湊かなえのレビュー一覧

  • カケラ

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    正義を振りかざす
    綺麗、痩せていることが正義で知らぬ間に人を傷つけているかもしれないってこれを読んで思える人が増えればいいな。
    自分からしたら太っていることは醜くて虐待されていると感じても、他の人にとっては愛の象徴なのだから。

    私の勤務先にもシミを指摘されてシミを前髪で隠す人生になった方がいるけど誰かに指摘をする時はその人の美の基準、人生が変わってしまうってことを自覚して話す必要があるなと改めて思った。不用意に相手の容姿に言及すること自体間違っているけどね。

    ゆうちゃんも周りのルッキズムに苦しめられ正義で叩かれ母を守るために頑張ったんだなと思うとこういう人は現代社会にもきっといる。
    考え方を変えていこう。さくふわのドーナツ、穴を覗いたら私は何が見えるかな

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    2026年07月04日
  • 贖罪

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    ネタバレ

    一気に読んだ!
    湊かなえさんのは、一気読みしがち。

    いやー、重かった。ぜんぶ重かった。
    もう読みたくないかも笑
    誰も報われなくて、誰もが苦しんでて、私も辛かった!!
    告白に似てるかも?後味が。

    時が経って、全て終わった後にはみんなこれから前を歩いて生きていくんだろうってわかったけど…
    2人目くらいで、犯人の目星がついてしまったけど、でもまさかそんな風に話が繋がっていくとは思わなくて、最後の現実?リアルタイム?の時には、えぇーって思ったよ。驚きはあった。
    犯人がなぜ殺人を犯したのかってのは詳しくはなかったね。なぜ子だったのか?母親でもよかったのに。

    小学生の頃に、友達の死を目撃したら自分ならどう生きていたかなぁ。
    ましてや、その亡くなった友達の母親に、人殺しとまで罵られたら…。
    トラウマになっただろうと思う。
    私なら日本に居ないかもなぁ。誰も何も知らない世界で、ゼロから人生始めてたかも。
    とは言え、人生のやり直しは効かないわけで。と、なると私も5人の少女達と同じように罪を犯すことになったのだろうか、とか考えると…
    今度は自分がほんとうに罪を犯す側で、償わなければならないわけで、それこそが贖罪ということなのか??
    たられば、だけど色々考えてしまう。深夜3時33分です。

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    2026年07月03日
  • 山女日記

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    悩める女性が人生の選択を問うために山に登る話。
    オムニバス形式で読みやすかった。章ごとの登場人物が他の章にも関わっていたり、その後が語られていたり、山を通じてそれぞれの物語が交じり合うような感覚もある。
    登山好きな身内がいるので山に魅了される気持ちは何となく分かるが、私は登山をしようとはならない。
    作中にも登山経験のない人物も登場するが、人生に登山を通じて答えを見出し登山にハマっていく様子を見た。山は非日常を味わえる究極の場所なんだなと思う。

    登る山が違えば見える景色や咲いている花も違うかもしれない。どの山を選ぶか、どう登るか、誰と登るか、一人で登るのか、山で何を食べるのか、天気はどうなのか、景色を見るのか、考え事をするのか、登山の正解は一つではない。

    人生も一つ山を越えたと思えば次の山が現れ、また越えてを繰り返す。
    人生における選択の数々も、試練だと言ってしまえばありきたりだが、その先に何が見えるのか自分の足でしっかり踏み締めて生きていかなければならないような気がした。

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    2026年06月30日
  • 絶唱(新潮文庫)

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    4つの話のつながりはイマイチだと思った。だけど、一個一個の話は結構好き、特に「太陽」の編は、杏子の心情の変化がとても濃密に書かれていた。

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    2026年06月30日
  • 山女日記

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    「山女日記」このタイトルを目にしてすぐに手に取ったのを思い出す。湊かなえさんの本が好きで、しかも登山を趣味としている端くれの自分に、この本を読まない理由がない!

    山登りは人生そのもの…このような言葉を耳にしたことがある人は多いはずだ。だが、この一言で言い表すことができない、それぞれの人生、、、いや考え、想い、悩み、生き様、決意、挑戦、、、十人十色のザックを背負って山に向き合っている姿があった。

    どれひとつとして自分の置かれた環境、直面している状況と当てはまることはなかったが、どこか清々しく思えたのはなぜだったのだろうか。読み終えた後、「これでいいんだ」と、自分の立ち位置を再確認し、OKサインを出してもらった感覚があったからだろうか。

    同じ想いで山に登っている人はいないし、楽しみ方も辛さもそれぞれであろう。そこで共通していることがあるとすれば、山を登り、山を後にするときに、何かしらのお土産を山に持たせてもらっていることだろうと感じた。

    久々に山に向き合って、山に抱かれたいと思った…
    自分も彼女たちのように、実際のOKサインをもらいたくなった…

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    2026年06月27日
  • 花の鎖

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    「雪」「月」「花」
    3人の女性と謎の人物「K」
    最初はただなんとなく登場人物の物語を
    読んでいただけで正直退屈でした。
    が、後半につれ、その物語が「花の鎖」で
    繋がっていた事に気づき始め…。

    きんつば、食べたくなってきちゃいました。
    後でもう一度読み直そう、と思えた良作でした。

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    2026年06月21日
  • 境遇

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    ネタバレ

    読みながらこの人が犯人なのではないかと複数人を疑った。
    実際一度も疑わなかった晴美が誘拐犯だった。
    そして晴美も自分が殺人さんの子供だとは思っていなかった。
    真実に辿り着くまで自分以外の人を疑ってしまう。信じたい人もいるけれど疑ってしまう。
    結局人は孤独なんだなと思った。
    それでも、だからこそ誰か味方が欲しい。
    これが人間なのかもと思った。

    湊かなえさんの作品は予想外のことが起こるし、人間の面白さも感じられて大好きです。

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    2026年06月19日
  • 白ゆき姫殺人事件

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    「死人に口なし」とはまさに!

    SNSやメディアによって、真実かどうかもわからない情報があっという間に広がっていく怖さは、今の時代ともかなりリンクする作品だと思った。

    読み進めながら「いやいや、ありえないでしょ」と思ってしまう瞬間もあったけれど、冷静に考えると、ここに出てくるような人たちって実際に世の中にたくさんいるんだろうな、と。

    もしかしたら私自身も、知らないうちに「そちら側」になっていることがあるんじゃないかと思うと、ちょっと怖くなりました。

    ただ、今回は個人的にはそこまで刺さらなかったかな。

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    2026年06月19日
  • 山女日記

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    さいきん登山が趣味になったので、山関連の全てに興味を持てた。いつか登りたい山、私も山頂でこんなことしたいな、など想像が膨らんだ一冊だった。

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    2026年06月14日
  • 絶唱(新潮文庫)

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    ネタバレ

    阪神・淡路大震災とトンガという国に共通点を持つ女性たちの物語。
    双子の片方が死んで、生き残ったのが「なんであんたなの」と言われて育ったマリエの話にぐっと来た。
    マリエの話に出てきた、子供を放置する母親キョウコは、ひどいやつだと思ったのに、
    キョウコ目線のストーリーになると、共感してしまった。

    震災のときになにもできずに、友達が死んでもすぐには駆けつけなかった自分。震災がきっかけで何かをした、となると、罪悪感を抱いてしまう、サバイバーギルド的なものを抱えていた、この物語の「著者」とされる人物で締めくくられるのも良かった。

    震災の外側にいた人が、分かったようなことを言ってはいけないこと。でも、助けようとして善意でも、どうしても悪く捉えられてしまうときもあるなと思った

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    2026年06月14日
  • 残照の頂 続・山女日記

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    やっぱりかっこいいなぁ!!
    大きな山に登れる人を尊敬します。
    かなりの高所恐怖症なので、唐松岳に登る途中の八方池の付近で足が出なくなって下山をしてから、もう登山は無理だと諦めていたけれど。登れる山を探してみたいなという気持ちになりました。安達太良山には登ったことがあったので、思い出の道を思い返しながら読みました。本当にかっこいい小説。続編がまた出ますように!この本に出てくる女性みんなが幸せで暮らせていますように。

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    2026年06月13日
  • 絶唱(新潮文庫)

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    号泣ミステリーって事。

    一滴も涙は出なかったなー。

    魅力的な尚美さんや、憎めない杏子さんなど、
    登場人物が個性的で、目が離せない。

    人が人を責める時って、一方向で考えているのではないか。後付けの話しも気になる→泰代よ。あなたの結論は、それでいいのかー。

    考えるって事は、物事をいろんな視点で想像してみる事なんだ。だから、わたしは、本を読もう。


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    2026年06月08日
  • 花の鎖

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    ネタバレ

    どんどんと繋がってくのが爽快だった
    あぁこれが花の鎖か
    今書いてて気づいた
    素晴らしい

    すごいわこれは

    Ps
    他の人の感想見て気づいたけど
    めっちゃきんつば食べたくなる

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    2026年06月08日
  • 落日

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    ネタバレ

    結局ガチの真相はガチで分かんないっていうリアルさと、じゃあどうやって向き合うべきなのかという追求が渋くて面白かった

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    2026年06月07日
  • 落日

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    ネタバレ

    湊かなえの本って
    1行目からおもしろいんだよね。
    そこが好き。

    自分が信じていた真実だと思っていたことが
    他の人の視点から語られることによって全く真実ではないことに気づくあの感じが好き。
    これって実際の人生もそうだよね。何を信じたらいいのか…?自分が思い込んでいただけなのか…

    まさかここがつながっていたのか…とか
    どんどん明らかになる感じが読み進めていて楽しいところ。

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    2026年06月06日
  • 往復書簡

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    湊かなえさんの他の本の、手記や告白と文体は似ていますが、書簡ということで、これを受け取った相手はどんなリアクションをするのだろうと想像しながら読み進めるのが新鮮で、また、知らなかった事実を踏まえると受け取り方が自分の想像と真逆だったりもして、ミステリー的な余韻も楽しめました

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    2026年05月31日
  • 花の鎖

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    三人の女性それぞれの人生が、見えない糸で結ばれているように少しずつ絡み合い、最後には一本の「花の鎖」になる。その構成の巧みさに何度も唸らされた。散りばめられたヒントが後半で鮮やかにつながっていく展開は、まるでパズルのピースを埋めていくようで夢中になってページをめくった。驚きだけで終わらず、その奥にある母と娘の強い絆や愛情が心に残る。

    湊かなえ先生のイヤミス作品は本当に大好きだけど、『花の鎖』を読んで「湊かなえはそれだけじゃないのよ」と見せつけられた気がした。

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    2026年05月31日
  • 人間標本

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    ネタバレ

    イヤミス……いやこれはグロミス…

    美しい青い蝶の表紙を開いて、その蝶を思わせるような青の厚紙。そしてたくさんの色がぬたれた背景の真ん中にタイトル。
    次のページから6枚の口絵。
    少年が標本にされた作品……
    これだけで気味が悪かった…

    そして始まる蝶博士「榊 史朗」の手記【人間標本】
    幼少期の話。糾弾された芸術家の父。逃げるように引っ越した山の中のアトリエ。その周りの蝶の群れ。父と一緒に作った蝶の標本。それを生かした夏休みの作品。父が書いていた肖像画の人物。その娘。父の死。退屈で窮屈な学校生活…
    蝶に取り憑かれた結果…蝶のように美しい少年たちを殺し標本にし、我が子まで手にかけた異常殺人者。との告白…

    …え?まだ40ページくらいですけど…こんな爆弾落として大丈夫!?
    って思えたのは、まだまだかわいい…
    そこからよ…一人一人、夏休みの自由研究の課題かのようなレポート…気味悪すぎて、頭パニックだし吐き気するし、とりあえずスマホゲームで気分転換して…いや本当に最後まで読めるか心配だった…

    でも読んでよかった!!

    蝶々の名前がたくさんでてきたけど、金田一少年の事件簿の黒死蝶殺人事件にでてきた蝶が多かったから助かった(笑)
    そんなことはどうでもいいけど、前半のグロミスから中盤のゾワゾワする気味の悪さ…そして最後のイヤミス感…

    最高でした!

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    2026年08月26日
  • 山女日記

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    湊かなえさんの本は、何冊か読んでいたけれど、この本は、登山を趣味にしている私に母が勧めて来たタイミングで、古本市で偶然見かけたので購入した。まさにこの本に出会うまでのプロセスが、まるでこの本に登場する「山女」のワンシーンのようで、わたしも物語の主人公としてすでにストーリーに溶け込んでいた。

    それほどナチュラルでリアルでどこにでもある、誰にでもある女性のライフステージによる葛藤が描かれていて、共感しかなかった。

    しばらく山にいけてなかったが、読み進める途中でたまらなくなり、山に歩きに行ったほど。

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    2026年05月30日
  • 落日

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    読みやすい
    湊かなえの本は2冊目だけど、2人or複数の登場人物からの視点を交互に流れてくるストーリーが主流なのかな
    見る人によって印象は大きく変わる
    実際の事件も然り、報道のさじ加減一つで犯人は善人にも悪人にも映される
    その思い込みは中々変わらない
    監督のお父さんの真実がハッピーエンドでは無いにしろ、監督が救われる形になったのは良かった

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    2026年05月28日