湊かなえのレビュー一覧
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夏のある日お姉ちゃんが突然誘拐された。
2年後無事に戻ってきた姉は別人だった。
おもしろかった。絶妙な難易度で、答えがわかる少し前に自分で答えに辿り着けて気持ちよかった。
まゆこちゃんこわい。Posted by ブクログ -
読むまで意味がわからないのに、読むととてもしっくりくるオシャレなタイトル。全体を表現するのにこれ以上相応しいものはないのでは…
先を読みたくなる伏線、納得感のある真実、面白かった!Posted by ブクログ -
湊かなえさんの小説は初期の頃熱心に読んでいたのだが、いつからか読まなくなった。
でも、やはり面白い。「わかるわかる」と思ってしまう。ついミステリーであることを忘れてしまう。人間の心理が1番ミステリー!?Posted by ブクログ -
阪神淡路大震災によって生じた哀しみを抱える4人の主人公の物語。大地震のような大きな災害を前にして、なぜ自分は生きているのか、なぜあの人は死んでしまったのかを問い続ける。人は偶然生きていて偶然死んでいくものだということを改めて感じた。Posted by ブクログ
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面白かった!!!
終盤まで3人の繋がりがお菓子と花と山くらいしかわからなかったのに、ある人物の一言ですべてが脳内でガシャーーーンと鎖で繋がった!!
衝撃が快感すぎて、思わずメモに関係性を書き殴ってしまった。Posted by ブクログ -
阪神淡路大震災に関わる傷を抱えた人々の物語。舞台は美しい海を持つフレンドリーアイランド、トンガ。登場人物が少しずつ交錯する連作。読後はあたたかな気持ちになった。Posted by ブクログ
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最後のゆいこちゃんの、「本ものって、なんですか」という問いかけに、彼女の違和感や自身の身動きの取れなさが詰まっていたと思います。
豆の上で眠るような違和感、というのを読んでいるうちにゆいこちゃんと同じように感じるようになっていて、真相を知りたいけどパンドラの箱を開けるような感覚でした。
さすが湊か...続きを読むPosted by ブクログ -
登山への想い、山への想いは人それぞれだ、と思い直せました。
レベルや自分の体力、気力色々なことを考えながら、そして、飄々と登っていく数々の背中を見ながらモヤモヤし、やっぱり私は足りないな、もっと頑張らなきゃって登る山。地上の生活に疲弊してリフレッシュの為に登る山で地上と同じ思考回路になる自分。
...続きを読むPosted by ブクログ -
山女日記の続編。
前作を読んだときはハートウォーミングな作品だなと思った程度だったものの、ドラマ化されたものを見て、映像で山の美しさや、人が山に登り山と向き合う、山で命を預け合う仲間というイメージを具体的に持つことができた。
だからかな、今作の「山での関係が地上では続けられない」というのが、登山をし...続きを読むPosted by ブクログ -
登場人物ごとの視点でどんどん物語を進める湊かなえらしい書き方によって登場人物たちが噛み合ってない感じや心情が事細かに描写されていてリアリティが増す。
しかも、最後の3行ですべてひっくり返してくるから最後まで読んでいて飽きることが全くない。Posted by ブクログ -
母性を読んですごい怖くて苦手だった湊かなえさん作品…この作品で湊かなえさんなファンになりました!これはとても素敵な作品…すごく楽しかった久しぶり一気読みしましたPosted by ブクログ
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1度では全て理解出来ていない感覚。
3人の女性視点でお話が進んでいくため
途中は混乱する。
読み進めれば進めるほどハマっていき
この人間関係のリアルさが個人的には好みだった。Posted by ブクログ -
登場人物がたくさん登場したが、とてもうまく纏まっていて、かなり読みやすかった。
入試のゆくえ、ネットの掲示板の展開、はやく業務を終えたい先生の思惑、といった、いくつもの要素が、次へ次へとページをめくる手を促します。Posted by ブクログ