湊かなえのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ湊かなえさんのエッセイ、「上」に続き「下」です。
「上」は新聞社へ掲載されたエッセイばかりをまとめていましたが、「下」は雑誌などに掲載したエッセイ。分量は少し長め。書いてる時期が重なっていることもあり、新聞掲載の内容と似たものもあるのですが、より詳しく書かれていたり、因島ですごした子ども時代、実家の農家のこと、結婚後の夫婦のこと、ニュージーランドにトレッキングに行ったこと(大学卒業後は趣味が登山になっていく)、そして、第三部として、作家になるまでの経緯を書かれていて、「作家になるって、才能とかいうより努力だな」と感じました。(まぁ、長い文章なんである程度忍耐がないと書けないし、ましてや小説なん -
購入済み
とても読み応えのある本でした。
久しぶりに読みたいと思った湊かなえさんの本。
すれ違う母子の思いと、とにかく腹の立つ姑笑
語彙力がないのでうまく言えませんが、とにかく読み応えがあり面白かったです。 -
リアル!
元放送部ですが、かなりリアルな描写に驚きました。
湊かなえさんの作品はどれも大好きなので、読む前から信頼感はあったのですが、
まさかここまで切り込んでくれるとは、という感じです。
放送部が登場する小説や漫画はたくさんありますが、どれも空想上のものという感じで
これほどリアルなものは珍しいと思います。
全国の元・現放送部員の方々みんなに読んでもらいたいです!
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購入済み
何度も読み返しています!
誰が首謀者なのか、最後の最後まで全く分からないのがいい。
しかし、読み返してみると、幾つも伏線がはられていて、回収をしていくのが楽しい。
さらに、個性豊かな登場人物がどんな人物だろうと、それぞれのパートから想像していくのも面白い。
こんな感じで、何度も読み返しています!
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Posted by ブクログ
ネタバレあぁぁ~!やっと読み終わって何度も読み返して、面白くて、映画ももう一度見てしまった。
イヤミス女王、さすがです。同じ事象を別々の人物の視点から説明するスタイルだから、伏線回収に加えて、証言や時間の照らし合わせのために何度も読み返してしまう。更に今回は、最後の方に資料や記事のページがついていたからそことの並行読みでも忙しかった。
湊さんは、登場人物の背景の作り込みや人格の描写が具体的で、言動からもどんな人か窺える。。
最後まで、え?彼女が犯人なの?それとも違うの?と揺り動かされた。
現代社会のあらゆる問題が詰め込まれていて、田舎の陰湿なイジメ、人間の嫉妬からくる歪み、
メディアやSNS -
購入済み
闇と未来
それぞれ人の抱えてる闇が深くて重くて、どうしようもなく、せつない。
でも一人一人が懸命に生きているさまが言葉の端々に感じられ、とまらず一気に読みました。
所々 思いが溢れだしそうになりながらも。
ファンタジーと闇は常に共存しているのだろうかと怖さも覚えながら。
また湊かなえさんの魅力にひきつけられました。