湊かなえのレビュー一覧

  • 暁星

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    言葉を武器に生きる人たちの凄みを感じました。同じ人間でも、作家、政治家、宗教の信者など属性が異なるとその武器の使われ方も異なり、各々の仕掛け方にこの作品の面白さが詰まっていると思いました。何度も読み直したい本です。

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    2025年12月14日
  • 告白

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    ネタバレ

    映画も含め大好きな作品。
    少年2人に、特にAに少しの同情はありましたが森口の徹底した復讐にはスカッとしてしまいます。
    若さゆえの浅はかな行動や自己顕示欲、中学生らしい魔女狩りのようないじめなどがリアルに描かれていて本当に面白い!
    一気に読み終えてしまいました!

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    2025年12月13日
  • 暁星

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    ネタバレ

    宗教2世の苦しみを感じた作品。
    前半の暁闇、後半の金星、両方読んで初めてこの物語の前葉が見えてくる。
    最初に想像していたのとは少し違って、盛大なラブストーリーでもあった。
    宗教団体の弱者から金を巻き上げる様には虫唾が走ったし、主人公たちの母親は愚かだと思うけど、心が弱っている時は取り込まれやすくなってしまうのかな。
    実際にも宗教から抜け出すのって難しいのだろうか。
    暁と星子の2人に幸せが訪れてくれるといいなと思った。

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    2025年12月13日
  • 告白

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    この後味の悪さが本当に大好き
    人生でちゃんと最後まで読んだ初めての小説で、一番大好きな小説。
    ぱちん

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    2025年12月13日
  • 暁星

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    暁の書く「暁闇」パートと、星賀の書く「金星」パートからなる。2本の糸を撚り合わせたような物語。ともに宗教2世として育ち、教団とは無関係に生きた暁と、教団の中で生きた星賀のどちらが幸せで、どちらの物語が真実なのかはよくわからない。でも出てくる登場人物はみんな一生懸命に足掻いて生きているなぁと思う。

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    2025年12月12日
  • 告白

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    タイトルにある通り、それぞれ章は誰かの告白で進行。
    その中で人が、出来事が絡み合い、またそれらがそれぞれの視点で語られていく。

    一章の衝撃が大き過ぎたためか、後に書かれた二章、その後の書き下ろしの章へと若干トーンダウンしてくる印象も。

    それでも名作として語り継がれる一冊だろうと思う。

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    2025年12月11日
  • 暁星

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    「暁闇」と「金星」の物語は、「暁星」となり完結する。
    この一文を読んだ瞬間涙が溢れてきた、そして二人の未来が見えた気がした

    とてもいい作品でした

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    2025年12月11日
  • リバース

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    個人的に『告白』がイヤミスの頂点すぎて、それを超す作品に出会えるのかと思っていたんですけど、『告白』と同じくらい最高でした。
    今回の主人公はみんな共感したくないし、分かりたくないしイライラするんじゃないかな。でも、そんな反抗心を抱いちゃう時点で自分と重ね合わせちゃってない?っていうチクっと刺される感覚をたくさん味わえます。
    みんなが、正しいと思いたいと願って縋る倫理観を抉ってくる感じ大好きです。

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    2025年12月11日
  • 暁星

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    大感動

    最近この手の、物語を視点を変えて語り直す手法の小説を何作か読んだけど、本作はとりわけ良かった

    後半の『金星』の言葉遣いが好みだった

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    2025年12月10日
  • 暁星

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    ネタバレ

    オーディブルにて。

    湊かなえさんにしてはという言い方は良くないが、救いのあるような綺麗な話。それこそ、闇の中の星、のような。
    そしてどうしてもあの事件と結びつけて考えてしまうのだが、山上被告にも星があったのか、救いがあってほしい、と思う。
    自分でコントロールできない運命って辛いし、親子の縁なんて切りたくても切りきれないと思う。
    こういう話が辛くて刺さる。

    ※最後に読むべき終章が途中にあるため注意

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    2025年12月10日
  • 暁星

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    Audible!!

    湊さん、ついに闇が尽きたんかい!w

    『告白』、『母性』に続く三作目の聴書です。
    なのでエグい心理サスペンス的なノリを勝手に抱いていたんだけど、いい意味で裏切られた!

    前半は『殺人犯の手記』メインで淡々と進んで、宗教、家族の問題、盗作等々で湊作品らしい重たい雰囲気。

    後半は雰囲気がガラッと変わり、『作家のフィクション』が語られ始める。
    手記とフィクションが重なったり、ずれたりしながら、徐々に収束していく構成が見事で、気付けばどんどん物語に吸い込まれていきました。

    そして二つの物語には共通の想いが込められていて、、(T . T)

    重たいテーマなのに、優しさと愛が後に

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    2025年12月09日
  • 暁星

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    大好きな湊かなえさんの新刊!
    こちらも待ってましたー‹‹‪⸜(*ˊᵕˋ* )⸝‬››‹‪⸜( *)⸝‬›‹‹‪⸜( *ˊᵕˋ*)⸝‬››
    湊さんが、「これまでの作品のなかで、一番好きな作品になった」と仰っていたこともあり、読む前から期待値爆上がりでした!

    フィクションとノンフィクション。
    2つの物語がつながった時、見える景色とは…?

    構成が独特。
    なぜこの構成なのか…読後に改めて考えてみると、この構成にも湊さんの思いが込められていそうですね。(ネタバレになりそうで、詳しくは書けないですが)

    読み始めて、あの事件を想起させる内容でめちゃくちゃ驚いた。
    序盤は内容が内容なだけに、読みづ

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    2025年12月08日
  • 少女

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    お願いだからバッドエンドにならないで!
    そう念じながらページをめくる手がとまらなかった。
    それほどまでに少女たち、そしておっさん、子供たちに感情移入していた。
    複雑にからみあう糸をほぐしていくように、登場人物たちの関係が伏線回収されながら解き明かされていく。
    本当に美しくて儚い物語だった。

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    2025年12月07日
  • 暁星

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    清水義之
    金谷灯里
    永瀬暁
    長瀬暁良…永瀬明
    高橋滋
    渡辺のり子
    梅木耕造
    安斎進一郎
    永瀬輝
    大友高志
    原田翔太
    清香
    加藤幸子
    谷一葉
    長田暁生
    白金星賀
    文昭
    金星
    照世
    長田良子
    長田輝生
    清原孝之
    雨龍
    阪本耕一
    成龍
    応龍
    角龍
    星子

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    2025年12月07日
  • リバース

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    最後までドキドキさせられっぱなしでした。
    衝撃的な終わり方は、「やられた!」と、声に出してしまいました。
    かなりオススメの一冊です。

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    2025年12月06日
  • 白ゆき姫殺人事件

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    美人OLが、メッタ刺しにされ、焼死した状態で見つかった。その真相を、関係者による証言から追う話。犯人だろうと追っていた人と実犯人が全く違っていてええーっとなったが、お話的には面白かった。人がどう思っているのか、心の中はわからないなぁ。怖いですね。

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    2025年12月06日
  • 暁星

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    イヤミス、という第一印象(最初に読んだ作品)から、以降、この作者の本は避けてたんだけど、何となく手に取って(audibleで、聞くものがなく迷って)。
    イイもの、イヤなもの。いろいろなものが詰まった話でした。話の構成も凝っていて、トリッキーではあるかもしれないけど、楽しめました。さすがに、人気がある作者だけのことはある。
    でも、またこの作者の本を手にとる勇気が出るかなぁ。第一印象は大事。

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    2025年12月06日
  • 人間標本

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    ネタバレ

    はぁ、もう天才過ぎて圧倒された。

    まず「人間標本」というタイトルから興味深いし
    このテーマの発想力に驚くしかない。

    序盤の少年期に父に教わりながら
    蝶の標本を製作する部分からかなりグロテスクで
    殺人鬼の手記の部分も
    細かな描写で引き込まれる。

    その後もどんでん返しも
    湊かなえさんらしくて最後の最後まで
    たっぷり楽しめた。
    なかなか人に薦められる内容ではないが
    自分の中ではかなり面白かった!

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    2025年12月06日
  • 未来

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    よかった、ハラハラする場面もあった。
    みんな、大切な誰かを守りたくて、守れなくて、人を殺す。
    あとがきに書いてあったように、これが現実にあるなんて思ったことなかったけど、街でバスをみたら、ありさと章子が乗っているかもしれないなって今度から思えるかもしれない。 

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    2025年12月05日
  • 告白

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    章が変わる度に登場人物の視点が変わって徐々に真実とその後が明らかになっていくのがおもしろかった。最後の終わり方すき߹-߹

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    2025年12月05日