湊かなえのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
正義を振りかざす
綺麗、痩せていることが正義で知らぬ間に人を傷つけているかもしれないってこれを読んで思える人が増えればいいな。
自分からしたら太っていることは醜くて虐待されていると感じても、他の人にとっては愛の象徴なのだから。
私の勤務先にもシミを指摘されてシミを前髪で隠す人生になった方がいるけど誰かに指摘をする時はその人の美の基準、人生が変わってしまうってことを自覚して話す必要があるなと改めて思った。不用意に相手の容姿に言及すること自体間違っているけどね。
ゆうちゃんも周りのルッキズムに苦しめられ正義で叩かれ母を守るために頑張ったんだなと思うとこういう人は現代社会にもきっといる。
考え方を変えていこう。さくふわのドーナツ、穴を覗いたら私は何が見えるかな -
Posted by ブクログ
ネタバレ一気に読んだ!
湊かなえさんのは、一気読みしがち。
いやー、重かった。ぜんぶ重かった。
もう読みたくないかも笑
誰も報われなくて、誰もが苦しんでて、私も辛かった!!
告白に似てるかも?後味が。
時が経って、全て終わった後にはみんなこれから前を歩いて生きていくんだろうってわかったけど…
2人目くらいで、犯人の目星がついてしまったけど、でもまさかそんな風に話が繋がっていくとは思わなくて、最後の現実?リアルタイム?の時には、えぇーって思ったよ。驚きはあった。
犯人がなぜ殺人を犯したのかってのは詳しくはなかったね。なぜ子だったのか?母親でもよかったのに。
小学生の頃に、友達の死を目撃したら自分ならどう生きていたかなぁ。
ましてや、その亡くなった友達の母親に、人殺しとまで罵られたら…。
トラウマになっただろうと思う。
私なら日本に居ないかもなぁ。誰も何も知らない世界で、ゼロから人生始めてたかも。
とは言え、人生のやり直しは効かないわけで。と、なると私も5人の少女達と同じように罪を犯すことになったのだろうか、とか考えると…
今度は自分がほんとうに罪を犯す側で、償わなければならないわけで、それこそが贖罪ということなのか??
たられば、だけど色々考えてしまう。深夜3時33分です。 -
Posted by ブクログ
悩める女性が人生の選択を問うために山に登る話。
オムニバス形式で読みやすかった。章ごとの登場人物が他の章にも関わっていたり、その後が語られていたり、山を通じてそれぞれの物語が交じり合うような感覚もある。
登山好きな身内がいるので山に魅了される気持ちは何となく分かるが、私は登山をしようとはならない。
作中にも登山経験のない人物も登場するが、人生に登山を通じて答えを見出し登山にハマっていく様子を見た。山は非日常を味わえる究極の場所なんだなと思う。
登る山が違えば見える景色や咲いている花も違うかもしれない。どの山を選ぶか、どう登るか、誰と登るか、一人で登るのか、山で何を食べるのか、天気はどうなのか、景色を見るのか、考え事をするのか、登山の正解は一つではない。
人生も一つ山を越えたと思えば次の山が現れ、また越えてを繰り返す。
人生における選択の数々も、試練だと言ってしまえばありきたりだが、その先に何が見えるのか自分の足でしっかり踏み締めて生きていかなければならないような気がした。 -
Posted by ブクログ
「山女日記」このタイトルを目にしてすぐに手に取ったのを思い出す。湊かなえさんの本が好きで、しかも登山を趣味としている端くれの自分に、この本を読まない理由がない!
山登りは人生そのもの…このような言葉を耳にしたことがある人は多いはずだ。だが、この一言で言い表すことができない、それぞれの人生、、、いや考え、想い、悩み、生き様、決意、挑戦、、、十人十色のザックを背負って山に向き合っている姿があった。
どれひとつとして自分の置かれた環境、直面している状況と当てはまることはなかったが、どこか清々しく思えたのはなぜだったのだろうか。読み終えた後、「これでいいんだ」と、自分の立ち位置を再確認し、OKサインを出してもらった感覚があったからだろうか。
同じ想いで山に登っている人はいないし、楽しみ方も辛さもそれぞれであろう。そこで共通していることがあるとすれば、山を登り、山を後にするときに、何かしらのお土産を山に持たせてもらっていることだろうと感じた。
久々に山に向き合って、山に抱かれたいと思った…
自分も彼女たちのように、実際のOKサインをもらいたくなった… -
Posted by ブクログ
ネタバレ阪神・淡路大震災とトンガという国に共通点を持つ女性たちの物語。
双子の片方が死んで、生き残ったのが「なんであんたなの」と言われて育ったマリエの話にぐっと来た。
マリエの話に出てきた、子供を放置する母親キョウコは、ひどいやつだと思ったのに、
キョウコ目線のストーリーになると、共感してしまった。
震災のときになにもできずに、友達が死んでもすぐには駆けつけなかった自分。震災がきっかけで何かをした、となると、罪悪感を抱いてしまう、サバイバーギルド的なものを抱えていた、この物語の「著者」とされる人物で締めくくられるのも良かった。
震災の外側にいた人が、分かったようなことを言ってはいけないこと。でも、助けようとして善意でも、どうしても悪く捉えられてしまうときもあるなと思った -
Posted by ブクログ
ネタバレイヤミス……いやこれはグロミス…
美しい青い蝶の表紙を開いて、その蝶を思わせるような青の厚紙。そしてたくさんの色がぬたれた背景の真ん中にタイトル。
次のページから6枚の口絵。
少年が標本にされた作品……
これだけで気味が悪かった…
そして始まる蝶博士「榊 史朗」の手記【人間標本】
幼少期の話。糾弾された芸術家の父。逃げるように引っ越した山の中のアトリエ。その周りの蝶の群れ。父と一緒に作った蝶の標本。それを生かした夏休みの作品。父が書いていた肖像画の人物。その娘。父の死。退屈で窮屈な学校生活…
蝶に取り憑かれた結果…蝶のように美しい少年たちを殺し標本にし、我が子まで手にかけた異常殺人者。との告白…
…え?まだ40ページくらいですけど…こんな爆弾落として大丈夫!?
って思えたのは、まだまだかわいい…
そこからよ…一人一人、夏休みの自由研究の課題かのようなレポート…気味悪すぎて、頭パニックだし吐き気するし、とりあえずスマホゲームで気分転換して…いや本当に最後まで読めるか心配だった…
でも読んでよかった!!
蝶々の名前がたくさんでてきたけど、金田一少年の事件簿の黒死蝶殺人事件にでてきた蝶が多かったから助かった(笑)
そんなことはどうでもいいけど、前半のグロミスから中盤のゾワゾワする気味の悪さ…そして最後のイヤミス感…
最高でした!