湊かなえのレビュー一覧
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購入済み
サクラチル
もともとがドラマの脚本だっただけあって、小説にした時の読みやすさがちょっと欠けているというか、
登場人物が〇〇先生ばかりで誰が誰だか覚えるのが大変でした。
性別や年齢を覚えられず、若い男性だと思っていたのに成人した娘を持つ女の先生だったりして、
戻って読み返したりしたのですが、ドラマの出演者一覧を検索して覚えたら一気に集中できました。
湊さんらしい複雑さと面白さ。
伏線が美しく回収される喜びを感じます。
そして最後、ネット上のすべての誹謗中傷にこの仕掛けがあればいいのにと思わされます。 -
Posted by ブクログ
ありきたりな山歩きかもしれないが、柔らかい言葉に沿って辿って行きながら、主人公の心境に共感を覚える。
湊さんは山好き花好きでした、この本を読んで知ったのだが、日記という題名は本人のものではなく、参加して登山情報を得ているSNSの名前でした。
8つの題名のように登った8か所の山にまつわる話で。薄ぅく繋がっている。
主人公はアラサー女子。
もう遠くなったが、軽々と峰を超えていた頃を思い出す。あの頃の穂高や白馬を、足が追いつかなくなってからも未練たっぷりに麓から仰いだことも何度かある。
ガレ場を歩く感じや鎖場の感触など懐かしいシーンに、うら悲しいような気持でメンバーの顔を思いだした。
アラサ -
Posted by ブクログ
ネタバレただ、星を守りたかっただけ。
この言葉の意味が後半の最後にわかりました。
最初は山上容疑者の事件の真実のようなお話で、
宗教によって人の弱みに漬け込んで家族を洗脳させ、お金を奪い取り、家庭を崩壊させ、夢を諦めなければならなかったという、主人公の心の奥からの叫び声がやまなかった。
ただ、この話って誰も悪くないのに、最悪な方向に進んでいった印象を受けた。
善意のために始めた宗教
息子の病気が治って欲しいという願いから、少しの希望を信じてだんだん洗脳されて加入した宗教
お金がなくなってしまい、夢を諦めなければならなかった暁
そのことを実は知っていた病気の弟が自分の体調不良を隠して亡くなったこと
お