湊かなえのレビュー一覧

  • サファイア
    ページを捲る手が止まらなくて、久しぶりに時間を忘れて没頭した。

    物語を通して人間の醜さに気付く悲しさ。世の中甘くないんだな、こんな人もいるんだなって気が引き締まる反面、自分はどうだろうかと省みてしまう。

    『サファイア』と『ガーネット』には特に胸を打たれた。人間の憎悪がこれでもかというほど膨れ上が...続きを読む
  • サファイア
    イヤミス感満載の話もあれば、何か裏があるのでは…?と疑いながら読んでいたら素直にジーンとする話もあったり。色とりどりの宝石箱のような1冊でした。
  • 母性(新潮文庫)

    一気読み

    湊かなえ独特のメトロノームのような一定リズムは変わらず、
    一瞬で引き込まれ一気に読み終えてしまった。
    必読です。
  • 山猫珈琲 上巻
    フツーのオバちゃんなのか?!
    いいヒトすぎて逆に怖い。笑
    トンガ王国に縁があるとは驚き。
    淡路島行ってみたいなあ、はもとたいそうめん!
  • 贖罪
    イヤミスで感じるゾクゾク感が苦手で
    敬遠してましたが
    初めて湊かなえ作品を手に取ったら
    その読み易さにびっくり!
    続きが気になりあっという間に読み終わりました。

    感情のままに誰かに浴びせた言葉が
    その人の人生や価値観を狂わせる。

    感情の起伏が激しい人は
    他人を責めたり褒めたり癒やしたり
    よく考え...続きを読む
  • 時の罠
    4人の作家さんの短編集。それぞれ面白かったけど1番気に入ったのは湊かなえさんの物語。
    小学生の頃のタイムカプセルを開けに行く話だったんだけど、小学生時代にこじれたままになっていた友達との関係が見事にほぐれていく感じが読んでいて心地良かった。
    人間関係のゴタゴタって結局は誤解から始まってるんだよなぁっ...続きを読む
  • サファイア
    短編集。題名は全て宝石の名前で作中に宝石が出てくる。スッキリしない話もあるが、どの話もサクサク読めておもしろかった。
  • 残照の頂 続・山女日記
    剱岳と言えば、カニのタテバイ、だという。垂直に見える壁に幾人かの登山者たちが、間隔をあけてへばりついている。
    ――そんな文章をドキドキしながら、
    夢中になって読む。

    まさか、山女日記の続編が発刊されるとは思ってもみなかった。\(^^@)/
    私は、湊かなえ推しだ。

    この本には、めったにないと思われ...続きを読む
  • 残照の頂 続・山女日記
    作者 湊かなえさんのインタビュー番組をみて、湊さんご自身が登山をしていて、それを作品にしていると知った。

    作品は山にむかう女性たちの短編集。
    大学生もいれば還暦に手が届きそうな人、それぞれの人生があり山にむかう。
    友人、恋人、親子、夫婦、いっしょに登る相手もさまざま。
    (でも誰も死なない 笑)

    ...続きを読む
  • サファイア
    短編なのでさくさく読み進めてしまう作品。
    どのお話も違った面白さがあったけど、私は特にムーンストーンが好きだった。
  • サファイア
    題名に宝石の名前が付けられている短編集。
    犯罪者が主人公だったり、普通の女性が主人公だったり、最後以外は各話は独立していて繋がりはない。
    他の作品のように最後のあたりに仕掛けがある。いつもより読後感は良い。
  • 山猫珈琲 下巻
    下巻は猫の話がとってもワクワクして読んでた。
    赤裸々な湊かなえさん、脚本も掲載してもらい、ありがとうございました
  • 贖罪

    しょくざい贖罪

    湊かなえさんらしい全体的に少し澱んだ雰囲気がありつつ、心に沁みる一冊でした。
    とても面白かったです。
  • 時の罠

    アンソロジーは
    手にした事のない
    作家さんを
    開拓できるから
    嬉しい
    実際
    湊かなえ先生以外は
    お初でした

    ''時''をテーマにした
    コチラ

    どのストーリーも
    短編なのに
    読み応えのある
    ものばかりでした

    「タイムカプセルの八年」
    とっても共感が出来る
    ストーリーと
    ニヤッとしてしまうラスト...続きを読む
  • 告白

    あまりに怖い

    概論で事実だけを述べて、その後関係者の証言によりディテールを詳細にのべる。ドラマで言えば、刑事コロンボの手法。
  • 少女 新装版 プチデザ(1)

    湊かなえの原作

    湊かなえの原作がしっかりしているのでストーリー展開に関しては全く問題ない。読み進むにつれて、どんどん引き込まれてゆく。少女漫画らしい可愛らしい絵柄が特徴の岩下慶子の絵が湊かなえのシリアスなストーリーと全くあっていないので逆にお互いを引き立て合っているような気がする。 ただストーリーそのものが今一つ好...続きを読む
  • 山猫珈琲 下巻
    「告白」を読んでからずっと一番好きな作家さん。
    エッセイは、物語を描く小説と違って、
    その作家さんの人となりが分かって身近に感じる…
    読んですごーーーく湊さんの優しさ人の良さを感じました!!!
    下巻はさらに心に響く言葉が多くて。
    やりたいことの優先順位をつける話が印象的。
    年齢重ねるたびにどんどんど...続きを読む
  • 時の罠
    好きな作家さんばっかりの贅沢なアンソロジー。四者四様で面白かった。湊かなえさんの「長井優介へ」は短編ながら読み応えがありました。
  • 時の罠
    短編集だけどそれぞれ読み応えがある。
    湊かなえの長井優介へが1番好き。
    イヤミスイメージが強いけど
    こんな暖かいストーリーもあるんだと思った。
  • 山猫珈琲 上巻
    湊かなえさんの作品感からは想像つかないような、普通の親しみやすい人柄が伝わってきて、なんだかホッとして嬉しくなるエッセイ集。
    出身、大学、今の住まいなど、関西人のしては馴染みのある場所がよく出てくるのも嬉しい。