湊かなえのレビュー一覧

  • 往復書簡

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    タイトル通り手紙のやり取りで語られる物語。著者の作品は何作が読んでいるのでなんとなくすんなりと読めた。結末も予想できたけれど面白かった。読後にずっしりと重たい感情が残る。これも著者の作品に共通しているような気がする。読んでない著者の作品も読破しないと、と思った。

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    2026年01月25日
  • 白ゆき姫殺人事件

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    久しぶりに読んだ湊かなえ作品。
    やっぱり読みやすくて、抜群におもしろい。
    読んでいる間、ページをめくる手が止まらなかった。

    ひとつの殺人事件をめぐって、周囲の人たちがそれぞれの「私見」を語っていく。
    ときには嘘も混じる。
    でも本人たちは、嘘をついている自覚すらないのかもしれない。

    事前にパラパラとページをめくったとき、後半にネット掲示板や週刊誌のような構成があるのが気になっていた。
    もちろんそれも物語に深く関わってくる。
    この作品を読むと、僕たちが日常的に触れているネットや週刊誌の情報が、どれほど曖昧で、いい加減なものかを考えさせられる。

    同時に、自分自身も作中の登場人物のように、無意識

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    2026年01月24日
  • 残照の頂 続・山女日記

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    Audibleで。前作に続き選書。

    昨年聞いて記録を残していなかったことに気付いたものの、あまり印象になく…記憶を引っ張り出すためにも終盤少し聴き直す。
    そうだそうだ、五竜岳の話が特に好きだった。
    手紙に綴りながら思い出と山行を行き来する安達太良山パートの描き方が新鮮でこちらも好き。
    みんな人生の何かしらの想いとリンクさせて登ってるよね、って。
    今年登りたい山がまた増えた。

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    2026年01月24日
  • 絶唱(新潮文庫)

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    阪神大震災から30年以上が過ぎて
    少しずつ忘れかけていた私に
    当時の悲惨さを思い出させる一冊でした。
    様々な形の悲しみを全部包み込んでくれる
    トンガの景色や人達の暖かさに出会ってみたくなりました

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    2026年01月23日
  • サファイア

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    宝石はただ高いだけで買うのはなと思っていた。しかし、宝石をきっかけに人生が変わるかもしれないと感じさせてくれた。宝石に着目するのではなく、誰にもらったか、どう感じるかが大切なのだと思った。

    最初何に繋がってるかよく分からず、長編の方が面白いと感じた。しかし、最後まで読んでこれもいいなと感じた。 

    次読むときはそれぞれの宝石が何を表してるのか考えながら読みたいと思った!

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    2026年01月23日
  • 往復書簡

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    手書きの手紙、、、携帯やパソコンがある今だと書かないよね。でも、実際書くことになったら、何を書くのだろう。せっかくなら、いつも言わないこと書いちゃったりして!

    この本は手書きの手紙の内容によって話が進んでいく。話が3つあって、色々なテイストの話が読めるのも肝。特に、好きな話は十五年後の補習ーこれは、海外ボランティアに参加した男性とそのカップルの女性の話。簡単に会えないかつ連絡が取れないからこそ書き記した手紙。普段何も思ってなかった事が気になり始め聞いてみたり、、、遠い国だからこそ返事を待つのにもきっとソワソワしたんだろうね。

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    2026年01月21日
  • ドキュメント

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    個人的にとても良かった。後半はまとめて読み上げるほどページを捲る手が止まらなかった。他の作品も読んでみたい。

    ドローンの話があり、個人的に所有もしており、民間資格も取っているので、プライバシー面であったり、再度考えさせられることが多々あった面でも読んで良かった。

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    2026年01月21日
  • 落日

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    読後は少し救われた気がした
    誰もが綺麗な夕日を見届けられたような
    いつもながら点と点がゆっくりと繋がり、線になっていくさまが見事

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    2026年01月20日
  • 落日

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    最終的には登場人物が関わりあってて
    田舎の人間関係の狭さも物語ってるな…と。
    かなり作り込まれたストーリーで
    内容を知っていても、もう一度読みたい作品。

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    2026年01月20日
  • 白ゆき姫殺人事件

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    ネタバレ

    ただただ城野さんが可哀想だと思った
    まだ犯人とは決まっていない段階で、勝手に犯人と決めつけて証拠なんてないのに過去の出来事を踏まえて城野さんが犯人だとペラペラ喋る人たち。
    無実が証明されたとしても周りの人間1人も信じられなくなるよ、、。
    それと一度ついた印象はそう覆らないんだと思った

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    2026年01月19日
  • 境遇

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    絵本が有名となった陽子さんの子供が誘拐された……彼女は犯人のFAXを参考に何故誘拐されたのかを考える。

    生まれてすぐ預けられた彼女の出自が関係しているのか。それとも、政治家の夫の活動が関係しているのか。親友の晴美さん、政治の支援家岩崎さんなどを頼りながら探していく、、、

    そして、彼女は結論にたどり着くんだった。しかし、最後にどんでん返し……。想像できない結末だった。



    陽子さん、晴美さんの2視点で語られる面白さ。しかし、最後に少し物足りなさも感じたため、☆4


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    2026年01月18日
  • 山女日記

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    登山の楽しさが伝わってきて、大きな山に登山やトレッキングに行きたくなりました。

    あぁ、そうそう、人間ってこんな感じだよなー、と思いました。見えている部分だけが全てではない、本当の気持ちなんて、他の人にはわからない。登場人物のその後が気になりました。様々な章の中で少しずつ人がつながっていて、あれっこの人はどの人の何だっけ?と読み返すのがまた楽しかったです。

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    2026年01月16日
  • 白ゆき姫殺人事件

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    ネタバレ

    読みやすいのと続きが気になって、1日で読んだ。

    人によって印象がこんなにも違うという事実に怖くなる。信頼していた友達にも勝手にバラされたり、悪気なく何かの拍子に崩れてしまう事もあるんだよね。何が本当かなんて分からないと肝に銘じておきたい。

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    2026年01月16日
  • 往復書簡

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    いつもより読後感が悪くなかった!
    この伏線がどう回収されるんだろう?結末はどうなるのだろうと想像してしまい、読む手が止まらない。相変わらず面白い。

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    2026年01月15日
  • Nのために

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    冒頭で事件の概要が語られ、その後、複数の章にわたって関係者それぞれの視点から事件が解き明かされていく。

    一般的な人物像だと思っていた主人公の杉下が、一連の出来事を画策していていたという事実には驚かされた。

    マイナス側の人間として描かれる杉下、西崎、成瀬の語り、そして文学に関する記述が、酷く胸に刺さった。

    杉下と成瀬の学生時代の関係は、閉鎖された島というコミュニティの中で直接的な言葉を交わすことなく、互いの痛みを理解し合える存在として描かれており非常に美しい。
    『汝、星のごとく / 凪良ゆう』にも通じるものを感じた。

    現実では忌み嫌われ、同情の対象になる行為であっても文学の世界では評価対

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    2026年01月15日
  • ポイズンドーター・ホーリーマザー

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    湊かなえ節というか、彼女らしい内容。「毒親」という言葉がブームのようになり、関連書籍もたくさん出版された。大半は子どもの立場から書かれた書籍だ。母の立場からは読んだ中では「毒母ですが、なにか」(山口恵以子著)ぐらいだろうか。殺人犯にすら普通は良い面と悪い面の両方がある。親にも子どもにもいろんな面があり他人からの見え方も違う。著者は元々スッキリした善悪は書いてくれない作家である。その切り口は親子だけでなく友人知人にもおよび、どの人物も客観性を欠いた人間に見える。それが世の真実なのだろう。読者が登場人物たちに同情をよせることを拒否するような内容を面白いと思うかどうかが評価の分かれ目だろうか。

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    2026年01月15日
  • 往復書簡

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    手紙のやり取りだけでこんなに惹き込まれるストーリーがあるとは
    手紙の持つ独特の距離感が紐解いていく過去を、こちらが覗き見する感覚があった
    短編ではあるものの、最後には繋がっていることも分かる

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    2026年01月15日
  • 山女日記

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    実際に自分登ったこともある山が舞台で書かれてた為、懐かしさを感じながら読み進められた。色々な悩みを抱えながら登る登場人物たちの様子を見てると、自分も学生時代に山に登っていたものの一度離れ、そしてまた数年前から登山欲が湧いてきたのは、一人で没入できる環境が欲しくなったからなのかなと感じた。

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    2026年01月13日
  • 残照の頂 続・山女日記

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    山歩きの表現が上手く、自分が山を登った時の記憶を引っ張り出されているような気分になります。そこに登場するそれぞれの人物の心象や背景がオーバーラップするので小説が上手いなあと思いながら読みました。

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    2026年01月13日
  • 往復書簡

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    松村北斗さんおすすめの本その2
    今まで読んだことがないタイプの進み方で大変興味深かった。人の手紙を覗き見るような、少し背徳感すら感じる不思議な本。
    読み進めるうちに事件の概要が明らかになってきて、伏線が少しずつ回収されていく。ジャンルに分類するとなるとミステリーなのかな?
    最初は事件を一緒に紐解こうとしてしまっていたけれど、よく考えたらこれは手紙ベースでやり取りが進み、手紙で真実が少しずつ明かされていくのだから読者が先に謎解きできるわけなかった。
    そんなことは頭ではわかっているのに、それでも脳内での素人推理が勝手に始まってしまうくらいには没頭して読めた。陳腐な言葉だけれどとても面白かった。

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    2026年01月12日