてくれー!負の連鎖すぎる

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    2026年04月05日